隠れん坊オンライン全史
椿ゲート事件(復元)
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椿ゲート事件

椿ゲート事件(つばきゲートじけん)とは、2022年8月7日に隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板のゲームウィズ自治領で起きた不正投票事件に始まった掲示板の政治スキャンダル。同年8月16日に隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板副管理人であった椿が辞任するまでの不正投票、世論扇動、民主主権党結成、椿の神格化、椿派の反乱未遂、H.K.R結成、ポーランドボール掲示板占領、陰謀論の拡散、匿名人物による政府事情のリークと暴露、サブ垢発覚、椿の公職追放と投票権剥奪のすべての経過を総称して「椿ゲート事件」という。
概要
事件の発端は、2022年8月7日のゲームウィズ自治領管理人選挙戦のさなかに、何者かが当時の候補者であった「誤爆点C」に2票或いは3票の不正票をサブ垢を使って投票したが、選挙戦に結果として敗北したことである。
このとき、誤爆点Cへの投票は全くの別の人物として扱われたため何も問題にはならなかった。しかし、事件のしっぽをつかんでいた隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板管理人の歴史解説botが犯人である当時の副管理人、椿の権限を事実上剥奪するような行動をとったことで、危機感を覚えた椿は不正投票に使ったサブ垢を別人として動員して反乱未遂を起こした。
さらに反乱未遂後に椿本人が捜査妨害ともみ消しに直接関わり、しかもゲームウィズ自治領で匿名の人物が椿と当時別人と思われていたサブ垢、更には誤爆点Cや1鯖民のれたんが同一人物であることを暴露した。これに乗って政府も同一人物説を裏付ける証拠を提出したことで、それまで椿が行っていたサブ垢を使っての大規模な世論扇動と不正の数々が公にされた。
このような椿の不正な動きに対して世論は猛反発し、やがて椿とそのサブ垢の弾劾・摘発の動きにあらがいきれなくなり、掲示板で史上初めて幹部が辞任するに至り、10日にも及んだ政治の混乱は終息した。
このとき、誤爆点Cへの投票は全くの別の人物として扱われたため何も問題にはならなかった。しかし、事件のしっぽをつかんでいた隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板管理人の歴史解説botが犯人である当時の副管理人、椿の権限を事実上剥奪するような行動をとったことで、危機感を覚えた椿は不正投票に使ったサブ垢を別人として動員して反乱未遂を起こした。
さらに反乱未遂後に椿本人が捜査妨害ともみ消しに直接関わり、しかもゲームウィズ自治領で匿名の人物が椿と当時別人と思われていたサブ垢、更には誤爆点Cや1鯖民のれたんが同一人物であることを暴露した。これに乗って政府も同一人物説を裏付ける証拠を提出したことで、それまで椿が行っていたサブ垢を使っての大規模な世論扇動と不正の数々が公にされた。
このような椿の不正な動きに対して世論は猛反発し、やがて椿とそのサブ垢の弾劾・摘発の動きにあらがいきれなくなり、掲示板で史上初めて幹部が辞任するに至り、10日にも及んだ政治の混乱は終息した。
事件の経過
「椿」という人物とサブ垢の形成
2022年の4月から6月頃にかけて、隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板は掲示板内戦によって生み出された深刻な過疎から立ち直ろうとしていた。かつての独立派指導者であった歴史解説botは過疎脱却の一環として対立していた旧保守派の面々の名誉回復を認め、さらに掲示板鯖や掲示板クラン「ベルクト」をはじめとして隠れん坊オンラインにも本格的な進出を模索し始めた。
