方針 ◆TEF4Xfcvis



夜明けとなってから30分が経った。
一面を照らす太陽の光はもちろん切嗣の目にも飛び込んでいる。
切嗣はコートのポケットを探り、そこで煙草もライターもないことを思い出した。
此処ならば煙草も自動販売機で売っているのだろう。機能していればの話だが。
純粋に取得するだけなら小銭がなくとも自動販売機を破壊すれば事足りる。
だが、切嗣はとにかく痕跡を残したくなかった。
自分がいることを悟られてはいけない。彼は先ほど以上にそう思っていた。
そう思わせたのは先程の夜明けと共にあった放送にある。

「15人か……」

開始からわずか6時間。この会場の広さから考えてもそれは異常な数字だった。

(すぐに殺し合いが始まるようにそれぞれの配置を近くにしていたとか……?僕や圭一君のように)

そう考えても真実が分からないので何とも言い難かったが、それ以上に
懸念材料となったのはあの2人の存在だった。
アーチャーとライダー。聖杯戦争に呼ばれし、人ならざる存在。
使い魔のような存在でありながら、人が制御するには手に余る過去の英雄の虚像。
人の身ではサーヴァントに対抗できない。
尤も、周到な準備と化け物じみた能力があれば対抗できないこともない。
だが、今ここにいるサーヴァント達はそんな生易しいものではない。
切嗣がいくら策を練ろうとも今の段階では歯が立たないどころの話ではないのだ。
今回の放送で彼らの名前は呼ばれなかった。
セイバーのマスターであることを明かせばセイバーの現界のために取り入れられるかもしれないが
そんな不確定要素にも懸けていられない。故に脱出という選択肢をとったのだがいずれ必ず
彼らとは出会うことになるだろう。その時の心づもりはしておかねばならない。


(圭一君は生きていたか……安心だが迎えに行くわけにはいくまい)

切嗣は圭一のことは心配してはいたが積極的に再会する気はなかった。
彼には6時までに来なければ映画館を離れるようにと言っておいたし、それにもし彼が捕えられて
切嗣をおびき寄せるための餌となっていたら最悪だ。結局、切嗣は彼の運に任せることにした。
また出会えたらその時に適当に言い訳でもすればいい。出会えなければそれまで。
救いたいという気持ちはある。だが今は自分さえ生き残っていれば他の者をすべて救える。
ギラーミンの報酬に期待しているわけではない。
元の世界に戻り、聖杯を手にすればこのゲームすらもなかったことに出来る。
切嗣はそれだけを目標としていた。
但し、彼は皆殺しをしてまで生き残るつもりはない。ギラーミンの言ったことが嘘であれば全てが無為となり
元の世界に戻ることも叶わないだろう。だから、自分で此処から脱出するしかない、そう考えていた。


切嗣は今、モールの二階の金物売り場にいた。
遮蔽物が大量にあり、いざとなったときの退路がある場所ならどこでもよかったので金物売り場に
入った意味は特にない。切嗣は商品陳列棚に身を潜めながらじっと時間が過ぎるのを待っていた。
それが現在までの彼の行動だった。

敵の気配は感じられない。
体もそれなりに落ち着いてきた。痛みは感じるがもはや戦闘に支障はない。
もし奴がまだ探しているとしても逃げ切れる心算はある。

「そろそろだな・・・・・・」

切嗣は身を屈めながら立ち上がると棚の隙間からそっと顔を出した。
右、左と見回すが誰一人の姿も見られない。
それを確認すると切嗣はさっと身体を走らせホールへと出て、柱に身を隠した。
静かなのが逆に不気味だ。

(諦めたか?……いや、結論を出すにはまだ早い。もう少し隠れる必要が―――――!?)

