金平鹿

【元ネタ】坂上田村麻呂伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】金平鹿
【性別】男性
【身長・体重】176cm・80kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:B
 理性の大半を奪われる代わりにパラメータを上昇させる。
 クラス別スキルであると同時に鬼としての種族特性とも合わさったモノでもあるため、例外的に制御が可能。
 制御中は理性が存在し、落ち着いて会話もできる。

【固有スキル】
鬼種の魔(水):A
 鬼の異能および魔性を表すスキル。
 天性の魔、怪力、カリスマ魔力放出、等との混合スキル。
 魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いが、熊野灘を根城としたバーサーカーの場合は「水」。

海賊の誉れ:B
 海賊独自の価値観から生じる特殊スキル。
 低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行などが複合されている。
 鬼としての種族特性と合わさることで精神汚染は制御が可能であり、デメリットを無効化する。

気配感知:D
 童子と共に舞い踊っていた田村麻呂の様子を鬼ヶ城から伺った事からバーサーカーは本スキルを所有する。
 気配を感じ取ることで、効果範囲内の状況を認識する。
 近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する。

潜伏(洞窟):B-
 仏の加護を有する敵を警戒したバーサーカーが岩屋に身を隠した逸話からのスキル。
 洞窟に身を隠している間は魔力消費を軽減させ、ダメージを徐々に回復させていく効果も持つ。
 また洞窟内においては同ランクの遅滞戦略と同等の効力を発揮するが、
 バーサーカーの場合は血気盛んな鬼種としての性質と海賊としての性格から効果にムラがあり、
 集中力を掻き乱されると効力が低下してしまうデメリットを持つ。

【宝具】
『断崖絶壁・鬼ヶ城(だんがいぜっぺき・おにがじょう)』
ランク:B 種別:対軍宝具(自身) レンジ:1~40 最大捕捉:800人
 バーサーカーが生前に海賊行為の根城にしたとされる断崖に囲われた岩屋の再現。
 熊野灘の荒波によって作り上げられた自然の要塞であり、周囲を覆う絶崖は多勢での侵攻を妨げ、
 ひとたび岩戸を閉じれば、バーサーカーから対象への干渉・観測を不可能とする代わりに、
 バーサーカーや内部の存在への外部からの攻撃を完全にシャットアウト出来る籠城特化型宝具。
 内部にはバーサーカーが生前に従えた手下が召喚されており、この宝具での籠城を放棄する際には
 岩戸が取り払われ、解放された海賊達が人を凌駕する鬼種の身体能力と圧倒的な物量を以て襲い掛かる。

 また、海上でこの宝具を展開した場合はバーサーカー自身の『鬼種の魔(水)』スキルとの併用によって、
 鬼ヶ城周囲の潮流を操作し、侵入はおろか近づくことすら困難とする。

【解説】
 紀伊国熊野の海を荒らし回った鬼の大将。海賊多娥丸などとも呼ばれている。
 金平鹿は熊野灘の鬼ヶ城を居城とし、郷民を悩ませていた。
 鈴鹿山の大嶽丸を退治した坂上田村麻呂がそれを聞きつけ、金平鹿を討伐すべく鬼ヶ城へ向けて船を出した。
 鬼の大将である金平鹿は手下を集め「田村麻呂は物の数ではないが、観音の加護があるので我々の神通力が効かないかもしれない」と
 食料を運び込んだ岩屋の石の戸を閉めてじっと閉じ籠った。
 田村麻呂が攻めあぐねていると、沖にある島のに一人の童子が現れ、弓矢を携え田村麻呂を手招きした。
 千手観音の化身である童子はかしこまる田村丸に「私が舞を舞うから、一緒に舞おう」と語り、
 船を並べた舞台の上で舞い遊んでいると、何事かと思い金平鹿は岩戸を少し開けて顔を出した。
 田村麻呂はここぞとばかりに童子から授かった弓を引き矢を放ち、金平鹿の左眼に撃ち抜いた。
 すると岩屋の中から金平鹿の手下の鬼たち800人が飛び出してきたが、田村麻呂の千の矢先に悉く倒れた。
 金平鹿の首は井土村の谷間に埋められ、祟りを齎さぬよう「さしもぐさたたりをなさじ」と念じて封じ込められた。
 また三重県熊野市井戸町の大馬神社には鬼ヶ城に於いて討ち取られた賊の首を地中に埋め、
 その上に社殿を造ったとの伝承が存在し、この賊の頭が金平鹿(海賊多娥丸)とされている。
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最終更新:2024年09月09日 02:48