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第六世界


基本事項


第六世界。

諸国連合と中央同盟が、長年にわたり対立と抗争を続けてきた世界。

切り札の介入によって、それまで緩やかにまとまっていた国家が浮島の地域ごとに分裂し、長期にわたる戦争が起きた。

切り札は国家を直接統治するのではなく、兵器や技術を供給する「死の商人」として両国の戦争に介入し、アラハントなどの兵器を発展させていった。

統一歴140年に両国は和平に至ったが、その後もゲリラ組織との戦いや太陽門事件など、大規模な戦闘が発生している。

統一歴234年には、偶発的な戦闘の中で浮島都市三つが沈む事件が起きた。

→ 詳しい経緯・年表は第六世界‐年表

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世界構造


第六世界は、中心に巨大な太陽が存在し、その外周を海が取り囲む特異な構造を持つ。

太陽と海の間の空間には、飛空石を内包した無数の浮島が存在する。

浮島は都市、軍事拠点、工業地帯などとして利用されている。

この世界に地上は存在せず、文明はすべて空中に築かれている。

生きるとは、落ちずに浮かび続けることを意味する。

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浮島都市


第六世界の浮島都市には、000から999までの連番が付けられている。

国家分裂後は、都市番号の百の位によって所属が分かれている。

百の位 所属
0 中立
奇数 中央同盟
偶数 諸国連合

そのため、083など百の位が0となる都市は中立都市として扱われる。

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太陽門


世界の中心にある太陽に近い場所には、「太陽門」と呼ばれる門が存在する。

統一歴180年、切り札の主導によって太陽門を開放する計画が実行された。

目的は、太陽門に封印されていると伝えられていた怪物を解放し、第六世界を再び戦乱に近い状態へ陥れることであった。

計画には中央同盟軍の一部が関与し、諸国連合は阻止するために軍隊を派遣した。

しかし最後の段階で阻止できず、太陽門は開放された。

その結果、第三世界に存在していた「光の巨人」と光速の戦闘艇が第六世界へ現れ、大規模な戦闘へ発展した。

統一歴190年には世界樹が本格的に介入。

光の巨人などを相手に怪獣同士の大決戦ともいえる戦闘が繰り広げられ、複数の浮島が墜落するほどの被害を出した末に、太陽門事件は収束した。

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飛空石


飛空石は反重力的性質を持つ鉱物であり、浮島の維持、航空機、兵器、アラハントの稼働に不可欠な戦略資源である。

第六世界の産業、軍事、交通は、飛空石を基盤として成立している。

ただし、切り札が介入する以前は、飛空石の利用はまだ限定的だった。

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ロボット技術


第六世界では、自律型・半自律型ロボットが広く普及している。

戦闘、警備、労働、深海対応など、用途は多岐にわたる。

多くの機体は飛空石を利用することで高い空間機動能力を持つ。

第六世界を代表する人型兵器は、アラハントと呼ばれる。

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切り札と兵器開発


切り札の介入以前には、アラハントなどの人型兵器は存在していなかった。

切り札は国家を直接統治するのではなく、死の商人として活動し、苛烈な実験を行った。

人々を争わせ、その戦闘データを利用することで、アラハントをはじめとする兵器・機械の性能向上を進めていた。

アラハントの生産は、切り札の影響下にある企業によって事実上独占されていた。

統一歴120年頃、世界樹は切り札製アラハントと同等の性能を持つ製品を供給できる体制を構築。

生産設備そのものを奪ったのではなく、同等品を投入することで切り札による独占状態を崩した。

これによって兵器供給を通じて戦争を維持する構造が弱まり、統一歴140年の両国和平へつながっていった。

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国家と政治


国家分裂以前


切り札が来る以前は、浮島ごとに異なる文化があり、それらが緩やかにつながる全体国家を形成していた。

浮島同士で争いが起こることもあったが、基本的には比較的平穏な状態が続いていた。

統一歴−20年頃から切り札の本格的な介入が始まり、統一歴0年には浮島の地域ごとに国家が分裂した。

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諸国連合


諸国連合は、第六世界の国家分裂によって成立した勢力の一つ。

歴史的に中央同盟と対立し、巫女信仰に対しては反巫女派の立場を取っている。

カラードについては、部隊よりも個人の英雄・エースを「色付き」として扱うことが多い。

統一歴100年、切り札に従わなくなった首脳陣が切り札によって殺害された。

統一歴105年には「降三世明王」が指導者となった。

