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かざはな

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だれでも歓迎! 編集

かざはな








――――――追い詰められて言葉無くして、思うのは…………






     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇







「誰も居ませんね……」
「うん……そうだね」


私――萩原雪歩が星梨花ちゃんと一緒に居始めてから、それなりの時間が経ったけれど、未だに誰にも会えていない。
星梨花ちゃんに会えたのが奇跡だったのかも。
そう思えるほどに、こんな広い街で二人きりだった。

「雪歩さんは、わたしに会う前に誰かに会いました?」
「………………ううん、星梨花ちゃんが始めてだよ」


それは正確には嘘だった。
だって私は真ちゃんを殺したを四条さんを遠くから見たから。
でも、そのことを星梨花ちゃんには言える訳がないよ。
今、何が起きているを解っていない純粋な子に。
言わないことが正しいのか、私には解らない。
でも、出来るのなら、彼女にはこのままで居てほしい。
私の我侭かもしれないけれど、そう思ったから。


「雪歩さん……」
「なぁに?」
「わたしたち、『ころしあい』しなくても……」
「いいんだよ」

でも、星梨花ちゃんはそれを繰り返し聞いてくる。
こうも、人に会わないと彼女も不安になってくるみたいで。
だからこそ、プロデューサーが言ったころしあい。
それをやらないといけないというものになる。
私はその都度、彼女の追及をとめる。
とめると次に聞いてくるのは、


「そもそも『ころしあい』ってなんですか?」


殺し合いそのものの意味だった。
けれど、教えたくないもあるけど、どう教えればいいのだろう。
今、この島で仲間同士で命の奪い合いをしている。
現にもう死んでいる人がいる。
もし、どうしてそんなことするのかと聞かれたなら、私はそれに答えれられるのだろうか。
強要されて、仕方なく?……その通りなのだけれど……けど。
何か違う気もするし、きっと星梨花ちゃんも解ってくれないと思う。
だから、私は曖昧に笑って、

「え、えーっとね……うーん、私もよく言えないかも」

ただ、最初に会ったとおり、誤魔化すしかなかった。
それが単なる逃げでしかないのも、解っている。
でも、言えない、言いたくない。
星梨花ちゃんは星梨花ちゃんのままで居て欲しい。
そう思ったから、思って居たいから。

でも、私自身、何処かまだ遠いモノとして捉えていているのかもしれない。
真ちゃんが殺されているのを見ているというのに。
何処か夢のようなものとして捉えているのかも。


「でも、雪歩さん……」
「そうだ、星梨花ちゃん。そろそろお昼の時間だよ。お腹減ってないかな?」
「あ、もうそんな時間なんですね……」
「何か食べるもの、探そっか」
「はい! わたしお腹空きました」
「私もだよ」


そうやって、誤魔化し続けた先に何かあるのかな。
私は、それに答えることが怖くて。
ただ、前と同じ、ありのままの星梨花ちゃんに、殺し合いが起きる日々の影を見ているのかもしれない。
其処にあるのは、輝くモノが見えている時を忘れないように。
だから、彼女のこの姿を壊したくなかった。
例えそれが私の我侭だとしても。


そう思っていて。




けれど、それが、儚い幻想だと言う事を、思い知る。



輝いていた明日は、 いつの間にか遠い過去になっていたことに。




お昼が近いということは、それはきっと死を告げる放送が近いこと。



それに、私は気づいてなかったのです。










     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇







「……………………」
「…………雪歩さん? ねぇ、雪歩さん」

星梨花ちゃんの呼びかけにも、うまく答えられないぐらいに、私は、気落ちしていた。
うつむいて、ただ、歩くだけ。
呼ばれた、たくさんの名前が呼ばれてしまった。
あの無機質な内容の放送によって。
たくさんの名前が。
真ちゃんの名前が。


そして、天海春香という名前が。



死んだ、死んでしまった。
そんな馬鹿な、うそだと叫びたい。
でも、目の前で死んだ真ちゃんが呼ばれたことで、嘘じゃないことを解ってしまう。
解りたくないのに。

どうして、どうして。

どうして、春香ちゃんが。
あの春香ちゃんが。
もう死んでしまったの?

あの輝いてた場所に、一番真ん中で居たあの子が。



もう、居ないの?



嘘だ。
信じたくない。


ほかのみんなも居ない。
これから輝くはずだった人たちも、もう居ないんだ。


あぁ。


いやだ、そんなの哀し過ぎる。


どうして。


どうして?



どうして、あの子達が死なないといけないのかな?