ホールからガラス越しに見える中庭に、人影がひとつ。
あの男かとも思ったが、シルエットが違う。
目を凝らして見ればどうやら少女のようだった。
無防備でトボトボと歩いている様はまるで狙ってくれといわんばかりの風体だ。
これではあの男に殺されてしまう―――――と、思ったがそれならすでに狙われていてもおかしくはない。
あの少女が男を倒したという可能性もなくはないがそれは考えにくい。

(しばらく待ってから接近するか……)


    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆


少女はモールの正面入り口の前にいた。
顔はうつむいていて、その表情は沈鬱そのものだ。周りを気にするでもなく、ただ、まっすぐ歩いていた。
目的はあるようには見えない。敵に殺されようともどうでもいいのかもしれない。
彼女から漂う雰囲気からはそうとしか感じられらなかった。

機械音と同時に自動ドアが開いた。
彼女は――美琴はそのまま歩いていく。中の電灯の眩しさにも気にかける様子はない。

「どうした?大丈夫か?」

突然の声に美琴はビクッと身体を震わせた。先程の表情とはうってかわって恐怖が入り混じったような表情になった。
彼女はピタリと立ち止まり、いまだ姿の見えぬ声の主に向かって叫んだ。

「来ないで!!」

拒絶の意思表示。それに対してすぐに応える声はなかった。

「どうした?……何かあったのか?」

ほんのしばらくして返答がきた。正しくは返答ではなく、前と同じような言葉が返ってきただけだが。
美琴は何も応えない。

「……」

姿の見えない両者と対峙することほんの10秒。先に相手に姿を見せたのは切嗣だった。
柱から身を出し、前方10メートル先にいる少女を見据える。
少女は一瞬安堵したような表情を見せたが、すぐに切嗣を睨みつけた。

「……来ないでください」

再度の拒絶。
切嗣は応えない。
ただ今は、じっと御坂美琴を見つめるだけだった。

(どうもかなり不安定なようだな……土埃塗れ以外にさほど衣服の乱れは見られない。襲われたのでなければ
 それ以外の原因となると……あの放送か。おそらく知人の名前が殺されたとか、死んだ現場を
 目撃したとか、そんなところだろう。しかし、どうするか……)

あまりお荷物を背負い込む気はない。
だが、相手がどのような人間か確認しておくのも必要だ。

「大丈夫だ、心配しなくていい。そのままでいいから僕の話を聞いてくれ」

「……」

(余り使いたくはないんだが……場合が場合だしな)

切嗣はふうと息を吐き少女の目を見つめた。

『今まで何があったのか、君の素性も含めて簡潔に話してもらえるかな』

通常、このような状況で初対面の人間に素性を聞くなど怪しまれても仕方がない。

「あ……はい、わかりました」

だが、予想に反し美琴は切嗣の言葉に承諾した。
様子も先ほどとは違い不安定だった感情も異様に落ち着き、心ここにあらずといった感じで切嗣の方向をぼんやりと見つめていた。

衛宮切嗣は魔術師である。
彼の世界の魔術師の基本的な魔術、暗示。何の耐性も持たない一般人であればかけることは容易い。
もちろん、相手が魔術師であればレジストされることもあるのだがそれならそれで別の方法をとればいいと切嗣は考えた。
結果的に耐性を持たない美琴はまんまと嵌ってしまったのだ。
彼は初めは暗示や催眠の類の魔術を使うつもりはなかった。
魔術の痕跡を残せばそれだけ自分が不審がられる要因が増えるかもしれないからだ。
しかし、今はあまりにも情報が少なすぎる。だから色々と情報を集める必要があった。
対象の素性や人物関係、それにこのゲームでの出来事を聞き出せば有利に進められるのは言うまでもないだろう。



    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆


話を聞き終えた時、切嗣は美琴の言ったことが半ば信じられなかった。

(能力者だらけの学園都市?十字教?そんなモノは知らない。いや、存在しない。魔術協会や聖堂教会はどうなっている?
 聖杯戦争中に世界が一変したわけでもあるまいに……)

彼の困惑も無理はない。
そもそも、御坂美琴と衛宮切嗣の存在する世界は丸っきり異なる世界なのだから。
超上の能力を隠さず研究する世界。方や神秘を秘匿する世界。
藪をつついて蛇を出した感覚だった。
まさか目の前の少女からこんな話が聞けるとは思わなかったからだ。