このような歴史解説botの行動を後押ししていた人物がいた。それが、後の椿となる匿名の人物、ID:6C2xwtxiZfである。ベルクトへの250鯖の提供などを経て、6C2は掲示板へと浸透していった。
この6C2について、歴史解説botは協力しつつも内心中身を過去の保守派幹部で仇敵の「ほのぼの」だと踏んでいた。その根拠は行動の類似性もあるが、何よりIDが一致していた。とはいえ、保守派は名誉回復が行われており、個人的な恨みはほぼなかったため歴史解説botは彼の存在をそこまで気にかけなかった。
7月後半になると、掲示板に頻繁に顔を出す6C2の正体を掲示板民は推測し始めた。歴史解説botは当初、時系列でみる掲示板の歴史に「ほのぼの=6C2xwtxiZf」ととらえられるような記述を残していたが、6C2はそれを公式に否定し、歴史解説botも「保守派としての負い目があるのかもしれないから、触れないでおく」と理解を示し、別人として扱った。しかし、これが事態をややこしいことにすることとなる。
8月になって掲示板公式twitterが設立されると、6C2xwtxiZfは「謎の人物」として掲示板民から注目され始めた。
しかしながら、既にこの「掲示板民」の中にはすでにサブ垢が混じっていた。xgyScBU0w1、そしてxdm4a4v4VJである。彼らは6C2と同一人物で、6C2への掲示板民の好奇心を煽り立てた。
そのような状況がしばらく続いた後、6C2は自分の正体を「椿」という女子高生、またその兄の「ネギ」だと明かし、「6C2」は二人で動かしていたとした。
しかしこの時点において、椿は致命的なミスを犯していた。VPNなどを使わなかったため、椿とxgy、xdmは同じIPから書き込んでしまっていたのである。だが歴史解説botはxgyScBU0w1、xdm4a4v4VJと椿が同一人物であることは把握していたものの、ただ自己顕示欲を満たしたいだけとしか見ていなかったために対応をしなかった。
このような歴史解説botの行動を後押ししていた人物がいた。それが、後の椿となる匿名の人物、ID:6C2xwtxiZfである。ベルクトへの250鯖の提供などを経て、6C2は掲示板へと浸透していった。
この6C2について、歴史解説botは協力しつつも内心中身を過去の保守派幹部で仇敵の「ほのぼの」だと踏んでいた。その根拠は行動の類似性もあるが、何よりIDが一致していた。とはいえ、保守派は名誉回復が行われており、個人的な恨みはほぼなかったため歴史解説botは彼の存在をそこまで気にかけなかった。
7月後半になると、掲示板に頻繁に顔を出す6C2の正体を掲示板民は推測し始めた。歴史解説botは当初、時系列でみる掲示板の歴史に「ほのぼの=6C2xwtxiZf」ととらえられるような記述を残していたが、6C2はそれを公式に否定し、歴史解説botも「保守派としての負い目があるのかもしれないから、触れないでおく」と理解を示し、別人として扱った。しかし、これが事態をややこしいことにすることとなる。
8月になって掲示板公式twitterが設立されると、6C2xwtxiZfは「謎の人物」として掲示板民から注目され始めた。
しかしながら、既にこの「掲示板民」の中にはすでにサブ垢が混じっていた。xgyScBU0w1、そしてxdm4a4v4VJである。彼らは6C2と同一人物で、6C2への掲示板民の好奇心を煽り立てた。
そのような状況がしばらく続いた後、6C2は自分の正体を「椿」という女子高生、またその兄の「ネギ」だと明かし、「6C2」は二人で動かしていたとした。
しかしこの時点において、椿は致命的なミスを犯していた。VPNなどを使わなかったため、椿とxgy、xdmは同じIPから書き込んでしまっていたのである。だが歴史解説botはxgyScBU0w1、xdm4a4v4VJと椿が同一人物であることは把握していたものの、ただ自己顕示欲を満たしたいだけとしか見ていなかったために対応をしなかった。
