作業用 HGUC キット評価表 2010年発売分
114 RB-79 ボール ツインセット
2010.09.11発売 1365円 (本体1300円)総合○
総評
HGUC/ロトに続く2個セットでの商品化。ポリキャップレス仕様なのもロト同様。主兵装の頭頂(?)部の大砲は、Ver.ka風にアレンジされた通常のものと、08小隊に登場した2連装のものが付属する。
専用のスタンドが付属し、浮遊状態で飾れるあたりは嬉しいポイント。
プロポーション
前述の大砲以外はアニメ設定寄りのデザインであり、アレンジは控えめ。ただし、今後のバリエーションを見越したようなパーツ分割のため、本体(球)のパネルラインは多くなっている。
ちなみに、実サイズそのものは1stガンダム放映当時の旧キットより小さくなっている。(ボールの大きさの設定は当時から割と曖昧だったため)
関節
ポリキャップレス仕様で、主砲、腕部ともにABS関節。腕の付け根はボールジョイント。腕部先端の爪は上下一体成形なので、物を挟むような動きができない。
色分け
ほぼ完璧。コクピットハッチと側面のカメラ(?)は薄めのクリアグリーンで成形されている。側面の丸い穴の黒と、コクピット内部のグレー、2連装キャノン砲センサー部のグリーンは要塗装。
なお、キットにはシール類が全く付属しない。
武器・付属品
- 180mm低反動砲
- 2連装キャノン砲
- スタンド (本体保持用の部分をアクションベース2に取り付けることも可能)
2個セットなので、上記はそれぞれ2個ずつ付属する。
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17113 RGM-79C ジム改
2010.08.21発売 1260円 (本体1200円)総合○
総評
HGUC/パワードジムのバリエーションキット(アニメ設定とは逆の関係になる)。そのため、パワードの長所短所も受け継いでいる。配色はトリントン基地仕様。
本キットの売りとして、新規ランナーで追加されたハイディテールタイプの手首が付属する。
HGUC/パワードジム発売から4年経って、ようやく普通の左握り拳が追加されたが、左の武器持ち手がないのは変わらず。
プロポーション
HGUC基準では無難なGM系の体型だが、元となったHGUC/パワードジムに引っ張られているのか胸部がややゴツい印象。カトキハジメのデザイン画を追い求める向きには、やはりあちこち気になるのもパワード譲り。
なお肩の引き出し関節は、新規パーツ(D-43、44)とHGUC/パワードジムのパーツ(D-9)が両方入っている。
肩の付き位置が変わるので間違えないよう注意。
関節
ほぼHGUC/パワードジムと同等。ヒジとヒザはABSの挟み込み式。色分け
ほぼ設定どおり。フンドシの黄色いV字はテトロンシール。バーニア内部の赤や細部のグレーは要塗装。また、新規の手首はグレー成形なので、手の甲のデザートピンク(本体色)も要塗装。
武器・付属品
- 90mmマシンガン
- ハイパーバズーカ
- シールド
- ビームサーベル(柄のみ、取り付け穴は開口済み)
- 銃持ち手(右)×1、穴開き握り手(右)、銃添え手(左)(手首軸可動)
- 以上はHGUC/パワードジムと同一のもの
- 連邦系共通ハイディテール手首パーツ(MP-1E)
- アクションベース1取り付け用アタッチメント(アクションベース2は直接取り付け可)
- マーキング用テトロンシール
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17111 MSZ-010 ダブルゼータガンダム
2010.06.19発売 2415円 (本体2300円)総合○
総評
1999年のHGUCシリーズ開始からずっと発売が待たれていたZZがようやく登場。本キットの発売により、初代~逆シャアまでの全主役機がHGUCで揃うことになった。
1/144ZZとしては、旧キットから24年振り、初代HG/ZZからは19年振りのキット化となる。
差し替えによりMS形態からGフォートレス、コアトップ、コアベースへの変形が可能。MS・MA両形態のプロポーションもうまく両立されている。とはいえ変形時に全身を分解してから組み直していく様子は、さながら選択式の組立キット(コンパチ)に近い趣き。
ヘルメット部分は一体成形で、本体も合わせ目がほぼ外に出ないパーツ分割となっており、組みやすさにも配慮されている。2010年発売のHGUCとして充分満足いくレベルのキット構成。
Gフォートレスを支えるベースとなるパーツは、これを介して別売りのアクションベース1にも接続可能。
また、使わないときは変形で余ったパーツの一部を格納しておくことができる親切設計。
