ネオン（好感度イベント） - nikkeGZ.wiki

書き起こし

１.

...

◯ネオン
これを…こうやって…
こう…組み立てると…！

寝ぼけて変な声が聞こえてくる

◯ネオン
で、できた…！
こ、これを薬莢に…！
……
こ、これは…！ついに…！

…なにか怪しい

◯指揮官
ネオン

◯ネオン
あ、師匠。
起きましたか？

周りを見回す

部屋のあちこちに黒い粉と薬莢、
シェルが散乱している

◯指揮官
ここで何をしている？

◯ネオン
今日も火力を極めるために精進しています。

◯指揮官
…私の部屋で？

◯ネオン
はい、師匠の部屋でです。
宿所でやると、他の方の就寝を
邪魔してしまいますから。

◯指揮官
…そうか

◯ネオン
それより、これを見てください！
一週間前から考えていた、
究極の弾丸がついに完成しました！

ネオンはウキウキしながら、
ショットガン用の弾丸を一つ見せてきた

精巧に作られた弾丸だった
…大きさが腕ほどあるのが問題だが

◯指揮官
①すごいな

...

◯ネオン
そうですよね？
作るのに苦労したんですよ、この子。

②…ちょっと大きいな

...

◯ネオン
まさか。
私の目には、小さくて可愛らしい子に見えるん
ですけど。

◯ネオン
この子はですね…

ネオンは弾丸のスペックについて演説を始めた

◯ネオン
…だからこそ！
この子こそが真の火力！
火力の化身！
いいえ、火力そのものなんです！
撃針が打たれ雷管が爆発し、
火薬が燃焼される瞬間。
中に眠っている無数のシェルたちが、
この世に飛び出すんです。
そして、風を切るシェル達を見て、人々は
涙を流しながらこう言うでしょう。
ああ…！火力の神が降臨された…！

◯指揮官
……

◯ネオン
でも、大きな問題が一つあります。
この子を包むには、
現存するすべての銃は弱すぎるのです。
これはあまりにも残酷なことです。
火力の化身として生まれたのに、
受け入れてくれる銃がないなんて…
だから、私はこれからこの子を受け入れてくれる
銃を探します。

◯指揮官
そんなものは存在しないと思うが

◯ネオン
いいえ。
絶対にあります。
私と同じことを考えている人が、
きっといるはずですから。
ちょっとだけ待ってください。
私が必ず見つけてきますから。
一緒に見守ってください。
この子が世の中に飛び出し、
火力の神となる瞬間を！

◯指揮官
…分かった

ネオンは決意に満ちた表情で、
私の部屋から出ていった

何も片付けないままで

２日後

…いまだに火薬の匂いが部屋に漂う
ヤンの店に行って、脱臭剤でも買ってこよう

ガチャ

ドアを開けて出ようとした瞬間

バン！

◯指揮官
！！

◯ネオン
うわっ！

…ネオンとぶつかった

◯ネオン
師匠！

◯指揮官
大丈夫か？

◯ネオン
見つけました！
この子を受け入れてくれる銃を！

◯アニス
…その弾丸が使える銃を見つけた？

◯ネオン
はい。

◯アニス
そんな腕みたいな弾丸が使える時点で
銃じゃないと思うけど？

◯ネオン
はい、これを見てください！

ネオンがモニターを指さした

そこに映っているのは、
とあるウェブサイトだった

◯アニス
何のサイト？

◯ネオン
私がよく活動しているサイトです。
サイト名は「銃器を愛そう」です。

◯ラピ
……

◯ネオン
ここで、この子が使える銃について
聞いてみたんです。
そしたら、こんなコメントがついていたんですよ。

RE:うわ、これは伝説の銃くらいじゃないと
耐えられないなｗｗｗ

◯ネオン
ね？
…あったんですよ。
伝説の銃が。

◯ラピ
……

◯アニス
こんなの、ただの冷やかしでしょう！

◯ネオン
いいえ、次のコメントを見てください。

RE:伝説の銃ｗｗｗｗｗｗ

RE:ｗｗｗｗｗｗｗ

◯アニス
だから、冷やかしてるんだって！

◯ラピ
アニス、その下。

RE:なぜ笑う？伝説の銃は実在する。
私が持っている。

◯アニス
すごく信頼できるコメントですね、はい。

◯ネオン
そうですよね？すごく信頼できますよね？

◯アニス
…これ皮肉っていうの、皮肉！

◯ネオン
このコメントを残した方、
「銃器を愛そう」で長く活動している
方なんですよ。
火力中心の役立つカスタム情報も、
よくアップデートしていました。
だから信用できるんです！

