概要
PC版が元祖であり、PS版、DC版は移植版と考えて良いようだ。
(PC版のプレミアムCDによれば、PC版とPS版は同時開発だったそうだが。)
(PC版のプレミアムCDによれば、PC版とPS版は同時開発だったそうだが。)
一番分かりやすいのは、パッケージの絵が違うこと。
CDメディアのレーベル面もそれぞれである。
(PC版とPS版は色違いで、マリオネット&歯車のイラスト。)
(DC版のメディアにはマリオネットの姿はなく、他とはテイストの違う歯車のデザイン。)
CDメディアのレーベル面もそれぞれである。
(PC版とPS版は色違いで、マリオネット&歯車のイラスト。)
(DC版のメディアにはマリオネットの姿はなく、他とはテイストの違う歯車のデザイン。)
あとは、OPムービーにちょっとした差が。
ゲーム内パラメータに差はない。
機種 | 発売日 or 配信開始日 |
価格 (税抜) |
備考 | |
PlayStation | 1999/05/20 | ¥6,800 | ||
PC (元祖) | 1999/05/21 | ¥8,800 | マリカンオリジナル プレミアムCD 付き | |
Dreamcast | 1999/10/07 | ¥6,800 | SEGA公式では、2000/05/18となっているページがあるが、 それはマリカン2の発売日 | |
PS MajorWave1500 | 2001/04/26 | ¥1,500 | ||
PC廉価版 (NEC PC HOME) |
2001/08/10 | ¥2,980 | この値段でも、プレミアムCD が付いている、との事 | |
PS PSN配信 | 2010/08/11 | ¥571 | キャストからの音声メッセージは、たぶん聞けない |
項目 | PC版 | PS版 | DC版 | |
タイトル画面のメッセージ | 有り | 無し | 有り | |
ゲーム終了時のメッセージ | 有り | 「終了」がない | 有り | |
コミュニケーションで放置時のメッセージ | 有り | 無し | 有り | |
ラボで放置時のメッセージ | 有り | 無し | 有り | |
グラフィックのクオリティ (ムービー除く) | とてもきれい | かわいそう | きれい (S端子) | |
BGMの方式 | MIDI | 内蔵ADPCM | 内蔵ADPCM | |
居間などのトップメニュー | アイコン型 | テキストベース | アイコン型 | |
メニュー背景とメッセージ背景 | それぞれ「塗りつぶし」or「半透明」 | 半透明 | 塗りつぶし | |
パーツ組立受注の難易度目安表示 | 有り | 無し | 有り | |
設計図の二重入手防止 | Yes | No | Yes | |
セーブスロットの数 | 9 | 9 | 9×8 | |
セーブデータのサイズ | 4.25KB | 1ブロック | 10ブロック | |
はぁとふるCATCH | 無理 | 無理 | 有り | |
キャストからの音声メッセージ | プレミCDに有り | 有り | 無し |
タイトル画面のメッセージ(音声つき)は、現実世界の日付・時刻に反応し、休日専用メッセージがあったりする。
ゲーム終了時のメッセージも音声つき。
コミュニケーションで放置、ラボで放置時のメッセージも音声つき。これによるKIZUNA変動はない。
パーツ組立受注の難易度目安表示は四段階(楽勝 / 簡単 / 普通 / 困難)。
ゲーム終了時のメッセージも音声つき。
コミュニケーションで放置、ラボで放置時のメッセージも音声つき。これによるKIZUNA変動はない。
パーツ組立受注の難易度目安表示は四段階(楽勝 / 簡単 / 普通 / 困難)。
PC版
他機種との一番の差は、マウス操作ができること。
要求スペック
必要環境 | 推奨環境 | |
対応環境 | Windows 95 / 98 日本語版が動作する環境 | <ー |
CPU | Pentium 166MHz以上 | Pentium 200MHz以上 |
RAM | 16MB以上 | 32MB以上 |
HDD使用量 | 1MB (最小インストール時) | 360MBの空き容量 (フルインストール時) |
グラフィックボード | Direct3Dに対応したボード | 3D グラフィック アクセラレータボード (Direct3D) |
640×480ドット / 65536色 (4MB以上のビデオRAM) | <ー (8MB以上のビデオRAM) | |
サウンドボード | DirectSound対応のもの | <ー |
CD-ROMドライブ | 4倍速以上 | 8倍速以上 |
入力デバイス | マウス / キーボード および ジョイスティック / パッド | <ー |
その他 | DirectX 6.1 | <ー |
と、なっている。1999年なスペックである。
Windows 95 / 98 対応、と言うのがくせ者で、SETUP.EXEは本当に 95 / 98 以外を拒絶する。
しかし、ゲーム本体は Windows 7 (64-bit)でも動作する。(実験済み)
詳しくは、別記。