ゲームウィズ自治領での不正投票
ゲームウィズにおける隠れん坊掲示板は2017年より存在しており、それ以降長い過疎状態に置かれていた。しかし、2022年7月頃から357民が、次いで1鯖民が流入したことで、一気に繁栄が始まった。
みん作とゲームウィズの関係は三月の第一次みん作=ゲームウィズ戦争と四月の第二次みん作=ゲームウィズ戦争で著しく悪化しており、七月頃には改善したとは言えどもそれでも多少はぎこちない関係であった。
歴史解説botはみん作とゲームウィズをどうにかして統合したいと考えていたが、反発されて戦争になることを恐れるあまりに二の足を踏んでいた。が、8月に入りみん作とゲームウィズの間に友好ムードが生まれると彼は統合の決議に踏切り、圧倒的賛成多数で統合は可決された。
こうしてゲームウィズ掲示板は「ゲームウィズ自治領」として隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板に編入され、名目上の独立こそ失ったものの広範な自治権による事実上の独立、そしてみん作との住人共有によりさらに繁栄し、重要性も増した。
ゲームウィズ自治領の重要性が高まるにつれて、自治領内でも管理人を立てる必要が生まれた。8月7日に行われた自治領管理人選挙では2世、誤爆点C、レミィが立候補し、選挙は三つ巴の様相を呈した。
しかし、この誤爆点Cは実は椿のサブ垢であった。誤爆点Cは「れたんをスクリプトで特定した」と情報を流し、強力なスクリプトを所持しているかのように振舞った。そしてさらにそれを選挙の公約にまで持ち込み、「スクリプトで常時監視できる」というのを売りにした。れたんはこの時点で、着実に自治領管理人の座を見据えていた。
だが、翌日の開票では実績の少ない誤爆点Cにはほとんど票が集まらず、357民や1鯖民から支持を受ける2世に多くの票が集まった。業を煮やした椿は6C2とxgyの垢を動員し、誤爆点Cに不正に2票を投票した。だが結局誤爆点Cはサブ垢以外からの票をほとんど得られず、自治領管理人は2世に決まった。
この不正投票において、歴史解説botはこれを把握していた。そして、歴史解説botが若干の危機感を覚え始めたのもこのころである。しかし不正票はみん作上では許されない行為であったが、ゲームウィズは自治領であったために咎めることができず、さらに憲法第三十一条の「掲示板は自治領にできるだけ干渉してはならず、自治領での選挙監視も行わない。」という既定のために咎めると内政干渉となり違憲となる恐れがあった。2世と個人的連絡を取る試みもあったものの、結局それも断念せざるを得なかった。だがこの事件は、椿が不正をもいとわない人間であると深く刻みつけることとなった。
みん作とゲームウィズの関係は三月の第一次みん作=ゲームウィズ戦争と四月の第二次みん作=ゲームウィズ戦争で著しく悪化しており、七月頃には改善したとは言えどもそれでも多少はぎこちない関係であった。
歴史解説botはみん作とゲームウィズをどうにかして統合したいと考えていたが、反発されて戦争になることを恐れるあまりに二の足を踏んでいた。が、8月に入りみん作とゲームウィズの間に友好ムードが生まれると彼は統合の決議に踏切り、圧倒的賛成多数で統合は可決された。
こうしてゲームウィズ掲示板は「ゲームウィズ自治領」として隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板に編入され、名目上の独立こそ失ったものの広範な自治権による事実上の独立、そしてみん作との住人共有によりさらに繁栄し、重要性も増した。
ゲームウィズ自治領の重要性が高まるにつれて、自治領内でも管理人を立てる必要が生まれた。8月7日に行われた自治領管理人選挙では2世、誤爆点C、レミィが立候補し、選挙は三つ巴の様相を呈した。