劇中でハイパービームサーベルを左手で持つことも多かったが、左の持ち手が付属しないのは残念な点。
全体的には良キットと言ってよい出来。総合評価では◎を推す声も多かったが、詰めが甘い箇所の数も(細かい点ながら)多かったため、辛くも○となった。
プロポーション
かなり良好。初代HG/ZZのような完全変形を捨てて差し替え変形を選んだため、上半身がコンパクトで足が長い、バランスのとれたヒーロー体型を実現している。旧1/144よりはマッシブ、初代HG/ZZよりはスマートなイメージ。
なお、ダブルビームライフルは過去の可変キット同様、MS時にはかなり巨大に見える。
後ろから見るとバックパックも大き目。
ハイパービームサーベルの刃はクリアピンク成形でMGモデルの標準的なもの。柄に比べて刃の太さがややボリューム不足かも。
各飛行形態はどれもプロポーションが良く、手堅くまとめられている。
ただしコアトップのコアブロックは合体状態のみで取り外しは不可。
また、付属のコアファイターは1機のみなので、コアトップ、コアベース、コアファイターでの編隊は組めない。
関節
最も苦しい部分。部位ごとの可動範囲は必要十分なのだが、元デザインの都合上、各ユニット同士の干渉が激しく、せっかくの可動がかなり殺されてしまっている。特に肩周りにはそれが顕著で、バックパックと肩アーマーが干渉し、腕を上げるのも一苦労するレベル。(説明書のライフル射撃シーンでも、肩上部の青いプレートを外側に逃がしてなんとか再現している。)
ただ、ZZという機体のキャラクターがそれほど派手なポーズ付けを必要とするものでもない上、本キットが1/144で差し替え変形を実現していることも考えれば充分許容範囲と言える。
前腕のシールドは、主翼を尾翼側に回すことでピッタリ畳むことができる。
バックパックのミサイルポッドは開閉式。
ダブルビームライフルを持たせると、武器の重さに対して右手首保持力が弱いためにややブラブラしてしまう。
色分け
本体の白い部分の成形色は、劇中イメージに沿ってやや薄緑がかった白となっている。色分けについては、脚部に散らばる黄や青のノズルまで細かく色分けされていて優秀。(さすがにノズル内側の赤は無理だったが)
ツインアイ、各部ノズルの黒部分、ライフルのセンサー、コアファイターとライフル機首のキャノピー、ヒザパッド先端の赤はシールで再現。(ダブルビームライフルの黄色部分だけはシールでの再現もなし)
武器・付属品
- ダブルビームライフル+銃持ち手(右)
- ハイパービームサーベル×2
- コアファイター(コアベース合体状態は差し替えで再現)
- サーベル保持用右手、左握り拳
- Gフォートレス用ベースパーツ
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17110 GF13-017NJ2 ゴッドガンダム
2010.05.21発売 1890円 (本体1800円)総合○
総評
HGAW/ガンダムXに続く、宇宙世紀以外からのキット化第二弾。HGFC(Future Century)としては第一弾となる。
劇中イメージをうまく拾った外観と、よく動く関節を持った好キット。
キット構成は近年のHG基準に沿っており、合わせ目も少なくなっている。
ヘルメットは1パーツ成形ではなく前後貼り合わせだが、逆にディテールはしっかりしていて良いとの声もある。
劇中ギミックについては、コアランダー変形合体、胸部エネルギープライヤー展開、脚部スラスター展開等、おおむね再現されている。
腕部装甲の展開は差し替えにより再現。肩部マシンキャノンは開閉のみで回転はしない。
付属する手首の種類はHGAUC中最多と言ってよいほど豊富。クリアオレンジ成形されたゴッドフィンガー用手首も付いている。
しかしMFは格闘戦主体の設定ゆえに武器等の付属品はあまりない。
また背中の日輪エフェクトパーツも付属していないため、価格については若干割高感がある。(日輪はMS in ActionのGガン付属のものが流用可という報告がある)
プロポーション
最近のHG等の傾向としてスマートにアレンジされたキットが多い中で、本キットは例外的にガッシリとした体型になっている。全体的にはプロポーションは良好で、顔もイケメンになっている。
フロントアーマーの長さはほぼ設定通り。ただ下半身の印象として、太ももがやや短くひざ下のボリュームが大き過ぎるという声もある。
なお、前から見るとコアランダーのエネルギー発生装置の赤いパーツの肉抜きがかなり目立つため、プラ板やパテで埋める、前後を裏返して組む、ホイルシールの赤い部分の余白を切り出して貼る、などの対策を推奨。
