M

「率直に言えば俺はこの世界の神だ。ゲームマスターと言い換えてもいいかもしれないな」
「それとまだ感謝は過去形にするなよ、まだ話は終わっちゃいないぞ」

M(エム)は、くろこげめろんによる日本のネット小説に登場するキャラクターである。初登場はニジイロガクダンで、その後もしばしば登場している。
最強のメアリー・スー、作者のコマでメモ帳の上で踊るもの。

概要

無数の並行世界を渡り歩く神であり、かなり上位に位置する模様。その割には自由奔放で、もし面白そうなことがあれば他者に迷惑をかけることも厭わない。
以前の作品でもしばしば主人公の転生の担当をした神エイの直属の上司だが、情報交換などもほぼ行わずやりたいことばかりやっているようだ(Mと仲が良く、しばしば遊んでもいたジオディテール?の情報をエイは知らなかった)。

外見はほとんど不明で、服装にわずかに言及される、美人・美女と評されるに留まる。無駄に詳しく外見を描写することの多いくろこげめろん作品では、こういったところも異質といえるか。

能力

ユニークスキルなどは不明。作中では次のような魔法を行使している。

  • 来る王への因果と引導(カドー・プール・ル・ロワ・パルティ)
    • 対象を『世界の裏側』に封印する一撃必殺。デメリットなども特に存在しない。
    • 一応扱いには慎重を期す必要があるらしいが、刹那主義のMは後先考えずに使ったため続編オウライテレパス?の混乱を引き起こす原因となった。

第四の壁

ジオディテール?を『主人公』と呼ぶ、釣人A的黙示録?を『クロスオーバー作品』と認識するなど、第四の壁を認識している描写が多々見受けられる。実際、本人も隠す気はない模様。

作中の動向

ニジイロガクダン終盤で突如現れ、ケベック・マイスサミカを瞬殺するというデウス・エクス・マキナ的に登場した。
エピローグではジオディテール?やカイマ・マイスサミカ、ワトソンくん?といっしょに食事をした。この世界ではMは神として認知されているようで、カイマは経緯を持って接している。

続くオウライテレパス?では部下エイに言及されるにとどまる。

えとの小説転生勇者と転移してきた最強魔王スピンオフの釣人A的黙示録?では主人公の朝生義亜鐘の転生を担当するナビゲーターとして登場。作品がクロスオーバーであるためエイではなく自身が派遣された、と述べているが、もしそれが本当であればMの上司に当たる人物も第四の壁を認識していることになる。
あるいは、自分が小説に出されたことを『派遣』と表現しているだけかもしれないが……。

カード化

モーチーという偽名の男により《「管理者」M》?《御伽噺の外側で M》などにカード化されている。
それぞれのイラストはすべて後ろ姿だが、黒の短髪、グレーの服装などは共通している。

能力はかなり独特のものを持つが、あまり共通点はない。主に火文明をベースとしているようだ。

関連項目


最終更新:2025年07月11日 16:06