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終戦編

ギルド軍決戦(終戦編)
謎の光の正体を確かめるべく駆ける頼朝。
道中、ギルド軍の近衛部隊が何人も力尽きていた。
「さしずめ、近衛部隊か。一体何があったんだ…?」
そして頼朝も総帥の執務室に着いた。
「ハァハァ…?」「あ…あんたは…」
居るのはネメシス一人。そして総帥の遺体。
ネメシスのそばには布に包まれた首級。おそらく総帥のものだろう。
天井には穴が空き光が差し込んでいた。
「ネメシス…でござるか、一体何が起きたのだ?あの光は何でござる?」
「俺にもよくわからないんだ…こいつを撃った後、ガンナーが突然苦しみ出して…いきなり光り出したと思ったら突然消えちまって…」
「ということは、あれはガンナー自身か。そういえば他の皆は?確か一緒でござろう?」
「セイバーによると、どうもガンナーは別の世界に飛ばされたらしいんだ。俺は世界を飛び越える力はないし、それに…もう、戦う理由もないから…ね」
「別の世界?それに戦う理由がない?どういう事だ?」
「ガンナーは色んな世界を飛び回りたたかってるんだ。自分の欲望の為にね。」
「そうでござったか…で、お主が戦う理由は何だったのだ?」
「ギルド軍を滅ぼす…あんたと同じだよ。俺は父さんを事故で…いや、あいつらに殺されたんだ。」
「事故…まさか、ギルド軍が村を焼き討ちした事件か!」
「ッ⁈…知ってるのか…?」
「拙者は…なんて情けない事を…あの時、もっと早く気づいて避難させるべきだったのだ!そうすればこんな事にはならなかった!」
「おい、答えろ。あの日、何があったんだ!」
ネメシスは頼朝を追及する。
「あの日は兵器のテストだった。そして、拙者たちは避難誘導にあたるはずだった。だが村人達は祭を優先して、誰一人従ってくれなかった。そんな時でござる。ギルド軍は関係なく撃ってきた。しかもダミーのターゲットではなく、村目掛けてだ。これは推測になるが、最初から村と拙者たち紅蓮隊を滅ぼすつもりだったのだろう。」
「そんな…どうして…」
「紅蓮隊もそうだが、あの村は以前からギルド軍に反抗的な面があったでござる、まとめて潰すのに好都合でござったであろうな。」
「そう、だったのか…」
「君の父君を含め、村人は誰一人助けられなかった…誠に申し訳ない…」
「…ふざけんな!」
バキィッ!!
ネメシスは頼朝を思い切り殴った。
「ッ!!」
「謝って済む事じゃないだろ!お前が!よくも!」
ネメシスは頼朝に馬乗りになり、ナイフを振りあげた。が、ネメシスはある一言を思い出し、手が止まる。
”恨んではいけないよ…”
「…ッ!」
「…どうしたのだ、ネメシス。」
「ここであんたを殺せばあいつらと同じだ。だから、許してやる。」
「…良いのでござるか?拙者とて同罪でござるぞ?」
「いいんだよ。あいつを殺した時に俺の戦いは終わったんだ。」
「…そうか。相分かった。」
「じゃあ次はあんたの戦いを終わらせる番だ、紅蓮隊はどうなってる?」
「まだ、本陣前で敵を食い止めてるはずでござる。そろそろ戻ってやらねば…」
「こいつを見せたらあいつらは自然と降伏するだろ。」
その手には総帥の首級。その顔は恐怖と苦痛に歪んだ死相を呈していた。
「ああ、間違いない。では急ぎ戻ろう。」
二人は本陣前に駆け出した。
ー再びギルド軍本陣前ー
「局長は必ず戻ってくる!皆、奮起せよ!」
小次郎は戦線維持に必死だった。しかし、紅蓮隊の士気は下がり始めていた。
(くそっ、局長…一体何やってんですか⁈)
小次郎が諦めかけたその時。
「小次郎!待たせたでござる!」
「お前ら!こいつをみろ!総帥は死んだ!お前らの負けだ!」
一同は門の上を見やると、そこには頼朝とネメシスが総帥の首級を掲げて立っていた。
「局長!遅いですよ!」「皆!すまぬな!」
ギルド軍の兵士達は一様に愕然としていた。武器を捨てる者、泣き叫ぶ者、皆、戦意喪失している。兵士達は残らず降伏し、紅蓮隊に降った。

戦後編へ続く…

最終更新:2016年12月09日 08:16