(可能性とすれば並行世界か。ちょっとやそっと違うという話じゃなさそうだがな……
 だとすれば圭一君やあの男もそうかもしれないのか)

切嗣はいったん思考を中断して美琴を見やる。
『超電磁砲(レールガン)』。10億ボルトもの出力を誇る電撃に代表される、電流や電磁場を観測し操る能力。
話を聞くだけでも大抵の魔術師では太刀打ち出来ないのではないかと切嗣は畏怖した。
何より、自分でもまともに闘り合って勝てるかどうか怪しいところが恐ろしかった。

(是非とも味方につけたいところだが……また暗示に頼るしかないか)

「ちょっといいかな」

「――――――え?あ……なんですか?」

若干美琴の様子がおかしかった気がしたが切嗣は言葉を続けた。

「僕と一緒に行動してもらえるか?」

否定の意思は現れない。暗示の影響下においてそれはまずあり得ないと切嗣は確信していた。
しかし、返答は切嗣の予想外のものだった。

「それより聞きたいんですけど……あなたもこのゲームに乗っているんですか?」




表情にこそ出さないものの内心切嗣は焦っていた。
(暗示が切れた?というより、暗示が効いていない?)
いったんかければしばらくは持続するはずなのに、機能した時間はものの10分。
もう一度暗示をかけるべきか考えたが原因が分からない以上それは避けるべきだ。
仕方なく、切嗣は少女の返答に答えることにした。

「乗っていない。だからこそ、協力者が必要なんだ。此処から脱出するためにね」

暗示が切れたため、不用意な発言は避けねばならない。
最中の記憶は無いため、発言に齟齬が発生する可能性があるからだ。

「脱出?出来るんですか?そんなこと……」

「今、方法を探しているんだ。出来ない可能性がないわけじゃない」

「……」

「君だって死にたくはないだろう。だから君に協力を―――――」

「出来るわけないじゃない」

「え?」

「出来るわけないじゃない!そんなの、方法なんか探してるうちに殺されちゃうわよ!」

美琴の言うことも一理あるかもしれない。
もし本当に方法がないのであれば決死の覚悟で生き残るしかない。
だが、それが出来ないからこそ切嗣は脱出の道を選んだのだ。
しかし、美琴は相当な能力の持ち主であるにもかかわらずやけに悲観的過ぎる。
その点が気になったので半ば目を潤ませている少女に問いかけた。

「誰か知っている者がいるのか?」

自分の信頼している者が死んだか、それとも自分より強い者がいたのか。
後者はできればあってほしくなかったが切嗣には聞いておく必要がある。

美琴は答えようとしない。

「まあいい。とにかく、僕についてきてくれ。ここじゃあそろそろ誰かの目につくかもしれない」



    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆



私はギラーミンの放送を聞いていた。
6時間に15人という夥しい死人の数。その中に自分のよく知っている名前があった。
一方通行
上条当麻
嘘だろう、と思った。信じられなかった。
無敵であるはずの一方通行が死んだ。
そして上条当麻――――――あいつの存在すら確認できないまま死んだ。
でも、嘘ではないのだろう。そんなことをしてもメリットになるとは思えない。
自分の中でわけのわからない感情が渦巻く。
生き残ればいい、なんて考えていたがそもそもそれすら可能なのか?
あっというまに自分も殺されるんじゃないか?それに――――――

どこか自暴自棄になってたんだろう。
放送が終わるのと同時にそのまま私は歩きだした。
目も眩む太陽も気にならない。誰かがモールから出て行った気がするがそんなことはどうでもいい。
ただ、独りになりたかった。ずっと隠れていたかった。

