長時間にも渡る性行為の舞台となった古寺に朝の光が差し込もうとしていた。
優希は亮子を執拗に犯し尽くした。壊れるまで、何度でも。壊れてからも何度でも。
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも。数えきれないくらいに何度でも。
亮子の胸に存在した尊厳を奪うために。殺すよりは殺された方がましだという信念を汚すために。
意識が混濁しようが構わず犯し、無くなってからも気が済むまで犯し抜いた。
そして長き行為にも終焉が迎えられ、二人の少女がはぁはぁと息を乱して床に横たわっている。
優希は亮子を執拗に犯し尽くした。壊れるまで、何度でも。壊れてからも何度でも。
何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも。数えきれないくらいに何度でも。
亮子の胸に存在した尊厳を奪うために。殺すよりは殺された方がましだという信念を汚すために。
意識が混濁しようが構わず犯し、無くなってからも気が済むまで犯し抜いた。
そして長き行為にも終焉が迎えられ、二人の少女がはぁはぁと息を乱して床に横たわっている。
「久しぶりに、楽しかったなぁ~」
優希は満足した風で横にいる亮子の顔をチラリと覗く。
ビリビリに破かれた制服。汗ばんだ肌。部屋の隅に投げ捨てられた下着。ロープで縛られ、弛緩した手足。感情が消失したうつろな瞳。
何度も何度もした結果がこの有様だ。優希が満足するまで、亮子はもてあそばれ続けた。
ビリビリに破かれた制服。汗ばんだ肌。部屋の隅に投げ捨てられた下着。ロープで縛られ、弛緩した手足。感情が消失したうつろな瞳。
何度も何度もした結果がこの有様だ。優希が満足するまで、亮子はもてあそばれ続けた。
「やめて、やめてって言っていた割には感じていたんじゃん。嫌がっていた割にはこういうプレイが好きだったり? あははっ。
ねえねえ! 好きでもない初対面の年下の女の子に何度もイカされるのってどんな気持ち? どんな気持ち?
答えてよ、これからの参考にするからさ~」
ねえねえ! 好きでもない初対面の年下の女の子に何度もイカされるのってどんな気持ち? どんな気持ち?
答えてよ、これからの参考にするからさ~」
優希の問いかけにも亮子は答えない。小さな呻き声すらあげないその姿は死んでいるとさえ見える。
だが優希が力強く蹴り上げると汚い呻き声が聞こえたので、まだ生きていると分類されるのだろう。
最も、“肉体”は生きていると言っても“精神”は死んだも同然ではあるのだが。
だが優希が力強く蹴り上げると汚い呻き声が聞こえたので、まだ生きていると分類されるのだろう。
最も、“肉体”は生きていると言っても“精神”は死んだも同然ではあるのだが。
「ありゃりゃ、本当に壊れちゃった? つまんないな~、面白い玩具だったのに」
ゲシゲシと亮子の腹を蹴り続けるが呻き声だけが口から出るのみ。まともな言葉は発せられない。
優希は蹴ることにも飽きたのかデイバッグをゴソゴソと漁る。
優希は蹴ることにも飽きたのかデイバッグをゴソゴソと漁る。
「もういいや、思う存分遊んだし――死んでよ」
取り出されたのは小ぶりの脇差。鞘から抜かれた刃が光に照らされて部屋内に光を乱反射させる。
優希は説明書を詳しく読まなかったので知る由もないがこれは魂魄妖夢の愛用する人の迷いを断つ短刀――白楼剣であり、なかなかの名刀だ。
この短刀で優希は迷いだけでなく生も断つのだろう。
優希は説明書を詳しく読まなかったので知る由もないがこれは魂魄妖夢の愛用する人の迷いを断つ短刀――白楼剣であり、なかなかの名刀だ。
この短刀で優希は迷いだけでなく生も断つのだろう。
