作業用 HGUC キット評価表 2000年発売分
18 RX-78GP01Fb ガンダムGP01 フルバーニアン
2000.12発売 1575円 (本体1500円)総合◎
総評
GP01陸戦型の大幅パーツ替えキット。HGUC屈指の名作GP01からの派生キットだけあって出来は良い。陸戦型からの変更点は胸部スラスター、肩、腰、すね、バックパック、コアファイター後部などの形状と胸部の配色。
両方持っていれば強引にコンパチも可。
プロポーション
こちらも陸戦型と同様にカトキ版とでもいうべきリファインで、アニメ設定画のようなガッシリ感はないが非常にスタイリッシュ。増加スリッパは中の足と一体の1パーツ成形。
肩及び胸のスラスターはともに展開状態しか付属しないのは惜しい所。
関節
可動範囲はHGUCスタンダードな機構で良好。ただ、バックパックの重量のため若干だが後ろにコケやすい。シールドは肩アーマーに干渉してしまい側面に装備しづらいのが残念。
色分け
基本的な色分けは成形色とシールでほぼ完全になされるが肩、胸部、バックパックの各スラスターは要色分け。武器・付属品
- ビームライフル
- ビームサーベル(白成形)
- シールド(伸縮しない)
- コアファイター2fb(ファイター形態)
陸戦型に付いていた90mmマシンガンは付属しない。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5517 MS-09F ドムトローペン
2000.11発売 1575円 (本体1500円)総合○ 関節○ ギミック○ 武器◎
総評
成形色替え+武器等を大幅に追加したHGUC/ドムトローペン サンドブラウンと比べると、かなり割高感がある。特に紫のドムトロが欲しいのであれば仕方がないが、そうでない人にはサンドブラウンをオススメ。
キット自体の出来はかなり高水準。
肩アーマー裏の接合ピンが丸見えなので、気になる人は改修してください。
プロポーション
スカートの弾倉取り付け穴がやや気になるか。「腕が細い」という意見があるが、ドムトロはアニメ画稿からして腕が細く描かれている。
関節
両手首の人差し指が可動する。装甲の厚さの割には可動範囲は広く、平均的HGUCと遜色ない。
色分け
モノアイはシール。塗装が必要なのはヒートサーベルくらい。武器・付属品
- ラケーテンバズ+弾倉×4
- ヒートサーベル(グレー成形)
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5516 MS-14F ゲルググマリーネ
2000.10発売 1260円 (本体1200円)総合○ 関○ ギ○ 武○
総評
劇中イメージとはかなり違うが、キットとしてはよくできた量産型。何げにHGUC/ドムトローペン サンドブラウンと手首互換=武器互換なとこは嬉しい。ラケーテンバズがなかなかよく似合うので、是非一度お試しを。
プロポーション
設定画や劇中のボリュームのある体型ではなく、むしろ1stのゲルググのプロポーションにかなり近い。キット単体としてはまずまず。
関節
普通にHGUCレベルで可動範囲、保持力共に良好。肩関節基部の前後スイング可動は無し。
色分け
モノアイはシール。バーニア内部など細部を除けば、塗装時に後ハメ加工もマスキングも一切不要という、何気に超絶設計。
武器・付属品
- MMP-80 マシンガン+銃持ち手(右)
- ビームサーベル(柄まで一体のクリアイエロー成形)
- スパイクシールド
- 背部プロペラントタンク
- 穴開き握り手(左右)
- 平手(左)
先述の通りHGUC/ドムトローペン サンドブラウン(HGUC/ドムトローペン)と手首が共通デザインなので、大量の武器が違和感なく装備できる。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5515 AMX-107 バウ
2000.09発売 1260円 (本体1200円)総合○ 関○ ギ◎ 武○
総評
設定どおりの分離変形を再現しつつ、MS/MA両方で外見のバランスを保っている。マスプロダクションモデルゆえに生まれた欠点(価格を押さえるためには仕方のない部分)を除けば出来は良好。
プロポーション
