夢の中で
概要
「夢の中で」とは、西暦965年前後に発生した、
九つの世界にまたがる**集合的無意識接続型の夢世界現象**である。
参加者は眠りを通じて同一の夢へと引き込まれ、
現実とは異なる位相に存在する
「夢の深層世界」を長期間にわたって探索・戦闘することとなった。
この現象は、
悪夢であると同時に救済でもあり、
後の世界史に決定的な影響を与えた。
性質
- 夢の世界であり、集合的無意識によって人々が集められた
- 各人は「全盛期」「理想の姿」「最も信じたい役割」で顕現する
- 善悪・国家・思想・世界の所属は意味を持たない
- 夢の中で一度死亡した者は、再び参加できない
- 原則として覚醒後に夢の記憶は失われる
ただし、深層に進んだ者ほど、
断片的かつ歪んだ形で記憶を保持する傾向がある。
階層構造
夢の世界は、九つの圏層と、
その先に到達困難な「極点」を持つ。
| 圏層 |
特徴 |
関連階位 |
| 第一圏 |
思い通りになる夢の表層 |
- |
| 第二圏 |
現実に酷似した人間の世界 |
- |
| 第三圏 |
変化と不安定の世界 |
第三階位 |
| 第四圏 |
動物・幻獣の世界 |
- |
| 第五圏 |
魔の世界(魔物) |
- |
| 第六圏 |
重力を失った機械世界 |
- |
| 第七圏 |
門が存在し、記憶が微かに残る |
第三階位 |
| 第八圏 |
地獄に等しく、記憶が残る |
第四階位 |
| 第九圏 |
鉱物と植物の静謐な世界 |
第五階位 |
| 極点 |
完全な記憶保持 |
到達者ほぼなし |
生存と脱落
夢の探索は一年未満に及び、
多数の参加者が段階的に脱落した。
- 多くは第三圏以前で消滅
- 副長格・大アルカナ候補が中盤まで生存
- 神君の義兄弟たちが終盤まで到達
- 最終局面まで残ったのは、
世界の構造そのものに触れ得た者たちであった
夢の最深部で何が見られたのかについては、
一致した証言が存在しない。
この現象の終盤において、
「
神君」と「
愚者」は、
共に**世界を救うことを目的として行動していた**とされる。
両者はそれぞれ仲間を集め、
異なる方法で未来を模索していたが、
この時点では明確な敵対関係にはなかった。
しかし、
夢の中で得た理解と解釈の差異は、
後に決定的な断裂を生むこととなる。
決定的断裂(西暦978年)
西暦978年、
神君の義兄弟が死亡する事件が発生した。
この事件において、
直接手を下したのは
愚者が遣わした人物であった**
とされている。
この出来事を境に、
修復不能な亀裂が生じた
以後、
夢の中で共有されていた「同じ未来」は失われ、
それぞれが異なる答えを追い始めることとなる。
位置づけ
「夢の中で」は、
- 世界樹と切り札が同じ地点に立った唯一の瞬間
- 世界の存続に関する前提が揺らいだ事件
- 神君が「観測者」ではなく
「選択する者」へと変わった契機
として位置づけられている。
備考
- 夢の中で見られた真実の全容は記録されていない
- 語られない部分こそが最も重要であるとされる
- この夢を最後まで見た者は、
以後「知らなかった」という立場を取れない
最終更新:2026年01月27日 20:27