しかし、この誤爆点Cは実は椿のサブ垢であった。誤爆点Cは「れたんをスクリプトで特定した」と情報を流し、強力なスクリプトを所持しているかのように振舞った。そしてさらにそれを選挙の公約にまで持ち込み、「スクリプトで常時監視できる」というのを売りにした。れたんはこの時点で、着実に自治領管理人の座を見据えていた。
だが、翌日の開票では実績の少ない誤爆点Cにはほとんど票が集まらず、357民や1鯖民から支持を受ける2世に多くの票が集まった。業を煮やした椿は6C2とxgyの垢を動員し、誤爆点Cに不正に2票を投票した。だが結局誤爆点Cはサブ垢以外からの票をほとんど得られず、自治領管理人は2世に決まった。
この不正投票において、歴史解説botはこれを把握していた。そして、歴史解説botが若干の危機感を覚え始めたのもこのころである。しかし不正票はみん作上では許されない行為であったが、ゲームウィズは自治領であったために咎めることができず、さらに憲法第三十一条の「掲示板は自治領にできるだけ干渉してはならず、自治領での選挙監視も行わない。」という既定のために咎めると内政干渉となり違憲となる恐れがあった。2世と個人的連絡を取る試みもあったものの、結局それも断念せざるを得なかった。だがこの事件は、椿が不正をもいとわない人間であると深く刻みつけることとなった。
副管理人選出と過熱する個人崇拝
時はさかのぼり8月8日、掲示板憲法が制定された。これにより隠れん坊オンライン攻略・交流掲示板は立憲制となった。
この憲法において、管理人の保管副管理人という役職が規定されている。副管理人の役割とは、憲法第六条いわく「管理人がいない時の代理」と規定されている。
新たに副管理人の役職が生まれたことで、それにふさわしい人間を選出する必要が発生した。当初立候補者には2世が出るはずであったが、彼は自治領管理人に当選したため出馬を断念した。変わって出馬したのは「6C2」であり、名義は椿の方であった。
対立候補がいなかったため、選挙は行われず副管理人はなし崩し的に椿となった。この時、既にゲームウィズでの不正選挙は歴史解説botの知るところであったため彼は椿を強く警戒した。当時の心境を彼は次のように語っている。
この憲法において、管理人の保管副管理人という役職が規定されている。副管理人の役割とは、憲法第六条いわく「管理人がいない時の代理」と規定されている。
新たに副管理人の役職が生まれたことで、それにふさわしい人間を選出する必要が発生した。当初立候補者には2世が出るはずであったが、彼は自治領管理人に当選したため出馬を断念した。変わって出馬したのは「6C2」であり、名義は椿の方であった。
対立候補がいなかったため、選挙は行われず副管理人はなし崩し的に椿となった。この時、既にゲームウィズでの不正選挙は歴史解説botの知るところであったため彼は椿を強く警戒した。当時の心境を彼は次のように語っている。
副管理人への椿選出は、自分にとって非常に危険な賭けであった。だが、「他に適任がいない」というのもまた事実であった。力づくで椿を排除するのは不可能であるし、そうしたら混乱が起きうるであろうというのは明白だ、ならばここは最大限椿を利用するべきではないだろうかと考えた。だが、椿もまた自分を利用している気になっている。互いが互いを見下している、こんな最悪な関係は今までに見たことがなかった。
互いに不信感を抱いた、危険な状態であった。だがそんな中でも両者は平静を装い、9日に「歴史解説bot=椿政権」がスタートした。
政権発足当初、歴史解説botは椿の掲示板への抱き込みを狙い、公式twitterなどでわざと存在を宣伝することで掲示板に恭順させようと考えた。しかし椿の意志は固く、逆に椿はそれを利用した個人崇拝を開始した。
