『現実と空想の境界』◆/xY8VCKF.Q
山中、一人の少女、アシュリーは思考する。
ゲームと呼ばれたこの状況に放り込まれ、周りには見ず知らずの人間が大勢。
知り合いと言えばあの三人、モナ、9ボルト、Dr.クライゴア。
ワリオやオービュロンの姿は見当たらなかったことを考えると一部だけが呼び込まれたようだ。
ゲームと呼ばれたこの状況に放り込まれ、周りには見ず知らずの人間が大勢。
知り合いと言えばあの三人、モナ、9ボルト、Dr.クライゴア。
ワリオやオービュロンの姿は見当たらなかったことを考えると一部だけが呼び込まれたようだ。
そういえばあの場所に集められた人間は9ボルトが何時だったかゲームを持ち込んできたときに遊んだゲームに入っていたキャラクター達によく似ている。
しかしゲーム画面の、いわば「非生物」と同じ空間にいるということはどういうことだろうか。
ならこれはゲーム画面の中か、それとも彼らがこちらに来たか。
前者の可能性は十分にある、あのポーキーとかいう人間だかされだか知らないが「ゲーム画面の中に入って自分体感的に遊ぶゲーム」と言う物の中であるのか。
コレは自分が意図する考えに従って回りのキャラクターたちが動く壮大なストーリーの中であると仮定できる。
だが、それだと無意識の内の自分をここに連れて来る理由が無い。ゲームのβテストだとかなら9ボルトから通知が来るはずだ。
しかしゲーム画面の、いわば「非生物」と同じ空間にいるということはどういうことだろうか。
ならこれはゲーム画面の中か、それとも彼らがこちらに来たか。
前者の可能性は十分にある、あのポーキーとかいう人間だかされだか知らないが「ゲーム画面の中に入って自分体感的に遊ぶゲーム」と言う物の中であるのか。
コレは自分が意図する考えに従って回りのキャラクターたちが動く壮大なストーリーの中であると仮定できる。
だが、それだと無意識の内の自分をここに連れて来る理由が無い。ゲームのβテストだとかなら9ボルトから通知が来るはずだ。
もう一つの可能性、「彼らがこちらに来た」
もともと超人的な能力を持つ彼らがこちらでもその力を発揮できるとすれば私やモナ達を無意識に集めることも可能。
だが、はたしてあのポーキーという人間に「ゲーム画面」という意識があるのかどうかである。
こちらから見る「ゲーム画面」を抜け出すと言う知恵をつけたのなら他のゲームキャラを呼ぶのにも苦労はしない。
が、先入観から言えばそんな知識があるとは思えない。となると何かしらのバックアップによってこのゲームを成立たせている人間がいる。
もともと超人的な能力を持つ彼らがこちらでもその力を発揮できるとすれば私やモナ達を無意識に集めることも可能。
だが、はたしてあのポーキーという人間に「ゲーム画面」という意識があるのかどうかである。
こちらから見る「ゲーム画面」を抜け出すと言う知恵をつけたのなら他のゲームキャラを呼ぶのにも苦労はしない。
が、先入観から言えばそんな知識があるとは思えない。となると何かしらのバックアップによってこのゲームを成立たせている人間がいる。
「ゲーム画面」のキャラクターと現実世界を混ぜる「亜空間」を生み出す程の実力者。
その人間がどこかに関わっているはずだ、奴一人ではない。
その人間がどこかに関わっているはずだ、奴一人ではない。
ではここが仮に「亜空間」だったとして自分はどう行動するべきか。
五月蝿い声が後ろから聞こえる、思考を中断し予めデイパックから出しておいた本を持って対応する。
ハナダシティのジムリーダー、カスミ。
水タイプのポケモンを自在に操り、自らも「人魚」と呼ばれた。
ジムリーダーを続けて数年、こんなことに巻き込まれるのは初めて。
自分が引き当てたのは、モンスターボールでも打てば物凄く飛びそうなしっかりとしたバット。
これで人を殺して自分が生き残れば、ハナダシティに帰れる。
まだ、自分はジムリーダーを続けなきゃいけない。こんな所で、死ねない。
「上等じゃない、やってやるわよ」
手始めに目に付いた少女へ、威勢の良い声と共に飛び込んでいく。
水タイプのポケモンを自在に操り、自らも「人魚」と呼ばれた。
ジムリーダーを続けて数年、こんなことに巻き込まれるのは初めて。
自分が引き当てたのは、モンスターボールでも打てば物凄く飛びそうなしっかりとしたバット。
これで人を殺して自分が生き残れば、ハナダシティに帰れる。
まだ、自分はジムリーダーを続けなきゃいけない。こんな所で、死ねない。
「上等じゃない、やってやるわよ」
手始めに目に付いた少女へ、威勢の良い声と共に飛び込んでいく。
鈍い音が鳴る、金属と骨がぶつかる嫌な音。
咄嗟に受け止めるもそのバット、ホームランバットの効力で後ろへ大きく吹き飛ばされるアシュリー。
「……ッ」
視界が一瞬眩む。本では流石に防御が出来なかった為、両手が痺れる。
そういえばこの本はなんだったんだろう?考えるうちに女が寄って来る。