◯アニス
何を見て信用できるって言うのよ。

◯ネオン
火力を愛する人には悪人も、
嘘つきもいないからです。

◯アニス
……

◯ラピ
……

◯ネオン
この方を探してみます。
だからみなさん、
私と一緒に行きましょう！
伝説の銃を探す冒険に！

◯アニス
あ、私忙しいのよね。

◯ネオン
忙しい？どうしてですか？

◯アニス
今から寝る予定だから。

◯ネオン
……
ラピは？

◯ラピ
私は書類を整理する業務が残っている。

◯ネオン
……
…わかりました。
後悔しないでくださいね。
私が伝説の銃を手に入れて、
究極の火力を獲得したら！
みなさんには絶対！分けてあげませんから！

◯アニス
…分けられるものなの？

◯ネオン
行きましょう！師匠！

ネオンは怒って歩いて行った

◯指揮官
……
今、行こうと言われたような気がするが、
気のせいか？

◯アニス
いや、気のせいじゃないよ。

◯ラピ
…頑張ってください、指揮官。

◯指揮官
…一緒に…

◯アニス
ぐう…ぐう…

◯ラピ
私は書類の片付けが「たくさん」残っています。

……

２.

...

◯ミルク
伝説の銃？

◯シュガー
それを見つけてほしいって依頼？

◯ネオン
はい、どうにかなりませんか？

◯プリム
情報。不十分。

◯ミルク
そうだよ、伝説の銃ってなんだ？
ガキのイタズラでもあるまいし！

◯ネオン
……

◯シュガー
ミルク。

◯ミルク
あ…ご、ごめ…

◯シュガー
子どもは銃が撃てないから、
子どものイタズラじゃないわ。
大人のイタズラね。

◯ミルク
貴重な情報、どーも。

◯シュガー
なぜその銃を探しているの？

◯ネオン
ただ気になったので…

◯シュガー
そう。

◯プリム
探索。挑む。

◯ネオン
え？本当ですか？

◯プリム
依頼。選ばない。

◯ミルク
特にニケの依頼はね。

◯シュガー
いい情報があるかどうかわからないけど、
とりあえず調べてみるから。
適当に期待して待ってて。

◯ネオン
ありがとうございます！

◯ミルク
あ…ちょっと。
そういえば、
エクシアがこんなの得意じゃなかったっけ。
ハッキングとか追跡とか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯エクシア
伝説の銃…ですか。
南部前線のランクを１１まで上げて、
４８人例度をクリアした後の突発イベントで
素材を集めればいいです…

◯ネオン
はい？

◯エクシア
突発イベントがちょっと大変ですけど、
エキストラジョブでパーティーを編成すると…

◯ネオン
はい？

◯エクシア
あ…ファイナル・クエストの話じゃ
なかったんですか…

◯ネオン
違いますけど。

◯エクシア
……
違うんですね…

◯ネオン
銃器を愛そう、
ってサイトで書き込みを見たんです。
伝説の銃を持ってるって人がいて、
その方に会いたいんですけど、
その方について何も知りません。

◯エクシア
それで私に、その方の個人情報をさらしてほしい…
というのですか…

◯ネオン
そうですね。

◯エクシア
初心者さん…
個人情報をさらすのは違法ですが…知ってますか…

◯指揮官
①知っている

...

◯エクシア
知ってても、やれというのですか…
悪い指揮官ですね…はい…

②そうか？

...

