ウェディングドレス@アイドレス

高神喜一郎@紅葉国

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高神喜一郎@紅葉国


お見合いコンテストエントリーページはこちら

立体創作物(お弁当)

「こちらは乙女の心を持つ野郎(開き直った)こと高神喜一郎が独り言多目でお弁当を作るコーナーです」
「何のために?・・何のためにって、ほら、うん、いやいや、・・・ねぇ?」


(調理も撮影も一人でぎゃーぎゃー騒ぎながらやったので写真が少なめになっています)


「本日のメニューは
  • ひじきの煮物
  • ポテトサラダ
  • きのこソテー
  • からあげ
 です」
「凝った名前のものは作れないので、期待しないように」

「ということで。まずはポテトサラダを」
「野菜は大事です。・・え?ジャガ芋は野菜じゃない?ジャガに謝れ!

ポテトサラダ
  • ジャガ芋
  • 茹卵
  • キュウリ
  • かにかまぼこ
  • 黒胡椒
  • マヨネーズ
  • チキンコンソメ

「ジャガ芋をサイコロ状に切って水にさらします」
「茹でます。この隙にキュウリを切って塩振って放置します」
「水が出たら潰さない程度に絞るべし絞るべし。絞りが甘いと青臭いものが出来上がります、食べてもらう人の笑顔を思い浮かべて絞るべし絞るべし。」
「・・え?食べてもらう人は誰かって?いやだから、まぁ、それは別に、もごもご」
「はい、はーいはーい!ジャガが柔らかくなったら潰します。形をどの程度残すかは個人の好みですね。潰したらあら熱をとります」
「あらかじめ茹でておいた卵を刻んで加えます。混ぜます」
「かにかまぼこ、キュウリも加えて混ぜます。…写真がないと地味ですね」
「マヨネーズ他で味をつけます。はい、完成しましたー」

「次はきのこソテーです」
「・・・黒いし、黒いし、あと黒いですよね、きのこって」

きのこバター炒め
  • しめじ
  • えのき
  • まいたけ
  • 醤油
  • バター

「洗います、切ります、炒めます」
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「・・・・炒めます、醤油を回し入れて、火を止めて、バターを入れます」
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「はい、嵩が減りましたー。・・・・うん。完成です」

「何もしていないのは気のせいですよー。ひじきを煮ます」
「鉄分をとるのは、いいことではないかな、と。いえ、貧血持ちだと言うわけではなく・・!」
「だから誰だって・・バロさまですよ!何か文句でもあるんですか!」

ひじきの煮物
  • 姫ひじき
  • 油揚げ
  • ちくわ
  • むね肉
  • 醤油
  • みりん
  • だし

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「あらかじめ水につけて50分放置していたひじきです」
「油揚げを油抜きします」
「ちくわ、鶏むね肉、油揚げを切ります」
「鍋に油をひいて、具を軽く炒めます。ひたひたになるまで水を入れます」
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「このまましばらく煮ます」

「同時進行でからあげを揚げましょう、もちろん油から目を離しちゃいけませんよ」
「やっぱり肉も欲しいですよね。タカノツメと一緒に浸けて、ちょっとお酒のツマミにもなれるようにしてみました」

からあげ
  • むね肉
  • タカノツメ
  • 生姜
  • にんにく
  • 醤油
  • 片栗粉

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「やっぱりあらかじめ浸けてあったむね肉です。これで大体4時間ですね」
「片栗粉を準備します」
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (鶏肉と片栗粉)
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「片栗粉を肉につけます」
「揚がりました。油を使っている時は目を離しちゃいけませんよー、家が燃えます」
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「全て完成したので、お弁当箱に詰めます」
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「・・ちゃ、茶色いのはわざとだからいいんです」
「あ、デザートには桃を切ってみました」
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「はい、これにて調理は終了です。・・・ちゃんと食べてもらえるといいんですが、それどころじゃなさそうですね・・」
「・・・・・・でも、俺、負けませんから!」


