概要
その性質上、戦略面では安定した戦力として扱いにくいメードを、戦略的にも優秀な兵器として開発運用するために
エントリヒ帝国で発足したプロジェクト。
ある程度の水準で性能を統一したメードを、比較的短期間で安定供給するための計画である。
計画の主要要素を以下に列挙する。
- 専用に開発された義肢の装着による、メード個々の能力差の均一化。
- 義肢装着を前提にしたことによる、素体選別の際の選択肢の増加。
- 単純な戦闘形態がもたらす、育成期間の短縮。
- 安定供給が可能とする、消耗前提でのメード開発。
- まとまった部隊単位での運用と、永核回収用をかねて通常規格のメードを随伴。
メードの安定供給という課題は各国にとって急務であり、当計画はその打開策として一部の期待を受けていた。
しかしながら、大まかな計画概要の段階でも傷病者、障害者の素体利用。
そもそも消耗戦の続く状況下で、貴重なメードに更なる消耗を強いるなど、人道的にも軍事的にも問題の多い計画であったことも否めない。
結局、上記規格に沿った初期ロット5体が完成したところで計画は凍結。
関係者は
エントリヒ帝国皇室親衛隊によって更迭された。
関連項目
- アイゼナ(初期ロット第5号)
- メカジーク(ジークフリート量産計画:同時期に行われていた別計画)
関連作品
最終更新:2008年11月03日 03:00