バトル・ロワイアル。最後の一人を目指すゲームに佐々野いちごは訳もわからず怯えていた。
ビクビクしながら現在地を示すデバイスを手に取り、伝統の灯りを頼りにしてゆっくりと歩を進めていく。
ビクビクしながら現在地を示すデバイスを手に取り、伝統の灯りを頼りにしてゆっくりと歩を進めていく。
「こんなん考慮しとらんよ……」
彼女の現在地は遊園地。周りにはきらびやかなアトラクションがところ狭しと並んでいる。
メリーゴーランド、ジェットコースター、観覧車などの遊園地にあってしかるべきなアトラクションを始めとして、
雀荘、とある普通の魔法使いの家など本来はあるはずもないものまで何故かアトラクションとして組み込まれている。
ここは本当に遊園地なのだろうかというツッコミを上げたいところではあるが、
当のいちごはこの深夜の遊園地に一人きりという状況に飲み込まれてそれどころではない。
メリーゴーランド、ジェットコースター、観覧車などの遊園地にあってしかるべきなアトラクションを始めとして、
雀荘、とある普通の魔法使いの家など本来はあるはずもないものまで何故かアトラクションとして組み込まれている。
ここは本当に遊園地なのだろうかというツッコミを上げたいところではあるが、
当のいちごはこの深夜の遊園地に一人きりという状況に飲み込まれてそれどころではない。
「ひいっ……! 何や、ゴミが転がっちょる音か……」
怖い。殺し合いという事象全てが今の彼女にとっては恐怖の対象なのだ、小さな物音にも敏感になるのも仕方がない。
麻雀が得意なだけでごく一般的な女の子であるいちごはこのバトル・ロワイアルでは弱者というカテゴリーに分類される。
加えて、そのカテゴリー内でもいちごは間違いなく下の方に入るのだ、誰かに襲われでもしたらあっさりと殺されてしまう。
そんないちごがこのゲームに乗って勝てる確率など露程もない。だからこのゲームに乗るという案は早々に破棄。
だけど殺さないと生きて元の日常に帰還することはできない。この矛盾がいちごを困らせた。
そして困った末の結論が安全な場所へと隠れてしばらくは誰とも会わないことだった。
あくまでこれは問題を先送りしているだけにすぎない。ただの逃避、されど今のいちごにはただ逃げる他なかった。
そうして絶対に安全で誰にも見つからない場所を探すこと数分、幸か不幸かはわからないが彼女は出会うこととなる。
この島に呼ばれた中でもある意味では只者ではない男と。
麻雀が得意なだけでごく一般的な女の子であるいちごはこのバトル・ロワイアルでは弱者というカテゴリーに分類される。
加えて、そのカテゴリー内でもいちごは間違いなく下の方に入るのだ、誰かに襲われでもしたらあっさりと殺されてしまう。
そんないちごがこのゲームに乗って勝てる確率など露程もない。だからこのゲームに乗るという案は早々に破棄。
だけど殺さないと生きて元の日常に帰還することはできない。この矛盾がいちごを困らせた。
そして困った末の結論が安全な場所へと隠れてしばらくは誰とも会わないことだった。
あくまでこれは問題を先送りしているだけにすぎない。ただの逃避、されど今のいちごにはただ逃げる他なかった。
そうして絶対に安全で誰にも見つからない場所を探すこと数分、幸か不幸かはわからないが彼女は出会うこととなる。
この島に呼ばれた中でもある意味では只者ではない男と。
「あ……っ……!」
ギラギラとした目つきは常に獲物を狙っている飢えたライオンの如く。
男は辺りをギロリと舐め回すように見渡し、誰もいないと知るやいちごに一歩づつ近づいていく。
足音がやけに耳に響く。カツンカツンと石畳を打ち鳴らす発生源となる男の顔つきは氷のような無表情。
何が起きても驚かないと言わんばかりのポーカーフェイスは感情を何処かへ置き去りにしてきたとしか思えなかった。
どう見ても顔の筋肉は動いていない、ロボットなのだろうか、と場違いなツッコミをしたくなるくらいに無表情。
極めつけは、着ている服。男が身につけている黒のスーツはいかにも俺はヤクザですと言わんばかりな風貌を醸し出していた。
男は辺りをギロリと舐め回すように見渡し、誰もいないと知るやいちごに一歩づつ近づいていく。
足音がやけに耳に響く。カツンカツンと石畳を打ち鳴らす発生源となる男の顔つきは氷のような無表情。
何が起きても驚かないと言わんばかりのポーカーフェイスは感情を何処かへ置き去りにしてきたとしか思えなかった。
どう見ても顔の筋肉は動いていない、ロボットなのだろうか、と場違いなツッコミをしたくなるくらいに無表情。