椿は自身を「偏差値70」として宣伝し、その能力の高さを強くアピールした。サブ垢はそれを拡散し、掲示板は一気に椿をたたえる雰囲気となった。同日夜に椿は歴史解説bot抱き込みのために歴史掲示板を作成したが、既に歴史解説botは椿を強く警戒していたためにこの抱き込みは失敗した。とはいえ、この日から同月14日にかけて椿の権威はとどまるところを知らなかった。副管理人という称号も、掲示板から能力の高さを認められたという意味で椿の権威に箔をつける結果となった。更に同時期、椿はxdm名義で掲示板初の政党である「民主主権党」を創設し、支持者の結集を画策した。(しかし関与の疑いを避けるためか、椿やネギ名義で同党に触れたことは一切なかった)
実にこの期間、ほぼすべての掲示板民が椿崇拝の流れに吞まれていったのである。
政権発足当初、歴史解説botは椿の掲示板への抱き込みを狙い、公式twitterなどでわざと存在を宣伝することで掲示板に恭順させようと考えた。しかし椿の意志は固く、逆に椿はそれを利用した個人崇拝を開始した。
椿は自身を「偏差値70」として宣伝し、その能力の高さを強くアピールした。サブ垢はそれを拡散し、掲示板は一気に椿をたたえる雰囲気となった。同日夜に椿は歴史解説bot抱き込みのために歴史掲示板を作成したが、既に歴史解説botは椿を強く警戒していたためにこの抱き込みは失敗した。とはいえ、この日から同月14日にかけて椿の権威はとどまるところを知らなかった。副管理人という称号も、掲示板から能力の高さを認められたという意味で椿の権威に箔をつける結果となった。更に同時期、椿はxdm名義で掲示板初の政党である「民主主権党」を創設し、支持者の結集を画策した。(しかし関与の疑いを避けるためか、椿やネギ名義で同党に触れたことは一切なかった)
実にこの期間、ほぼすべての掲示板民が椿崇拝の流れに吞まれていったのである。
保守党事件と水面下での権限移譲
8月14日、歴史解説botはコロナウイルスに罹患し、管理人の職務の遂行が困難になった。
掲示板憲法の通りに行けば、彼が復帰するまでの間は副管理人の椿が全権限を手に入れるはずであった。しかし椿は「ネギ」の名義で「椿は寝込んでいて、副管理人の職務は遂行できない」と発表した。これにより掲示板は事実上のリーダー不在の状況に陥った。しかし同時に彼は、「兄である自分が代わりに職務を遂行する準備がある」とも話し、全権限がネギ、もとい椿に掌握される危険性が高まった。
一方、歴史解説botは同日夕方に掲示板民のレミィに向けてDMで「椿とネギ、xgy、xdm、誤爆点、れたん、ほのぼのは同一人物で、更に自治領選挙で不正を行った」ということを話した。そして椿を警戒するように、また椿を抑えるためレミィがひとまず統率を取ってほしい旨を伝達した。レミィはこれを承諾し、水面下での権限移譲が始まった。
しかしその日の夜、権限移譲がまだ終わらぬうちに事件が発生した。
「元保守派」を名乗る匿名の人物がゲーマチへの回帰を掲げてクーデターを起こすと騒ぎ立て始めたのだ。これを保守党事件といい、犯人は「保守党」を結成ののち旧保守派に協力を呼び掛けた。犯人は支持を得るために、次のような声明を残している。
掲示板憲法の通りに行けば、彼が復帰するまでの間は副管理人の椿が全権限を手に入れるはずであった。しかし椿は「ネギ」の名義で「椿は寝込んでいて、副管理人の職務は遂行できない」と発表した。これにより掲示板は事実上のリーダー不在の状況に陥った。しかし同時に彼は、「兄である自分が代わりに職務を遂行する準備がある」とも話し、全権限がネギ、もとい椿に掌握される危険性が高まった。
一方、歴史解説botは同日夕方に掲示板民のレミィに向けてDMで「椿とネギ、xgy、xdm、誤爆点、れたん、ほのぼのは同一人物で、更に自治領選挙で不正を行った」ということを話した。そして椿を警戒するように、また椿を抑えるためレミィがひとまず統率を取ってほしい旨を伝達した。レミィはこれを承諾し、水面下での権限移譲が始まった。
しかしその日の夜、権限移譲がまだ終わらぬうちに事件が発生した。
