【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】
テセウス
【性別】男性
【身長・体重】163cm・70kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
海神の祝福:B-
海神ポセイドンの祝福を受けて産まれた事を表す神性の亜種スキル。
海の上を走ることが出来る他、海の中でも永遠に活動することができる。
更に自在に雨を呼び起こすことも可能。
しかし最後は疑心に駆られた王の手によって崖から海に落ち死んでしまった為にライダーが死期を悟った場合は発動しない。
武芸百般:B+
多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで僅かな観察の後に対応してみせる。
更にライダーの場合、宝具『誅戮す六刑』で奪った敵の宝具も本来の担い手と同等以上の熟練度で行使可能。
巨人殺し:B
矮躯でありながら己を遥かに上回る巨人を屠った者に与えられる特殊スキル。
巨人に対して特攻及び回避判定にボーナス。
巨人かどうかはライダーの主観によるため、純粋な巨人種以外も効果範囲に含む場合がある。
ライダーは盗賊シニスやプロクルステス、牛頭人身の怪物ミノタウロスなどといった巨人を打倒した。
嵐の航海者:A
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、
カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
【宝具】
『不可逆たる黒帆の悖理(マヴロ・イスティオフォロ・パラドクサ)』
ランク:A 種別:対艦宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
オリジナルとなる船を改修し続け全てのパーツが置き換えられた時、その船は真と言えるのかというパラドクスに由来する宝具。
その実態は用途に応じて機能拡張や分離合体が可能という、サーヴァントの宝具としては極めて珍しい特性を持つ船。
コアとなる制御プログラムの都合上、"船"という概念から著しく外れる形態へのカスタマイズは難しいが、
理論的には機能を分割し多数の小型艇を作り出すことや、他のサーヴァントの持つ宝具とのドッキングすら可能。
しかしライダー自身は簡単な改修技能しか習得していないため、
真価を発揮するには高度な
道具作成や
概念改良スキルなどを持つサーヴァントの協力が必要という、通常の聖杯戦争では運用の難しい宝具となっている。
『緋跡よ我が道を手繰れ(アリアドネ・クロスティ)』
ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
テセウスがアリアドネから贈られた、探索のための紅い糸玉とそれを収めるリストバンド型の射出・巻き取り装置。
その性質はある魔術家系に伝わる"擬似神経"にも近しく、神代の素材で構成された糸は圧倒的な強靭さを持ち、移動補助や即席のトラップとして利用できる他、
真名解放により糸が光線のように目的とするものへと伸び、張り巡らされていき、周囲の情報を解析しながらマッピングを行う。
テセウスがイメージしたものへと至るための道に沿って伸びていくため、出口を探るだけでは無く、
探索物もしくは探索地をイメージしながら宝具を使用する事で、そこへ到る「進むべき道」へと導く。
『誅戮す六刑(へーロス・デューティ)』
ランク:D~B 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-
アテナイに向かう道中、安全な海路を取ることも可能であったが、あえて危険な陸路を選び、道中の山賊や怪物などの困難を打ち倒したという逸話から。
『生前の伝承の中で手にした宝具』を具現化させ、己の道具として振るう事を可能とする。
かの大英雄の持つ十二の栄光にはやや見劣りするが、濫用にさえ注意すれば燃費はそれなりに良い。
また、「対象が周知された悪である」「対象の宝具の全てを正面から完全な形で攻略する」「対象を自身の手で殺害する」といった三つの条件を満たす事でBランクまでの新たな宝具を奪取可能。
それ以上のランクの宝具は自動的にBランクまで低下したものとして扱われる。
本来、弱者を喰らう下劣な牙だった筈の二流品は、ライダーの圧倒的な戦闘技能によって超一流の武器へと昇華された。
〇『蛮力なる熱風棍(コリュネテス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
鍛冶神ヘファイストスとアンティクレイアの子ペリペーテースを殺して手に入れた棍棒。
内蔵された神代ジェットエンジンにより
魔力放出(炎・風)の効果を発揮出来る。
足が弱かったペリペーテースはこの機能により急襲を仕掛け、旅人を何人も屠ったという。
〇『轢き裂き跳ばす松の双鞭(ピテュオカムプテース)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:2人
怪力の盗賊シニスの所有していた二本松が鞭の形を取ったもの。
ポセイドンの加護によるものか、普通の松ではあり得ないほどの弾性、柔軟性を持っており、攻撃に強烈な吹き飛ばし効果を付与し、弾力を利用して敵を八つ裂きにする事も可能。
〇『残虐の魔猪(パイア・メタモローゼ)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
魔猪パイアを退治して得た毛皮と牙のナイフ。
他の宝具の一時的な封印と引き替えに幸運以外の全ステータスが上昇し、Bランクの獣化に相当する力と獣の戦闘思考、状況に応じた獣体を得る。
〇『人肉嗜食の魔亀(スケイローン・ケローネー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
傲慢な盗賊スケイローンが餌を与えていた巨大な海亀。
人肉を好む凶暴性と頑丈な甲羅を持つ魔獣だが、敏捷性が非常に低い為、海中で召喚するか、怯ませた敵の追撃に使うなどの工夫が必要となる。
〇『勝利は神が微笑む者のみに(ケルキュオーン・スタディオ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:1人
旅人にレスリングの試合を強い、負けた者を殺していたケルキュオーンが使用していたヘファイストス製の競技場を展開する。
アキレウスの『宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)』と同質の宝具だが、
神の加護が働くという一点だけが異なる。
一対一で敵と公平に戦うことを目的としたものではなく、ヘファイストスとポセイドンの加護を持つケルキュオーンが「神の力で弱者を嬲り殺すこと」を目的とした、卑劣な宝具である。
〇『死に狂う病褥の磔(ダマステス・ポリュペモン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
アッティカの強盗プロクルステスが所持していた鉄の寝台。
その正体は安全装置が破壊された神代の医療ベッドであり、入力されたデータに基づき、患者の肉体、バイタル情報を強制的に変更する。
本来ならば内蔵された医療マニュピレータや薬品群により体温を自在に変更することも、傷付けずに腫瘍のみを体外に転移させることすら可能だが、
適切な操作方法を知らない者には力尽くで身長を変更する拷問器具としてしか使用出来ない。
【解説】
トロイ戦争以前のギリシャにおいて
ヘラクレスと双璧を為すという英雄。
アテナイ王のアイゲウスの王子であり、海神ポセイドンの子。
少年時代は母方の祖父であるトロイゼン王の下で育ち、
獅子の皮を被ったヘラクレスに武器を持って立ち向かったという。
16歳のときに父が巨岩の下に隠した武具を手に入れ、アテナイに旅立つ。
その際、敢て危険な陸路を選び、道中にて山賊プロクルステスを退治した。
アテナイに辿り着いたテセウスは後妻となっていた魔女
メディアを追放し、
クレタ島の化け物ミノタウロスを退治して英雄としての実力を示す。
アテナイに帰国後は誤解によって自殺した父の後を継いで王となり、
近隣諸国を統合して、アマゾンに遠征して女王
ヒッポリュテを攫ったり、
パンアテナイア祭を創設するなどアテナイの国威を高めた。
また盟友である
ペイリトオスとともにカリュドンの猪狩に参加し、
後妻探しに赴いたタルタロスではヘラクレスに助けられるなどの逸話を残すが、
忘却の椅子に座っていた間の失政の責任を問われて追放され、
亡命先のスキュロス島で崖から突き落とされて、その波乱万丈な生涯を閉じた。
最終更新:2023年11月03日 22:43