ニジイロガクダン

ニジイロガクダンは、くろこげめろんによる2024年のネット小説である。ジャンルはハイファンタジー。

あらすじ

A級冒険者の少女ジオディテールおよびワトソンくん・モンテカルロ?は隣国、神聖国マイスサミカから指名依頼を受ける。その内容は、破損した『神水晶』を修復するため、製作国である大樹国へと安全に運搬するというもの。

マイスサミカの第一皇子ケベック・マイスサミカから詳細な情報を得、ジオディテールたちは現在きな臭い動きをする謎の組織、そしてそれに関わっている可能性のある第二皇子カイマ・マイスサミカの話を聞いた。
そして実際に話に割り込んでくるカイマだったが、ケベックが諭し一旦は落ち着く。

列車によって大樹国への移動を始める二人だったが、途中で先程の組織の襲撃に会い大破。だがジオディテールの攻撃と、ワトソンくんの補助錬金術により即座に倒すことができた。

その後はコンパスに従い大樹国へ歩き続けていたが、森の中で襲撃に遭っていたアリアナイライザを助け、同行。一晩を森の中の簡易拠点にて過ごした後、入国した。

大樹国内での宿に泊まり、襲撃者をいつの間にか倒していたワトソンくん。ジオディテールが襲撃者に自白剤を打ち込み十七番およびその仲間の話を聞き出す。話を聞くだけ聞いた後は宿の中に放置したまま、再び森の中を渡り、今度は神水晶の修復を担う工房へ。工房に神水晶を渡して任務を終えた後広場に出ると、そこには装いを新たにしたアリアナとイライザがいた。
アリアナたちは実は大樹国の王女で、ジオディテール一行は王城に招待されてパーティーを楽しんだ。

だが、アリアナの父が突如豹変し戦闘となる。実は本物の王は既に殺害されており、現在の人物は敵対組織の間者だったのだ。ワトソンくん(の義体)が奇襲により倒れたことで一時不利になるが、戻ってきた本物のワトソンくんが加勢したことで倒し、そのまま神聖国へと帰還した。

そして、ケベックとの対話中にワトソンくんがすべての推測を話したことでケベックも本性を表し戦闘となる。ダメージを反射する能力により苦戦するが、加勢した十七番やジオディテールたちの機転によりついに倒せる寸前まで追い込むことができた。

そして、機械仕掛けの神的にMが初登場。カイマの案内で介入したMはケベックを瞬殺すると、世界の裏側へと彼女を封じ込めた。

そしてそれがまた、次作オウライテレパス?の発端となる。

キャラクター

ジオディテール

わんぱく猫又のA級冒険者。個別ページジオディテール?を参照。

ワトソンくん・モンテカルロ

ジオディテールのパーティメンバー。個別ページワトソンくん・モンテカルロ?を参照。

ケベック・マイスサミカ

神聖国第一皇子。序盤に事情の説明を行うナビゲーターでもありながら、本作のラスボスでもある。

ユニークスキルは『王典(キングス・バイブル)』。マイスサミカ王家が代々受け継ぐ特殊なスキルで、これまでの王のスキルをすべて継承する。
作中では先代王の『鎖付きの鳥(バード・イン・バードケージ)』を披露した。対象の位置をおよそ一秒間のみ固定し、その間に運動を加えると終了後に増幅され、開放される。
ほかにもダメージを反射するスキルも見せたが、名称は不明。

カイマ・マイスサミカ

神聖国第二皇子。獣人嫌いで頭でっかちながら、為政者としては優秀。
終盤でMに道案内をした。
またオウライテレパス?でも言及され、どうやらケベック亡き神聖国を厳しくもうまく統治しているようだ。

十七番

ケベックの手下。中盤でジオディテールに自白剤を打たれた副作用により、ジオディテールの信者になってしまう。
その後もやや引かれつつ、いろいろと手助けしたり見守ったりしている模様。

M

神。個別ページMを参照。

関連項目

最終更新:2025年06月23日 13:26