「元保守派」を名乗る匿名の人物がゲーマチへの回帰を掲げてクーデターを起こすと騒ぎ立て始めたのだ。これを保守党事件といい、犯人は「保守党」を結成ののち旧保守派に協力を呼び掛けた。犯人は支持を得るために、次のような声明を残している。
皆ゲーマチへの帰還自体は支持しているが、受け身になっていて自分たちの意見を話さない。沈黙を守っている大多数の保守派とその支持者たちは、もっと積極的に行動を起こすべきだ。
これを受けて掲示板はクーデター反対、ゲーマチ懐古など大量の理論武装したコメントでいっぱいになり、一気に物々しい雰囲気に包まれた。椿はサブ垢と共にゲーマチを支持するようなコメントを残し、この機に乗じてゲーマチに回帰しようとしたのか、もしくは混乱を誘発しようとした。しかしレミィらが冷静な行動を呼びかけ、掲示板は次第に保守党への非難であふれかえった。なお、この非難には後にゲームウィズで重要人物となるマキイフカも参加していた。
事件発生から約1時間後、レミィ経由で歴史解説botに騒乱が伝わると、歴史解説botは直接鎮圧に乗り出し、「保守派の言論の自由を守る」としつつも犯人を「騒乱を煽った」として書き込み禁止にした。驚くべきことに、この犯人は椿のサブ垢ではなく、単なる過激な保守派であったことが当時のipからわかっている。
このような騒乱ののち、掲示板では無政府状態が次第に問題視されるようになっていった。大多数の掲示板民はネギへの権限移譲を求めたが、歴史解説botとレミィは事件後に再び会談、その会談でレミィが正式に管理人の代行を行うことに決定した。そして直後に、レミィはその旨を掲示板に投稿した。これによりレミィを首班とする臨時政府が成立した。
しかしこの明らかな「椿潰し」に椿はネギの名義で反発し、副管理人と管理人代行は矛盾した存在であると批判した。レミィはお世辞にも人気があるとは言えず、多くの掲示板民もこれには疑問を呈した。レミィは自身の正当性をアピールし、反対派を暴言を交えて非難したたのみならず権限移譲の理由を隠し通したために軋轢はさらに深まった(しかし、理由を隠したのは歴史解説botが騒動を恐れたためであり、レミィに非があるとは言えない)。
保守党事件こそ終わったものの掲示板は不穏な空気に包まれ、そしてそのまま翌日15日を迎えることとなる。
事件発生から約1時間後、レミィ経由で歴史解説botに騒乱が伝わると、歴史解説botは直接鎮圧に乗り出し、「保守派の言論の自由を守る」としつつも犯人を「騒乱を煽った」として書き込み禁止にした。驚くべきことに、この犯人は椿のサブ垢ではなく、単なる過激な保守派であったことが当時のipからわかっている。
このような騒乱ののち、掲示板では無政府状態が次第に問題視されるようになっていった。大多数の掲示板民はネギへの権限移譲を求めたが、歴史解説botとレミィは事件後に再び会談、その会談でレミィが正式に管理人の代行を行うことに決定した。そして直後に、レミィはその旨を掲示板に投稿した。これによりレミィを首班とする臨時政府が成立した。
しかしこの明らかな「椿潰し」に椿はネギの名義で反発し、副管理人と管理人代行は矛盾した存在であると批判した。レミィはお世辞にも人気があるとは言えず、多くの掲示板民もこれには疑問を呈した。レミィは自身の正当性をアピールし、反対派を暴言を交えて非難したたのみならず権限移譲の理由を隠し通したために軋轢はさらに深まった(しかし、理由を隠したのは歴史解説botが騒動を恐れたためであり、レミィに非があるとは言えない)。
保守党事件こそ終わったものの掲示板は不穏な空気に包まれ、そしてそのまま翌日15日を迎えることとなる。
拡散する陰謀論
8月15日は第二次世界大戦の終戦記念日であった。一般に「歴史好きが多い」とされる掲示板民はこのような歴史的な日には多少なりともそれについて騒ぐのが通例であったが、何も騒がれなかったということが状況の異常さを引き立てていた。