◯エクシア
おお…それは違法の範囲にも
入らないということですか…

◯エクシア
わかり…ました…
では…久しぶりに違法行為をしてみましょうか…

１分後

◯エクシア
終わりました…

◯ネオン
わあ、もうですか？

◯エクシア
今送った住所に、行ってみてください…
伝説の銃を持っていると主張する…
方に出会えるでしょう…

◯ネオン
ありがとうございます。

◯エクシア
どういたしまして…

ーーーーーーーーーーーーーーー

◯ドレイク
……

◯ネオン
……

◯ドレイク
何だ。

◯ネオン
まさか、伝説の銃を持っている方って…

◯ドレイク
……
そうだ。
お前も私の伝説の銃を狙っているのか。
伝説の銃を狙うやつは例外なく、

◯ネオン
例外なく？

◯ドレイク
私と勝負しなければならない。
正々堂々とした勝負だ。

◯ネオン
勝負！正々堂々と勝負！いいですね！

◯ドレイク
勝負するのはこれだ！

ドレイクは一人でヒイヒイ言いながら
ダンボールを運んできた

◯ドレイク
はあ…はあ…！
この…ダンボールを…はあ！先に…！はあ！
壊す…！ふう！壊すと…！はあっ！

◯指揮官
…ちょっと息を整えてから言ったらどうだ？

◯ドレイク
ふう…！ああ…！
それがいいな…！

５分後

◯ドレイク
私とお前の前に、
ダンボールが一つずつ置いてある！
これを銃で先に壊したほうが勝利だ！

◯ネオン
……
あの…ドレイク。
私の前にあるダンボールのほうがずっと大きく
見えますが、気のせいでしょうか？

◯ドレイク
もちろん気のせいだ。

◯ネオン
同じ位置においてありますけど。

◯ドレイク
それは時間軸が歪んだせいだ。

◯ネオン
ひどいです！
正々堂々とした勝負って言ってましたよね！

◯ドレイク
ホームアドバンテージだ。

◯ネオン
こんな勝負、認められません。

◯ドレイク
それは困る。
よし！
じゃあ、ちょっと遅くスタートしよう！

◯ネオン
…どれくらいですか？

◯ドレイク
約…３秒？

◯ネオン
……
…最初から、伝説の銃を渡すつもりは
なかったんですね。

◯ドレイク
ハハ！実はそうだ！

◯ネオン
…わかりました。
先に始めてもいいんですね？

◯ドレイク
いいだろう！
お前が始めてから３秒後に私も始める。

バンバンバンバンバン！

…ネオンの前にあったダンボールは粉々になった

ドレイクは銃を抜くこともできなかった

◯ドレイク
……

◯ネオン
銃、ください。

◯ドレイク
……
引き分けにしないか？

◯ネオン
銃、ください。

◯ドレイク
……

ドレイクは、
一瞬ためらってから自分の銃を渡した

◯ネオン
…なんですか、これは。

◯ドレイク
私は伝説のニケだ。
そんなニケが使う銃なら、当然伝説の銃だろう。
お前にはこの伝説の銃を持つ資格がある。
使え。

ドンッ

ネオンは死んだ魚のような目で
ドレイクが渡した銃を突っぱねた

◯ネオン
銃、ください。

◯ドレイク
いや、だから、私が伝説級のニケだから、
私が使う銃も当然、伝説の銃になるという
話だが。

◯ネオン
それはどうでもいいから銃、ください。
伝説の銃。

◯ドレイク
そんなものはない。すまない。

◯ネオン
……
師匠。
帰りましょう。
卑怯で弱い人を相手にして、時間の無駄でした。

◯ドレイク
何だって！？
お前…！私を侮辱するつもりか！

◯ネオン
銃、ください。

◯ドレイク
ごめん。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯アニス
それで無駄足だったの？

◯ネオン
はい…

◯アニス
ほら。名前からして怪しい、
伝説の銃なんてあるわけ無いでしょう。

◯ラピ
他に情報はない？

◯ネオン
他の情報も何も、
そもそも間違った情報でしたから。

◯ラピ
……

ガチャ

扉が開きマクスウェルが入ってきた

◯マクスウェル
こんにちは。

◯指揮官
マクスウェル？

◯マクスウェル
ドレイクから聞いたんだけど、
伝説の銃を探してるんだって？

◯アニス
あ、それは間違った情報だと判明…

◯マクスウェル
私、その伝説の銃について
ちょっと知ってるんだけど。
どう？聞きたい？

◯ネオン
…はい？

◯アニス
う～ん…
なんか後で何が起こるか予想つくけどね。

３.

...