「じゃあね、お姉ちゃん。玩具としては楽しめたよっ」
遊びは終わりだと言わんばかりに白楼剣を振り下ろそうとしたその時。
ダンと軽い音が鳴り、数瞬後、金属同士がこすれあう音が優希の耳に入った。
音と同時に手に持っていた白楼剣が手の内から弾かれて床にコロコロと転がっていく。
ダンと軽い音が鳴り、数瞬後、金属同士がこすれあう音が優希の耳に入った。
音と同時に手に持っていた白楼剣が手の内から弾かれて床にコロコロと転がっていく。
「何してるんですか!?」
声の発生源にいたのは優希と同じくらいの年齢の少年だった。顔に幼さが残っており、かけた眼鏡は幼いながらも深い知性を感じさせる。
容姿は整っており大衆の中でも目立つであろう燃えるような赤髪が目を引く。その両手には銀色に光る無骨な物体、拳銃が握られていた。
容姿は整っており大衆の中でも目立つであろう燃えるような赤髪が目を引く。その両手には銀色に光る無骨な物体、拳銃が握られていた。
「その人から離れてください!」
「っ……ややこしいことに!」
「っ……ややこしいことに!」
優希は軽く舌打ちし、近くにあった自分と亮子のデイバッグを乱暴につかみとり少年目がけて走りだす。
少年は拳銃を強く握りしめて銃口を優希に狙いを定めた。
少年は拳銃を強く握りしめて銃口を優希に狙いを定めた。
「と、止まってください……!」
誰が止まるものか、と優希は心中でごちる。最初の銃撃でわかったことが一つ、この少年も亮子と同じくどうしようもない甘い人間だということだ。
もし少年がこのゲームに乗っていたり、乗ってはいなくても非情な人物であれば自分の命はもうとっくに黄泉の世界へと旅立っていることだろう。
そうならないということは亮子と同じ人を殺すことを忌避しているという証明だ。
ならいくらでも隙の突きようはある。
もし少年がこのゲームに乗っていたり、乗ってはいなくても非情な人物であれば自分の命はもうとっくに黄泉の世界へと旅立っていることだろう。
そうならないということは亮子と同じ人を殺すことを忌避しているという証明だ。
ならいくらでも隙の突きようはある。
「はい、お兄ちゃん。プレゼントだよっ。手榴弾――」
優希はデイバッグから手榴弾を取り出して口でピンを抜き、ポンと軽く少年に投げつける。
それを受けて無視できるわけがなく少年は拳銃をデイバッグに投げ込んで手榴弾を手でつかみとり、遠くへと思い切り投げつける。
こんなところで爆発でもしたら向こうに倒れている亮子、優希、少年含め血の華を咲かせることになるからであろう。
それを受けて無視できるわけがなく少年は拳銃をデイバッグに投げ込んで手榴弾を手でつかみとり、遠くへと思い切り投げつける。
こんなところで爆発でもしたら向こうに倒れている亮子、優希、少年含め血の華を咲かせることになるからであろう。
「――のダミーだけどね」
少年が拳銃から手を離した隙に優希は接近。手に持ったデイバッグを頭部に目がけて振り抜く。
見事にそのデイバッグは少年の頭にクリーンヒット。少年は衝撃に耐え切れず床に倒れこむ。
だがその一撃は気絶までとはいかずすぐに起き上がり優希を追いかけるために脚を動かそうとする。
見事にそのデイバッグは少年の頭にクリーンヒット。少年は衝撃に耐え切れず床に倒れこむ。
だがその一撃は気絶までとはいかずすぐに起き上がり優希を追いかけるために脚を動かそうとする。
「くっ、待ってください!」
「待たないよ! それよりもお姉ちゃんを放っておいていいのかな?」
「っ!」
「待たないよ! それよりもお姉ちゃんを放っておいていいのかな?」
「っ!」
少年は部屋に倒れている亮子を見て考える。
このままこの人を置き去りにしてもいいのか。こんな有様の人を一人になんてできるわけがない。