堅太りな出渕設定画と異なるプロポーション。アクシズ版Zガンダムの異名からか、Zに近いすらりとしたヒロイックなプロポーションでリファインされている。キットはリファイン画をかなり忠実に再現。
関節
ギミックの都合上どうしても腰が回らないがその他はまずまず。ヒザはかなり動く。
一部の関節はポリ剥き出し。ヒジ・ヒザ関節にはカバーが付く。
色分け
色再現度はやや低めだがHGUCの標準程度は保っている。塗装時にマスキング必要個所多し。モノアイはシールにて再現。
龍飛のマーキングシール付属。
武器・付属品
- ビームライフル
- ビームサーベル(オレンジ成形)
- シールド
背中のプロペラントタンクは取り外しできない。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5514 AMX-011 ザクIII
2000.09発売 1575円 (本体1500円)総合△ 関× ギ○ 武○
総評
HGUC/ザクIII改の大幅パーツ替えキット。全体的に見ればHGUC基準を出せているのだが、難点も多くキットのデカさでカバーしている感がある。
プロポーション
全高25m級の大型MSでガッチリ体系なのだが、キットは、胴部分が細い、内側脹脛がボリューム不足、とイマイチ全体のプロポーションの流れが悪い。設定画(2次元)のウソが胸部に集中しており、それを昇華できず上半身の貧弱感が否めないのが残念。
HGUC/ザクIII改と胸部が共用にリデザインされているので、気になる人はダクトをパテ埋め等で処理しよう。
一般的なイメージよりも頭頂部が高く尖っている。
関節
保持力は良好。腰部ビームキャノン発射ポーズがとれるが、可動範囲はデザイン上かなり厳しい。
キャノン発射ポーズのために、手首の軸がかなり長く貧弱さが気になる。
幸いMGの手首とPCの規格が同じなので(PC-111のB)、無改造で流用できる。
色分け
モノアイはシールで再現。武器・付属品
- ビームライフル(銃剣ヒートサーベルはポリキャップ接続)
- ビームサーベル(柄まで一体のダークグレー成形)×2
- 穴開き握り手(左右)
- 銃持ち手(左右)
銃剣のマウントはポリパーツが露出している(PC-111のI)ので塗装時には注意。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5513 RX-78GP01 ガンダムGP01 ゼフィランサス
2000.08発売 1260円 (本体1200円)総合◎ 関◎ ギ○ 武○
総評
傑作。HGUCの枠内でMGと同様のことをやろうとした徒花的キット。そのためパーツ数がやたら多く初心者にはあまりオススメできないが、13cmガンプラの一つの可能性を見ることができる。内容はやり過ぎの一言。
プロポーション
アニメ設定とは異なり、MG版準拠のGP01 Ver.Ka 的なスタイル。太腿からスリッパにかけてのラインの流れや上腕のボリュームなど、MG版よりも改善された色気のあるプロポーションとなっており非常に良好。
関節
可動範囲、保持力とも良好で肩関節は前後スイング可動。独立可動する肩アーマーの構造、足首関節ブロックのクリアランス、ヒザ関節~スネのフレーム構造などパーツ構成の面でも見所は多い。
色分け
主要な色分けは一通り再現されている。またスカート部、脚部のセンサー類は外装とは別パーツのグレー成形となっている。
武器・付属品
- ビームライフル
- 90mmマシンガン
- ビームサーベル(白成形)
- シールド(伸縮しない)
- 銃持ち手(右)×1
- 穴開き握り手(左右)
- コアファイター2(ファイター形態)
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5512 RMS-106 ハイザック
2000.07発売 1050円 (本体1000円)総合○ 関○ ギ○ 武○
総評
HGUCシリーズ全体のコンセプトがアニメ版尊重の方向に固まる前の商品のため、肩の動力パイプ部が可動優先のデザインに変更されている。HGUC/ガンキャノンの様なシルエット面に大きな変化があるようなリファインではないため、プロポーションと可動範囲の向上されたハイザックが比較的安価に入手可能となったことはザクマニアとしてはうれしいところ。