なお、Gガンダムの設定上の身長は16.6mだが、本キットはなぜかHGAW/ガンダムX(設定身長17.1m)よりも背が高く、HGUC/ガンダム(設定身長18.0m)に迫るサイズとなっている。
関節
ヒジは90度強、ヒザは120度程度可動する。肩関節基部の引き出しや腰のBJ、股関節スイング・三軸可動など、近年のHGUCの基準を満たす可動範囲で、MFらしいファイティングポーズも決まる。近年のガンダム系HGに見られる腹のボール軸がコアランダー再現のため下側しか入っていないが、代わりに腰リアアーマーを跳ね上げる事で胴の屈伸に対応してるのは良アイデア。
また、サイドアーマーの接続は新しいタイプの角穴PCで、横方向に無駄に回転しないようになっている。
ヒジ・ヒザ関節などは後ハメ加工いらずになっており、塗装派も安心。
足首のアンクルアーマーは2パーツ構成になっているが、パーツ間がHG00/オーガンダムのようなBJ接続ではなく単なる差し込みになっているため可動範囲が狭まっている点は惜しい。
色分け
比較的高水準で再現されている。肩やフロントアーマーの黒ラインは細いシールにて対応されている。
部分塗装が必要な箇所は、バルカン砲口の黄色等の細かい部分のみ。
また、腰回りのパーツの裏はデザイン上丸見えになってしまうので、気になる人は裏をつや消し黒などで塗装した方が良いかも。
今回はHGAW/ガンダムXで採用されたような「肩接続部に関節色パーツを入れる事で接続部の外観を自然に見せる」といった構成にはなっていないのがやや残念。
武器・付属品
- ゴッドスラッシュ(刃はクリアパーツ、長短2種類)
- 手首パーツ
- 武器持ち手(左右)
- 握り拳(左右)
- 演舞用平手(左右)
- ゴッドフィンガー用平手(左右)
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17108 RGZ-95C リゼル(隊長機)
2010.03.18発売 2310円 (本体2200円)総合○
総評
HGUC/リゼルのバリエーションキット。背部の兵装と一部の成形色が異なる。設定上、隊長機と一般機の外見上の違いは配色のみということになっていて、こちらのキットは「可変翼タイプのウイング・バインダー」と「メガ・ビーム・ランチャー」を装備した状態となる。
一般機にセットされている「ボックスタイプのバックパック」と「ビーム・ライフル」は付属しない。
WR形態では一般機と上記の兵装を交換・共有することができるが、MS形態では背部兵装を装着するフレームが新規のものになっており、ボックスタイプのバックパックは装着不可。
逆に一般機の背部フレームにメガ・ビーム・ランチャー付きの機首を装備することもできない(機首がバックパックと干渉する)。
プロポーション
本体はHGUC/リゼル参照。新規パーツは長大なものが多いので、シルエットはより強そうなものになっている。
関節
本体はHGUC/リゼル参照。ウイング・バインダーの可変翼は20~30°ほどの可動範囲。
メガ・ビーム・ランチャーはABS+スチロールの多重関節フレームで機首とつながり各ポジションにあわせて移動。
ただ、MS形態ではやはり右腕との干渉が起こるため、ストレスなく構えられるというわけにはいかない。
一応の解決策として、接続部に角度の付いた銃持ち右手パーツが追加されている。
色分け
一般機との違いは胸と靴の青がダークグレーに、各センサー部のピンクがグリーンに変わったところ。新規パーツで塗装の必要な個所はメガ・ビーム・ランチャーのパイプの白と、新規に追加された銃持ち右手のパーツのグレー(親指側は従来のパーツを使うのだが、こちらと成形色が異なりダークグレー成形)。
武器・付属品
- メガ・ビーム・ランチャー(新規WR機首とフレームで接続)+銃持ち手(右)(手首軸に角度付)
- ビーム・サーベル×2(サーベル刃はクリアピンク成形×2)
- 不要パーツ扱いだがクリアグリーン成形のものも1本付属
- ホイルシール+マーキング用テトロンシール
その他はHGUC/リゼルと同様
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17107 MS-06F-2 ザクF2型(連邦軍仕様)
2010.03.11発売 1575円 (本体1500円)総合◎
総評
HGUC/ザクF2型の翌月に発売されたカラーバリエーションキット。元のキットの成形色の緑の部分がすべて白(クリーム色)に変わっている他、付属シールも連邦のマーキングデザインに変わっている。
それ以外の部分の構成や付属品は元キットと全く同じなので、詳細評価はHGUC/ザクF2型を参照のこと。
