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心の窓から見る星は

森の中を全力疾走する白黒の女性が一人。
表情からは何も感じられないが、その足取りからは多少の焦りが感じられる。
数分前から聞こえている青年の言葉も彼女の耳には届いていないようだ。

シュロさん、聞いて!速いですってば!」

女性の後ろから息を切らしながら走ってくる青年―――森山修斗という名前だ。
この二人はアースセイバーという組織に所属している二人。おそらく「色のない森」のことを聞きつけて急いでやってきたのだろう。
今までこの「色のない森」の異変については何度も聞いていた。だから、警戒はしていたのだ。
けれど、ウワサになっているような(化け物が出る、といったような)ことは一度もおきたことがなかった。
なので、言い方は悪いが少し油断していたのだ。 何 も お き な い だ ろ う と。


(くそ、死人でも出ていたらどうする――)


人の『今』を壊してはならないのが彼らの掟。報告によると凄まじい爆発音と動物の咆哮が聞こえたらしい。
まだ収容できていない能力者によるものだと考えて間違いないだろう。野生の能力者か、あるいは「ホウオウグループ」のものか――
そこまでを考えている暇はなかった。とにかく、一刻も早く現場へ行き能力者を捕らえなければ。
すぅっと大きく息を吸い、片手を口元へ宛てて叫んだ。


「おい!人がいるなら答えろ!何があ―――」


そうして森の奥深くまで来たところで、白黒の女性――シュロが足を止めた。シュウトも、怪訝そうな顔をしながら立ち止まる。

そこに、人はいなかった。

あるのは、あの美しく輝く大樹と泉のみ。

「おい、こりゃあ…」
「すごい、ですね…」

聳え立つ大樹に二人は言葉を失う。
そういえば、とシュウトが口を開いた。

「ここは昔、デートスポットのような場所だったらしいです。それが――戻ってきたのかもしれませんね」

森が荒れた形跡は、まったくなかった。あの大きな猫の死体もなかった。
『ミユ』が消えると同時に全てが元に戻ったのかもしれない。

「爆発音に関しての報告は無視できないので…数日調査は必要になると思いますけど…何もなければまた、此処が素敵な場所になるかもしれませんね」
「そう、だな」


シュロとシュウトの二人は暫く、その大樹から目を離すことができなかった。


――――・――――・――――


黒い猫が、森に二匹。

「にゃー」
「にゃあにゃあ」

挨拶をしているのだろうか、二匹とも少しだけ頭を動かす。

「にゃ?」
「にゃーにゃー」

……何を話しているかはわからない。

「あら、もしかして、あなた、私と似たような存在かしら?」
「……ふん、やっぱり、ただの猫ではないか」

…突如として。その猫二匹は人間の言葉を話し始めた。この場にあの変人「フミヤ」がいたらぴょーんとタイブしていただろう。
まぁ、二匹のうちの一匹は彼の飼い猫、「クロ」だったのだが。
二匹の姿が変わる。一匹はとんがり帽子に黒い肩出しドレス、中世の魔女を彷彿とさせる格好で、「大人の女性」の雰囲気を醸し出していた。
もう一匹、「クロ」は黒髪を下方で二つに縛り、口元を隠した赤いマフラーを付けている。「学生」のようだった。

「おもしろいわね、私はフレイ。フレイ・ブレアフォレスト。貴方、名前は?」
「…「猫」。「クロ」と呼ぶ奴もいるが、「猫」だ」
「へぇ、「クロ」ちゃんね」
「「猫」だ」

きっ、と「猫」がフレイを睨む。

「これは、お前達の仕業か?」
「何がかしら?」
「あの幽霊となった少女が暴れたことだ。お前達、ホウオウグループの仕業か?」
「……さぁね」

フレイが、肩を竦めて笑った。

「私はあんな子知らないわ。――あら、本当よ。今日此処に来たのだって、偶然だもの。
あの子がどうして幽霊になってまであの…「ユウイ」?だったかしら。あの子を殺そうとしたのか、私が知りたいぐらいだわ」
「……ヴァイス・シュヴァルツ、か?」
「だから、知らないって言ってるでしょう?」