統一歴108年、降三世明王は観音菩薩との戦いに敗れて行方不明となり、その後は「亡霊」が降三世明王に成り代わって政治を行っている。

降三世明王本人は実際には生存しており、別の場所へ流れ着いた後、ジャンク屋の整備士として生活している。

本人はかつての英雄や国家指導者としてではなく、静かな生活を望んでいる。

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中央同盟


中央同盟は、第六世界の国家分裂によって成立した勢力の一つ。

巫女信仰を支持する巫女派の立場を取り、歴史的に諸国連合と対立してきた。

カラードについては個人よりも部隊単位で認定されることが多く、精鋭部隊そのものが特別な色を持つ場合が多い。

統一歴100年、諸国連合と同様に、切り札に従わなくなった首脳陣が殺害された。

統一歴105年には「観音菩薩」が指導者となった。

その後、降三世明王と亡霊を相手に戦い、勝利している。

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首脳陣殺害と指導者交代


統一歴100年、中央同盟と諸国連合の首脳陣は、次第に切り札の意向に従わなくなったため、切り札によって殺害された。

統一歴105年、中央同盟では観音菩薩、諸国連合では降三世明王がそれぞれ指導者となった。

統一歴108年には両者の戦いを経て降三世明王が行方不明となり、亡霊がその立場に成り代わっている。

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巫女信仰


第六世界には、巫女のお告げによって物事を決める慣習がある。

国家分裂時から、中央同盟は巫女派、諸国連合は反巫女派となっており、巫女をめぐる立場の違いも両国の対立の一部となった。

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巫女襲撃


統一歴60年、切り札は第六世界の戦争をさらに激化させるため、巫女への襲撃を仕組んだ。

実際の襲撃は、当時の諸国連合上層部から命令を受けた「降三世明王」や「青の鬼」らによって行われた。

激しい戦闘によって多数の巫女が死亡し、襲撃側でも青の鬼が死亡するなど大きな被害が発生した。

巫女側では「観音菩薩」と、後に「二枚看板」と呼ばれる二人が生き残った。

また、大地母神も別系統として存在しており、その後は観音菩薩と二枚看板の組、大地母神へと分かれていった。

この事件によって両国間の戦争はさらに激化し、長期化することとなった。

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大地母神


統一歴160年、中央同盟と諸国連合双方の国家元首を殺害し、両国間の戦争を再開させることを目的としたゲリラ組織が活動した。

その中心には大地母神がおり、背後では切り札が動いていた。

これに対して世界樹から「絶対」が派遣され、ゲリラ組織を殲滅した。

大地母神自身は生存し、その後切り札から離脱。

統一歴165年、第六世界の巫女頭となった。

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軍事制約と戦争様式


浮島同士が立体的に密集しているため、長距離ミサイルの使用は厳しく制限されている。

誤差による浮島への被害は都市壊滅規模の被害につながるため、両陣営は暗黙の了解としてミサイル兵器の大量配備を避けている。

その結果、第六世界の戦争では、近接戦闘、航空戦、アラハント部隊による局地戦、英雄級戦力の投入が主流となっている。

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カラード


カラード(Colored)とは「色付き」とも呼ばれる、中央同盟・諸国連合によって選出された英雄級の人物・部隊に与えられる呼称である。

国家分裂が起きた統一歴0年頃から存在する。

カラードとして認められた人物・部隊は、搭乗するアラハントなどの機体を特殊なカラーリングに塗装することを許可される。

偶像と並び称されるほどの強者が多く、大多数はアラハント乗りである。

ただし、必ずしもアラハント乗りに限定されず、偶像乗りとカラードを兼ねる者も存在する。

「観音菩薩」は「白い悪魔」、「降三世明王」は「赤い血潮」と呼ばれるカラードでもあり、両者とも後に国を代表する存在となった。

諸国連合では個人をカラードとすることが多く、中央同盟では部隊をカラードとすることが多い。

代表的なカラードとして「青の鬼」などが知られている。

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083の実験


統一歴110年頃、中央同盟は中立都市083で偶像に関する実験を行った。

「地天」が研究対象となり、「水天」がその護衛を担当した。

これを阻止するため、諸国連合の疾風部隊が行動。

「火天」オゴン・イグナイトは潜入工作員として083へ入り込み、地天と水天の操縦者と親しくなった。

地天からは兄貴分として慕われ、水天からは恋心を抱かれるようになる。

その後、火天は焼死したように見せながら生存し、最終的には実験を止めるため、火天を使用して083そのものを破壊しようとした。

これを水天が阻止し、両者が交戦。

水天は半壊してしばらく召喚不能となり、火天も自身の膨大な熱量によって活動困難となった。

