海底には谷が南北に続いているが、徐々に東に曲がっている。
谷は崖に穿たれた洞窟に続いていた。その先は島の砂浜となっていて、灯台も見える。それこそが
海魔監視所となる。
初出 529話
付随情報
東端:
海魔監視所
西端:
南端:
北端:
野々村と
駿河の桃源郷
海底に
愚者の石版を設置すると、海底洞窟が現れ、海上の島の森の中に続いていた。
海上の森もポータル扱いらしく、許可者にしか見えない。
海底に
隠者の石版を設置すると海藻の森ができる。
塔の石版も設置可能で、拠点の姿は
人魚の谷のようになる。
693話にてついに
ポータルガードの呪文を手に入れた
野々村と
駿河は、早速
マーメイド系と
ホーライ候補の
フェアリー系を配置し、立派な
キャバクラ拠点を整備している。
その
サモナーとしての
召喚モンスターの統率力は
キースを軽く上回り、お客が来たらすぐさま二人組で両脇を固めて処置するなど高度な接客術も教え込んでいる。
キースに
天界マップの情報開示を受け一番忙しいはずの
紅蓮ですらそれらを全てほっぽり出して
睡蓮洞に入り浸るなど、(男性)
プレイヤーにとって最重要マップとなっている。(696話)
キースも表層上は海向けの
召喚モンスターに関する検証だなどという建前を挙げつつ、
睡蓮洞へと通っている。
キースにとって他の
プレイヤーに関係する場所にこんなにも短時間に複数回通うことはほとんどない。
なんだかんだで二百体を超える
ポータルガードを備えた、ある意味最強の戦力を持つ拠点となった。
島には塔が建ち、
睡蓮洞から下に伸びる洞窟の先の海中に
闘技場があり、
キースによる海中用
召喚モンスターの促成栽培に使われた。
スライム系が流行っているその文化に
ナイアスは表情を歪ませた。
ポータルガードとしての狩りや
闘技場での戦いも
スライム装備で行うことを強要されている
パラダイスカオスな場所である。
キース曰く「ここに居着いてしまえばきっと、幸せになれるのだろう。」
キースは個人的理由で他人の拠点にも関わらず強化を画策した。
1029話で
ナイアス,
テロメア,
モジュラス,
清姫らを使い理性を失わせた上で
皇帝の石版,
戦車の石版の使用許可を得て強化した。その間10秒フラット。さらに管理者権限まで差し出されたため、
魔結晶による強化も同時に行った。
ここには不思議な効果があるらしく、配備後数時間で
ナイアス,
ロジット,
アチザリットすらスライム装備に変化する。但しこの仕様には掲示板が荒れた。(1060話)
その場には
譲二,
二郎らもいたらしくいつの間にか常連になっていたらしい。
通常であれば
野々村らの行為はカルマが大きく嵩み、闇落ちしてもおかしくない行為と人間社会では取られるが、もしかしたら『彼』にとっては生殖行為とも直接関係していない、さらには物理的接触も無い
野々村らの性癖はそもそも理解できておらず、システムとしてカルマに変動を与える行為とはみなされていない可能性もある。すなわち、カルマを加算させるシステムは、HP,MPなどの減少や、金銭データに対する損害といった数値化可能なもののみに対応していて、このような高尚な趣味はシステム外かもしれないということである。もしも
久住からの情報や、今回のことに対する
プレイヤーの反応を観察し学習して、生殖行為に無関係でも興奮する要素をカルマに入れるように修正されたとするならば、逆にモフモフ行為で闇落ちする事例が先に生じることも考えられる。一方で過去の
闘技大会の動画投票での「良識を鑑みて」とは、『彼』の判断というよりは『彼』の協力者としてホームページなどの現実社会での法人としての活動を行っている者たちの判断であったことになる。
最終更新:2016年05月31日 14:28