新技術が投入されたり、多彩な武器がついたりetc.といった、明確な「ウリ」がないため敬遠されてしまっているのが非常に惜しい。
プロポーション
シルエット的に大きく変わった訳でもなく、連邦のザクらしい、特徴のないのが特徴のプロポーションを正確に再現。敵役らしい凶悪な印象はない。可動との兼ね合いから、脇-腕のパイプの取り回しが設定とは違う。
関節
標準的な可動範囲。初期の作品ゆえ、まだABSの導入はされていないが、オーソドックスな作りゆえ安定した可動が得られ、ある程度自由なポージングが行える。
先述したパイプの関係で上腕が回転しないが、それでポーズが制限されるワケでもない。
また、PC(あくまでもPCに限定)がむき出しとなるのも、右肩上面のみである。
色分け
モノアイはシール。口部ダクト、ザクマシンガン改のスコープ部(赤)、シールドの星(黄)などに一部塗装が必要な他は、ほぼ完璧に色分け分割されている。
アサフレックス成形のパイプは無塗装だとオモチャっぽい。
武器・付属品
- ザクマシンガン改+銃持ち手(右)
- シールド
- 穴開き握り手(左右)
バックパックのスタビライザーは可動式。
旧キットの武器セットからミサイルポッドその他が無改造で流用可能。ただジョイントパーツ等はないので、接続はハメ込みのみとなりややグラつく。強度的にも加工した方がベター。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5511 AMX-004-2 キュベレイMk-Ⅱ
2000.06発売 1575円 (本体1500円)総合○ 関○ ギ○ 武○
総評
HGUC/キュベレイの完全成形色替えキット。飛行ポーズの再現と、ショルダーバインダー裏側のディテールに注目!
2000年9月にはメッキ+塗装済の、エクストラフィニッシュバージョン キュベレイMk-II ブルーメタリック(2625円税込)、エクストラフィニッシュバージョン キュベレイMk-II レッドメタリック(2625円税込)という商品も発売された。赤いキュベレイMk-IIはこのバージョンでしかリリースされていない。
プロポーション
優雅かつ繊細なラインは小スケールを考慮すれば良く拾えているといえる。ただ肩バインダー付け根辺りの丸みの無さや胸部コクピットハッチの形状等、残念な部分もある。
バンダイエッジを処理するだけでもかなり見栄えは変わるので初心者でも是非挑戦していただきたい。
関節
肩バインダーを触りすぎるとヘタりやすい。飛行ポーズ再現のために、首と腰が大胆に可動し、つま先も独立可動。
コクピットハッチは開閉する。
ヒジ関節と手首にポリ露出があるが、そんなに目立たない。
色分け
機体各所のスリットのピンクはシール。未塗装でもバッチリ決まります。
ジオンマークの転写式ガンダムデカールが追加された。
武器・付属品
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5510 RMS-099 リックディアス
2000.06発売 1260円 (本体1200円)総合○ 関節○ ギミック◎ 武器○
総評
相応の完成度。もともとポーズ付けしにくいデザインだが、肩関節などにそれを克服する努力がみられる。
バルカンカバーの展開が設定とは異なる。
HGUC/リックディアス(クワトロ機)との違いは成形色のみ。
プロポーション
永野設定画ともカトキリファイン画とも異なる。ややボリューム不足の感があるがキット単体としては概ね良好。
百式との整合性を狙ったためか、ジオンの重MS的な柔らかさを失った。
関節
肩関節基部はフレームパーツを介し、前後にスイング可能。腕も横方向へ水平まで振り上げられる。
旧キットとは違い、首も回転する。
色分け
モノアイはクリアグリーン成形。背部バインダー中央部は要塗装。
武器・付属品
- クレイバズーカ(保持の際にバインダーと干渉)
- ビームピストル×2
- ビームサーベル+ビーム刃(クリアグリーン成形)
- 穴開き握り手(左右)(人差し指が可動)
頭部バルカンファランクス展開可。手首は人差し指が可動する握り手のみ。
定番改修