「ねぇ、雪歩さん。今の放送なんでしょう? 色んな人達の名前が呼ばれましたけど……」


星梨花ちゃんは放送の意味を解っていない。
殺し合いも知らないから当然なのかもしれないけど。

何故だろう。
それが、今はとても、苦しい。
私の心に深く刺さっていく。
この子は、きっと今呼ばれた人達が死んだ事を解っていないから。
だから、私が哀しい事も全然気づいてなくて。

星梨花ちゃんをこうしてしまったのは、私のせいなのに。
それでも、その事に心が苛立ってしまうのを感じる。



「まるで、オーディションの発表みたいですね。いいなぁ」


無知は、時として、人を傷つける刃になる。
その事を、今、私を感じていた。
星梨花ちゃんのその言葉に酷く傷つき、また怒りが沸いてくる。


耐え切れなかった。
これ以上、私だけが死の重荷を負うことを。
哀しいのに、この子の前ではいえないことを。
だから、全部ぶちまけてしまおうと思った。
理性ではいけないと言ってるのに、その時には口が動いていた。


「星梨花ちゃん……」
「雪歩さん……?」
「ふざけないで。今の呼ばれた人達は、死んだんだよ」
「…………?」
「死んだの。もう、この世界に居ないの」


この子は、死というものを解っているのかな。
きょとんとした表情で私を見つめている。
今の、私はきっと酷い顔をしていると思う。
それ位、冷め切った心が、其処にあったから。

「え?……どうして」
「それが、殺し合いなの。今起きていること。社長も、もう居ないの。死んだの」
「死んだ……え?」
「手品でもなんでもない。真ちゃんも、春香ちゃんもっ! 皆、死んだのっ!」

私の叫びに、星梨花ちゃんの表情が強張っていく。
言っている意味が、解ってきたのだろうか。

「だって、さっきまでぴんぴんと」
「それでも、死んだの! もうこの世界に居ない。 もう、一生会えないんだよっ!」
「…………え、え、え」


星梨花ちゃんは、もう、解ってきたのだろうか。


目をぱちくりさせて。


辺りを見回して。




「そ、そ、そんな、でも、名前が呼ばれただけですよ、第一プロデューサーがそんなこと……」



私を見据えた。




だから、私は、楽園なんて、崩壊したことを、静かに告げた。



それが、私自身が守ろうとしたものを崩壊させる事を意味しても。




「したんだよ。 それが、今やっていることの意味! アイドル同士で殺しあって、皆の命が無くなっていく。 そしてこの世界から居なくなっていく!」




もう。




「今、呼ばれた人達には、会えないよ……! 会えないんだよ……!」





だって。




「もう、この世界には、居ないの」











     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇








えっ。
……えっ。
……うそ。
……うそだよ。
……ねえ、嘘ですよね、雪歩さん。

コワイよ、そんな顔で見ないでください。



「嘘……」
「ううん……本当」



ころしあい。
よくわからない。
でも、今雪歩さんが言ったことはきっと、正しい。
きっと、会えない。
呼ばれた名前の人たちに。


もう、二度と。


え……。


いや。
いや、そんなの。



嫌。


「嫌だ、怖い。そんなの、嘘ですよ」



わたしの震える声が、響く。
でも、雪歩さんは悲しい顔でこっちを見る。



それが、真実だというかのように。




あ、ああ。



あぁぁあぁ。



会えない。
皆に。

会えなくなってしまう。




そう、思った瞬間。

何もかも、凍った感覚に襲われる。



信じたくなかった。



だから、




「嫌だ、夢です。そんなの、知りたくない、解りたくなくない」




わたしは、ただ目を背けようとした。
夢だと思いたかった。

だって。だって。だって!


ほんの今まで!


皆、生きていたんですよ!



なのに、なんで!



「どうして、もう、皆に会えないなんて言うんですかぁ!」


未だに、哀しい目を向ける雪歩を、背を向けて、走り去ろうとする。




けれど、



「それが、現実だからですよ。箱崎星梨花




振り返った先に居たのは、哀しい目……いえ、



さらに、何も無い、虚無の暗い目をした人が居たんです。











     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇








「四条さん……!」
「息災でしたか。雪歩」
「星梨花ちゃん、その人から、逃げて! 今すぐ!」


現実を知った星梨花ちゃんの前に現れたのは、四条さんで。
私はすぐに星梨花ちゃんに離れるようにいった。
迂闊だった。四条さんが近くにいると知りながら、どうして私は遠く逃げなかったのだろう。
見つかる可能性が高いというのに。


「え……?」
「残念ですが、もう、遅いですよ」

星梨花ちゃんがぽかんとしている中、四条さんは銃を構えて、その瞬間、銃声が響いた。
そして、星梨花ちゃんの肩が赤く染まっていく。
狙いが星梨花ちゃんの頭からそれて、致命傷を防ぐ。
声に反応して、星梨花ちゃんが無意識のうちに身体を翻したおかげだった。