◯マクスウェル
アークの都市伝説みたいな噂だよ。
世界にたった一丁、伝説の銃があるって。
すべての弾丸に対応できて、
絶対故障しない。
自律飛行能力に自己修復能力付き。

◯ネオン
おお…！

◯アニス
何がおお…よ。
それってすでに銃じゃないわ。

◯マクスウェル
その凄まじい力の独占を恐れた元老院は
伝説の銃を３つに分けて世界各地に封印した。
つまり、伝説の銃を完成させるためには、
３つのパーツをすべて集めなければならない。

◯アニス
エクXディアでもあるまいし、パーツを集める？
それに元老院って何なの？

◯ネオン
そのパーツはどこにあるんですか？

◯マクスウェル
パーツの位置については、古代文献があって。
解釈はもう終わってるって。

◯アニス
もう突っ込みたくないわ。

◯マクスウェル
これネオンにあげるよ。探してみる？

◯ネオン
わあぁ、本当ですか！？
本当にもらっていいんですか？

◯マクスウェル
もちろん。
ネオンだからあげるんだよ。

◯ネオン
ありがとうございます！

◯アニス
いや、誰がどう見てもからかわれてるわよ。
何が「ありがとう」なの？

◯ネオン
なんでそう思うんですか？

◯アニス
根も歯もない噂だろうし、
また無駄骨に終わるってば。

◯マクスウェル
噂でも無駄骨でもないよ。

◯アニス
じゃあ、なんで自分でやらないのよ？

◯マクスウェル
それは…時間がないから？

◯アニス
ほら、詐欺じゃない。
ネオン、時間の無駄だってば。

◯ネオン
それでも、大丈夫です。

◯アニス
大丈夫？

◯ネオン
楽しいじゃないですか！

◯アニス
……

◯ラピ
行ってらっしゃい。
遅くならないように。

◯ネオン
はい、行ってきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯ネオン
マクスウェルからもらった、
古代文献の解釈本が示している
最初の座標はここです。

◯指揮官
ここは…

◯ネオン
はい、エリシオン本社です。
私が生まれたところですね。
とりあえず、入ってみましょうか？

◯指揮官
どうするつもりだ？

◯ネオン
誰でもいいから捕まえて、
聞いてみるつもりです。
あ。
それは面倒だから、
社長に直に聞けばいいかもしれません！

◯指揮官
イングリッドに？

◯ネオン
はい。
私のカンですが、社長はきっと
伝説の銃についてなにか知っているはずです。
そんな気がします。

◯指揮官
……
怒られないか？

◯ネオン
え、まさか～
社長は、こんなことで怒るような方では
ありませんよ。
あ、あそこにいます。
社長、こんにち…

◯イングリッド
この間抜け！
やっていいことと悪いことがある。
あれをミスしたのか？
基本工程だから徹底しろと
何回も言ったはずだ！
全部リコールだ！
すぐにすべての生産ラインをあっちに回して
リコールした製品はすべて廃棄しろ！
何だって？
リサイクルは禁止だ！
そんなに早く腐食する部品を
どこに使えというのだ！
死んで償う？
バカ野郎！そんな余裕があるなら、
リコールを急げ！