椿はこの間、サブ垢でレミィについて「人格に問題がある人物」というプロパガンダを流すことで掲示板民を「ネギ支持」に傾けさせていた。一方でネギ名義では「このような過程で強制的に副管理人やその代理の座を奪われるのならば、引退する。」と発言し、被害者という面をも強調した。人々の多くはこれに耳を傾け、支持をした。
レミィも自身に支持が集まっていないことは重々承知であったが、同一人物問題を抱えるネギもとい椿に権力を渡すことが危険なのは火を見るより明らかであったため臨時政府が譲歩することはなかった。(よくある誤解として臨時政府は誰一人からも支持を受けていなかった、というものがあるが、二世やマキイフカは「歴史解説には何らかの考えがある」としてレミィ支持を表明したため間違いである。)
両派は正午ごろまではあくまでも平和的に接し、レミィも「なんで自分が代理なのかわからない」と自虐的な発言をするなど、衝突は起こっておらず掲示板は平静を保っていた。
しかし正午を少し回ったころから、椿はネギ名義で「椿が復活したので、臨時政府首班の座は椿に譲るべきだ」と明言し始めた。レミィはこの要求を拒否し、あくまでも管理人から任命された以上は首班にとどまる、という意思を示したが、椿はサブ垢でそれを「民主主義への冒涜」と糾弾し始めた。
更に椿はこのころからいわゆる「敵意識」の植え付けに乗り出し、「臨時政府を支持するレミィ派」と、「副管理人を支持する椿派」という分類を示した。この分類は臨時政府はを敵とみなすようなものであり、その構成員は二世ただ一人とされた。(当時マキイフカは無名だったためカウントされなかった)
夕方にかけて徐々にレミィ派と椿派で本格的衝突が起こり始めた。
レミィ派の統率をとったのはゲームウィズ自治領初代管理人である二世であった。彼は椿派を「私情で騒ぎ立てるだけの集団」と発言し、レミィ派からの賛同を得たものの逆に椿派からは暴言といわれ、二世にまでヘイトがたまり始めた。
椿派の成功を見た椿はさらに踏み切った行動に出た。すなわち、レミィ・二世・歴史解説botを一気に弾劾してしまおうというのである。椿サブのxgyは歴史解説botの行動について「民主主義違反」と宣言し、xdmはそれを肯定し始めた。椿派は反臨時政府から反政府にまで主張を発展させ、公然と政権批判が行われた。
しかしこの急進的な流れに、今まで椿派に属していたものの多くはついていけなくなっていた。レミィは不人気であったが歴史解説botは当時絶大な支持を受けており、選挙で選ばれた二世も同じだった。これらをすべて一緒くたに批判する椿派に疑問の声を呈するものが現れ始めたのである。
みん作が徐々に混乱に陥りつつある一方、ゲームウィズ自治領でも反二世・反レミィデモが起こっていた。首謀者はやはり椿サブであったが、このデモの最中の一つの投稿が掲示板を大きく揺るがすこととなる。
椿はこの間、サブ垢でレミィについて「人格に問題がある人物」というプロパガンダを流すことで掲示板民を「ネギ支持」に傾けさせていた。一方でネギ名義では「このような過程で強制的に副管理人やその代理の座を奪われるのならば、引退する。」と発言し、被害者という面をも強調した。人々の多くはこれに耳を傾け、支持をした。
レミィも自身に支持が集まっていないことは重々承知であったが、同一人物問題を抱えるネギもとい椿に権力を渡すことが危険なのは火を見るより明らかであったため臨時政府が譲歩することはなかった。(よくある誤解として臨時政府は誰一人からも支持を受けていなかった、というものがあるが、二世やマキイフカは「歴史解説には何らかの考えがある」としてレミィ支持を表明したため間違いである。)
両派は正午ごろまではあくまでも平和的に接し、レミィも「なんで自分が代理なのかわからない」と自虐的な発言をするなど、衝突は起こっておらず掲示板は平静を保っていた。