作戦

【作戦目標】
1:バロさまと親しくなる
2:敵味方を問わず死亡者を出さない
3:皆、仲良く

自分に正直にいきます

  • やるからには、やる。照れるのは全部終わってから。
  • 相手の目を見て真剣に想いを伝える。
  • 結果がどうなっても後悔のないよう、言いたいことは全て伝える。
  • 評価値15の能力が一つあるので、もうすぐ眠りにつくかも知れないという気持ちから普段よりも大胆になれる。
  • 応援してくれた大勢の人のお陰で、普段よりも大胆になれる。
  • 二度は無いと思われるチャンスを大切に使う。
  • 動悸が激しくなっているのを聞いてもらう。
  • 顔を忘れられていた時はまず顔と名前を覚えてもらう。
  • 顔を覚えてもらえていた時は、当たり障りのない世間話などから会話に挑戦する。
  • 頑張って次に会う約束を取り付ける。
  • 手弁当を持参しているので会話のきっかけが掴める。
  • また量を控えることで他に弁当を持ってきている参加者が居たり既に食事の後だったりしても、少しは食べてもらえるかもしれない。
  • 手弁当は傾いたり寄ったりしないよう、おかもちの原理を利用して運ぶ。
  • 桃にはピックが2本刺さっているので、二人で一緒に食べることが出来る。
  • 手弁当はバロさまのために意識して黒色にしてある。
  • 手弁当は酒のつまみになるかどうかや身体にいいかどうかを重視したメニューにしてある。
  • バロさま狙いのライバルは多いが、最悪一夫多妻でもいいと考え、必死さが見苦しくない程度に皆で公平にアプローチをし、男だらけの黒オーマに女性らしさの良いところをアピールする。
  • 新品ではあるが普段使いの白衣を着用しているため、バロさまが逃亡しても(または前線へ出て行っても)追いかけられる。
  • 周りがどんな状況になっていても、バロさまに危害が及ばない限りは告白に集中する。
  • 緊急時以外は手を青く輝かせない。
  • 前日はちょっと丁寧にお風呂に入り、お日様でよく乾かした白衣を着ていく。
  • 会えたことを心から喜んでいるので自然な笑顔が出る。


SS

【決戦前夜~親友編~】
広くはない1DKの狭くはない台所に、醤油の匂いが満ちる。一定のリズムで上下する包丁。小さく音を立てる鍋。金色の髪をアイボリーの柔らかい布に、身体を同色のエプロンに包んで、男はくるくると台所を動き回っていた。
少し離れたちゃぶ台では、少女が箸を動かしている。茶色系統、とでも言うのか、落ち着いた色の料理が古い白熱灯に照らされ、柔らかいオレンジ色に染まっているのをぼんやり眺めながら、少女は箸を止めた。
 「…あの、高神さん」
 「うん?…おいしくないかな」
不安げに高神は眉を下げる。似合うはずのないその動作が何故かしっくり合う気がして、セリエは頭を振った。顔を上げて、年季の入っていそうな台所の黄色い明かりに目を細める。
 「いえ、おいしいです。…おいしいですけど、」
 「うん」
コンロの火を止めて手を洗って、高神は不安そうにセリエに近付く。古い床がぎしりと音を立て、「大丈夫?」と聞こうと開かれた口は、音を発する前に閉じられた。
 「……お腹、が」
恥ずかしそうに目を伏せて途切れ途切れに伝えられる言葉に、高神は天を仰ぐ。
 「あぁ、そうか、女の子って…。ごめんね、気付かなかった」
 「い、いえ!私こそ、せっかく作っていただいたのに…」
黄色い明かりの下で、「ごめん」「すみません」を繰り返す。二人が二人とも泣きそうな顔をしていて、だからその光景のシュールさにはなかなか気付かなかった。

鍋の中のひじきがすっかり冷め、味も染み込んだ頃になってやっと高神が噴き出した。少し声が枯れている。
 「喉、渇いたでしょ」
木造の床をリズムよく軋ませながら、麦茶とコップを二つ持って高神が戻ってくる。冷蔵庫でよく冷やされていたそれは、分厚いガラス越しにしっとり汗をかいていた。飴色の液体を注ぎ込まれた飾り気の無いガラスコップを見て、セリエは目を細める。ひんやりとした木の床も、傘を被った黄色い明かりも、シンク前の磨りガラスも、祖父母の家を思い出させた。
…広さは、随分違うけれど。
 「…お茶は入るよね?」
 「あっ…はい、いただきますっ」
汗をかいた薄いガラスコップを掴んで、中身を飲み干す。甘い液体に喉を通らせて、ちゃぶ台についた丸い跡に重なるようにコップを戻す。
 「…いい奥さんに、なりますね」
視線を泳がせながら空気を変えようと頑張って放った冗談で、高神がちゃぶ台に頭をぶつける。麦茶を抜けて射していた金色の光が、ちらちらと揺れていた。