しかし、ゲーム本体は Windows 7 (64-bit)でも動作する。(実験済み)
詳しくは、別記。
ゲーム画面は、必ず640×480の全画面表示になる。ウィンドウ表示には出来ない。
(DXWnd 等を使うなら、話は別。DXWnd 上で動作可能だが、最適設定は分からない。)
(DXWnd 等を使うなら、話は別。DXWnd 上で動作可能だが、最適設定は分からない。)
全体的なゲーム画面は一番きれい。マリオネットの瞳がネジ状であることもよく分かる。
OPムービーとEDムービーは、320×240のaviファイル。それをゲーム上では640×480で再生するので、ちょっとドット気味。
マウスポインタは、マリカンなデザインになる。
マウスポインタは、マリカンなデザインになる。
光沙の街を歩くときの操作は、このPC版でマウスを使うのが一番直感的。
(光沙の街は3D風で道が斜めになるため、十字キーでは少しややこしくなる)
しかし、「早歩き」が出来ないのが欠点。
(光沙の街は3D風で道が斜めになるため、十字キーでは少しややこしくなる)
しかし、「早歩き」が出来ないのが欠点。
BGMはMIDI演奏。そのため、音色はハードウェア/ソフトウェア構成次第、となる。
フルインストールすれば、ロード時間をほとんど0にでき、CDメディアが要らなくなるのが強み。
データセーブが一瞬で終わるのも気分がいい。
データセーブが一瞬で終わるのも気分がいい。
PlayStation版
3D表示は得意だが、2D表示はそんなでもない、というハード特性のため、
グラフィック全般の表示クオリティが、ちょっとかわいそうなことに。
文字なんかは、ドットドットしている。
グラフィック全般の表示クオリティが、ちょっとかわいそうなことに。
文字なんかは、ドットドットしている。
アイコンタイプのトップメニューは無し。トップメニューから、アイテム一覧とかと同じ雰囲気である。
パーツ組立受注で、難易度目安表示がないのが辛い。攻略本か攻略サイトが要る。
他機種版と違い、各ショップで「設計図の二重入手防止」がされていないので、注意が必要。
パーツ組立受注で、難易度目安表示がないのが辛い。攻略本か攻略サイトが要る。
他機種版と違い、各ショップで「設計図の二重入手防止」がされていないので、注意が必要。
ゲームディスクのオーディオトラック2~13に、キャストからのメッセージが入っている。
セーブは、差込口1のメモリーカードだけ認識する。
セーブ/ロード画面のBGは、メモリーアクセス時に歯車の回るギミックがついている。
セーブ/ロード画面のBGは、メモリーアクセス時に歯車の回るギミックがついている。
Dreamcast版
一番の特権は、ビジュアルメモリでミニゲーム「はぁとふるCATCH」を遊べること。
(VMの76ブロックを消費)
(VMの76ブロックを消費)
はぁとふるCATCHを遊んだ後で、本編のセーブデータをロードすると、
はぁとふるCATCHのハイスコアに応じたお金が所持金に加算される。
(ロードすると、はぁとふるCATCHのハイスコアはクリアされる)
はぁとふるCATCHのハイスコアに応じたお金が所持金に加算される。
(ロードすると、はぁとふるCATCHのハイスコアはクリアされる)
腕前によるが、ハイスコアは300点程度取れる。1点 = ¥10 換算なので、¥3,000位入手できる計算になる。
そのため、ゲーム初日に趣味に走ってしまった御仁も、ほとんど苦労せずに済む。
致命的失敗をしても「ま、いっか」と思えるし、プロテックを買うのも余裕である。
そのため、ゲーム初日に趣味に走ってしまった御仁も、ほとんど苦労せずに済む。
致命的失敗をしても「ま、いっか」と思えるし、プロテックを買うのも余裕である。
OPムービーでは、マリオネットが横にスクロールするシーンで、BGグラフィックで「回路基板パターン」が写る。
ゲーム画面は、640×480、32000色。(https://sega.jp/dc/990803/ による。)
ゲーム画面は、640×480、32000色。(https://sega.jp/dc/990803/ による。)
BGMに比して、声が少し小さい。
小ネタのレベルだが、簡易スクリーンセーバー機能を備えている。
小ネタのレベルだが、簡易スクリーンセーバー機能を備えている。
DCのCDプレーヤーモードにDC版ゲームディスクを入れると、マリオネットのイラストのテクスチャが表示される。
ただし、再生してもDC標準の、味気ない警告メッセージしか流れない。
ただし、再生してもDC標準の、味気ない警告メッセージしか流れない。
パッケージに「VGAボックス対応」の表記はなく、VGA出力はできない・・・が、
裏技の "スイッチ切替" 操作でVGA出力が可能。
裏技の "スイッチ切替" 操作でVGA出力が可能。
DCソフトでは少数派の、Windows CE駆動である。
セーブは、VMを8つ全て(コントローラ4つ×ソケット2つ)認識する。
VMへのアクセス時間は、ちょっと長い。
VMへのアクセス時間は、ちょっと長い。
思ひ出も、複数のVMを認識している。(コントローラ1つ×ソケット2つのパターンは実際に確認した。)
DC自身の動作音がちょっとうるさいのが残念。