*概要 植民地メニー・メニー・シープ土着の生物と信じられている知的種族。ただし、三百年宇宙に出ていない惑星の生物が《[[救世群]]》に抗した六つの勢力の一つに挙げられているのは不自然であるし、[[ラゴス]]の証言とも矛盾することから、何らかの情報の隠蔽があると思われる。 フォートピークの地下にある「湧き出でる座」から十数体同時に誕生し、年老いた個体によって育てられる。すべての個体が雌だとされるが、どのように繁殖しているのかは不明。 リリーを中心に怒りの感情を共有し、ラゴスに《&ruby(カルミアン){休眠者}》と呼びかけられたことから「ダダーの頸木」を脱し、「実りを待つ者」としての自覚に目覚めた。 手先が器用であることから石工と呼ばれるようになったとされる。 >真珠色の甲皮に覆われた小柄な生き物だった。 >二足歩行をしているが、猫背気味の身体は、人間の胸ほどまでの高さしかない。背中にはマントのように、退化した翼を思わせる小さな鞘翅を垂らしている。足は猫足だ。浮いたかかとから長いつま先が伸びている。その足と剛毛に覆われた細く短い尾の三点で、身体を支えて直立している。 >&ruby(メイスン){石工}の目は複眼で、人間のような虹彩はない。流線型に突きだした鼻面の左右に、青い燐光をたたえる硬質の双眼がある。なめらかな鼻梁から頭の後ろへ向かって、三本の角が伸びている。右顳角、左顳角、そして後頂角だ。 *構成員 クレヴ/リリー コービー クルミ *別称 &ruby(カルミアン){休眠者}(恐らくcalm(穏やかな)+ian(の性質のもの))