誰かの声を聞くまで、その存在をすっかり忘れていた。
バラバラだった思考が一気に集束する。
果たして、前方に隠れているのはコートの男かそれとも大男の方か。
闘う気はなかった。というより、出会いたくなかった。
相手の出方を見て、逃げられるならそれでいい。どうしようもないなら戦うしかない。そう考えた。
姿を現したのはコートの男だった。
少し安堵するも心は変わらない。とにかく離れてもらおうと電撃を威嚇程度に出そうとした。
そうしようとした時、コートの男の目に釘付けになった。
何故かはわからない。相手から目をそらせない。体も思うように動かない――――――

――――――そこから10分くらいまでの記憶は曖昧だ。
なぜか住んでいる場所のことや能力のことを話していた気がする。
どうしてそんなことを話す気になったんだろう。わからない。
目の前の人が協力してくれ、と言ってきた。
脱出するため?そんなこと、出来るわけない。
死にたくはない。けど、立ち向かえるはずがない。
ついてこいと言われた。
断ってもよかった。でも、だんだんと一人でいるのが怖くなってきた。
それに誰かと話していた方が気が紛れると思ったから―――――。



    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆



「屋上なら人目もつかないだろうし、ここなら下からでも死角になるだろう」

モールの煌びやかな光は夜明けと同時に大方が消えた。
点いているのは中の店の電灯くらいだ。
美琴はドアの側に、切嗣はその正面に少し距離を置いて立っている。

「……男がいたはずなんだけど見かけたかい?」

美琴は記憶を思い起こして、それを確認する。

「きっと、あれがそうなら、モールから出ていったと思います」

自信なさげな様子だったがあれほど目立つ位置にもかかわらず襲撃が来なかったのを考えると
そう思ってもいいだろう。事実、彼女以外の気配は探知できなかったわけだし。

「もう一度聞くけど、何があったか話してくれないか」

美琴は一瞬躊躇ったようだが、俯きながら口を開いた。

「知ってる人が2人、死んだんです」

「……そうか」

やはり、と切嗣は思った。
知人の死。恐らく親しかったのだろう。
まだ成人にもなっていない少女がそれに耐えられるとは思えない。

「でも、死ぬなんて考えられない」

「何故だ?」

「だって……あいつを殺せる人間がいるなんて考えられないんです」

「本当に殺せないのか?」

「え?だ、だって、あいつの能力は……!!」

「殺せない人間がこんなゲームに呼ばれると思うかい?
 もしそうならこのゲームは『殺し合い』じゃなくて『一方的な殺戮』だ。
 それなら最初からこのゲームをやる意味はない」

そう言われて、美琴は考えた。

(確かに……考えてみればそうとも言えるけど。
でもそれじゃあ一方通行より強い奴がいるってことじゃない……余計絶望的よ!)

一方で切嗣も、自分の言葉の意味を発して初めて気づく。

(まさか……ならばサーヴァントの連中も殺せるようになっているのか?
 考えがたい話だがそうでなければこのゲームは成立しない。仮定だが、殺せない者を
 殺せるようにカスタマイズしているならそれに何の意味が……?)

「でも……脱出の方法なんて見つかると思えません。もしあったとしても
 途中で殺されたりしかねないじゃないですか」

「ん。ああ……出会わなければ済む話だ。それに気づいたんだが、この会場はどうもループしているらしい」

「!?……それはどういうことですか?」

「興味を引いてくれたようで何よりだ。地図で確認してもらえればわかると思うが
 マップの上と下、右と左はそれぞれ繋がっている。空間を繋ぐなんて常識的には
 考えられないだろうが現にそうなっている。一見して脱出は完全に不可能に思えるだろう
 だが、おそらく何か打開できる方法があるはずだ」

そう言いながら切嗣は紙に鉛筆で走り書きをした。
不思議そうに美琴が見ていると切嗣はそれを手渡した。
それを見ると、そこにはこんなことが書かれていた。

『万が一盗聴されている可能性を考えて、重要なことはこれから紙に書く。
 これだけの広域な空間干渉、おそらく途方もない技術が使われているのだろう。
 だがこのループを作り出すならそれはこの会場内に何らかの原因がなければならない。
可能性としてだが、このマップの4隅か中心にループを作り出した基点があると考えられる。』

