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オウライテレパス

オウライテレパスとは、くろこげめろんによる短編小説である。ジャンルはハイファンタジー。

あらすじ

転生神エイの手違いによって、トラックに撥ねられてしまった親友秋月ミントのかわりに異世界へ転移させられることとなった青年藻世本相慈

転移にあたってスキルをもらえることになったが、スロットで出たのはFランクスキル『神伝想然(テレグラフ・パス)』。エイと話ができるだけのゴミスキルだった。
さらに続けてスロットを回すも、まさかの連続で同じものが出たために微々たる追加効果にとどまってしまう。
しかたなく、エイの分体のひとつを連れて神聖国マイスサミカを訪れることになった。

現在のマイスサミカでは、前作ニジイロガクダン最終盤の一件によって不自然な『歪み』が発生し、そこから封印されていた太古の悪魔が復活しかけている状況だった。

エイや現地の警官アガメムノン・マイスサミカネストラ・シディアなどと協力しつつ、復活を遂げていく悪魔らを倒していく。

そして、最後に復活した『原初の悪魔』シンキガイ。相慈とエイは明らかに別格なその実力の前に歯が立たず倒されてしまうが、相慈の機転で残るひとつのスキルギフト枠を用いることで『神伝想然(テレグラフ・パス)』が完凸し、覚醒。

エイの本体とのステータスリンクという、神と等しい力を手にしたことによってシンキガイは追い詰められる。
なんとか逃げようとするも、そこに所在不明だったはずのミントが突然現れる。

ミントは意味深なセリフを残した後、相慈に『祝福』を残して去っていった。

キャラクター

藻世本相慈(もよもとそうじ)

本作の主人公。男子高校生。

口癖は「なんか」で、文脈関係なく高頻度でそれを挟むのでアガメムノンからは一瞬名前を『ナンカソウジ』と勘違いされかけた。

スポーツは広く浅くできる。ほぼすべてのスポーツを一通り身につけている器用な人物だが、それぞれの道に特化したプレイヤーには届かないらしい。

エイのスロットで手にしたユニークスキルは『神伝想然(テレグラフ・パス)』。
通常の『神伝想然(テレグラフ・パス)』の効果は『エイといつでも会話ができる』だが、複数回スロットで当てたために凸が進み、次のように強化された。
  • エイに生命力を捧げることでお願いができる(あくまでお願い)。
  • エイの分体に簡単な命令を聞かせられる。
  • エイの本体とのステータス同期。

ステータス同期時には、シンキガイの創り出した土の障壁を『跳び箱の要領』で越え、飛ばされた雷を『キャッチボールの要領』で捕捉して『やり投げの要領』で投げ返すなど、なかなか化け物じみた運動スキルを見せている。

後にHeiki's Minecraft ModのOSTビデオでも登場している。

エイ

転生、転移を司る神。

なぜか相慈がエイに関するスキルを引き当ててしまったため、同行することになった。

詳細は個別記事を参照。

秋月ミント

相慈の親友。
本来こちらが転移するはずだったがエイの手違いで相慈が転生。そのため、ミントは所在不明となっていた。

終盤で再登場し、シンキガイを瞬殺したり、意味深なセリフを残していった。

その後しばらくしてから、あの静けさに淡蒼の風をなどのシリーズにも登場。
詳細は個別記事を参照。

アガメムノン・マイスサミカ

マイスサミカで警官の職についている青年。姓から分かる通り、皇族の血を引いている。

ユニークスキルは『泡沫狂わせの銛(パーファンクトリー・アレスト)』。
薄紫の銛を具現化して飛ばし、命中した相手を麻痺させて拘束する。警官にはうってつけなスキルである。

基礎戦闘力自体はそう高くないものだが、絶対に諦めない執念により格上の相手にも食らいつく。
最終的には、『時間の悪魔』ボロックボーン・バドゥ、『勇者の悪魔』ヴォガイガ・AAAA・ドロデキシス、『冬の悪魔』リリアスタル・メーザイル、『世界の悪魔』オロノという強大な悪魔の四柱を同時に相手しきった上、自身の覚悟に応じて『存在進化』を果たし、打ち破った。

ネストラには『パイセン』と呼ばれている。

なお、ボロックボーン・バドゥにより呼び出された並行世界のアガメムノンも登場している。
そちらのユニークスキルは『唯の夢幻(アピアランス・クロス)』。魔力の剣を具現化して飛ばし、命中した相手を数秒間消滅させる。
作中では地面を消し飛ばし、アガメムノンを突き落とすことで、地面の再出現で押しつぶすというなかなかエグい初見殺し戦術をとろうとしていた。

ネストラ・シディア

アガメムノンの部下。関西弁で喋る美女。

アガメムノンとは付き合っているわけではないようだが、周囲からは度々彼女と思われていた。

シンキガイ=モドソルズ

『原初の悪魔』。復活した悪魔の中でも別格すぎる力を持つ。

ユニークスキルは『審判を下す永久の永遠(エバー・パーマネンス・ヴォイド)』。
この世に存在する負の感情を手下『負永軍団』として具現化し、操る能力。
これらは一体一体が七十二柱の悪魔と同格以上の力を持つとされている。

最終的に相慈に打ち破られ、ミントにとどめを刺されて死亡した。

悪魔

シンキガイの部下たち。七十二柱いるらしい。
作中ではそれぞれ次の悪魔が登場している。
  • 『スライムの悪魔』トロンカ・クランス
    • ぷにぷにぽよぽよのタールみたいなかわいいやつ。エイに浄化されたが、エピローグではわずかに逃げ延びてとあるカフェで給仕もどきをしていることが判明している。
  • 『チタンの悪魔』バッドッボ
    • エイのうろ覚えの記憶のため、名前が正しいかは不明。
    • メタリックな人型ゴーレム。
  • 『時間の悪魔』ボロックボーン・バドゥ
    • 大きな振り子時計のような姿の悪魔。第六位。
    • ユニークスキル『時空の歪曲(エンド・ウィズ・ユアセルフ)』は、パラレルワールドにおける対象を呼び出し、戦わせる。
  • 『斬撃の悪魔』
  • 『採掘の悪魔』
  • 『テレパシーの悪魔』
  • 『愛憎の悪魔』
  • 『勇者の悪魔』ヴォガイガ・AAAA・ドロデキシス
    • ユニークスキル『全てを護る為だけの剣(ブレイブ・オール・ファンタジー)』は、優勢なら追い打ちをかける責の力を、劣勢なら守りの力を強化する。
  • 『冬の悪魔』リリアスタル・メーザイル
    • ユニークスキル『あの日を封じた氷晶(ツイステッド・メモリーズ)』は、指定した時間をかけて生命力を奪っていくスキル。アガメムノンを即死させなかったことから、奪う量に応じて相応の時間がかかる可能性がある。
  • 『世界の悪魔』オロノ
    • ユニークスキル『世壊(ノー・ワールド)』は、世界の根底に鑑賞し、理を書き換える能力。アガメムノンの簡単な妨害で中断されていたため、強大な力を行使するには繊細な用意が必要なものと思われる。

これらのうち、『スライムの悪魔』と『勇者の悪魔』のみ生き延びたことが明言されているが、それ以外はおそらく全滅している。

その他

  • 短編の中でもトップクラスで登場人物数が多い。たぶん初見では覚えきれない。
  • 秋月ミントが初登場した作品でもある。今後のストーリーにおいても重要な位置を占めそうだ。

関連項目



最終更新:2026年01月27日 12:39