イングリッドは激怒した表情で電話を切った

◯イングリッド
ふう…まったく会社の恥だ。

◯ネオン
こんにちは、社長。

◯イングリッド
…？
お前たち、どうしてここにいる？

◯ネオン
聞きたいことがあってきたんです。

◯イングリッド
何だ？

◯ネオン
伝説の銃のパーツって、ここにあるんですか？

◯イングリッド
……

◯ネオン
……

◯指揮官
えっと…

◯イングリッド
ここにある。
しかし、お前がどうしてそれを知っている？

◯ネオン
古代文献を紐解きました。
私ではありませんが。

◯イングリッド
そうか。
そこまで行ったのか。
ついてこい。

イングリッドは
私たちを自分のオフィスに案内した。

◯イングリッド
ここでちょっと待て。

イングリッドはデスクの下の箱を探り始めた

◯イングリッド
ふむ…全く片付けられてないな。
多分ここらへんにあるはずだが…
……
あった。

イングリッドが渡したのは
古い銃のグリップだった

◯ネオン
これが…伝説の銃のパーツなんですね。

◯イングリッド
グリップパーツだ。
…見ての通り、あまり状態は良くない。
管理していないからな。

◯ネオン
だいじょうぶです。
ありがとうございます、社長。

◯イングリッド
ああ。
残りの２つのパーツも探してみるがいい。

◯ネオン
はい！

◯指揮官
……

◯イングリッド
なんだ？〇〇。

◯指揮官
どうやってこんな物を手に入れたんだ…

◯イングリッド
……
趣味だ。
昔からの趣味。
伝説の銃に関する話は昔からあった。

◯ネオン
え？本当ですか？

◯イングリッド
それなりに古い話だ。

◯ネオン
わあ！社長も実は興味があったんですね！

◯イングリッド
今は違う。

◯指揮官
どうして今は違うんだ？

◯イングリッド
……
時間がないからだ。

◯指揮官
マクスウェルと同じことを言うな

◯イングリッド
そうか。
伝説の銃は、その単語自体に力がある。
ロマンをくすぐるからな。
しかしその一方で、本物かどうか疑いも生じるのだ。
だから天秤にかける。
毎日が忙しいこの生活の中で、
こんな曖昧なものに時間を投じるのは
正しいのか、と。

◯ネオン
じゃあ、社長は途中でやめたんですか？

◯イングリッド
ああ。
時間を投じていたが、やめた。
私の天秤は現実の方に傾いた。
だからお前に渡すのだ。
お前は最後までやり遂げそうだからな。
暇そうだから。

◯ネオン
はい！私はとっても暇なんです。

◯イングリッド
ふふ。
もう行きなさい。
次のパーツがどこにあるかはしらないが、
ぜひ最後まで完成させてくれ。

◯ネオン
はい！ありがとうございます。
行きましょう、師匠。
地上へ！

◯指揮官
よし、行こう！
……
どこに？

◯ネオン
はい、次のパーツは地上にあるそうです。

◯指揮官
……

◯イングリッド
……
頑張りなさい。

４.

...

地上

◯ネオン
古代文献が示す二番目の場所は、
ここ。
ジャンク・マウンテンです。

目の前には電子製品や家具など、
あらゆるガラクタが積まれた
巨大なごみの山がある

◯ネオン
ここを全部漁って、見つければいいのですね！
じゃあ、始めましょうか？

◯指揮官
…もうちょっと詳しいヒントはないか？

◯ネオン
はい、ありません。
「ジャンク・マウンテンにある」だけです。

◯指揮官
…そうか

◯ネオン
一週間くらい漁ったら、見つけられますよ！
努力と根性があれば、不可能はな…
あれ？師匠。
あれを見てください。
誰かが近づいてきます。

◯ミルク
よお。

◯シュガー
遅かったわね。

◯プリム
…疲れる。

◯ネオン
カフェ・スウィーティーがどうしてここに…？

◯ミルク
お前が依頼したんだろう？
伝説の銃を探してくれって。

◯ネオン
あっ、ではもしかして！？

◯シュガー
パーツを一つ見つけた。
銃身みたい。
まる三日かかったわ。

◯プリム
早く。寝たい。

◯ネオン
まあ…
こんな素敵な人達だったなんて。
私、感動しました。

◯ミルク
ああ、まだ感動するには早いぜ。
すごく苦労したんだぞ？
あの古代文献がなにかの解釈にも金がかかったし。
できればタダにしてやろうと思ったが、
これは依頼費をもらうしかない。

◯ネオン
はい！もらってください。
いくらですか？

◯ミルク
５００万クレジットくらい？

◯ネオン
わあ～すごい暴利ですね。

◯ミルク
何いってんだ。全然暴利じゃないって。
この危ない地上まで来て、
ジャンク・マウンテンを３日も寝ずに漁って
見つけたんだっつ―の。
５００万なら安いだろう。