「ヴァイス・シュヴァルツ」この世界の裏を知っている人物ならば一度は聞いたことのある名前だろう。
本名を初めとして、様々なことが謎に包まれている男である。
ただ、最近分かってきているのがその「能力」。もしかすると、あの男が「ミユ」に戯言を吹き込んだのかもしれない。
だけど、「絶対」とは言い切れない。

うう…と「猫」がマフラーに顔を埋める。

「それに貴方が彼女たちのことを探ったってなんの意味もないわよ、貴方、この世界の「悪」でも「正義」でもないんでしょう?」
「……それも、そうだな」
「関係のない人の不幸に首突っ込むなんて、貴方も随分悪趣味ねぇ」

悪趣味なのは私じゃない、フミヤだ。と反論したかったが、相手の知らない人の名前を言っても仕方ないと思ったので口を噤んだ。
少し納得のいかない表情をしていたが、考えることに疲れたのかやがて「猫」は素直に頷いた。
フレイはくぅ、と大きく伸びをすると妖艶に笑って、

「ふふ、今日は「アタリ」ね。面白いものがたくさん見れたわ。
またどこかで会えるといいわね、貧相なお胸のお嬢さん」
「―――!!違うッ!!お前がでかいんだ、お前が!!」


――――・――――・――――


目の前に、彼を睨みつける獣がいた。

「彼」はその獣に自分の腕から流れ出た血を勢いよく浴びせる。
獣はその血を振り払うように頭を左右に振ったが、直後、炎に包まれ床へと崩れ落ちた。
その血の主―――高嶺 利央兎は肩で息をしながらぴくりとも動かなくなった獣へと近寄る。その顔は蒼白。
誰がどう見ても「体調不良だろ?」と問うようなレベルだった。

ゆっくりと死体に触れる。死体から流れ出た生暖かい液に触れる。
そのまま腕を頭上に掲げると、獣から出た血が鋭い刃となり壁へと飛んでいった。
やっぱり、とリオトは自分の腕を見つめる。

(オレ、どーなっちまったんだ…?)

今、自分でなんとかわかったことは「自分に新しい力が備わった」ということ。それから「体調がすこぶる悪い」ということだった。
能力―――高嶺 利央兎の能力は「自分の血を自由に操る」だけのものだったはずだ。
それが、今試したところによると「血が発火」して「死体から流れた他の生物の血」でさえも操れるようになっていた。
パイロキネシス、という能力を聞いたことがある。念じるだけで何もない場所から火や爆発を起こすことの出来る超心理学の超能力の一つだ。
念じれば、血が燃える、爆発する。パイロキネシスに近いものが自分には備わってしまったのだろうか?とリオトは考え込む。

ふ、と時間を確認する。ミチルに運んでもらって、なんとかアジトに到着してから数時間が経った。
時々飛んでいきそうになる意識を、必死に繋ぎとめる。
そして、余計なことに"あれ"を思い出した。そうして、彼の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。勿論嬉しさからである。
無意識に頬の筋肉が緩む。そして頭がくらくらとして重たくなり、糸が切れた操り人形のように後ろに倒れこむ。薄汚れた灰色の天井が見えた。
それから、白色の髪と、腹の立つような糸目。


―――白髪と糸目?