極めつけは、着ている服。男が身につけている黒のスーツはいかにも俺はヤクザですと言わんばかりな風貌を醸し出していた。
「……君は、参加者か」
「は、ははははははっいっっっ! …………さ、参加者でしゅっ!」
「は、ははははははっいっっっ! …………さ、参加者でしゅっ!」
目の前の男から発される威圧感に舌が回らない。いちごの頭の中の警報が大きな音を鳴らしていた。これはやばい、と。
足を後ろに踏み出して逃げようとするがバランスを崩して思わず尻餅をついてしまう。
逃げなくちゃ、だけど逃げれない。足が石のように固まって動かない。
このままだと自分はこの場で殺される。嫌だ、死にたくない。こんな日本の何処かもわからない島で孤独に死にたくない。
加えて、ただ目の前の男は自分を殺すだけじゃ飽きたらないかもしれないのだ。
いちごの中に最悪の未来が過る。
足を後ろに踏み出して逃げようとするがバランスを崩して思わず尻餅をついてしまう。
逃げなくちゃ、だけど逃げれない。足が石のように固まって動かない。
このままだと自分はこの場で殺される。嫌だ、死にたくない。こんな日本の何処かもわからない島で孤独に死にたくない。
加えて、ただ目の前の男は自分を殺すだけじゃ飽きたらないかもしれないのだ。
いちごの中に最悪の未来が過る。
(まさか、犯されるっ…………!)
こんな極限状態の島なのだ、そういう考えに出てしまう男がいてもおかしくはない。
そして自分は何の抗うすべも持っていない。詰みである。
後退りして必死に逃れようとするが、いちごの頭の中ではもはや諦観が大部分を占めていた。
逃げようにも自分は尻餅をついた上に動けない。ましてや相手は男なのだ。もし逃げれたとしても追いつかれる。
体力も当然ながら相手に軍配が上がる。
そして自分は何の抗うすべも持っていない。詰みである。
後退りして必死に逃れようとするが、いちごの頭の中ではもはや諦観が大部分を占めていた。
逃げようにも自分は尻餅をついた上に動けない。ましてや相手は男なのだ。もし逃げれたとしても追いつかれる。
体力も当然ながら相手に軍配が上がる。
「あの、」
「や、いやっ!! ああああああああああああああああああっっ!」
「や、いやっ!! ああああああああああああああああああっっ!」
男がかけた声がいちごの最後の堤防を押し砕いた。
恐怖のボルテージが限界を突破し、いちごの口からは甲高い悲鳴が漏れる。目の前に立っている男をこれ以上直視することができない。
そしてちょろちょろと股からは金色の液体が流れ落ち、じんわりと彼女のパンツが濡れる。
金色の液体が石畳の床を音を立てながら辺りに広がっていく。
恐怖のボルテージが限界を突破し、いちごの口からは甲高い悲鳴が漏れる。目の前に立っている男をこれ以上直視することができない。
そしてちょろちょろと股からは金色の液体が流れ落ち、じんわりと彼女のパンツが濡れる。
金色の液体が石畳の床を音を立てながら辺りに広がっていく。
「あ、ああっ、やっ」
見知らぬ男の前で放尿してしまった羞恥と最後にこんな醜態を晒した上で殺されるという恐怖がいちごを襲う。
スカートが濡れたことも気にならなくなるくらいにいちごはあわあわとするも流れ出る液体は止まるわけがない。
顔は熟れたりんごのように真っ赤に染まり、両手で必死に股を抑えるも指の隙間からは液体が染み出し、
手で作った即席の堤防の健闘もむなしく地面へと流れ落ちる。
男もこれにはそれまでの無表情を崩してキョトンとし、眼前で何が起こっているのか理解出来ないといった表情だ。
スカートが濡れたことも気にならなくなるくらいにいちごはあわあわとするも流れ出る液体は止まるわけがない。
顔は熟れたりんごのように真っ赤に染まり、両手で必死に股を抑えるも指の隙間からは液体が染み出し、
手で作った即席の堤防の健闘もむなしく地面へと流れ落ちる。
男もこれにはそれまでの無表情を崩してキョトンとし、眼前で何が起こっているのか理解出来ないといった表情だ。
「やぁっ……見んといて……! んっ……」
いちごは必死に止まれと念ずるが金色の液体は依然と勢い良く放出される一方だ。
そしてやがて液体の放出が終わり、いちごは限界を超えた羞恥に耐え切れなかったのかカクンと首が下へと落ちる。
最後に微かなうめき声を上げ、事切れたようにゆっくりと身体が倒れていった。
そしてやがて液体の放出が終わり、いちごは限界を超えた羞恥に耐え切れなかったのかカクンと首が下へと落ちる。
最後に微かなうめき声を上げ、事切れたようにゆっくりと身体が倒れていった。
◆ ◆ ◆
「……どうしよう」
男、川村ヒデオは目の前で失禁して気絶したいちごをどう対応するべきか悩んでいた。
