ルビー

●ルビーは産地によってその色調が異なります。

【ビルマ(ミャンマー)産】
ルビーの赤色は酸化クロムの含有によるものです。ビルマ産のルビーが美しい赤色を示すのは、この着色成分が多くその純度が高いためです。俗にピジョン・ブラッド(鳩血)色を最高のルビーの色といいますが、そのほとんどがビルマ産の良品といえます。しかしビルマ産ルビーは現在ほとんど産出がなく、色調は良くてもインクルージョンが多くテリのない石が多いように思えます。

【スリランカ産】
チェリーピンクと言われる、淡色で色調の明るい傾向を示します。

【タイ産】
現在市場に出回っているルビーのほとんどがタイ産です。タイ産のものは鉄分の含有が多く、やや黒みがちの暗赤色を示します。

●同じコランダムサファイアが大きな石を産出するのに比べて、ルビーはほとんど大きな石が取れません。良質の3カラット以上の大きなルビーは非常に高価なものになります。

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最終更新:2010年04月07日 11:47