【元ネタ】トロイア戦争、『イリアス』、『アエネーイス』
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】アイネイアス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・72kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C+ 敏捷C 魔力B 幸運A++ 宝具A+
【クラス別スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師では
ライダーに傷をつけられない。
宝具の一つである『鎧』によって、ランクが大きく向上している。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
女神ウェヌスの息子であり、死期が来た際に女神に清められて神々の列席に迎え入れられたという。
女神の寵愛:B
母である女神ウェヌスからの寵愛を受けている。
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。
また、白鳥の姿で勝手についてきた母の小型端末が視線を媒介とした小規模な霊子情報攻撃や教導艦としての分析能力などで気まぐれにサポートしてくれる。
嵐の航海者:B++
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、
カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
特にローマの始祖として高い
カリスマを保有する。
また、妖精と共に育ち、妖精が変じた船団を率いた
ライダーは彼等に対する理解も深く
このスキルは妖精属性を持つ者に対してより高い効果を発揮する。
友誼の証明:B
敵対サーヴァントが
精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
トゥルヌスとの戦争の際にパランテイオンの王エウアンデルを味方に付けたという。
トロイアの後継者:A
神々を敬い、託宣を得て為し遂げた功績また精神性。
信仰の加護、不屈の意志、
仕切り直し等の混合スキル。
神々を信仰し志しを失わない限りこのスキルは効果を発揮する。
艱難辛苦な道、高き壁だとしても生き延び乗り越え目的を達成するだろう。
【宝具】
『久遠に煌く浪漫世界(ファータ・ウィアム・インウェニエント)』
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:300人
鍛冶神ウルカヌスによる神造兵装。
アクティウムの海戦まで至るローマの足跡が刻印された黄金の盾。
ローマ千年の栄光と興隆の象徴であるが故に、その圧倒的な歴史の重みにより万象を捩じ伏せる絶対防御として展開される。
而して、この宝具の本質は"護るべき者"の未来と栄光を保証する事にあり、真名解放により自軍を"時の加護"とでも言うべき概念防御で鎧う一種の対民宝具と化す。
『天命へ捧ぐ、無謬の神剣(ファティフェル・エンシス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
鍛冶神ウルカヌスによる神造兵装。
後世のあらゆる聖剣、魔剣に優ると謳われた致命の剣。
ウルカヌスの業火を宿す赫き巨鎧。
大英雄
トゥルヌスを葬った嵐と雷の如き剛槍。以上三種を主兵装とする宝具群。
───この宝具の本領は着用者を神意を遂行するための剣へと変えることにある。
神域に等しい高次元の視点から齎された演算結果を
ライダーの頭脳にインストールし、最適解を導き出すことで神々の望む運命へと到らしめる神代の戦闘AI。
また、最善と判断されたならば鎧の機能により扁桃体に干渉し
ライダーが持ち得ぬ激情を呼び醒ます、負傷を"補修"し万全のパフォーマンスを維持するなど着用者は徹底して戦闘兵器と看做される。
時として人倫を隔絶する神意が齎す未来予測は、善性に富む
ライダーの心身を軋ませるがトロイアの民、延いてはローマの未来を背負った
ライダーが膝を付くことは無い。
『漣猗の導、蒼昊たる新世界へと(マリア・ウンディクェ・エト・ウンディクェ・カエルム)』
ランク:B++ 種別:対海宝具 レンジ:1~70 最大補足:500人
新たなトロイアを目指す
ライダーと苦難の旅路を共に乗り越えた船団。
この船団は建造から船出までに大地母神キュベレ、主神ユピテル、海神ネプトゥーヌスに加えて
船の材木へと変化した
ライダーと共に育った妖精(ニンフ)の加護を受けている。
船を触媒として任意の神霊・或いは
妖精の加護を降ろすことであらゆる災厄に柔軟に対処することが可能。
また隠された能力として沈没した際には船体が"竣工"され、加護を束ね上げた「船の妖精」たる姿へと新生する機能を持つ。
船体と艤装を置換し、第二の生を得た戦闘水精群(ナーイアデス)は、その艤装を以て陸海の敵を討ち滅ぼす。
【解説】
トロイア王家のアンキセスと愛神アフロディーテ(ウェヌス)の間に生まれた半神の英雄。
当初はアカイアとトロイアとの戦争に参加せずにいたがアキレウス率いるアカイア軍が自身の住む場所を攻めた事がきっかけでトロイア側に参戦。
トロイアNo2の実力を持つ英雄ではあるもののアテナ(ミネルヴァ)の加護を受けたディオメデスとの戦いに敗れ戦場を離脱したという経緯を持つ。
最終的には
オデュッセウスのトロイの木馬によりトロイアの都市は陥落しアイネイアスは混乱の最中生き延びたトロイア人と共に都市を脱出し放浪する事となった。
キュベレの聖域、イーダーの霊峰から刈り出された松材で作られた艦隊と共に新天地へと帆を進めたが、
女神ヘラ(ユノ)を始めとした神々の介入により周辺の島々を巡り、途中で父を亡くしながらもカルタゴへと辿り着く。
そこで女王ディードーと出会い、激しい恋に陥るがトロイアを再興させたいゼウス(ユピテル)神はヘルメス(メルクリウス)神を遣わせアイネイアスに警告を発する。
神々の命に従いカルタゴを去り、残されたディードーは自殺した。
一行は新天地へと辿り着き、そこで出会った巫女シビュラの導きによってアイネイアスは冥界の世界へと足を踏み入れた。
そこで亡き父と再会を果たしたアイネイアスは子孫が未来の英雄になる事を告げ、現世へ帰還を果す。
その後、新たなトロイアとなるべきラティウムの地に到着し、
現地の王であるラティヌスに歓迎され、神託により王の娘であるラウィーニアと婚約するが、
以前までラウィーニアの婚約者であったアルデアの王
トゥルヌスから反感を買い、
トロイア人と
トゥルヌスが率いるルトゥリー人の間に戦争が起こった。
トゥルヌスとの戦争直前に母神から鍛冶神が鍛えた武具を授かったという。
最終的には
トゥルヌスとの一騎打ちに勝利し新たなトロイア、ラウィニウムを築いたという。
最終更新:2023年11月03日 22:35