がばりと起き上がって顔を上げる。
ホウオウグループ、千年王国主任、「ジングウ」がそこにいた。いつの間にこの部屋に入ってきたのか。

「お疲れ様です、リオト君。新しい力は如何な物でしょうか」
「何の用だよ」
「…ナイトメアアナボリズム、そんな風に呼ばれる能力がありますね」

質問を無視されて腹が立ったのか舌打ちをしたが、リオトは無言で頷く。あの場所にいた――殆ど全員と言っていい――人間達がその力を所持していた。

リオトは思い出す。あの時、彼はユウイの弟ユズリをカゲの猫から庇った。
自分でもなぜあのような行動に出たのかはわからない。あの場にいたユウイ以外の人間はどうでもいい赤の他人であったのに。

「それに似たような現象が、既に特殊能力を持っている人間に起こったとしたら…。自らを死の淵へと追いやったモノを排除するために特殊能力そのものが進化をすることがあるとしたら。
もう一つのナイトメアアナボリズム――それを、私は『デッド・エボリュート』と呼んでいます。その力をまさか、貴方が手に入れてしまうとはね」
「………」
「おや、喜ばないんですか。折角貴方は他の生物より一歩先を進んだというのに。――あぁ、言葉が悪かったでしょうか、簡単に言えば「強くなった」ということですよ」
「いや、まぁ、…嬉しいけど。馬鹿にしてんじゃねぇよ」

ジングウの前で素直に喜ぶのは少々抵抗があった。

「あー、リオくんここにいた!ちょっと、無理しないでよー!みゅーくんお願い」
「はい」

トキコとミューデが扉を勢いよく開けて部屋へと入ってくる。
ミューデに関してはリオトが座っている場所まで跳躍してリオトの首を掴んだ。突然のことにリオトは対処できず ぐえ と潰れたような声を出した。
ミューデの手の平から伝わってくる冷気。首が徐々にぴりぴりと痛んできたのに気付きじたばたと暴れだす。

「おい放せ!冷たい!痛いっての!」
「……わかった」
「っこの、いきなり何すんだ」
「だって、ミチルくんが『リオトがめっちゃ熱いんだけど』とか言うから…」
「あぁ、冷やそうとしたってことか」
「そーゆーこと」
「アホだろ!!」

がるる、と犬のようにリオトが二人を睨み付けた。
騒がしくなってきたのが堪えたのかジングウは一つ溜め息をついた後部屋を出て行ってしまった。




「いやしかしー、ミユちゃんが幽霊になって現れるなんてねぇ…」
「幽霊と聞きましてよばれてとびでてーッ!」
「呼んでない!」

ぽん、という音と共に登場したのは、ホウオウグループに属する「幽霊」、ユウタロー

「いいじゃんいいじゃんぷっぷくぷー。そのミユっていう幽霊はどうなっちゃったのー」
「消えたよ。…成仏って奴か」
「なぁんだ、つまんないの!友達になれるかと思ったのになぁ」
「なぁ、ユウタロー」
「なに」

「お前が幽霊になった理由はなんだ」
「しーらないっ!」
「あ。そ」

短く言葉を返すと、リオトはごろんとその場に寝転がった。
冷えた床が心地いい。三人が名前を呼ぶ声が聞こえたけれど、返事をする元気はもう彼にはなかった。
とにかく、体が重くて重くて仕方がなかった。




それから彼は数日、文字通り死んだように眠り続けたらしい。




「赤い目のおにいさん、おきないね」
「おきないね」
「…お寝坊さんなのよ」
「起こすのよ」

べしべしべしべしべしべし

「あぁコラこのガキ!コイツは今安静にしとかなきゃダメなんだよ!こっちこい!…ったく…」
「みどりのおじさん」
「おじさん言うなっての!!」



―――・―――・―――



休みが明け、また五日間学校の日々が始まった。
ユズリは包帯だらけ(不幸中の幸いか普段の「中二病予備軍」という称号のおかげで大きな騒ぎにはならなかったのだが)
ユウイは腕を固定し、右目に眼帯をつけるというなんともまぁ奇妙な格好での登校となった。
予想通り、まわりの学生からのひそひそ声が絶えない。…やっぱり、学校休めばよかったかもしれない。
だけど、凪やリオトを心配させるわけにもいかないので、頑張って教室まで歩こうと思う。