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光の巨人事件への対処


統一歴180年に太陽門が開放され、第三世界に存在していた光の巨人と光速の戦闘艇が第六世界へ出現した。

当初は現場にいた中央同盟・諸国連合双方の軍隊が対応した。

事件は長期化し、この影響で「VS切り札」に参加できる第六世界の人員は限られた。

統一歴190年、世界樹が本格的に戦力を投入。

光の巨人などとの大規模戦闘は複数の浮島が墜落するほどの規模となり、その末に事件は収束した。

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統一歴234年の浮島都市消失


統一歴234年、中央同盟の大佐だった「首輪付き」ドライ・アヴィオンと、諸国連合の間で偶発的な戦闘が起きた。

当時、諸国連合では首脳陣にも知らせず、新型爆弾が開発されていた。実験が行われようとしていることに首輪付きが気づき、爆弾を破壊したところ爆発が起こった。

爆発によって浮島都市三つが沈み、都市ごと消失した。首輪付きは後に大量虐殺事件の犯人とされ、第六世界にいられなくなった。その後、第五世界へ渡っている。

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海


第六世界の海は、宇宙に酷似した構造を持つ。

内部には知性を持つイカのような巨大生物が生息しており、陸に上がると死滅する性質を持つ。

これらの存在との戦闘は必然的に海中で行われ、対抗戦力として深海用の自動ロボット軍団が投入されている。

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魔物


第六世界の魔物は、深海適応型、巨大生物型、異形の群体型に分類される。

いずれも外来ではなく、世界構造そのものから生まれた土着の存在とされている。

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組織・象徴


中央同盟・観音菩薩側:二枚看板


観音菩薩の護衛役を務める二人。

統一歴60年の巫女襲撃を観音菩薩とともに生き残った。

後に観音菩薩の側近・護衛として活動している。

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中央同盟所属:アルファ教導隊


統一歴105年、観音菩薩が中央同盟の指導者となった際、その直轄戦力として組織された精鋭部隊。

「最初」データ・アルフォンスが立案し、構成員を集めた。

NATOフォネティックコードのA〜Zを個人呼称として使用する。

通常は中央同盟軍の訓練を担当する教導隊・アグレッサー部隊として活動しているが、有事には観音菩薩の護衛を含む直轄戦力として行動する。

構成員には切り札所属者も何人か含まれていたが、切り札との決別後、その一部はアルファ教導隊を離脱している。

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諸国連合・亡霊側:亡霊の姉妹たち


「亡霊」と同系統のケイ素生命体である12人の女性たち。

切り札の「魔術師」によって、械人と同時期に作られた人工生命体である。

Si Starや械人と同じケイ素生命体系に属し、第九世界由来のケイ素を人間の脳に相当する演算核として使用している。

単なるロボットではなく、人格・感情・社会性を持つ生命体である。

亡霊が降三世明王に成り代わった後、各地に散っていた姉妹たちを集め始め、数年をかけて12人が揃った。

通称「侍女」と呼ばれ、諸国連合の主の補佐・護衛を担当する。

0番としてシューニャが存在し、12人の姉妹は1月から12月に対応する名を持つ。

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諸国連合・亡霊側:親衛隊


統一歴110年頃、亡霊たちは、切り札が主導していたマイナー研究所から実験対象となっていた子供たちを救出した。

その生存者たちによって構成されたのが、亡霊直属の親衛隊である。

幹部は十二星座の名を持ち、それぞれ切り札による実験によって身体や能力に不可逆的な改造を受けている。

亡霊の12姉妹「侍女」とは出自の異なる組織であり、親衛隊は切り札の人体実験から救出された者たちを中心としている。

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伝説のパイロット・空亡


神君の義兄弟である空亡は、統一歴10年に切り札の撲滅を目指して戦った。

中央同盟と諸国連合の戦争とは別に切り札へ挑んだが、撲滅を果たすことはできなかった。

後の「義兄弟の死」で亡くなり、第六世界では伝説的なパイロットとして名を残した。

空亡の死と、統一歴60年の巫女襲撃は別の事件である。

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歴史・年表


国家分裂、巫女襲撃、指導者交代、083の実験、両国和平、太陽門事件、統一歴234年の浮島都市消失などの詳しい経緯は、以下のページを参照。


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関連項目


最終更新:2026年10月06日 20:53
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