「い、痛い……」

けれど、撃たれた痛みで、その場にぺたんと座り込んでしまう。
その星梨花ちゃんの様子に感慨も無く、四条さんは、もう一度銃を向ける。
私は、動けなかった。
まるで金縛りにあったように、今の現実に、頭が追いついてなかった。


「どうして、どうして……」
「どうして、でしょうね?」
「なんで、こんなことをするんですか?」
「教えてあげましょうか?」

四条さんは、哀しく、冷たく笑う。


「夢から、醒めたからですよ」


夢。
四条さんが言う夢とはなんだろう。
解らなくて、私はどうしようもなく、彼女を見つめる。


「そんなの……そんなの……嫌だ、わたしは、まだ、まだ生きていたい」
「ならば、選びなさい。箱崎星梨花」
「えっ」


突きつけた銃を一旦放して、星梨花ちゃんに問う。



「輝いた色がある甘美な楽園の夢に囚われ続けるか、色のない、泡沫の世界で、総てを壊して、生きるか」



それは、生きるか、死ぬか。
……いや、殺し合いをするかしないか。
なのだろうか……。
どうして、四条さんは、そんな事を言っているのだろうか。
ただ、私から見える四条さんは、まるで縋る様に、その問いを投げつけている


「わたしは……それでも、夢を見ていたい。皆に会いたい」




星梨花ちゃんは、夢を見ていると答えて。




四条さんの瞳がゆれるのが見えて。




「ならば、此処で、終わりなさい。箱崎星梨花」





蒼い空に、ひとつの銃声が鳴った。







     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇








「わたしは……それでも、夢を見ていたい。皆に会いたい」



わたしは、そう言っていた。
なんで、そんな事を言ったのでしょう?



今、このおかれている状況がわからなくて。
ただ、肩がものすごく痛くて。


それでも、思ったのは。



皆と一緒に居たころ。
皆と見ていた夢。



それしか思わなくて。



ただ、今を見たくなかった。


あの頃に、戻りたかった。



だから。





そうしたら、私の世界は暗くなっていた。
どうなるのか、知りたくて。
どうなってしまったのか教えてほしくて。


でも、これは知りたくなくて。


誰かが駆け寄ってきた音がして。


「星梨花ちゃん!」


わたしを呼ぶ声が聞こえて。
それは、私を守ってくれた人で。



きっと、わたしを、守ってくれた人。



わたしを、楽園のまま、夢を見ていた頃のままで居させてくれようとした人。


だから、ありがとうと言おうとして。





「どうして……ちゃんと、教えて、くれなかったの…………です…………かぁ?」




それでも、出た言葉は、そんなものでしかなかった。






そうして、総てがなくなっていく。



この感覚はなんだろう?




教えて、欲しい……なぁ……。





【箱崎星梨花 死亡】













     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇








「星梨花……ちゃん」


そうして、私は護りたい人を、護りたかった人を自ら壊して、終わらせてしまった。
何もかも、終わらせてしまった。
涙があふれてきた。
私のせいだ。
私のせいで、星梨花ちゃんは死んだんだ。


「雪歩」

そんな、私を呼びかける人。
四条貴音
星梨花ちゃんを殺した人。


「四条さんは、真ちゃんも殺して……やっぱり殺し合いをしてるの?」
「見ていましたか」
「はい」
「そう」

四条さんは此方に銃を向けて、薄く笑っていた。
まるで何もかもあきらめたかのように。

「どうして?」
「どうして、と聞くのですね。貴方も」
「だって、なんで、四条さんが……どうして」


貴音さんは、蒼い空を見て。
手をかざして。
そして、また笑った。
空っぽのような笑顔で。


「この世界は、泡沫。何もかも弾けて、消えてしまう。 あの時の夢も、あの輝いた世界も。鮮やかな色は私にもあった」


その先に見ているのはきっと、憧憬。
ずっと私達が見ていた、世界。
虹色に輝いていたもの。
何となくだけど、解った。


「でも、それももはや何もない、虚無に帰った。 記憶は思い出になり、過去になって、そして明日に代わっていく」


けれど、この島に連れて来られて、総てがなくなった。
余りにも哀しい、殺し合いという場で。
泡沫のように消えた。


「だから、私の中で、輝いていた夢を見ていた昨日は無くなった」

あの輝いていた夢は四条さんのなかで、もう過去になって。
終わっていたのだろう。


「けれど、それでいいのです。私は夢を抱くぐらいなら、もう総てを壊す。夢に惑い、狂わせ、そうして残った私は、堕ちていくしかない」


四条さんは、そうしてもう一度空を見る。
風が、吹いていた。
総てを運んでいく風が。


「戻れないなら、あの頃の夢が無くなっているというなら、今を生きるために、総てを失ってしまうというなら、私は闇に堕ちていきましょう」


あぁ。
解った、解ったよ。四条さん。
もう、全部諦めてるんだ。
あの頃に戻れないなら。
輝いたものが総てなくなっていると思っているから。
全部壊そうとするんだ。
色があるものを喪って、今を生きていくために、色がある世界が無くなって行くというなら。