教室に入ると、クラスにいた生徒全員が一斉にユウイを見た。あぁ、嫌だなぁこの何ともいえない空気。
「ドジ踏んじゃいました」なんて言いたげな苦笑だけを浮かべて自分の席へと向かう。

「おはよう、ユウイ」

その途中で、凪に挨拶をされた。凪もまた、体中擦り傷だらけだった。
自分のせいで彼女が怪我をしたのだと考えると、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「凪、その…」
「あぁ、これか?気にしていないのだよ」

凪は自分の腕を見るとけらけらと笑った。

「そんなことより、ユウイが無事でよかった。もう無理するんじゃないぞ?」

それだけ告げ、ぽん、とユウイの肩を叩き自分の席へ戻っていく。
彼女のそんな心遣いが、ユウイはとても嬉しかった。


そして、

「どうしたの、その怪我」

後ろから、透き通るような声で話しかけられた。
振り返ると、そこには青い髪。赤と青のオッドアイ。スイネが立っていた。
てへぺろ、とユウイが苦笑を彼女に見せる。スイネも、そんなユウイの表情を見て聞いて欲しくない何かを悟ったのか話題を変えた。

「そういえば」
「ん」
「高嶺 利央兎、今日はまだ学校に来てないみたいだけれど…何かあったのかしら」
「リオトが!?…ごめん、いってくる!」

リオトの名前を聞いた途端。本当に途端だった。ユウイは教室を飛び出していってしまった。
そんな彼女の様子にスイネは思わず笑みを零す。

「…わかりやすすぎるわよ、あの子」




2-2の教室の扉を勢いよく開ける。何人かの視線がこちらに集中するが、無視。
いつもならリオトは窓側の席にいて、パンを貪り食ってるはず…なのだが、スイネの言っていたとおり今日は彼の姿は見えない。

「あの…リオトいないかな?」
「大食いジュニア…?さぁ、今日は見てないけど…」
「リオくんなら、今日休みだって連絡があったみたいだよ」

ユウイの質問に答えてくれたのは、弓道部に所属する犬塚 夕重、
それから人懐っこい笑顔が特徴的な、アッシュだった。

「……大方、食い意地を張りすぎて腹下しちゃった!ってとこじゃないかい?大食いジュニアは」

夕重が欠伸をして、気だるそうに言う。

「リオ君なっさけないなぁ~」

ピンク髪の少女、簀が続いた。

「いやいや、アイツに限ってありえねーだろ」

あいつ自分の昼飯食べた後俺の弁当も食おうとするんだぜー、と、ハヤト

「ま、ユウイちゃん、そんな心配せずにさ」

ぽん、とユウイの肩に手を置くアッシュ。
多分、この場にリオトがいたら彼を殴り飛ばしていただろう。

「リオくんなら大丈夫さ、大切な彼氏だから心配するのはわかるけどね」
「そう、か…そういうなら…って彼氏じゃない!ただの幼馴染みだ!」
「ぷぷぷ」

アッシュがユウイから離れ、両手で口を押さえて馬鹿にしたように笑った。



「…ミラ兄」
「どうした、榛名 譲。"鋏"持つ者よ…」

「俺、この休みでまた強くなったよ」
「ほう…確かによく見てみると、顔付きが変わったような気がするな」
「だけど、やっぱりミラ兄にはかなわねぇ!一生ついてくぜ!」
「私もですわ!せんぱい!」

「はぁ…またやってるよ。」
「いいじゃん、海猫。なんか見てて面白いよあの三人」









そして、放課後。
「怪我が心配だ」ということでアオイが一緒に下校してくれることになった。勿論隣には彼女の姉、スザク。そしてスザクの恋人(?)であるトキコもいた。
それから、弟、ユズリもいる。