思考はコンマ一秒で決着がついた。少年は優希の追跡を諦めて亮子が倒れている部屋に踵を返す。
優希はそれを見てニッコリと笑って悠々と場から逃亡した。
このままこの人を置き去りにしてもいいのか。こんな有様の人を一人になんてできるわけがない。
思考はコンマ一秒で決着がついた。少年は優希の追跡を諦めて亮子が倒れている部屋に踵を返す。
優希はそれを見てニッコリと笑って悠々と場から逃亡した。
「あはっ、ここまでうまくいくなんて思わなかったな」
寺を出て、門から外に出ると視界には一面に広がる草原。朝の光が黒だった草原を緑に変えていた。
ある程度走り、寺からも距離が離れたところで優希は息を整えてその場に座り込む。
ある程度走り、寺からも距離が離れたところで優希は息を整えてその場に座り込む。
「もうお姉ちゃんは再起不能だし、あの男の子は甘ちゃんだから御しやすい……うん、今のところは好調かな」
今までの行為を振り返って優希は不備は余り無い、あったとしてもカバーできる範囲内だと判断した。
亮子はもう戦える状態でもなく、あの少年も拳銃を使えることからそれなりの手練ではあるが本質的に甘さが見られる。
自分も拳銃を手に入れることが出来れば十分相対可能だ。
亮子はもう戦える状態でもなく、あの少年も拳銃を使えることからそれなりの手練ではあるが本質的に甘さが見られる。
自分も拳銃を手に入れることが出来れば十分相対可能だ。
(それにしても今回は規模が大きいんだね)
今まで優希が参加してきたゲームはこんな大きな島でも79人もの参加者がひしめき合っているわけではなかった。
閉鎖された建物、13人程度の参加者、生き残る道も無差別殺人以外にあった。
閉鎖された建物、13人程度の参加者、生き残る道も無差別殺人以外にあった。
(まあ、生き残るって点では変わりはないんだけど)
最終的には優勝者以外存在してはならないことついては優希は異論はない。
“今まで”もそうして勝ち上がってきたから。それの続きとしか感じなかった。
最初の二人の少女の死もちょっとしたデモンストレーション、あの程度でビクビクしていては優勝なんて夢の話だ。
“今まで”もそうして勝ち上がってきたから。それの続きとしか感じなかった。
最初の二人の少女の死もちょっとしたデモンストレーション、あの程度でビクビクしていては優勝なんて夢の話だ。
(私のやることは変わらない、騙して裏切って殺すだけ)
よいしょっと小さな声を出しながら座っていた態勢から立ち上がり空を見上げた。
最初は黒一色だった空も今ではうっすらと青に染まり、太陽からは白光が放散されている。
最初は黒一色だった空も今ではうっすらと青に染まり、太陽からは白光が放散されている。
「楽しませてもらうよ、このゲーム」
その宣言は誰に当てたものか。それは本人にしかわからないだろう。
だが、優希はこのゲームを楽しんでいる、それだけは確かだ。
最後に不敵に笑って、優希は朝焼けの草原を静かに歩き出した。
だが、優希はこのゲームを楽しんでいる、それだけは確かだ。
最後に不敵に笑って、優希は朝焼けの草原を静かに歩き出した。
◆ ◆ ◆
「ひどい……ひどすぎる……!」
赤髪の少年――ネギ・スプリングフィールドは目の前に広がる惨状に眼を背けていた。
何も反応がない。生きてはいるが、ただそれは生きているという“だけ”。
目にハイライトはなく、人形のような状態だ。
何も反応がない。生きてはいるが、ただそれは生きているという“だけ”。
目にハイライトはなく、人形のような状態だ。
「もう大丈夫ですよ。あの女の子はいなくなりましたから!」
必死に声をかけても何も返事はなく黙っているだけ。
その瞳には何も映さず。これは生きていると言えるのだろうか?
