第1-79章.
(サンバヴァ・パルヴァの続き)
「デーヴァヤニよ、他人の悪口を気にしない者は、すべてに打ち勝つことを知りなさい!賢者は言う、彼は馬の手綱を緩めることなくしっかりと握っている真の戦車乗りであると。それゆえ彼は、湧き上がる怒りに溺れることなく、服従する真の人である。デーヴァヤーニよ、汝は知れ、湧き上がる怒りを冷静に鎮める者、彼によってすべてが征服されることを。その人は、赦しに頼ることによって、湧き上がる怒りを、蛇がそのどろを捨てるように振り払う人とみなされる。 怒りを抑える人、他人の悪口を気にしない人、原因があっても怒らない人は、私たちが生きる四つの目的(すなわち、徳、利益、欲望、救い)を確実に獲得する、 百年間、毎月疲れずに犠牲を捧げる者と、何事にも腹を立てない者との間では、腹を立てない者の方が確実に上である。少年少女は善悪の区別がつかず、互いに喧嘩をする。賢い者は決して彼らの真似をしない」。父よ、怒りと赦し、それぞれの力の違いは私も知っています。しかし、弟子が無礼な振る舞いをしたとき、戒師が本当に弟子のためになることを望んでいるのであれば、弟子は戒師から決して許されるべきではないのです。それゆえ、私は悪行がもてはやされる国にこれ以上住みたくはない。善を欲する賢者は、善行や高貴な生まれについて常に悪口を言う、罪深い傾向のある者たちの中に住むべきではない。しかし、善良な振る舞いと純粋な出生が知られ、尊敬されるような場所に住むべきである。ヴリシャパルヴァンの娘が口にした残酷な言葉は、火を燃やそうとする者が乾いた燃料を燃やすように、私の心を焼き尽くす。私は、三界の人間にとって、幸運に恵まれた敵を崇拝することほど惨めなことはないと思う。そのような人間には、死さえもましであろうと、学識者たちは本当に言っている」。