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人型アバターの作成方法

最終更新:

kokemushi

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目次

無料の3Dモデリングソフト「Blender」を使用して、VRChat用の人型アバターを自作する方法について解説。

必要なもの

PC

言うまでも無いがPCは必須。
物理演算をするのでも無いのならそこまでスペックは必要ではないが、グラフィックボードは無いとツラい。

必要スペック

Blender公式が公開しているスペックは以下の通り。(2025年2月現在)

最低スペック 推奨スペック
OS Windows 8.1 (64-bit) Windows10 または Windows11
CPU 4コア(SSE4.2) 8コア
メモリ(RAM) 8GB 32GB
グラフィックボード(GPU) VRAM 2GB OpenGL4.3 VRAM 8GB

アップデートの都度更新されるため、最新の要求スペックはBlender公式サイトのスペック表を参照

モデリングソフト

様々種類があるものの、有償のモデリングソフトは高額なパターンが多い。
VRChat用のアバターであればBlenderまたはメタセコイアで十分。
今回は無料のモデリングソフト「Blender」を使用するが、基本的な工程はほぼ同じである。

Blender

オープンソースで無償の3DCGソフト。読みは「ブレンダー」
高額ソフト顔負けの多機能ぶりで、大抵の作業は十分にこなせる。


メタセコイア

株式会社テトラフェイスが販売している国産3DCGソフト。
日本製だけあってインターフェイスがすべて日本語対応で、動作が軽いのが特徴。
無償版も存在するが、出力形式に制限があるなどいくつか制限がかかる。


MAYA

Autodesk社のハイエンド3DCGソフト。
業界標準のプロ御用達ソフトだが極めて高額(2025年2月現在で年間利用費286,000円)。

ペイントソフト

様々存在するが、無難にClipStudioがオススメ。
描ければ良いため使い慣れた物があればそちらでもOK。ただし、最低限レイヤー機能があるものを使うこと。

3Dモデルにペイントするのに特化した3Dペイントソフトも存在する。
立体のモデルに直接色が塗れる他、汚し塗装・金属的な質感を簡単に作れる等高機能だが相応に値が張るためよく検討すること。
  • Adobe Substance Painter
  • 3D Coat
  • InstaMAT

Unity

VRChatで推奨されているバージョンのUnityが必要。
現在ではVRChat Creator Companion (VCC)経由で無いとアップロード出来ないため、Unity単体でインストールしないこと。

ワークフロー

実作業では修正等で工程を前後することもあるが、大まかには以下の通り。
作成するモデルや人にによっても異なるため、参考程度に。
各項の詳細についてはリンク先参照。

コンセプト設定・プリファレンス(資料)集め

作成に必要な資料を収集する。

モデリング(造形)

モデリングソフトを使って形状を作成していく。

UV展開

作成したモデルを平面状に展開する。

テクスチャリング(テクスチャ作成)

モデル上に表示するテクスチャを作成する。

リギング

モデルにボーン(その名の通り骨のようなもの)を入れる。

スキニング

ボーンとモデルを紐づける。

Unityセットアップ

作成したモデルをVRChatで使用するための設定を行う。

Blenderの環境設定

以下の環境設定はBlender4.3段階のもの。
プリファレンス(設定)画面はBlender初期画面左上の「Edit > Preferences」から設定可能。

インターフェイス

1.左側タブの「Interface」を選択
2.「Language」のリストから日本語を選択
3.「翻訳」のチェックボックスから「ツールチップ」「インターフェイス」「報告」を選択する

視点の操作

1.左側タブの「視点の操作」を選択
2.「周回とパン」から「選択部分を中心に回転」にチェックを入れる
3.「自動」から「透視投影」のチェックを外す

システム

1.左側タブの「システム」を選択
2.「メモリーと制限」から「元に戻す回数」の数値を上げる(100ぐらいがおすすめ。上げると戻せる回数が増えるがメモリを食うため注意)

セーブ&ロード

1.左側タブの「セーブ&ロード」を選択
2.「バージョンを保存」の回数を増やす(20ぐらいがおすすめ)
3.「最近使ったファイル」の回数を増やす(20ぐらいがおすすめ)
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