(書いた人:高神喜一郎:988文字)

【決戦前夜~職場編~】
「何ですか、これ」
自分の机に置かれた一枚の写真を見て、高神は眉を上げた。コーヒーの入ったコップと写真を持って、更に首を捻る。対比になるようなものがないので断言は出来ないが、写っているのは恐らく小瓶である。中には写真で見てもなお幻想的な色をした液体が、三分の二程度まで入っていた。
「それな」
写真を持ってきた神室が、ボウガンをいじりながら口を開く。
「性転換の薬らしい」
盛大な音と共に、高神の口元まで近付いていたコーヒーの液面が爆発した。
辺りに散らばっていたパイ生地が薄い茶色に染まり、近くに居たヨルイチが悲鳴をあげる。
「神室さん、女性になるんですか?!」
「何で自分が」
「だって性転換って!」
「せっかく黒と仲良くやれるかも知れない時に、男を出すのは少し惜しい気がしたんだが…そうか摂政には不要だったか」
「俺ですか?!…確かにちょっと欲し…いや、その」
そこまで言っておきながら高神は目を逸らし言葉を濁す。コーヒー臭くなった技族局で、神室は深い溜息をついた。
「…男が照れるのを見てもな」
「う。…ところでこれ、いくらするんですか?」
「3億だったと思うが」
「高っ!」
「さ、さんおく…」
勿論そんな事をしても値段は変わらないし、写真に触れただけで料金が発生する訳もないが、高神は慌てて写真を投げた。それと同時にパイの山がうめく。パイの中心には結城が居た。
「…3億はとりあえず置いといて、何でこの部屋パイだらけなのかな」
丁寧に積まれてはいるが、結城の背丈程度まで積み上げられたパイの山が揺れる。コーヒーの匂いで今まで気が付かなかったが、技族局はパイに埋もれていた。
「パイ投げですっ」
頬にクリームを付けた結城は、目を輝かせて宣言した。
「…パイ?」
山を指さして、高神が尋ねる。神室はボウガンをいじりながら黙って頷いた。
「…投げるの?」
「投げます!」
両手を握って、結城が答える。一瞬目を離した隙に、額にまでクリームが付いていた。
意味が、よく分からない。そう思いながらもとりあえず手伝おうかと手を伸ばした瞬間、技族局の空気が揺れた。
「粉は持ってきたが、…おい、どこに置けばいいんだ?」
扉を蹴り開け、ダンボールの山が現れる。その正体を確認するより前に、パイの山が崩れた。一番近くに立っていた高神が咄嗟にパイの山を押さえる。大量のパイは意外に重たかった。
「…諦めていいですか」
「駄目ですー!」
「崩すなよ」
「ファイト!」
「30キロ、と言ったところですか。耐えられない重さでは無いはずですが」
口々に無茶を言う同僚達に、目の前が暗くなる。重さ自体は耐え切れないものでは無いが、体勢が悪かった。後ろからのしかかる甘い匂いと引き攣る腕の筋肉に、ますます目の前が暗くなった。
 「む。材料が切れたな」
 「買出しですね!」
 「領収書、貰ってきてくださいね。経費で落としますから」
 「荷物持ちにお供します~」
 「え、ちょ、待、せめてこれ積みなおすとか…!」
コーヒーとクリームの匂いの混ざった甘い技族局に、高神の叫び声が響く。

このパイが、後日自分の恋を助けることを、高神はまだ知らない。

(書いた人:高神喜一郎:1262文字)