しかし正午を少し回ったころから、椿はネギ名義で「椿が復活したので、臨時政府首班の座は椿に譲るべきだ」と明言し始めた。レミィはこの要求を拒否し、あくまでも管理人から任命された以上は首班にとどまる、という意思を示したが、椿はサブ垢でそれを「民主主義への冒涜」と糾弾し始めた。
更に椿はこのころからいわゆる「敵意識」の植え付けに乗り出し、「臨時政府を支持するレミィ派」と、「副管理人を支持する椿派」という分類を示した。この分類は臨時政府はを敵とみなすようなものであり、その構成員は二世ただ一人とされた。(当時マキイフカは無名だったためカウントされなかった)
夕方にかけて徐々にレミィ派と椿派で本格的衝突が起こり始めた。
レミィ派の統率をとったのはゲームウィズ自治領初代管理人である二世であった。彼は椿派を「私情で騒ぎ立てるだけの集団」と発言し、レミィ派からの賛同を得たものの逆に椿派からは暴言といわれ、二世にまでヘイトがたまり始めた。
椿派の成功を見た椿はさらに踏み切った行動に出た。すなわち、レミィ・二世・歴史解説botを一気に弾劾してしまおうというのである。椿サブのxgyは歴史解説botの行動について「民主主義違反」と宣言し、xdmはそれを肯定し始めた。椿派は反臨時政府から反政府にまで主張を発展させ、公然と政権批判が行われた。
しかしこの急進的な流れに、今まで椿派に属していたものの多くはついていけなくなっていた。レミィは不人気であったが歴史解説botは当時絶大な支持を受けており、選挙で選ばれた二世も同じだった。これらをすべて一緒くたに批判する椿派に疑問の声を呈するものが現れ始めたのである。
みん作が徐々に混乱に陥りつつある一方、ゲームウィズ自治領でも反二世・反レミィデモが起こっていた。首謀者はやはり椿サブであったが、このデモの最中の一つの投稿が掲示板を大きく揺るがすこととなる。
・2世はレミィに宥和的
・レミィと歴史解説は結託してる疑惑がある
・2世は歴史解説の政党「全掲示板連合『自由』」の党員
全員繋がってるじゃないか…
さらに言えばゲームウィズ管理人選挙の時6C2は2世の対立候補だった誤爆点を支持してて、そののちに副管理人になって影響力を持つようになった。それを警戒した三人が6C2を潰し始めた。
全ては巨大な陰謀なのかもしれない…
・レミィと歴史解説は結託してる疑惑がある
・2世は歴史解説の政党「全掲示板連合『自由』」の党員
全員繋がってるじゃないか…
さらに言えばゲームウィズ管理人選挙の時6C2は2世の対立候補だった誤爆点を支持してて、そののちに副管理人になって影響力を持つようになった。それを警戒した三人が6C2を潰し始めた。
全ては巨大な陰謀なのかもしれない…
根拠のない、完全な陰謀論であったがヘイトが向かっている三人を纏めて非難するという手法は一部の人々から支持を受けるに至った。この数分後には陰謀論を皮肉ったコメントが投稿され一時空気が和らいだが、逆にそのコメントが陰謀論への警戒度を下げてしまい間接的に陰謀論が拡散し始めた。
この状況を見たレミィ派のマキイフカは陰謀論を皮肉などといった形で転用するのは危険と警告し、レミィ派はそれに従ったが肝心の椿派は聞く耳を持たなかった。中でもbzu519PlEbという人物は陰謀論を完全に信じ込み、政府の崩壊と椿政権樹立を公然と唱え始めた。
このような流れの中で掲示板は完全なアナーキーに陥り、臨時政府の地位は失墜した。椿は期は熟したと考え、ついに直接的な行動に出ることを決心することとなる。
この状況を見たレミィ派のマキイフカは陰謀論を皮肉などといった形で転用するのは危険と警告し、レミィ派はそれに従ったが肝心の椿派は聞く耳を持たなかった。中でもbzu519PlEbという人物は陰謀論を完全に信じ込み、政府の崩壊と椿政権樹立を公然と唱え始めた。
このような流れの中で掲示板は完全なアナーキーに陥り、臨時政府の地位は失墜した。椿は期は熟したと考え、ついに直接的な行動に出ることを決心することとなる。