少し遠くの方が騒がしい。ぱたぱたと前から半袖半ズボンを着た少年少女達が走ってくる。

「あら…今日はお祭りのようですわね」
「お祭りかぁ」

そういえばそんな話を母親がしていたな、とユウイは心の中で呟いた。
きゃあきゃあと騒ぐ子供達はとても可愛らしく、自分もあんな感じのときがあったんだよなぁと少し寂しい気持ちになる。
そんな子供達の方から何かがふわふわと浮かんでやってきた。―――しゃぼん玉だった。




「祭りなぁ。人混みはきつ…姉貴?!」
「………」


先頭を歩いていたユズリが、姉の異変に気が付いて足を止める。
アオイ達も不安げな表情でユウイの顔を見ておろおろとしていた。


ユウイは、泣いていた。


「ど、どうしましたユウイさん!まさか、お怪我が…」
「ち、違う…ぅ、わかんな、い…けど、ぐすっ」


「その…」


ユズリが小さな声で姉を呼ぶ。


―――そんな彼もまた、目に涙を浮かべていた。


「よかった、な?」
「―――うん…!」





風が、頬を撫でた。





―――・―――・―――


あれから、榛名 有依は変わった。
意見を人にあわせることが少なくなった、なんだかやたらと熱血になった(ような気がする)と、たくさんあるのだが…。
一番目に見えて分かりやすいのは、「数学」の授業の受け方だ。
あれだけ「嫌いだ、嫌いだ」と喚いていた数学。その小テストで毎回満点を取り、応用問題もすらすらと解けるようになっていた。
その成長っぷりは、いかせのごれイチの秀才、霧島 優人も目を見張るほどだった。

(少し、能力使っちゃってるところもあるんだけどね…)

結局、この「モノが数字に見える」という能力についてはわからずじまいだった。
シャーペンを生み出せるあの能力と同じようなものかもしれないし、殺された時の衝撃で生まれてしまった別の能力かもしれない。
けれど、それがなんであれ、数字を見て吐き気を催さなくなったということは素晴らしい成長だと自分でも思う。


数学はあの子を思い出してしまうから、苦手だった。問題を解けば解くほど、ああしていればよかった、こうしていればよかった、などという後悔の念に包まれていたからだ。



それが、どうだ。今は大好きな科目の一つになっている。問題を解けば解くほど、あの子と一緒にいられる気がするから。



あの子が一緒にいてくれるから。





私は忘れない。忘れるものか。








あの痛みを、あの、温もりを。










これは―――ヒトと、森の精霊の物語。


「……ユウイ」


"強さ"を求める少年にも。


「シズハー!今日はどうするんだい?」
「今日も調査だ、もたもたするな」


少年の謎を追う二人にも。


「…良い風だ。走ったら気持ちいいだろうな」


"サイボーグ"の少女にも。

「………」

未来も、過去も見える少年にも。


「今日は…星が綺麗」


"能力"にも。


「凪姉!怪我、大丈夫なの」
「なぁに、心配ないのだよ」


氷の騎士にも。


「…いーや、今日もサボろ」


"非日常"を求める青年にも。


「ショウター!投げるよー」
「よっしゃー!こいこい!」


平和の中に暮らす彼らにも。


「今日は腹筋、背筋、それから――」
「シュロさん、ほどほどにしておいたほうが」

尊敬する人々の為にただひたすら高みへと目指す者にも。


「さぁ、今日も不思議を探しに行くよ!」


この世界が愛しくてたまらない青年にも。


「ちょっとは懲りろよ!…まったく…」


それを呆れつつも見守り続ける少女にも。


「いつもすまない…袖子」


普通ではありえないような動物にも。


「ほら、はやくしないと遅刻するぞ!」
「わーってるよ、うるせーなー」


そして、あの"おとこのことおんなのこ"にも。



『私は、いつまでも彼らを見守っていたい』



『あぁ、どうか君にも、会えてよかったと思える人がいますように―――』





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最終更新:2013年07月31日 20:40