室工大シミュ研ルールの特徴

室工大シミュ研ルールの特徴


ここでは他所でプレイされているカードゲーム「超人ロック」との違いについておおまかにまとめています。

室蘭工業大学シミュレーションゲーム研究会のカードゲーム「超人ロック」は
ルール面において他所のロックとは大きく異なります。

細部の違いを挙げていくときりがないので省略しますが、大きな違いとしては
①アライメント毎のキャラクターの人数が固定(ランダム枠が存在しない)
②ロック以外でも自由にキャラクターカードをに表向きにできる
③勝利宣言を行う時、キャラクターカードを表向きにしなければならない
④能力カード(惑星カード)を使用する場合、表にしなければならない
⑤キャラクターカードを見られても勝利宣言に反対できる
⑥格闘の導入
という違いがあります。

上から4つのルールによって「キャラクターの秘匿性」は大きく削がれています。
アライメント毎のキャラクターの数が決まっているため、
どんなに頑張っても自分以外のキャラクターの正体が明らかになった場合、
「ロック・(G)2人・(E)2人・(S)1人が分かっている……つまり残り1人であるお前は(E)だな!」
というように消去法でキャラクターのアライメントが明らかになってしまうことも多々あります。
また、室工大シミュ研ルールでは(G)と(E)のキャラクター数が同じであり、
戦力もほぼ同じになるようにバランスが調整されているため、
キャラクターの正体を隠す必要が無く、最初から全力を出しても問題ないゲームバランスになっています。
キャラクターカードを自由に表にできるので誤射の発生率もかなり低くなります。
例えば、強力なキャラクターが他のキャラクターに襲いかかった上で
「殺されたくなかったらキャラクターカードを表にしろ」
という脅しをかけることができてしまいます。
味方であれば戦闘を終了する、敵もしくはキャラクターカードを表にしないのであれば
そのまま殺すといったようにすることで味方への誤射の確率を減らすことができます。
しかし、このようなことができてしまうためにキャラクターの秘匿性が削がれる要因になっています。
能力カード(惑星カード)を裏向きのまま使用できない、という点も
「ラグだけど手下を拾ったからコーネリアのふりをしよう」というような、
キャラクターを隠すためのテクニックを駆使することができず、
キャラクターの秘匿性が削がれる要因の一つとなっています。

室工大シミュ研ルールではキャラクターは「格闘」という行動を行うことができます。
これにより警官隊や警戒装置の危険性がかなり低くなっています。
そのため、弱いキャラクターでもそこそこは戦えるようになっています。

上記のルールの違いにより室工大シミュ研ルールの超人ロックは
他所の超人ロックとは全く異なるゲームとなっています。
原盤の超人ロックでは正体を隠し相手と探り合いをしつつ自分の目的の為に暗躍することが
ゲームの面白い点となっていましたが、室工大シミュ研ルールでは
全力で敵とぶつかり合い、数々のチャートから生まれる意外性を楽しむゲームとなっています。
他所の超人ロックは原盤のカードゲーム「超人ロック」を改良したものが多いですが、
室工大シミュ研ルールは改良というより、
大本のルールだけ同じである別のゲームとして捉えた方が良いでしょう。

また、室工大シミュ研ではパイルCが最も盛んに遊ばれています。
パイルCとは、キャラクターカードがありとあらゆる
漫画・アニメ・ゲーム等の作品のキャラクターで構成されるゲームです。
キャラクターカードや能力カードがいろんな作品からゲームに参加できるので
追加拡張することが容易なゲームとなっています。
今では総キャラクター数が150を超える大所帯となってしまっています。
また、キャラクターの特殊能力が非常に特徴のあるものとなっているのもパイルCの特徴です。
特殊能力を持たないキャラクターはパイルCには存在せず、逆に特殊能力を使用すれば
一発でキャラクターが特定できる唯一無二の能力をほとんどのキャラクターが持っています。
オリジナリティあふれる特殊能力が数多く存在し、
他のキャラクターの型にはまらない戦いを繰り広げることができます。

原盤の超人ロックでは遊んでいるうちに愛着のあるキャラクターが生まれ、
そのキャラクターでプレイできる時は嬉しいものでしたが、
パイルCでは逆に愛着のあるキャラクターをゲームに追加することが可能になっています。
こういった所もパイルCの魅力の1つになっています。

昔、某掲示板に
「ロックを楽しむ人には2種類いる。1つはカード+ダイスによる意外性のある戦闘を楽しむ人。
 もう1つは正体をいかに欺瞞し、疑心暗鬼に陥らせるかを楽しむタイプだ。
 このタイプはロックなのに説得をせず死ぬこともある。
 前者は派手な戦闘を好むため極端な能力のキャラ・極端な固有特殊能力を歓迎する。 」
という意見が書き込まれたことがありますが、室工大シミュ研ルールはまさしく前者でしょう。
また、パイルCは前者の特徴をさらに強くしたゲームであると断言できます。

普通の超人ロックで遊ばれている方からは室工大シミュ研ルールは
「変なルールだな」「原作へのリスペクトが足りない」「もうこれ超人ロックじゃないじゃん」
と思われるでしょうが、どうか暖かい目で見てやってください。

私は室工大シミュ研ロックのルールを作成した世代の方々とは会ったことすらない後輩ですので、
このルールの設計思想を把握していないため、とんちんかんなことを述べているかもしれません。
もしルールを作成した方々がこのページを見てくださったのならご指摘をお願いします。



先日、国際通信社様がボードゲーム「超人ロック」を年内に発売予定であることが発表されました。
超人ロックファンの1人として大変嬉しく思います。
これをきっかけに超人ロックファンが増えてくれるといいなあと思います。

2018/09/18 waka

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最終更新:2018年09月18日 20:46
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