ヒザフレームがBB戦士なみの肉抜きなのでパテ埋め推奨。胸の合わせ目は肩のパイプに隠れて目立たないので、腹部の後ハメ加工の必要はない。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5509 MS-07B グフ
2000.04発売 840円 (本体800円)総合○ 関○ ギ○ 武◎
総評
付属品も充実し、よくまとまった良キット。だがプロポーションのアレンジに賛否が分かれる。2000年9月にはメッキ+塗装済のエクストラフィニッシュバージョン グフ ブルーメタリック(1365円税込)という商品も発売された。
プロポーション
1st劇中のどっしりとした印象とは異なる、08小隊のグフカスタムに近い腰高でスマートな体型となっている。そこが気になる人は要注意のこと。しかしキットのプロポーションそのものは非常に良好。
関節
スカートが一体成形ながら足を45度位まで前に出すことができる。その他の関節は可動範囲、保持力とも良好。
色分け
主要な色分けは一通り再現されている。モノアイはシールによる再現。武器・付属品
- ヒートロッド(下に垂らした状態と伸びた状態の2種、グレーの軟質樹脂成形)
- 武器持ち手(右)(ヒートロッドとMMP-78マシンガンに差し換え)
- 左手の五連装マシンガン
- ヒート剣(黒色成形)+サーベル持ち手(右)
- シールド(ヒート剣収納可)
- MMP-78ザクマシンガン
MMP-78ザクマシンガンは純粋なおまけ武器と思われる。
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5508 MSM-03 ゴッグ
2000.03発売 840円 (本体800円)総合○ 関○ ギ○ 武-
総評
元のデザインが原因だが、パーツの大味さは同シリーズのHGUC/ザクIII改を超える。腕のパーツを差し替えることで巡航形態を再現。
接地性の確保を目的に、スネとソールの間に関節が新たにデザインされた。
プロポーション
ドングリに手足が生えたというか、お相撲さんというか愛嬌のある素朴な体形。やや胴体と腕が離すぎている印象か?
直立姿勢を基準にデザインされているので、ハイゴッグのように地面に手をつけた前傾姿勢はとれません。
関節
腕の蛇腹はABSのボールジョイントでよく動きます。アイアンネイルもABSで5本指が独立可動。ただし付け根の細さが、閉じると結構目立ちます。
頭&腰もイイワケ程度には回ります。
胴に意味のないPCが仕込まれています。これを利用すると小改造で肩の上下スイングが作れそうです。
色分け
新デザインの足首蛇腹がスネと一体成形なので関節色に塗装した方が見栄えがイイです。腹部メガ粒子砲の砲身ピンク色と、その横のグレーのハッチも要塗装。
モノアイレールは本体の黄土色で成形されているので、ホイルシールを貼ってください。
シールは、上記モノアイレールとピンクのモノアイ。
武器・付属品
- 特になし
パッケージ写真のガンダムハンマーはMG/ガンダム1.5のでしょうか?
関連ページ
最終更新 2011/09/17 23:5507 RX-75 ガンタンク
2000.01発売 840円 (本体800円)総合○ 関× ギ△ 武△
総評
地味なキットではあるがガンタンクの特徴をしっかり拾えてると思う。コクピットはクリアーで中が見えるが肝心のパイロットの出来は悪い。
アサフレックス成形のキャタピラがおもちゃっぽいのが欠点か。
安定性はHGUCの中では屈指。震度5ぐらいの地震が来ても倒れる心配は無い。
定価が旧キットの2倍以上となることが多いHGUCのなかで、旧キット+200円という価格設定は非常に良心的かと。
プロポーション
全高が高く縦に長方形。主砲は細め。関節
そもそも関節が少ない。その少ない関節も余り動かない。ヒジは60度ぐらいは動く。
腰のひねりは5度ぐらいだが、C3パーツ下側のストッパーを削り落とせば360度回転可能。
主砲基部にポリ露出あり。
色分け
塗装必要個所は内側の車輪とパイロットぐらい。コクピットのキャノピーはアンダーゲートのクリアブルー成形。
武器・付属品
- 特になし
両肩のキャノン砲、両腕のランチャー以外は特に付属武器なし。