◯ネオン
でも…そんなお金ないんですが。

◯ミルク
そりゃ当然だろう。
兄貴が肩代わりしてくれるか？

◯指揮官
……

◯ミルク
おい、黙ってんのかよ。
つまり…お前はこの部品が
ほしいが、金はないってことだな？

◯ネオン
そうですね。

◯ミルク
じゃあこうしよう。
私と勝負しようぜ！

◯ネオン
……
いいですよ。
種目は？

◯ミルク
おお、話が通じるじゃんか。
種目は武器を使わない、素手の格闘だ！
どっちかがダウンすればそれで終わり。
どうだ？

◯ネオン
いいですよ。

◯指揮官
どうしても戦わないとダメか？

◯ミルク
あいつが趣味に熱を入れているように、
私も趣味に本気なんだよ。
でも、私の趣味には相手が必要だ。
だから、チャンスがあったら掴むしかない！

◯ネオン
同意します。

◯ミルク
やはり、趣味のあるニケ同士は
通じるものがあるな！
じゃあ、審判は誰がする？

◯シュガー
私がやるわ。

◯ミルク
よし、始めよう。

◯シュガー
ルールは武器を使わないこと。
片方が倒れた時点で試合終了。
制限時間なし。
では、はじめ！

◯ミルク
では、まず簡単にグラップリング中心に…
…うん？

ネオンはミルクに向かって
ずかずかと歩いていった

◯ミルク
お、牽制もせずにすぐにやるのか？
やっぱり大胆…

ブーン！

ドン！

◯ミルク
ぐはっ！

…ネオンは台尻でミルクをぶん殴った

ミルクは瞬く間に倒れた

◯ネオン
私の勝ちです。

◯ミルク
お前…反…則…！
武器…！使用禁…！止…！

◯ネオン
銃は私の体の一部です。
武器じゃありませんので。

◯シュガー
認める。
ネオンの勝利。

◯ミルク
認めるって…！どういう…！

バタン

…ミルクは気絶した

◯ネオン
残り一つです。
帰りましょう、師匠。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯ネオン
最後の座標が示しているところは、ここ
師匠の部屋です！

◯指揮官
…？？

◯ネオン
とりあえず、
あっちの箱から漁ってみましょうか？

◯指揮官
いや、ちょっと

◯ネオン
はい？どうしましたか？

◯指揮官
伝説の銃の部品が、
なぜわたしの部屋にある？

◯ネオン
師匠の前にここを使っていた方が、
趣味で集めていたかもしれません。

◯指揮官
……
それは一理ある

◯ネオン
はい。
では、師匠はあっちの箱を漁ってください。
私はこっちから始めますね。

１時間後

◯ネオン
あれ？師匠、これ見てください。

ネオンが手に取っているのは雑誌だった

…Man's Gunというタイトルで、
大胆な服装の誰かが表紙を飾っている
誰がどう見ても、
特定の男性の類を狙った雑誌だった

◯ネオン
こんなものがあったんですね

◯指揮官
①私のじゃない

...

◯ネオン
はい、すごく埃をかぶっています。
だいぶ前からここにあったんでしょうね。

②宝物を見つけたな

...

◯ネオン
ふふ、私の趣味の力のおかげですね。

◯ネオン
雑誌のタイトルのGunからみても、
この部屋で見つけたのも。
最後の部品の位置を教えてくれる、
決定的なヒントが
書かれているに違いありません！

◯指揮官
ネオン、その雑誌は…

◯ネオン
…え？
……
！！
師匠！この文章を見てください！
「男はみんな、
自分だけのすごい銃を持っている」！

◯指揮官
……

◯ネオン
謎はすべて解けました！
最後の部品は、
師匠が持っているに違いありません！
師匠！
師匠オリジナルの銃を持っていますか？

◯指揮官
…持って…いる

◯ネオン
わあ！
名前は何ていうんですか？

◯指揮官
①ネオ・ジェット・アームストロング砲

...

◯ネオン
！！
名前からして尋常ではありませんね！

②…マイベビー

...

◯ネオン
何と愛情あふれる名前なんでしょう！

◯ネオン
口径は！口径はどれくらいですか？

◯指揮官
①現存する最強の口径

...

◯ネオン
す、すごいです…！

②…正式に測ったことはない

...

◯ネオン
あ！そうですか？
じゃあ、私が測ってあげます！

◯指揮官
いや、それはダメだ

◯ネオン
？？

◯ネオン
では、連発はどれくらいできるんですか！？

◯指揮官
①私が望むだけ

...

◯ネオン
…すごい。

②…連発は…ちょっと難しい…

...