そんな疑問の念がネギの頭に浮かんでは消える。
それでもネギに亮子を見捨てることなんて出来なかった。
その瞳には何も映さず。これは生きていると言えるのだろうか?
そんな疑問の念がネギの頭に浮かんでは消える。
それでもネギに亮子を見捨てることなんて出来なかった。
「とりあえず、このロープを解きますね」
ネギが最初に配置された場所は寺から少し離れた草原。
辺りが真っ暗な草原で少しの間立ち尽くし、最初に感じたのは憤怒だった。
あの最初の広間でなぜ二人の女の子は殺されなければならなかったのか。
辺りが真っ暗な草原で少しの間立ち尽くし、最初に感じたのは憤怒だった。
あの最初の広間でなぜ二人の女の子は殺されなければならなかったのか。
(人を殺すなんて許せません)
何の罪もない人がゴミのように殺されるなんて間違っている。
あの少女たちだって元の生活があったんだ。ネギの頭には主催者に対しての怒りがあった。
罪もない人を殺して平然としている郷田真弓の考えなど理解もしたくはない。
あの少女たちだって元の生活があったんだ。ネギの頭には主催者に対しての怒りがあった。
罪もない人を殺して平然としている郷田真弓の考えなど理解もしたくはない。
(小太郎君、那波さん、千雨さん)
それとは別にこの島に同じく呼ばれている三人の知り合いが心配でもあった。
その中でも犬上小太郎は相当の手練でありこの殺し合いでもそう簡単に遅れは取らないことから安心はある。
その中でも犬上小太郎は相当の手練でありこの殺し合いでもそう簡単に遅れは取らないことから安心はある。
(でも那波さんと千雨さんは一般人だ……この殺し合いでは無力)
だが、他の二人は安心出来ない。長谷川千雨はパソコンが出来て、この首輪に対してのアプローチが出来るかもしれないが直接的な戦闘能力は皆無だ。
一方の那波千鶴は完全なる一般人で殺し合いでも長く生き残れるかというと不安が残る人だ。
結局は二人とも保護の対象となる。
一方の那波千鶴は完全なる一般人で殺し合いでも長く生き残れるかというと不安が残る人だ。
結局は二人とも保護の対象となる。
(僕は教師だから、生徒を護らないと……!)
ネギは教師として自分のクラスにいる二人の安全を保証しなくてはいけない。
故に本来ならばこんなところで油を売っている暇はないのだ。
故に本来ならばこんなところで油を売っている暇はないのだ。
「だけど、放っておける訳ないじゃないですか……」
亮子のぐたっとした体を見て改めて自分の選択が間違っていないと確信する。
どれほどの苦痛を味わったのだろうか。それはネギには想像もつかないものであったがこの有様は優希の拷問による弊害だということはわかる。
どれほどの苦痛を味わったのだろうか。それはネギには想像もつかないものであったがこの有様は優希の拷問による弊害だということはわかる。
(時間が解決してくれるなんてことは考えないけど……)
ネギは解いたロープはその場で適当に投げ捨てて、着ていたローブをそっと亮子の身体にかぶせる。
この痛々しい身体をこれ以上晒させておくのには幼いネギは耐え切ることはできない。
そんな時だった。
この痛々しい身体をこれ以上晒させておくのには幼いネギは耐え切ることはできない。
そんな時だった。
「……ぅ」
「気づきましたか」
「気づきましたか」
ぴくっと亮子の指先が動いた。それに気づいたネギは優しく声をかける。
その動きは緩慢なものではあったが徐々に元の動きを取り戻していく。
その動きは緩慢なものではあったが徐々に元の動きを取り戻していく。
「大丈夫ですよ、もう怖い思いはしなくて済みます」
このような状態では錯乱してもおかしくはない、
ネギは落ち着かせるのと同時に自分は危害を加えないという意思表示のためにニコッと笑顔を見せた。