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17106 D-50C ロト ツインセット
2010.03.11発売 1680円 (本体1600円)総合○
総評
意欲的なキット。頭頂90mm弱と1/144MSキット最小かつHGUC初のポリキャップレスキット。加えて変形機構も差し替えなしで再現できる。故に組立や取り扱いに若干注意が必要な部分もある。
また本キットは作中の2体一組での運用するという設定を受けてか2体1セットなっている。
プロポーション
設定画等に比べ胴・腹部分がかなり肥大化している。これは変形機構(頭部・肩関節収納)と色パーツ分けが原因と思われる。実際キットは小さく変形時の整合性も含めてあまり気にならない模様。
関節
関節部にはすべてABSが使われており塗装の際には注意が必要。またハメ込みの部分も多い。超小型なため関節周りもかなり小型になっており組立・取り扱い時の破損には注意が必要。
可動については首・肩・股間・足首がボールジョイント接続。ヒジヒザ90度程度、腰は横軸回転のみ、と必要十分な程度。
またデザイン上重心が背面部に偏っており、スタンドなしで立たせることやポーズを取らせることがやや難しい。
色分け
大まかに成形色で再現されているがカメラアイ部分、胸等の白部分はシール再現。頭部センサー部、ハンドミサイル内部等一部細かい部分は要塗装。
武器・付属品
- ロング・キャノン×2(胴側肩部分に取り付け)
- メガ・マシンキャノン(胴側肩部分に取り付け)
- マシンキャノン(右腕側肩部に取り付け)
- 投光器(左腕側肩部に取り付け)
- 腕部ミサイルコンテナ展開パーツ×2
- ビームバーナー(左右)
表記するのは1体分でありキットには2体分付属している
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17105 MS-06F-2 ザクF2型(ジオン軍仕様)
2010.02.25発売 1575円 (本体1500円)総合◎
総評
良キット。他のザク系より大幅に価格が上昇しているがそれに見合ったクオリティ。目立つ合せ目も極力少なく、関節周りも近年のHG水準まで引き上げられいる。
頭部パーツが3種、マシンガン2種、ミサイルポッド等々オプション面も充実。残念ながらザクバズーカは付属しない。
腰回りにマガジンやハンドグレネードを付けられるようになっている。
プロポーション
良好。設定画と作中のイメージをHGUCフォーマットで上手くまとめられている。構造上二の腕が太め、シールドアーマーの幅が狭いなど細かい部分は好みで気になる程度か。
関節
デザイン上パイプ等が干渉する部分も多く、驚異的な可動範囲ではないが全体的に良く動くように設計されている。HG00/ダブルオー用のポリキャップ(PC-001)が採用されておりABSレス仕様。小型ポリのため緩い部分もあるため必要ならば要調整。
パイプ関係は軟質素材。
モノアイは可動式、首はポリダブルボールジョント接続、胴側にクリアランスが取られておりそれなりに表情付けは可能。
肩周りはHG00などの様に胴側に引き出し式ポリキャップにボールジョイント。しかしポリ部分にカバーパーツがありポリキャップが大幅に露出しないようになっている。前引き出しに加えフレキシブルに動き印象的なポーズを含め自然なポーズが取れる。
ヒジヒザなどは90度程度。腰はパイプ等の干渉により多少上下左右に振れる程度。
股周りはロール軸関節になっている。足首はソールと甲部分が別体になっており接地性良好。
色分け
足りない部分はバーニアやミサイルポッドミサイル等細かい部分のみで基本色は完璧。モノアイはシール。マーキングシールはジオン公国マークなどがあるジオン仕様。
武器・付属品
- MMP-78ザクマシンガン(マガジンを取り外すと対空砲弾マガジン装填状態に)
- ザクマシンガン用マガジン×2
- MMP-80マシンガン
- ヒートホーク+腰アーマー接続用パーツ
- ハンドグレネード(2ヶ一体成形、腰アーマーに取付)
- 3連ミサイルポッド+脚部接続用パーツ
- 銃持ち手(右)×1、平手(左)、穴空き握り手(左右)
- 一般機/指揮官機(角付)/アップリケアーマー付頭部パーツ(選択式)
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17104 RGM-89S スタークジェガン
2010.02.18発売 2100円 (本体2000円)総合◎
総評
良作だったHGUC/ジェガンの大幅パーツ替えキット。出自はガンダムUCで、ジェガンに追加装備を施した特務仕様強化機という設定。ジェガンのバリエではあるが、追加武装以外の部分でも、胸部や顔、スカートアーマー、バックパック等、かなりのパーツが新規設計されている。
