概要
1...独自機構のストレートアーム(A.S.T.S.)を搭載し最も針飛びに強い
2...±10%のピッチ可変に加えて±50%のウルトラピッチフェーダーを搭載
3...ピッチの効きが正確。±10%のピチコンは抵抗感がなくスカスカして×。物によってはピチコンが異常に硬いので修理してもらいましょう。
4...RCAケーブルとアース線が自由に交換可能
5...トルクは2.0㎏/cmで、START/STOPの反応速度を調整可能
6...プラッターの素材の違いによりレコードの滑りが悪い
7...プラッターの位置が高い
8...アンチスケーティングの廃止(設定が不要なので初心者は楽)
9...逆回転機能搭載
10...電源スイッチがSTART/STOPボタンの反対側に移動(不用意に腕があたって電源がOFFになることを防止)
11...電源スイッチのストロボイルミネータ機能が無い
12...インシュレーターの付け根部分が弱く簡単にへし折れる。持ち運ぶ際は注意。
- D-STYLES、BEAT JUNKEIS、TOADSTYLE、KEN-ONE、KOUJI、HANGER、宮島などが愛用
- 初期ロットはモーターと基盤に欠陥があるのでVESTAXで修理してもらいましょう
- PDX-2300へのアップグレードはピッチリセットボタンが無くなってしまうのでおすすめできません
- PDX-2300搭載のデジタルディスプレイはピッチが表示されるだけでBPMが表示されるわけではありません
- DJ HANGERのプラッターを高速回転させる技はプラッターがすぐ減速して再現不可能でした
- ※なお試してみたところ上記の技は電源を入れた状態であれば減速することなく再現可能でした。
- ダストカバーは別売りで本体に取り付けられるのは初代PDX-2000のみ。
※上記タンテ右翼より引用。(http://ttu.s33.xrea.com/turntable.html)
各モデル解説
PDX-2000
2000年開発スタート、2001年発売。型番は開発年度に因む。色は標準のシルバーの他、ブラック(2003年5月に国内限定で発売。後に輸出向けにも販売された)とダークブルー(ツヤ有り)、ホワイトがある。DJ KENONE曰く、後に発売されたMk.Ⅱなどと比べて針飛び耐性が高いとのこと。
このモデルのみ電源投入時クオーツロックがオンになる設定。
シルバー
ブラック
PDX3000に準じた半ツヤ仕上げでピチコン周辺部がチェッカー模様(カーボン模様)のになっている仕様もある
ホワイト
ダークブルー
PDX-2000MkⅡ
後継モデル。主な変更点としてプラッターがテクニクスに近い薄型の物に改良され操作面を向上、電源投入時クオーツロックがオフ、ダストカバー取り付け用のヒンジ止めが無くなったほかピッチコントロールも重くミックスしやすくなっている。色はシルバーとホワイト。
シルバー
ホワイト
革張の限定仕様
PDX-2000MkⅡPro
PDX-2000MkⅡのアームをQFOに搭載されていたダイナミックバランス方式の改良型A.S.T.Sトーンアームに換えた機種。DJ用
ターンテーブル中最高の針飛び耐性を持つ。販売色はシルバーのみ。しかし
その他、MixMaster Mikeへプレゼントされた スケルトンモデル (ベスタクスHPの写真を見る限りダイナミックバランスA.S.T.S.の為MkⅡProに準じている模様)等、未知のバリエーションが少なからず存在する様だ。
後継機種及び派生機種(PDX-2300、PDX-3000、QFO、
Controller One)は外観は異なれど内部機構は同一かその流れを汲むものである
※なお、メーカー問い合わせたところによれば上記アームユニットは補修用パーツの在庫が存在しないいとのこと。取り扱いには注意されたし。
※2017年9月追記2:ベスタクス破産後に修理を担当している会社にも上記在庫なし。
シルバー
スケルトンモデル(非売品)
スペック表(PDX-2000/MkⅡ/MkⅡPro)
モーター
* ダイレクトドライブ方式
* 起動トルク 2.7kg・cm
* 立ち上がりの早さ 0.5sec (33 1/3 rpm) ・70°
* ワウフラッター 0.07% W.R.M.S.
トーンアーム(PDX-2000/2000MkⅡ)
* スタティック方式A.S.T.S (Anti Skippng Tonearm System)ストレートタイプトーンアーム
トーンアーム(PDX-2000MkⅡPro)
*ダイナミックバランス方式A.S.T.S (Anti Skippng Tonearm System)ストレートタイプトーンアーム
寸法/重量
* 454(W)×162(H)×365(D)mm/9.5kg
電源
* AC100V 50/60Hz
最終更新:2019年02月19日 00:31