ネギは落ち着かせるのと同時に自分は危害を加えないという意思表示のためにニコッと笑顔を見せた。
「あた、しは……っ! あ、あの子は!」
「いませんよ。僕が追い払いましたから」
「いませんよ。僕が追い払いましたから」
ゆっくりと起き上がった亮子の目には怯えがふんだんに含まれていた。
消し去れない恐怖が亮子の中にはこびりついているのだろう。
無理もない、拷問まがいのことをされたんだから、とネギは心中でこんなことをした優希への怒りをこめて吐露した。
消し去れない恐怖が亮子の中にはこびりついているのだろう。
無理もない、拷問まがいのことをされたんだから、とネギは心中でこんなことをした優希への怒りをこめて吐露した。
「そっか、キミが追い払ってくれたんだ。礼を言うよ」
亮子は笑みを浮かべて自分を助けてくれたネギに対して深々と頭を下げた。
その返答にあわあわとネギは手を振りながら亮子に顔を上げるように言った。
その返答にあわあわとネギは手を振りながら亮子に顔を上げるように言った。
「人として当然のことをしたまでです。それに僕はこう見えても教師ですから、教師として人を助けるのは当然です」
「教師……? だってキミはまだ子供だろ?」
「いえ、実は……」
「教師……? だってキミはまだ子供だろ?」
「いえ、実は……」
そこから互いの知り合いや自分の軽い自己紹介などに繋がっていき情報交換を二人は行った。
ネギは亮子が心に負った傷の深さから後でもいいと言ったが、亮子はそれに対して大丈夫と言い表したのでそのまま進められた。
情報交換はスムーズに行われた。ネギがすんなりと行き過ぎると思ったくらいに。
ネギは亮子が心に負った傷の深さから後でもいいと言ったが、亮子はそれに対して大丈夫と言い表したのでそのまま進められた。
情報交換はスムーズに行われた。ネギがすんなりと行き過ぎると思ったくらいに。
「さてと、情報交換も終わったことだしそろそろ行こうか」
「でも、本当に大丈夫なんですか? 少しくらい休んでもバチは当たりませんよ」
「本当に大丈夫だから。あんな事があったとしてもあたしは立ち止まってはいられないんだ」
「でも、本当に大丈夫なんですか? 少しくらい休んでもバチは当たりませんよ」
「本当に大丈夫だから。あんな事があったとしてもあたしは立ち止まってはいられないんだ」
亮子は立ち上がって散乱した荷物をまとめ始めた。その光景を見てネギは一抹の不安を感じる。
普通なら違和感なんて襲われない。それでもふと感じてしまったのだ。
なぜ? 疑問を浮かべることなんて何もない。
されど、ネギはどうしてももやもやとしたものぬぐいきれなかった。
普通なら違和感なんて襲われない。それでもふと感じてしまったのだ。
なぜ? 疑問を浮かべることなんて何もない。
されど、ネギはどうしてももやもやとしたものぬぐいきれなかった。
(……どうしてなんだろう。何かがおかしい)
目に映る光景は疑問を抱くこととは無縁だ。
一人の少女が苦痛を乗り越えようと頑張る姿、自分も頑張らなくてはと普通は勇気づけられるものだ。
それでも、ネギは勇気づくどころか不安ばかりが増大していった。
一人の少女が苦痛を乗り越えようと頑張る姿、自分も頑張らなくてはと普通は勇気づけられるものだ。
それでも、ネギは勇気づくどころか不安ばかりが増大していった。
(最悪なぐらいに追い詰められたんだ、もっと沈んでいてもおかしくはないのに――)
平然と荷物の整理を行い、すぐにでも動けるようする。
理には適っている。だがそれは、“人間”としては正しいのだろうか。
そんなことができるのは“人形”としか思えない、ネギはそう考えてしまった。
理には適っている。だがそれは、“人間”としては正しいのだろうか。
そんなことができるのは“人形”としか思えない、ネギはそう考えてしまった。
(どうして、亮子さんは“笑っている”んだ?)