機体のボリュームもなかなかのものなので、価格に見合った満足感はあるかも。
プロポーション
両肩の大型3連ミサイルポッド、各部の追加装甲による無骨なシルエット、ミリタリー系グリーンの本体色、といった要素によって重厚で迫力のある外観になっている。マスクもチンガード付きのハードなイメージとなり、HGUC/ジェガンにあった連邦量産機特有の頼りない雰囲気はなくなった。
HGUC/FAガンダム7号機などとは異なり、素体の上から追加装甲をかぶせる構造になっているので、装甲をつけなければ「なんちゃってD型」の再現も可能。
装甲あり・なし両方ともに破綻のない良プロポーション。
素体部分のプロポーションはジェガンに準じるが、追加装甲で増えたボリュームとバランスを取るためか、つま先はジェガンより長めになっている。
ちなみに本機はミサイルを撃ち尽くすとポッドをパージして身軽になる設定だが、実際に外すと接続ピンとラッチのモールドが肩側装甲に残ってしまうので、見栄えはあまりよくない。
リアスカート裏は表面の形状そのままの抜きになっていて実感に欠けるので、気になる人はつや消し黒で塗るかパテで裏打ちする等の対処を。
また、ジェガン同様アクションベース接続用の穴を塞ぐパーツは付属しない。
関節
ゴツい見た目に反し、各部装甲が干渉することもなく良く動く。素のHGUC/ジェガンにはあった肩関節基部の跳ね上げ機構は今回省略されているが、ミサイルポッドのせいで元々そこまで肩が上がらないためあまり気にはならない。(縁の部分を削ることによりミサイルポッドパージ後のポージング自由度が少し改善するという報告あり)
背部のスタビライザーは可動する。
その他の部分に関してはジェガンを参照。
色分け
本体の成形色はHGUC/ジェガンのライトグリーンからダークグリーンに変更された。基本的に本体は単色なので、ほぼ無理なく色分けされている。追加武装も、ミサイルポッドの弾頭の赤まできちんと色分けされている。
色分け不足な部分は、胸部バルカン、ミサイルポッドのセンサー、腰のVマークなど。(残念ながら今回は色分け用のホイルシールが全く付属しない)
素のジェガンとは異なるパターンの部隊用マーキングシールが付いている。
武器・付属品
- 専用ハイパーバズーカ
- ビームライフル(ジム2と同型)
- ビームサーベル(刃はクリアピンク成形で長/短各1(SB5))
- 銃持ち手(右)×1
- 穴開き握り手(左右)
ビームサーベルのグリップは1個のみ。設定上の収納スペースである前腕増加装甲に収納することはできない。
ハイパーバズーカを持たせる場合は、肩のミサイルポッドと干渉するため小脇に抱える形になる。
銃持ち手は右用一つしか付属しない上、銃火器用マウントラッチもないため付属武器をフル装備することはできない。
関連ページ
最終更新 2011/09/15 09:17103 RGZ-95 リゼル
2010.01.22発売 2100円 (本体2000円)総合○
総評
差し替えによりウェーブライダー形態への変形を再現し、MS形態でもプロポーションに破綻のないようにまとめられてる。ヒジ関節等にABSが採用されていてる。
大型かつボリュームのある本体だが、HG00ポリキャップ(PC-001)を使っており全体的にゆるめな傾向がある模様。
プロポーション
MS形態は概ね良好。胴肩関節の隙間が気になる程度。WR形態は設定より肉厚な形状。
また頭部額当ての形状が設定と違う、ディテールのような処理はされているものの肉抜きが目立つ部分もある。
関節
胴部分は差し替え変形の都合上肩のスイング機構はなし、代わりに肩側接続がボールジョイントになっており若干表情付けが可能になっている。ヒジはABSを採用し90度強まで曲がり、腰は胴側にボール接続だが造形上多少左右にふれる程度。
打って変わって下半身は良好。
股・太もも上部はMGなどにも採用されているロールタイプ。
ヒザは2重関節で180度曲がり、つま先も可動する。これらは変形時のギミックでもある。
色分け
バイザー・センサーの赤い部分や股間の連邦マークはホイルシール、細かい白部分も別色成形されており色分けに関しては概ねカバー出来ている、色が足りないのは股間・フロントアーマー回り、バックパックテール部分程度。バイザーはクリア成形別体の裏側にホイルシールという形だが、成形色がランナーの都合上かサーベルと同じクリアピンクになっている。
武器・付属品
- ビームライフル+銃持ち手(右)
- ビームサーベル(柄×2、ビーム刃はクリアピンク成形×1)
- シールド/ビームキャノン
- 穴開き握り手(左右)
- WR形態変形用フレーム(本体)+脚部固定フレーム(左右)