◯ネオン
…一発ですべてを終わらせるってことですね。
すごいです。

◯ネオン
…あっ。
でも、なにかおかしいです。
伝説の銃はパーツが分かれているのに…
師匠は完全な銃を持っているっていうのは、
ちょっと話が合わないです。
……
そうか！
師匠の銃の一部が、伝説の銃なんですよ！
早速分解してみましょう！！

◯指揮官
分解すると大変なことになる

◯ネオン
……

◯指揮官
……

誤解を解くためのやり取りがあり
ネオンは顔を真っ赤にしたまま、私は無言で
部屋の箱を漁っていた

そして十分後

全く劇的ではない雰囲気のなか、箱の中に
保管されている錆びついた台尻を見つけた

５.

...

◯ネオン
これが伝説の銃の最初の部品、グリップ。
そしてこれが伝説の銃の二番目の部品、銃身。
そして！
これが最後の部品、台尻です！

ネオンは集めた部品を床に並べていた

◯アニス
…本当にあったんだね。
伝説の銃。
でも、これどう見ても、あなたが作った
あのデカい弾丸を発射できそうには見えないわ。

◯ネオン
分かってないですね。
伝説の銃は、できるはずです。

◯アニス
いや、物理的にダメでしょ、どう見ても。

◯ネオン
そんな物理的な限界を超越するから
伝説の中と呼ばれるんですよ。

◯アニス
はい、はい。
わかりました～

◯ラピ
じゃあ、これを組み立てたら伝説の銃になるの？

◯ネオン
はい！
みなさん！よく見てくださいね！
伝説の銃が誕生する歴史的な瞬間を！

ガタガタ
ギシギシ

◯ネオン
……

◯アニス
…全然組み立てられないんだけど。

◯ラピ
部品同士がハマらない。

◯ネオン
うううう…

◯アニス
やっぱり、ありふれた都市伝説だったのよ。

◯ネオン
違います、アニス。
この部品がハマるかどうかなんて、
重要じゃなかったんです。
部品探しの度、
大変だったけど楽しかったすべての過程。
それこそが、真の伝説の銃だったんです！

◯アニス
何言ってるの。
話がメチャクチャだよ？

◯ネオン
そのすべてを乗り越えた
私が使う銃こそが真の伝説…

◯アニス
私が使う銃が伝説の銃になる！とかの
ありふれたオチは勘弁してね。

◯ネオン
……
師匠。

◯指揮官
？？

◯ネオン
社長の力を借りに行きましょう。

◯指揮官
…そうだな

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯イングリッド
全て錆びついて、すり減っているな。
だからハマらないのだ。
シリーズ自体は全部一緒みたいだ。
先生と補強作業をすれば…

◯ネオン
すれば…？

◯イングリッド
伝説の銃が完成するだろう。

◯ネオン
わあ！

◯イングリッド
ちょっと待ってろ。
すぐに処理してこよう。

イングリッドは部品を持って部屋を出た

◯ネオン
……

…ネオンはソワソワしている

◯指揮官
落ち着け

◯ネオン
落ち着けません！
ドキドキしすぎます！

◯指揮官
……
そんなに銃が好きか？

◯ネオン
もちろんですよ！
厳密に言えば火力が好きです。
中は火力を証明する手段なんです。

◯指揮官
どうして火力が好きなんだ？

◯ネオン
ただ、好きなんです。
カッコイイじゃないですか～！
実際、地上でも役に立つし。
格好良くて役にも立つ…
すごいです！
完全に究極の趣味じゃありませんか！

◯指揮官
そうみたいだな

◯ネオン
ふふ～ありがとうございます！
師匠は趣味ないんですか？

◯指揮官
①あるけど、時間がない

...

◯ネオン
そうですか…悲しいことですね。
でも、だからこそ趣味の活動ができる
時間がもっと楽しいんですよ。
久しぶりだから、もっと楽しいって
ときがありますから。

②特にないと思う

...

◯ネオン
そうですか？
ああ、無趣味も趣味かもしれませんね。
やっぱり師匠はすごいです。

◯ネオン
……
実はよく言われるんですよ。
こんな世の中で趣味なんて
ニケがなぜ趣味を持つのか。
でも！
こんな世の中だからこそ、
こんな私たちだからこそ、趣味を持つべきだと
思うんです！

