ウィリアム・キッド

【元ネタ】史実、財宝伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ウィリアム・キッド
【性別】男性
【身長・体重】184cm・87kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:-
 騎乗スキルは『嵐の航海者』により失われている。

【固有スキル】
可能性の光:C+
 星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
 海賊の代名詞とされるライダーだが、実際の彼は海と金を求めて海賊とフランス船を捕獲、拿捕する権利を国に認められた私掠船長となるも、
 成果を上げられず仕方なく海賊になっただけであり、彼自身が進んで海賊行為を行ったとは考えがたい。
 ...しかし、彼が死に際に放った一言、余りにも有名な財宝伝説は人々に夢を与え、海に駆り立て、
 皮肉にも海賊時代の最盛期を築くきっかけとなってしまい、最も著名な海賊の一人として人々に記憶されることとなった。
 実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、全てを一身に受け止めた偶像が英霊キャプテン・キッドであり、
 現界した彼は「期待」と「可能性」の具現として振る舞う、いや振る舞わされる。
 「───宝か、欲しければくれてやる。だからお願い!命だけは助けてくれ!!」
 可能性の光、財宝の如く。ライダーと出会った敵対者は、
 本来の海と金と美人の妻を愛する船乗りとしての意識と可能性の光によるテンプレートな大海賊としての意識に振り回される哀れな男の姿を見ることとなるだろう。

黄金律:C-
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 金銭には困らぬ人生を約束されているが、その巨万の富は人々の噂となりターゲット集中状態となってしまう。

海賊の誉れ:B-
 海賊独自の価値観から生じる特殊スキル。
 低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行などが複合されている。
 可能性の光の影響で精神と肉体が"大海賊に相応しい"ものへと変化している。

嵐の航海者:A-
 船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
 …しかし、可能性の光によって大海賊に相応しい風格を得た現在でも船員を取り纏めるカリスマ性には難が有る。

【宝具】
『いざ征かん、大冒険の幕開け(アドヴェンチャー・ギャレー)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:200人
 私掠船長として委任されたライダーのために建造された船。
 真名解放により低級霊となった部下達が出現し、34門の大砲の一斉掃射を合図に略奪を開始する。
 この宝具は略奪する毎に威力が向上し部下達の数も増えていくが、
 船員が増えるほど統率を取るのが難しくなり、ここ一番で裏切られる危険すらあるため運用には細心の注意を要する。
 また、隠された効果として生前は未踏の筈の島にも財宝を隠したという後世の伝説により、
 本来は侵入不可能な結界や魔の海域をも突破するという、冒険号の名に相応しい力を持つに至った。

『探せ、見果てぬ財宝は其処に在る(トレジャーズ・キャプテン・キッド)』
ランク:EX(B) 種別:対望宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 今もなお多くの人々を冒険に駆り立てる「キャプテン・キッドの財宝伝説」が宝具となったもの。
 "隠し場所を事前に定める"、"財宝を隠したと敵対者に宣言する"、"聖杯戦争に敗退、消滅する"
 以上の条件を満たす事で隠し場所に「キャプテン・キッドの財宝」を発生させる。
 見果てぬ財宝を探し求めた冒険者たちの夢、希望、羨望、憧憬、願望...
 それらを押し付けられた結果、財宝は物理的に、かつ運命や概念、因果律に背かない程度の願いを具現化させる小規模な願望機と化しており、
 富や財宝、最高でBランク程度の宝具などの望んだ物品を現実世界に投影する。
 逆に形のないもの……名声や地位などは手に入らないし、死の運命には逆らえない。その程度の効力である。
 また、「キャプテン・キッドの財宝」が発生した瞬間に「財宝は隠されていなければならない」という世界のルールにより、
 隠し場所は複数のエネミーが闊歩する侵入者を拒む極小の異界と化す為、入手は一筋縄ではいかない。

【解説】
 キャプテン・キッドとして知られる私掠船、海賊船の船長。
 海賊として活躍するのは50歳頃からであり、それ以前のことはスコットランド生まれで成人後はアメリカに渡ったという程度しか確かな記録は残されていない。
 アメリカに渡ったキッドは西インド諸島で私掠行為を行い名を馳せ、ニューヨーク植民地議会から表彰され美女と結婚し商人となる。
 1695年、私掠免許を得るためロンドンに向かったキッドはイギリス政府に海賊退治を任されたベロモント伯リチャード・クートと出会い、
 ベロモント伯はキッドのためにアドヴェンチャー・ギャレー号(冒険号)という名の船を建造し、冒険号の船長となった彼は海賊達の巣窟とされるマダガスカルに向かったがもぬけの殻だった。
 その後、キッドは海賊行為を行っていくようになり手始めに襲った船はイギリスとオランダの護衛艦に守られていたため失敗したものの、
 1698年2月、総額71万ポンドの財宝を積んだケダー・マーチャント号を襲撃、略奪する。
 しかしその後、サント・マリー島に到達したキッドはかつて彼の元で副船長として働いていたが船を盗み海賊となったロバート・カリファドと出会い、
 ベロモント伯から海賊退治を委任されているにも関わらずキッドは彼らと酒を飲み交わし、略奪品を贈り合った。
 その結果キッドの部下はそのほとんどが謀反を起こし、追われる身となった彼は冒険号もケダー・マーチャント号も破棄しベロモント伯に助けを求めに行くも裏切られ逮捕される。
 その後、裁判で5つの海賊行為と殺人罪で死刑となるが、死の直前、彼は隠した財宝の在り処を白状し命乞いをする。
 命乞いは叶わず絞首刑となり、隠し財宝もベロモント伯の部下によって発見されたがその財宝の価値が予想よりも少なかったため、
 人々はまだ見つかっていない隠し財宝がある筈だと夢想し、現代に至るまで数多くの海賊や冒険家が一獲千金を夢見て探索している。
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最終更新:2023年10月31日 21:28