【元ネタ】新約聖書、スラヴ神話
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】
【真名】コスマス&ダミアヌス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運A- 宝具EX
【クラス別スキル】
神性:C(A)
神霊適性を持つかどうか。
アルターエゴらの場合は太陽神スヴァローグに由来する神性を所持しているが、
通常時は二つに分割されている為ランクは低下している。
ハイ・サーヴァント:C(A)
英霊複合体であることを示すスキル。
アルターエゴらと同一視されるスラヴ神話の太陽神スヴァローグが力を貸している。
通常時はスヴァローグの力はアルターエゴ二人にそれぞれ半分に分けられている状態であり、
二人の霊基が一つになる事で全き形となる。
対魔力:A
聖人由来の高い対魔力。
事実上、現代の魔術師ではアルターエゴに傷をつけられない。
但し、教会の秘蹟には対応しない。
陣地作成:A
本来は魔術師のクラススキル。自らに有利な陣地を作り上げる。
アルターエゴらの場合、害あるものを遠ざける“手術室”を形成することが可能。
道具作成:D
医療のエキスパートであるアルターエゴは高精度の医療器具などが作成可能。
境界にて:D(B)
あの世とこの世を切り離す境界を作り出すスヴァローグの権能が由来のスキル。
冠位の暗殺者たる
山の翁が持つ同名のスキルとは効果が異なる部分があり、
即死耐性、恐怖耐性を持つ点では同じだが、自陣営にその耐性を分け与える事ができる。
ランクはサーヴァントとして神の権能をそのまま振るう事は出来ない為Bランクとなっており、
また通常時はスヴァローグの力は分割されているためDランクとなっている。
【固有スキル】
医療の守護者:A
医療に関する守護聖人であるアルターエゴらの持つスキル。
自身の周囲で行われる治療行為の判定を成功させやすくし、また回復速度を向上させる。
アルターエゴの消滅後もその加護は頭蓋の形で残留し、同様の効果を周囲に与える。
コンビネーション(医術):A
特定の相手と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。
アルターエゴらの場合は協力して行う治療効率の向上も表す。
時に命を救う為に、時に命を脅かす脅威を排除するために、この兄弟は完璧な連携を取る。
奇蹟:A-
時に不可能を可能とする奇蹟。
星の開拓者に似た部分があるものの、本質的に異なるものである。
適用される物事についても異なっている。
生前では奇蹟によって幾度の処刑を免れたが結果的には打ち首となった事からランクが低下している。
【宝具】
『輝き清い火神の竜(スヴァローグ・スヴァロギッチ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
アルターエゴたち二人の霊基を一時的に解体し、一つの霊基として繋ぎ合わせる融合宝具。
融合された霊基は太陽神スヴァローグの性質が引き出され、その姿は火炎を纏う竜に近づく。
この状態の『彼』は太陽の如き灼熱のドラゴンブレス、自らの陣地を自陣営に恵みを与えるよう開拓する等の力を発揮する。
その身を竜の姿に近づければ近づける程に振るう力は強力になっていくが、それに比例し霊核への負担は大きくなっていく。
無理に神霊の振るう権能の領域に近づこうとすれば、霊核に不可逆的な損傷が発生しアルターエゴたちは消滅するだろう。
【解説】
3世紀の伝説的聖人であり、双子の兄弟である。医学、医師、薬剤師の守護聖人。
東欧ではクルツマンとダミアンとも。
足を切断された患者に別の人間の足を繋げた逸話を持つ。
また東ヨーロッパでは吸血鬼や屍鬼に絶大な力を持つと考えられていたという。
伝説では、二人はアラビア半島出身でシリヤにて学び、キリキア(小アジア東南部)で内科医として活躍した。
二人は治療費をとらずに奉仕活動をし、聖なる文無しと呼ばれ、それにより多くがキリスト教に改宗した。
しかしローマ帝国皇帝
ディオクレティアヌスのキリスト教徒への大迫害で、打ち首にされた。
伝説によると、ローマ帝国植民地総督リュシアスが二人を縛って海に投げ捨てるように命じると天使が二人を岸へ運んだ。
次に柱に縛り付けて火あぶりにすると炎は刑執行人へ向かった。
リュシアスは二人に石を投げつけるよう命じると、石はすべて二人に届かなかったため、最後に打ち首になったという。
またこの二人はスラヴ神話の太陽神にして火神、鍛冶神のスヴァローグと同一視される。
スヴァローグは自身の口を鋤代わりに使って耕し人間に恵みを与えたという。
またスヴァローグは深い溝を作り、あの世とこの世を切り離す事も出来る。
同一視された彼らの姿は黄金の角を持った牛、雄豚、馬等で表されている。
また民間伝承では火の竜とも扱われる場合がある。
最終更新:2023年09月13日 08:21