◯指揮官
どうして？

◯ネオン
う～ん…どうしてでしょうね。
楽しいことがあったら、嬉しいから？

◯指揮官
…そうか。

◯ネオン
ところで、私の喜びの対象である伝説の銃は、
いつ来るんでしょう？
社長はすぐ戻るって言ってたのに…

…ネオンがすごい勢いで貧乏ゆすりをしている

◯イングリッド
終わった。

◯ネオン
見せてください！

イングリッドが持ってきた部品は、
すっかりキレイになっていた

◯イングリッド
組み立ては自分でやりなさい。

◯ネオン
はい！

ネオンは素早い手つきで組み立て始めた

しばらくして完成した銃は
一目でわかるくらい古い時代のものだった

◯ネオン
木材に…鉄の部品…
わあ。銃弾を銃口からいれるんですね。
……
これ、すごく古いモデルですよね？

◯イングリッド
そうだ。私の記憶が正しければ、
銃の母親くらいに当たるモデルだ。

◯ネオン
わあ！
自分の目でこんなものが見れるなんて、
想像もしていなかったのに…！
文字通り生きる伝説ですね！

◯イングリッド
そうだ、私も直接見るのは初めてだな。
骨董品として、結構価値があるだろう。

◯ネオン
じゃあ、これは社長にあげます。

◯イングリッド
私に？

◯ネオン
はい、大切にしてくれるなら、
展示でもなんでもいいんです。

◯イングリッド
でもこれはネオンが…
……
いや、ありがたく頂戴する。
ロビーに入ってすぐ見れるように、
展示しておこう。

◯ネオン
はい！

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯ネオン
あ～本当に良かったです。
実際に見れるなんて、
夢にも思わなかったですから。

◯指揮官
残念じゃないのか？

◯ネオン
何がですか？

◯指揮官
①伝説の銃じゃなくて

...

◯ネオン
残念じゃないと言ったら、
嘘になりますけど…
逆に言えば、本当に伝説の銃でもあったし、

②イングリッドにあげてしまって

...

◯ネオン
貴重なモデルなのは確かですけど、
火力とは程遠いですから。
もっと有意義に活用してくれる方に、
渡すべきだと思います。

◯ネオン
師匠はどうでしたか？

◯指揮官
①楽しかった
②ちょっと拍子抜けだな

◯ネオン
趣味って、そんなものですよ。
私はと～っても楽しかったです！
素晴らしい趣味活動でしたね。
さあ、ではそろそろ行きましょうか？

◯指揮官
？？

◯ネオン
まだ私が作った弾丸を受け入れてくれる銃が、
見つかってないんですよ！
探しに行かなきゃ！

◯指揮官
……

◯ネオン
行きましょう、師匠！
私たちの活動は、まだ終わっていませんよ～！

Tips

• 宿所にいる人達の就寝を邪魔しないように配慮するネオンだが、指揮官の就寝には配慮がない模様。
• ネオンがよく活動しているサイト。「銃器を愛そう」。
• ドレイクは「銃器を愛そう」で長く活動しており、火力中心の役立つカスタム情報をよくアップデートしていた。
• 指揮官がネオンと一緒に飛び回っている間、ラピは大量の書類を整理する業務をしていた。指揮官に無理やりやらされているとは考えにくいから、指揮官ができなさすぎてやらざるを得ないか、もともとニケのやる仕事なのか。
• カフェ・スウィーティーは、依頼を選ばない。特にニケの依頼に関しては。
• アークにおいて、個人情報を晒すのは違法。
• ドレイクは結構卑怯な手を使う。そして、圧に弱い。
• アークの都市伝説みたいな噂として存在する伝説の銃は、世界にたった一丁、すべての弾丸に対応できて、絶対故障しない。自律飛行能力に自己修復能力付き。というオーバースペック過ぎるものである。
• ニケの世界にもエクXディアがある。
• イングリッドが社員のミスにマジギレ。死んで償うと言われたら、バカ野郎！そんな余裕があるなら、リコールを急げ！と一蹴していた。
• イングリッドには、骨董品の中を集める趣味があったが、趣味に使う時間が惜しく、今はやめてしまった。
• 地上には、電子製品や家具などのあらゆるガラクタが積まれた巨大なゴミの山がある。
• ミルクの趣味は素手の格闘で、相手がいないと成立しない趣味であるため、依頼金の代わりに相手になってもらうなど、常にそのチャンスを狙っている。
• 指揮官は、ネオ・ジェット・アームストロング砲を持っている。
• 指揮官は下ネタに精通している。