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アクアライン計画

弘南支社の開発の柱となった計画。

背景

弘南地区は周囲を山と湖に囲まれ、他地域、特に初音方面との接続が困難とされた。 他地域と弘南を結ぶ国道は道路事情が悪く、ひとたび台風が通過すると、道路は土砂崩れで通行止めになり、 水運も断たれることから、初音につながる鉄道の開通は、全弘南地区住民の悲願となっていた。 当初は弘南地区西部の山に鉄道トンネルを掘削したうえでの連絡が考えられたが、 地質調査の結果、古代の海底火山が噴火してできた弘南の地層は岩塩と火山灰を多く含むため非常にもろく、 シールド工法の使用も考えられたが、地下水が高濃度の塩水であり、トンネルのセグメントを容易に錆びさせてしまうことから、トンネル掘削は不可能であるという結論に至った。

そこでニコ鉄弘南支社は、顔栖湖の湖上を横断する鉄道橋の建設計画を発表。「アクアライン計画」と名付ける。 ニコ鉄内部や株主から「無謀だ」「幻想入りしたいのか!」などの声があがったが、 弘南支社は「初音と連絡できなければただのローカル支社でしかなくなる」として建設を強行。 5年の歳月をかけ、茅原〜東国原間の鉄道橋を完成させた。総工費は約1兆4,409億円にも達し、ニコ鉄も相当の負担をしたため、ニコ鉄弘南支社は大赤字となった。このため、アクアライン用の車両は対岸の岩崎支社が購入し、弘南支社が借り受ける形をとってようやく開業にこぎ着けた。

その後

顔栖湖アクアラインは当初の予想を大幅に上回る利用を叩き出し、初音〜弘南間の直通特急「ノクターン」は1年も経たないうちに大増発のうえ運行区間を日本橋・真戸市方面に延長することとなった。また、岩崎本線の新快速も弘南支社に乗り入れて運行されている。 建設費で多額の赤字を出した弘南支社も、アクアラインの好調な利用に支えられて順調に借金を返済し、岩崎支社から借り受けていた車両も買い取って運行している。

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最終更新:2010年08月06日 14:36
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