抱いた疑問は小さくなるどころか大きくなるばかりだ。考えて考えて考えて考え抜いた結果が不明。
理由なき衝動に頭は困惑する。確信には至らないが亮子は何かがおかしい。
それをネギは理屈ではなく肌で感じた。
理由なき衝動に頭は困惑する。確信には至らないが亮子は何かがおかしい。
それをネギは理屈ではなく肌で感じた。
「ネギ君」
ここでネギはやっと気づいた。今まで抱いてきた違和感の正体。
(本当の亮子さんは笑っていないっ!)
思考できたのはそこまでだった。
頭に突き刺さる銀色の刃。痛みを感じることなく、最後の走馬灯を見ることなくネギはこの世から去っていった。
頭に突き刺さる銀色の刃。痛みを感じることなく、最後の走馬灯を見ることなくネギはこの世から去っていった。
「ハハ……」
ネギは一つミスをした。この疑念――亮子の笑顔が仮初だということにもっと早く気づいて動いていれば生命を散らすことはなかっただろう。
結局は何もかもが手遅れだったのだ。
結局は何もかもが手遅れだったのだ。
「ケハハ、クフッ。ヒャッェァッハッハッハッハッハッハッハッハ……!!」
突き刺して眼球を抉る。突き刺して肘を抉る。突き刺して鼻を抉る。
突き刺して腹を割る。突き刺して脳を割る。突き刺して腿を割る。
突き刺して肝臓を潰す。突き刺して肺を潰す。突き刺して心臓を潰す。
突き刺して背骨を削る。突き刺して上腕骨を削る。突き刺して肋骨を削る。
突き刺して腹を割る。突き刺して脳を割る。突き刺して腿を割る。
突き刺して肝臓を潰す。突き刺して肺を潰す。突き刺して心臓を潰す。
突き刺して背骨を削る。突き刺して上腕骨を削る。突き刺して肋骨を削る。
「ひゃはははははははははっははっっっっハハハははハッハぁぁァゴホッゴホッ……、ェァハハハハハ……! ァァァアハッハッハッハッハッハッハ!!」
突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。
突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。
突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。突き刺して抉る。
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「くひゃひゃひゃひゃひゃっっこひゅっ、イヒャはははァァハハハァァゲフッ……! ごヒュッ……ハハッハハっヒャヒャヒャハハハッハハハハハハっっ!」
突き刺して潰す。突き刺して潰す。突き刺して潰す。突き刺して潰す。
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「ォロすこォすコろゥコロすコロスこロスコろスころす殺す」
呪いの恩恵を受けた少女は感情を捨て去った。
悪魔の人形となり果て、崩壊のスイッチが入ったからにはもう元には戻らない。
誓いのこと、淡い恋をした少年のこと。高町亮子自身のこと。全ては“死んだ”。
彼女に残ったのはただプログラムされた行動に則って動くということだけだ。
そのプログラムとは。
悪魔の人形となり果て、崩壊のスイッチが入ったからにはもう元には戻らない。
誓いのこと、淡い恋をした少年のこと。高町亮子自身のこと。全ては“死んだ”。
彼女に残ったのはただプログラムされた行動に則って動くということだけだ。
そのプログラムとは。
「人類は皆殺しだ」
【ネギ・スプリングフィールド@魔法先生ネギま!死亡】
【C-9/一日目・早朝】
【色条優希@キラークイーン】
【状態】健康
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、大人の道具セット、ロープ、ダミーの手榴弾×4@スパイラル~推理の絆~、睡眠薬@魔法先生ネギま!、
睦月透真の裁縫道具セット@操り世界のエトランジェ
【思考】
基本:このゲームを楽しむ。
1:騙して裏切って殺す。全ては快楽の望むがままに。
【状態】健康
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、大人の道具セット、ロープ、ダミーの手榴弾×4@スパイラル~推理の絆~、睡眠薬@魔法先生ネギま!、
睦月透真の裁縫道具セット@操り世界のエトランジェ
【思考】
基本:このゲームを楽しむ。
1:騙して裏切って殺す。全ては快楽の望むがままに。
【C-9/寺/一日目・早朝】
【高町亮子@スパイラル~推理の絆~】
【状態】スイッチオン
【装備】ネギのローブ(血まみれ)@魔法先生ネギま!
