猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

医学とHの関係小ネタ01

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医学とHの関係 小ネタその一 火の毒

 
 


 
 受付に出たら、猫の兵隊さんが、血塗れて運び込まれていた。
 
「先生っ! 急患ですっ!」
「まったく、折角の至福の一時だと言うのであるに」
 
 先生、それはお昼時間を30分オーバーで、パインジュースが
7杯目なのがいけないと思います……検診の時間でまでは、まだ30分ありますが。
 
「先生呑気に言って無いで下さい、後でブラッシング……」
 
「ジャバール君とリッキー君が、手早く剥いてくれたらしいでるな、
うむ、症状が分かったのである、あ、ブラッシングの件、よろしくなのである」
 
 行ってしまった、本当にこう言う時の、手際と切り替えは真似したいものです。
 


 
「んー まさに至福の一時なのである」
 
 先生、やっぱり切り替え早すぎです。
 
「にゃあ、もっとこー、耳の後をするのである」
「それは、背骨周りをマッサージの後で……お昼の患者さん大丈夫でしたか?」
 
 現在位置は寝室で、ベットの上で至福の一時、ああ、こー、手を掛ければ、
それだけで毛艶が良くなるし、抜け毛も減るし、先生は喉を鳴らすし、うん極楽。
 
「ああ、銃傷による怪我人だったので、弾を取り出して消毒して、
後は包帯を巻くだけである……かの火の毒も今では、ずいぶん大人しくなったのである」
「火の毒?」
 
 聞き慣れない言葉に思わず手が止まる、あ、先生の耳がぴくりと動いた、再開しないと。
 
「うむ、あのヒトの武器が落ちてきたばかりの頃に現れた、不治の病の事である」
 
 背骨周りのマッサージしゅうりょー、よし、次は頭からブラッシングと……
 
「傷跡を治しても内部から腐り、呪い避けも意味が無く、
解毒の魔法が唯一効果を持ち……それすら一時凌ぎにしかならなかった、堕ち物の病」
 
 んー、話の隠を踏むたびに、耳がピクピクするのが、

なんとも…… あれ? 何処かで聞いたような?
 
「切り落として再生させれば治るのが分かり、高位の治癒術師に掛かれば治る病となっても、
腹に当たればそれすら適わず」
 
 そこで、遠い目をして懐かしそうに言った……しんみりした先生は珍しいかも。
 
「結局小さな石ころが、呪いを振り撒いてたと分かるのに、ずいぶん長い時が掛かったのである」
「鉛害ですか?」
 
 驚かれた、いや、こっちの世界だと、ちょっと戦争とかの話を読むと出てくる事なんですよね。
 
「まったく、生徒が先生の台詞を取るのは、関心しないのである」
 
 不貞腐れる先生には、尻尾の根元を丁寧にブラッシングしてご機嫌を取っておく。
 
「じゃあ……銃ってこっちの世界でも、強力な兵器だったんですか?」
「いや、さっぱりであるな」
 
 先生、話の腰を折りすぎです。
 


 
「今でこそ、一部の国で作られたり、落ち物の銃を整備出来るのであるがな、
 
その当時に扱える者等、ヒトの極一部位であったし、そもそも弾も銃も少なかったであるからな」
 
 作って無ければそれは当然ですよね、銃を使える昔の日本人なんて、
マタギか鉄砲隊位でしょうし……刀鍛冶とか鉄砲鍛冶が落ちてたら作れそうですけど。
 
「上手く整備せねば暴発するような、正に自分すら殺す、呪われた品であった……

量産性と生産性と整備製が求められる兵器としては、欠陥品であろう?」
 
 そんな、滅多に使われないものだった為に、

鉛害の治癒方の発見が遅れたのは皮肉である、
そう言って先生は話を締めた。
 
「うむ、何時もながら手馴れてて、非常に素晴らしかった」
 
 仮にも男としては、誉められても非常に微妙です、妙に達成感を感じるあたりが。
 
「さて……ヤらニャいか?」
「お断りします」
 
 さて、硝煙臭い話は此れ位にして、眠りましょう、ああ、花の良い香り。
 
「だから、コレが落ちになるのは、どうかと思うのだかね?!」
 
やはり落ちずに終わる。
 


 
 
 
 
 

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