いっそ全部無くして、終わっていこうとする。



でも、でもね。



「違う、そんなの、絶対違う」



違うよ。
四条さん。


「雪歩、それでも、貴方の世界はまだ輝いてるというのですか?」
「ううん……私には、まだ解らない、けど、けどね……四条さん。これだけは違うって言えるんだ」
「何がです?」



あの頃の輝いた夢。
あの頃の虹色の世界は。



「どんなに、哀しくても、苦しくても、『昨日』は無かったことになんて、出来ない!」



それでも、四条さんのなかにあるんだよ。
だって、一緒に歩いた『昨日』は無くなる訳ないんだよ。


「輝いた夢を抱いてた『昨日』虹色の世界に生きていた『昨日』それがあるから、今があるんだって私、思うんだ。
 だから、戻れないとしても、思い出になったとしても、四条さんの中にいつまでも残っている」



そう、



「貴方の歩んだモノ、夢、世界まで、否定して、無かったことになんかできないんだよ?」



それこそが


「今、此処にいる四条貴音って人だと思う。 それがどんなに哀しい今だとしても!」



だから。



「何も、無くなってなんか、ない。うしなってなんか、ない。全部きっと、四条さんのなかにある。だから、諦めないで!」




そういって、私は精一杯笑う。
強がりだった。
だって、今日が笑えたら、その先にある『明日』は幸せだと思うから。




「雪歩、貴方は強くなりましたね、本当に」
「そんなこと、ないよ」
「ですが、私は――――」





そうして。




「――――本当に、弱くなってしまったようです。そう、私はもしかしたら――――」




もう一度、銃声がなりました。







     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇









私は青い空の下、歩いていました。
心のなかで、雪歩の言葉を反芻しながら。
どうして、何故、雪歩の言葉はこんなにも響いているのだろう。
真の言葉は、響かなかったというのに。

虚無だと思った心に波紋がでるほど。

その答えは、直ぐに現れた。
真は、余りにも空論を言った。協力して脱出するという、現実味が無い言葉を。
ですが、雪歩は、そうではなかった。
心を、感情を言った。
だから、こんなにも響き、無視が出来ない。

何もかも終わってしまったというのに。


空を見る。
余りにも明るい光があった。
今の私にはとても眩し過ぎる。
光の外へ、想いは、心が向かっていく。
きっとその先に何も無くても。
闇しかなくても。


それが、いいのだろう。


その景色の果て永遠があるというなら。



『昨日』から、目を背けて。




『明日』からも、目を背けて。




きっと、脆くて、愚かな心が、囚われて。



『今』、


輝く世界も、夢も無くなった訳ではない。




見えなくなっただけの、




寂しい世界から、逃れたいだけなのだろう。




風が吹いていた。




そうして、私は、いつまでも、永遠の中、独りだった。




【一日目/日中/C-7】

【四条貴音】
[状態]健康、諦観、
[装備]Colt Lawman(3/6)
[所持品]基本支給品一式×2、予備弾丸×60(.357 Magnum)不明支給品1~3
[思考・行動]
基本:総ては泡沫。
1:諦観。








     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇









私は、生きていた。
四条さんは、銃を空に向けて、撃って、そのまま何も言わずに去っていた。
何故、私を生かしたか解らない。
けれど、きっと。
私を生かしたのは、やっぱり。


私と四条さんがみた、同じ『夢』なのだろう。


私は星梨花ちゃんの遺体のそばで泣きながら、空を見ていた。
星梨花ちゃんのこと、四条さんのこと。

余りにも哀しくて。


星梨花ちゃん、ごめんね。
私が殺したようなもので……謝っても許されないけれど……私は……


きっと、生きようと思うから。
許されないだろうけど、でも。でも。
星梨花ちゃんが生きた意味をなくさない為にも。
罪を背負って、精一杯に。
星梨花ちゃんが見た夢の続きに、戻れるように。


四条さん。
四条さんもきっと戻れるよ。
だって、あの時の四条さんは、哀しそうで。


戻りたくても戻れない。そんな表情で。


でも、だからこそ。



私は、自分で自分を縛り続けてる四条さんを、助けたいって思うから。



だって、仲間だから、独りじゃないから。



だから、私、生きるね。



精一杯、明日のために。



うん、頑張ろう。



空は輝いていいて。


私は、その輝きに負けないよう、強がって、精一杯、笑って見せた。




【一日目/日中/C-7】

【萩原雪歩】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]支給品一式×2、ランダム支給品(2~4)
[思考・行動]
1:プロデューサーさんを止めて、償ってもらう
2:真ちゃんの分も、真っ直ぐに生きたい
3:四条さんを助けてみせる


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