【決戦前夜~両親編~】
月も随分高くなった深夜過ぎ、高神は無人の執務室で溜息をついていた。
決戦の日は、近い。眠らなければ、と思えば思うほど、焦れば焦るほど、緊張で眠れなくなる。それでまた焦る。悪循環だった。
 「…遠足前の子供みたいね」
卓の下から紅葉の声がした気がして、少し笑う。紅葉が旅先から帰るまでには、まだもう少し日があった。
 「いいから、寝なさい」
幻聴は、紅葉のような話し方をした。AIがついているのは、会議室だけでは無かったらしい。うん、まさか、いくらなんでも。卓の下を覗かないよう気をつけながら、そっと立ち上がる。後ろを見ずに執務室から出ようとして、足を引っ掛けられて転んだ。
 「久しぶりね」
視線を向けた足元には、見慣れた美脚があった。
 「何で居るんですか?!」
 「…ゲリラだから?」
 「………」
 「冗談よ」
話にならない、とでもいうように紅葉が肩をすくめる。月が雲に隠されて、執務室が暗闇に包まれた。
 「…まさか、激励とか」
 「小笠原のチケットを貰おうと思って」
同時に発された言葉に、高神が肩を落とす。紅葉はしまった、という顔をしていた。
 「アナタナラダイジョウブヨ」
 「…ありがとうございます。あ、チケットはそっちにありますから」
 「そう」
執務室が暗いことも、日頃から目を閉じている紅葉には問題にならないらしい。暗闇に慣れはじめた高神の目に、器用に椅子の間を抜けていく金髪が見えた。
 「まぁ、何にせよ、ね」
金髪が戻ってくる。月を覆っていた雲が少しずつ流れているらしく、細い光が紅葉の足を照らした。
 「貴方がやると決めたんだから、本気でやりなさい」
唇の端を上げて微笑む紅葉の顔が、月明かりの下に浮かぶ。つい最近どこかでその微笑を見たことがある気がしたが、いつだったかまでは思い出せなかった。
 「…はい!」
 「差し当たって…早く寝なさい」
 「はい。…ん?ちょ、待」
ますます深くなる紅葉の微笑といつかもしたような会話に、以前を思い出す。止めようと手を伸ばした直後、首筋に衝撃を感じて、目の前に星が飛んだ。
 「おやすみなさい摂政。…頑張るのよ」
徐々に薄れ行く意識の中で、珍しい言葉が聞こえた気がした。

(書いた人:高神喜一郎:872文字)
(※以前:お見合いエントリーページ参照)


事前RP

【対グリーンジャンパー】
高神喜一郎@紅葉国「ここに居る人は、本気で想いを伝えに来ているんです。」
高神喜一郎@紅葉国「…俺だって、本気です。」
高神喜一郎@紅葉国「頑張って、助けられて助けられて、好きな人に会いに来ました。」
高神喜一郎@紅葉国「貴方がたの想いが本気で無いとは言いません。ただ手段は選んでほしい。」
高神喜一郎@紅葉国「妬んでだの面白そうだの…ましてどさくさまぎれに横から掻っ攫おうだなんて……例え神様が許しても俺が許しません!!」
高神喜一郎@紅葉国「この恋を、邪魔するならば。馬に蹴られたいならば、かかって来い、グリーンジャンパー!」

高神喜一郎@紅葉国「子供は、いつか親の元を離れます。」
高神喜一郎@紅葉国「どんなに弱く見える子でも、どんなに愛しい子でも、離れなければいけない日は必ず来ます。」
高神喜一郎@紅葉国「最後まで一緒にいられないのならば、その旅立ちを祝福してこそ親でしょう。」
高神喜一郎@紅葉国「貴方の子供は、一緒に歩く相手をこの広い世界から見つけました。」
高神喜一郎@紅葉国「笑って、送り出してください。貴方の娘は、息子は、こんなに大きくなりました。」

【対バロ】
高神喜一郎@紅葉国「覚えてらっしゃらないかも知れませんが。いつか命を助けられた者です。」
高神喜一郎@紅葉国「このご恩はいずれ必ず、と。そう思っている間にも、貴方に救われた方の噂を何度も聞きました。」
高神喜一郎@紅葉国「…お優しい、方ですね。本当にお会い出来てよかった。」
高神喜一郎@紅葉国「あぁ、これは、……弁当の、つもりです。お口に合うかは分かりませんが。召し上がっていただければ、と…」