ヒデオとしては出来る限り友好的に接したのだ。最初の声かけも明るい声を出した、つもりだった。
だが結果は無残なものであり、いちごは失禁するほどの恐怖を顔にありありと浮かべてコトンと気絶してしまった。
彼は元来怖い人相と大抵の事では動じない性格上他人から避けられてきた。
そのせいで就職活動も全て失敗、道を歩けば警察に職務質問。ろくな人生を送ってこなかった。
そのどうにもならない顔と性格による弊害が今ここでも遺憾なく発揮されてしまったのだ。
ヒデオとしては出来る限り友好的に接したのだ。最初の声かけも明るい声を出した、つもりだった。
だが結果は無残なものであり、いちごは失禁するほどの恐怖を顔にありありと浮かべてコトンと気絶してしまった。
彼は元来怖い人相と大抵の事では動じない性格上他人から避けられてきた。
そのせいで就職活動も全て失敗、道を歩けば警察に職務質問。ろくな人生を送ってこなかった。
そのどうにもならない顔と性格による弊害が今ここでも遺憾なく発揮されてしまったのだ。
(やっぱり、怖がられた。何もしてないのに……)
しょんぼりと下を向くヒデオはここに来るまでのことを思い出す。
何故、いきなりこんなところへ連れてこられたのか。自分は確かに色々と目立つことをしているが故に恨みを買う立場なのかもしれない。
だからと言ってここまでひどい報復があるだろうか。それに聖魔杯の会場から自分をどうやって連れてきたのか。
大会の運営者はそれに気づかなかったのだろうか。疑問はきりがない程に出てくる。
何故、いきなりこんなところへ連れてこられたのか。自分は確かに色々と目立つことをしているが故に恨みを買う立場なのかもしれない。
だからと言ってここまでひどい報復があるだろうか。それに聖魔杯の会場から自分をどうやって連れてきたのか。
大会の運営者はそれに気づかなかったのだろうか。疑問はきりがない程に出てくる。
「放置は、まずい」
ひとまずは彼女を安全な場所へと運んで寝かせるのを目的とする。この状態の少女をこのまま放置しておくには余りに忍びない。
同時に濡れた彼女の衣服の換えを探しておくのも忘れないようにと心に決める。
川村ヒデオという人間は人相が最悪で全くの無愛想ではあるが筋金入りのお人好しなのだ、彼女をこのまま見捨てておく訳がない。
無論、殺し合いなんてお断り、殺すのも殺されるのも真っ平御免だ。こんな時だからこそ助けあいの精神、ラブアンドピースである。
したがって、仲間を作るということでまずは声をかけてというところまではよかったのだが。
同時に濡れた彼女の衣服の換えを探しておくのも忘れないようにと心に決める。
川村ヒデオという人間は人相が最悪で全くの無愛想ではあるが筋金入りのお人好しなのだ、彼女をこのまま見捨てておく訳がない。
無論、殺し合いなんてお断り、殺すのも殺されるのも真っ平御免だ。こんな時だからこそ助けあいの精神、ラブアンドピースである。
したがって、仲間を作るということでまずは声をかけてというところまではよかったのだが。
(僕には、仲間を作ることすらできなかった。これが、コミュ障としての限界……)
早速出鼻をくじかれたヒデオ、意気消沈であった。
【I-1 遊園地/1日目深夜】
【佐々野いちご@咲-Saki-】
【状態】:恐慌、漏らした
【装備】:パンツはぐっしょりで制服にもついている。
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3
【思考・行動】
基本:????
1:????
【佐々野いちご@咲-Saki-】
【状態】:恐慌、漏らした
【装備】:パンツはぐっしょりで制服にもついている。
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3
【思考・行動】
基本:????
1:????
【川村ヒデオ@戦闘城塞マスラヲ】
【状態】健康
【装備】なし
【所持品】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには乗りたくないし殺すのも殺されるのも真っ平御免。
1:少女を何処か安全な場所へ連れていく。
【状態】健康
【装備】なし
【所持品】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには乗りたくないし殺すのも殺されるのも真っ平御免。
1:少女を何処か安全な場所へ連れていく。
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