【持ち物】白楼剣@東方Project
【思考】
基本:人類皆殺し。
1:殺す。
※リシアンサスのデイバッグ、遺体、不明支給品1~3、空のペットボトルはそのまま放置されました。
※ネギ・スプリングフィールドのデイバッグ、遺体(判別不可能なまでに損壊)、ダミーの手榴弾@スパイラル~推理の絆~
S&W Model 19 Combat Magnum(5/6)@スパイラル~推理の絆~、予備弾60、ロープ、不明支給品0~2が寺にあります。
※寺の一室は血があちこちに飛び散っています。
※スイッチが入りました。元の高町亮子は完膚なきまでに“死に”ました。
【状態】スイッチオン
【装備】ネギのローブ(血まみれ)@魔法先生ネギま!
【持ち物】白楼剣@東方Project
【思考】
基本:人類皆殺し。
1:殺す。
※リシアンサスのデイバッグ、遺体、不明支給品1~3、空のペットボトルはそのまま放置されました。
※ネギ・スプリングフィールドのデイバッグ、遺体(判別不可能なまでに損壊)、ダミーの手榴弾@スパイラル~推理の絆~
S&W Model 19 Combat Magnum(5/6)@スパイラル~推理の絆~、予備弾60、ロープ、不明支給品0~2が寺にあります。
※寺の一室は血があちこちに飛び散っています。
※スイッチが入りました。元の高町亮子は完膚なきまでに“死に”ました。
【大人の道具セット】
お察し下さい。
お察し下さい。
【睦月透真の裁縫道具セット@操り世界のエトランジェ】
睦月透真が服を繕う時に使うもの。
睦月透真が服を繕う時に使うもの。
【ロープ】
強度と耐食性に優れるマニラロープ! 寺になぜか置いてあったのを優希が調達。
強度と耐食性に優れるマニラロープ! 寺になぜか置いてあったのを優希が調達。
【睡眠薬@魔法先生ネギま!】
超鈴音が調合した超強力な睡眠薬。無味無臭。
超鈴音が調合した超強力な睡眠薬。無味無臭。
【ダミーの手榴弾@スパイラル~推理の絆~】
カノン・ヒルベルト戦で使用したダミーの手榴弾。
当然爆発はしない。
カノン・ヒルベルト戦で使用したダミーの手榴弾。
当然爆発はしない。
【ネギのローブ@魔法先生ネギま!】
麻帆良祭でネギが着ていたローブ。
麻帆良祭でネギが着ていたローブ。
【白楼剣@東方Project】
西行寺家の専属庭師兼西行寺幽々子の警護役である魂魄妖夢の愛刀。
人の迷いを断つ短刀でもある。
西行寺家の専属庭師兼西行寺幽々子の警護役である魂魄妖夢の愛刀。
人の迷いを断つ短刀でもある。
【S&W Model 19 Combat Magnum@スパイラル~推理の絆~】
1955年に登場した、S&Wの代表的な回転式拳銃。
原作ではミズシロ火澄がカノン・ヒルベルト殺害、テレビ塔でも鳴海歩との決戦で使用した。
1955年に登場した、S&Wの代表的な回転式拳銃。
原作ではミズシロ火澄がカノン・ヒルベルト殺害、テレビ塔でも鳴海歩との決戦で使用した。
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