「それに、死者がやたらと多かったのは始めから複数人で固めていたんだろう。
 殺し合いが起きやすいようにね」

「……私は何をすればいいんですか?」

「『目』が必要だ。2人の方が敵の不意打ちに対応しやすいからね。
 出来れば護衛も頼みたいところだが、無理は言わないよ」


暗示が聞いていない以上切嗣も安易な返事は期待していなかった。
それに知人が死んだということもあり果たして協力してくれるかどうかは怪しいところだったが……

「わかりました。協力します」

「……いいのか?」

あまりにも早い返答に切嗣は若干面食らったが美琴に否定の意思がなさそうだと感じると独り頷いた。

(もしかしたら裏があるのかもしれないがそれでも別に構わない。どうとでもなるさ)

「構いません」

(……そうよ。何もしないでいいわけがないじゃない。動かないと何も変わらない。
 ええ、辛いわよ。でも諦めてそのまま死ぬなんて私には出来ない。アイツだってそんなこと
 思わなかったはず。だから私が諦めるわけにはいかない)

それは彼女の確固たる決意でもあり、現実逃避なのかもしれない。
いかに平静を取り繕おうとも、上条当麻の死という現実は少なからず彼女に纏わりつくだろう。
しかし、彼女はもう諦めないだろう。
自分を信じ、己が未来を最後まで突き進むはずだ。
それがどのような未来になるかは不確かだが。

「そうだ、名前を聞いてなかったな。僕の名前は衛宮切嗣だ。君は?」

切嗣は彼女の名前を既に知っている。
だが、聞かねばならない。それは辻褄合わせのためであり、結託の意志の確認でもあるからだ。
美琴は切嗣を見ると、はっきりと答えた。


「私は、御坂美琴です。」


【A-5 モール 屋上/一日目 朝】



【衛宮切嗣@Fate/Zero】
[状態]:全身にダメージ(中)、疲労(中)、令呪残り二画
[装備]:コンテンダー・カスタム29/30@Fate/Zero 、防災用ヘルメット
[道具]:コンテンダーの弾薬箱(スプリングフィールド弾30発入り) 支給品はすべて確認済)、基本支給品一式
    ロープ×2、消火器、防火服、カッターナイフ
[思考・状況] 基本:なんとしてでも元の世界に帰る
1:ループを作り出しているだろう基点を探す。
2:美琴には慎重に接する。
3:圭一が心配だが後回し。
4:ライダー、特にアーチャーには絶対出会いたくない。

【備考】
※ 会場がループしていると確信。
※ クロコダイルの名前は知りません。
※ スナスナの実の大まかな能力を知りました。
※ 美琴に自分たちが並行世界の人間であること、自分が魔術師であることを話していません。
※ 暗示の魔術の制限によく気づいていません。
※ どこへ向かうかは次の書き手さんにお任せします。


【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
【状態】:疲労(大)
【装備】:なし
【道具】:基本支給品 起源弾@Fate/Zero(残り28発)、不明支給品0~2
【思考・状況】
 基本行動方針:脱出狙い。
 1:切嗣に協力する。
2:切嗣を若干警戒。
 3:“あいつ”の事は……
 4:自分が素性を喋ったことに対して疑問(暗示には気づいていません)


【備考】
 ※ 参加者が別世界の人間とは知りません(切嗣含む)
 ※ 会場がループしていると知りました。
 ※ 切嗣の暗示、催眠等の魔術はもう効きません。
 ※ 上条当麻の死がどう影響するかは不明です。


【衛宮切嗣の精神干渉の魔術について】
一般的な魔術師であれば暗示、催眠等の魔術はに使用できる。
魔術抵抗のない一般人は容易くかかってしまう。
ロワ内での制限は
  • 一人に対し一度しか使用できない。
  • 魔術の影響下でもぼんやりと意識はある。
  • 自身に危害を加えるような命令は受け付けない。
と定める。



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最終更新:2012年12月02日 09:01