ああ、そういえばコレ。
咄嗟に受け止めるもそのバット、ホームランバットの効力で後ろへ大きく吹き飛ばされるアシュリー。
「……ッ」
視界が一瞬眩む。本では流石に防御が出来なかった為、両手が痺れる。
そういえばこの本はなんだったんだろう?考えるうちに女が寄って来る。
ああ、そういえばコレ。
「終わり、ね」
止めの一撃、振り下ろされる。
止めの一撃、振り下ろされる。
否、振り下ろされない。火炎、女を飲み込む。
「な、何これ。あ、熱い、熱い」
炎、女を容赦なく炙っていく。
「熱い、熱い。スターミーこの火を」
女、腰に手を伸ばす。そこにあるべきボールは無く。
「あ、熱い、あつい、アツイ、あつい」
女、少女の顔を見る。少女は、笑っていた。
最期に見た、その笑顔。底知れないほどに、歪んでいた。
「な、何これ。あ、熱い、熱い」
炎、女を容赦なく炙っていく。
「熱い、熱い。スターミーこの火を」
女、腰に手を伸ばす。そこにあるべきボールは無く。
「あ、熱い、あつい、アツイ、あつい」
女、少女の顔を見る。少女は、笑っていた。
最期に見た、その笑顔。底知れないほどに、歪んでいた。
思考、再開。
やはり襲ってくる人間(?)が多い。この本が伝説にある魔道書と呼ばれる物だったから救われた。
しかし伝説上の存在のこの本が、少しでも読めたのも幸運のうちの一つだろう。
然しそう簡単に使いこなさせてはくれないようだ、それに回数制限もある。
既定の回数撃てば只の本と化す、使いどころを慎重に見極めなければならない。
そこで、身を隠しながら人数が着々と減るのを待ち、残りが少なくなってきたらこの本で一掃する。
道中見つかり襲われた場合、考えたくないがこの本で応戦するしかないだろう。
襲われなかったらその人間を利用し、守ってもらうのも手だろう。
とりあえず身を隠す場所を見つけるのが先決、この女から受けたダメージの回復も計りたい。
何かに使えるかもしれない、この女の持っていたバットは頂くことにした。
やはり襲ってくる人間(?)が多い。この本が伝説にある魔道書と呼ばれる物だったから救われた。
しかし伝説上の存在のこの本が、少しでも読めたのも幸運のうちの一つだろう。
然しそう簡単に使いこなさせてはくれないようだ、それに回数制限もある。
既定の回数撃てば只の本と化す、使いどころを慎重に見極めなければならない。
そこで、身を隠しながら人数が着々と減るのを待ち、残りが少なくなってきたらこの本で一掃する。
道中見つかり襲われた場合、考えたくないがこの本で応戦するしかないだろう。
襲われなかったらその人間を利用し、守ってもらうのも手だろう。
とりあえず身を隠す場所を見つけるのが先決、この女から受けたダメージの回復も計りたい。
何かに使えるかもしれない、この女の持っていたバットは頂くことにした。
少女、邪悪な笑みを浮かべ山中へと消えた。
【エリア5/山中北部/一日目-黎明】
【名前:アシュリー@メイドインワリオ】
[状態]:全身を強打、両手の感覚が一部的に麻痺。
[装備]:エルファイアー@ファイアーエムブレム 紋章の謎(残り4回、微妙に使いこなせない)
[所持品]:支給品一式 ホームランバット@大乱闘スマッシュブラザーズ
[思考・状況]
基本行動方針:姿を隠しながらゲームに乗る、特に襲ってくる奴は容赦しない。正面から戦闘はしない。
第一行動方針:身を隠す場所を探す。
第二行動方針:エルファイアーの読破、そしてマスター。
第三行動方針:どこか集団に守ってもらうのもアリかなと思っている。
第四行動方針:知り合いには会いたくない。
[備考]:魔道書を少しずつ理解しています。
ポーキー以外の誰かが根本に関わっていると考えています。
自分たち(メイドインワリオ勢)以外はゲームキャラだと思っています。
[現在位置]:エリア5 北部。
【名前:アシュリー@メイドインワリオ】
[状態]:全身を強打、両手の感覚が一部的に麻痺。
[装備]:エルファイアー@ファイアーエムブレム 紋章の謎(残り4回、微妙に使いこなせない)
[所持品]:支給品一式 ホームランバット@大乱闘スマッシュブラザーズ
[思考・状況]
基本行動方針:姿を隠しながらゲームに乗る、特に襲ってくる奴は容赦しない。正面から戦闘はしない。
第一行動方針:身を隠す場所を探す。
第二行動方針:エルファイアーの読破、そしてマスター。
第三行動方針:どこか集団に守ってもらうのもアリかなと思っている。
第四行動方針:知り合いには会いたくない。
[備考]:魔道書を少しずつ理解しています。
ポーキー以外の誰かが根本に関わっていると考えています。
自分たち(メイドインワリオ勢)以外はゲームキャラだと思っています。
[現在位置]:エリア5 北部。
【カスミ@ポケットモンスターシリーズ 死亡】
【残り60人】
【残り60人】
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