高神喜一郎@紅葉国「俺は、お見合いに、来たはずなんですが…殴り合わなければ分かり合えないというのなら、仕方ありませんね。」
高神喜一郎@紅葉国「これは殴り合いです。殺し合いではない。休戦中の交流試合ですから、とどめを刺す必要は無い、そう言ってください。」
高神喜一郎@紅葉国「手加減は、要りませんし、俺もしま…いや、出来ません。あくまで殴り合いですが、それでもいいなら、戦いましょう。」
高神喜一郎@紅葉国「…一つ、約束してください。俺が勝ったら、…む、………婿に、来てくださると。」
高神喜一郎@紅葉国「代わりにバロさまが勝ったときには、俺が嫁に行きますから!」

高神喜一郎@紅葉国「すみません。今は、殴り合いは出来ないんです。」
高神喜一郎@紅葉国「国まで来てくだされば、あるいは。」
高神喜一郎@紅葉国「貴方を楽しませる勝負が出来るかは分かりませんが、全力は尽くします。」
高神喜一郎@紅葉国「あぁ、それに、紅葉も綺麗なんですよ。海も、ありますし。」
高神喜一郎@紅葉国「殴り合いが済んだら、紅葉狩りをして、一緒に泳ぎませんか。」

高神喜一郎@紅葉国「…貴方の笑顔が、……好きです。」
高神喜一郎@紅葉国「どうか、ずっと俺の隣で、笑っていてくれませんか?」
高神喜一郎@紅葉国「料理なら、何とか出来ます。掃除も、洗濯も。…子供は、産めませんが。」

高神喜一郎@紅葉国「一度目に貴方に会えたのは、俺の幸運でした。」
高神喜一郎@紅葉国「二度目に貴方に会えなかったのは、俺の不手際です。」
高神喜一郎@紅葉国「三度貴方に会うために、大勢の人が背中を押してくれました。」
高神喜一郎@紅葉国「…これ以上を望むのは、贅沢だと思っています。」
高神喜一郎@紅葉国「それでも、それでも俺は、貴方が……。」

高神喜一郎@紅葉国「何かあったら、呼んでください。」
高神喜一郎@紅葉国「俺は、犬ではなくて猫ですが、恩は忘れない主義なんです。」
高神喜一郎@紅葉国「どこに居ても、駆けつけます。貴方が下さった、この角笛のように。」

高神喜一郎@紅葉国「薬の臭いは、お嫌いですか?」
高神喜一郎@紅葉国「…いえ、…すみません。少し、意外でした。」
高神喜一郎@紅葉国「……もっと、知りたいです。バロさまの、苦手なものも、好きなものも。」

高神喜一郎@紅葉国「明日になれば消えてしまう、夢物語でいいんです。」
高神喜一郎@紅葉国「それでもまた俺は、貴方に会いに行きますから。諦めは、悪いんですよ。」
高神喜一郎@紅葉国「ただ、願えるものなら。願うことを許されるのなら、…どうか消えてしまわないでください。」
高神喜一郎@紅葉国「それが俺の幸せです。」

高神喜一郎@紅葉国「この恋を、忘れません。」
高神喜一郎@紅葉国「ここに恋があったことを、俺は忘れません。」
高神喜一郎@紅葉国「貴方が居たことを、決して忘れません。」
高神喜一郎@紅葉国「例え最後に何があっても。」
高神喜一郎@紅葉国「この心は、貴方の隣に。この身は、貴方の盾にさせてください。」
高神喜一郎@紅葉国「貴方はとてもとても強い人だから、盾なんか要らないとおっしゃるでしょうけど。」
高神喜一郎@紅葉国「…俺はね、すごくすごく嫉妬深いんです。貴方に触れる空気にさえ、妬いてしまう程に。」
高神喜一郎@紅葉国「………冗談、ですよ?はははは(乾いた笑い)」

高神喜一郎@紅葉国「…知ってますか?クジラって、居るでしょう。黒くて、大きな。」
高神喜一郎@紅葉国「あれは昔、地面を歩いていたそうですよ。」
高神喜一郎@紅葉国「それがいつの間にか、海を泳ぐようになって、今では陸では生きられない。…陸で生きるには、彼らは重すぎるんです。」
高神喜一郎@紅葉国「…最初に海を泳いだクジラは、何を考えていたんでしょうね。陸を追われたのか、…誰かに、会いに行きたかったのか。」
高神喜一郎@紅葉国「…ええとその、だから何だと言われると、ですね。……運命なんて、知りません。しきたりに従うなんて、真っ平ごめんです。」
高神喜一郎@紅葉国「今、ここで、俺は貴方が好きです。」


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