プロメテウスの処刑場

W6W7の間にそびえたつ山の頂上。空中を行くと惑わされたどり進めない。地上を行くことによりたどり着くことができる。
高位NPCの一人であるプロメテウスが処刑されている処刑場。鳥に臓物を食われる、巨大な火に焼かれるなどの神話に沿った処刑をされている。
会話することもできるが、長くここに留まっているとプレイヤーをも焼き殺す巨大な火がやってくるため長く会話することはできない。
地下にはカロンたちの守る冥府の入り口の中継ポータルがあり、また空では暴力の女神ビアが通行を阻んでいる。
プロメテウスとの会話の中にあった天空にある神々の宮殿については未見のまま。
それについての重要な手がかりであるプロメテウスとの会話の内容はいつものようにキースは忘却の彼方に捨て去り、さらにプロメテウス救出イベントもキースが人知れず終えてグレイプニルだけに興味を持ってしまったため、他のプレイヤーにも発見されていない可能性がある。

+ プロメテウスとの会話
 ・初回(314話)
 『人であるか。ここは人が来るような場所ではない。去れ』
 「ここは?」
 『天空は神々の集いし宮殿にして城。地表は処刑場にして門、地下は冥府へと通じる』
 『凶悪なる鳥の罰は過ぎた。もうすぐここは太陽に炙られる事になる。去れ』
 「去るのはいいのですが。ここを通り抜けるにはどうすれば?」
 『天空、地表、そして地下も神々の領域。試練を受けねば通り抜ける事は叶わぬ』
 「試練?」
 『人の身であるならば地下を行け。まだ望みがあるだろう』
 「望み?」
 『そこまでしか言えぬ』
 おかしい。
 先刻まで寒いほどであったのに。
 今は暑い?
 『急げ!山を降りよ!太陽がここを焼く時間が迫っている!』
 「え?」
 『空は飛ばぬ事だ!暴力の女神に捕捉されるぞ!地表を東へ向かえ!』


カロンからのクエストとして巨人を苦しめている巨大な鳥の討伐を受け、再訪。以下の出来事からすると、三位封魔の解放達成の有無によってイベントが変わっていた可能性もある。


拷問係の排除後にエピメテウスが出現、プロメテウスを繋ぐ枷を解き放った。

+ プロメテウスの開放インフォ
 ・開放インフォ(590話)
 『兄上、今のうちに!』
 『短慮な。唯では済まぬぞ?』
 『考えるのは苦手なのですよ』
 『兄上!太陽がここを焼く前に逃げませんと!』
 『待て。礼を失してはなるまい』
 『お主ではアクイラを屠る事は誓約故に出来ぬ。この機会を狙っておったのであろう?』
 『確かにそうですが』
 『その責は我が負う。今更であるしな。それにこの小さき者の分もだ』

 プロメテウスが自らを戒めていた鎖を手にすると、僅かに引っ張ったように見えた。
 岩壁に巨人を拘束していた鎖は見る間に巨人の手元に引き寄せられている。
 だがプロメテウスの手に鎖があるように見えない。
 鎖が、消えた。
 プロメテウスが握った掌を開くと、その掌の上に何かがある。
 小さ過ぎて見えない。

 『我は何も持たぬ身である故、これで礼としたい。良いだろうか?』
 「いや。礼も何も、こうなったのは偶然でして」
 『侘びでもあるのだ。我には忌々しい存在であるが、汝には助けになるやも知れぬ』
 『小さき者よ、急ぐがいい』
 『太陽が、来る!』

 こうしてグレイプニルを手に入れた。

初出 314話

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最終更新:2016年06月26日 21:13