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切り札

切り札

概要

切り札とは、帝暦150年までの世界樹との戦いまで、九つの世界に広範な影響力を持っていた秘密組織である。

単一の国家・宗教・企業ではなく、思想・概念・権力を統合的に運用する支配構造体として機能していた。

元来の組織名は白燈会と呼ばれ、数多くの非人道的実験を秘密裏に行っていた記録が残されている。

その後、「愚者」の内部変革によって組織は再編され、名称を切り札へと改めた。

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別称

切り札は、立場や世界によって以下の名称でも呼ばれる。

  • 切り札
  • アルカナ
  • セフィロト

いずれも同一組織、またはその支配体系を指す呼称である。

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影響範囲

切り札は全盛期において、以下の世界・地域に強い影響力を行使していた。


これらは必ずしも切り札による直接統治ではなく、代理支配・裏取引・思想操作などによって維持されていた。

特に第四世界では世界全体に及ぶほどの強い支配力を持っていた。

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組織構造

切り札は、少数の上位構成員と、その下に存在する多数のエージェントおよび下部組織によって構成される。


  • 切り札の中枢を担う22名
  • それぞれタロットの大アルカナに対応した22の席を持つ
  • 概念を象徴する存在が多い
  • 欠員が出た場合、推薦または自薦によって補充される
  • 同一の席を複数の人物が歴代で継承している例がある


  • 大アルカナに次ぐ幹部格
  • ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4スートからなる
  • 各14席、合計56席が存在する
  • 能力は高いが制御困難な者も多い

エージェント

  • 切り札の下位構成員
  • 戦闘員、工作員などとして各世界で活動する
  • 上位の席を目指す者も多く、幹部の欠員が発生した場合には新たな人材の供給源となる
  • 消耗を前提とした運用がなされる場合もある


  • 「セフィラ」とも呼ばれる10体の存在
  • 大アルカナや小アルカナとは成立過程が異なる別格の存在
  • 通常の昇格によって就く階級ではなく、神造計画によって人工的に作り出された
  • 「生命の樹」の十の神秘を基に構成されている
  • 別名「月の子供達」「瓶詰めの天使」

一枚翼「王冠」
二枚翼「知恵」
三枚翼「理解」
四枚翼「慈悲」
五枚翼「峻厳」
六枚翼「美」
七枚翼「勝利」
八枚翼「栄光」
九枚翼「基礎」
十枚翼「王国」


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下部組織

切り札の勢力は、大アルカナ・小アルカナ・天使だけで構成されているわけではない。

その下には多数のエージェントや下部組織が存在し、各世界の国家・組織・研究機関・流通網などにも影響力を持っていた。

そのため、上位構成員を失った場合でも組織全体が直ちに消滅するわけではなく、残された下部組織やエージェントから新たな構成員が現れることもあった。

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昇格と継承

大アルカナや小アルカナの席は、必ずしも特定の人物に固定されたものではない。

構成員が死亡・離反・失踪するなどして欠員が発生した場合、後継者によってその席が継承される。

このため、同じアルカナを名乗る人物が時代によって異なる場合があり、「元大アルカナ」などの旧構成員も多数存在する。

下位のエージェントには上位の地位を狙う者も多く、空席の発生は組織内部における出世や競争の機会でもあった。

そのため、有力な構成員が多数失われた後も人員の補充が行われ、切り札は一定の組織規模を維持していた。

ただし、人数が補充されたことが、そのまま以前と同等の戦力を回復したことを意味するわけではない。

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運営思想

切り札は、

  • 血統
  • 才能
  • 概念との適合度

などを重視する極端な選民思想を持っていた。

合理主義を標榜しながらも人命や倫理は重視されず、目的のためには人体実験を含む非人道的な手段も用いられた。

また、制御不能な存在は格下げ・隔離・処分の対象とされた。

この思想と活動は、多くの世界に深刻な歪みを残した。

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神造計画

切り札が進めていた計画の一つであり、最終的に第六階位の存在を人工的に作り出すことを目指した計画。

切り札が長年にわたって獲得・研究してきた、

  • クローン技術
  • 死者蘇生
  • 鏡面
  • 人造人間
  • 影患い
  • 狭間
  • 無
  • 物理法則操作
  • 毒
  • 拒絶

など、複数の技術・能力・概念を組み合わせて進められた。

その成果として作り出された存在が天使である。

天使は「生命の樹」の十の神秘を基に10体が構成され、「セフィラ」「月の子供達」「瓶詰めの天使」とも呼ばれる。

大アルカナや小アルカナが組織内部の階級・席として継承されるのに対し、天使は神造計画によって作り出された存在であり、通常の昇格によって到達する地位ではない。

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衰退と瓦解

ある時期を境に、切り札内部では離反・消失・対立が頻発するようになる。

さらに有力な構成員が相次いで失われたことで、従来の組織構造と勢力均衡は大きく変化した。

欠員に対しては下部組織やエージェントなどから補充が行われたものの、かつての有力者をそのまま代替できたわけではなかった。

その結果、組織としての統制は次第に失われ、切り札は超世界的な支配体制を維持できなくなった。

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現状

現在、切り札は統一された組織としては機能していない。

  • 生存する大アルカナ
  • 散逸した小アルカナ
  • 旧エージェント
  • 各地に残された下部組織
  • 思想のみを受け継ぐ残党
  • 切り札が残した研究・技術・実験体

などが各世界に点在している。

そのため切り札は、すでに一つの組織というよりも、世界各地に残された危険な遺産として扱われている。

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備考

切り札は、

  • 神なき時代に概念を私物化した組織
  • 九つの世界に長期的影響を与えた存在
  • 多数の下部組織とエージェントを抱えていた
  • 幹部の席は欠員が生じるたびに継承・補充された
  • 神造計画によって人工的な第六階位の創造を目指した
  • 完全に消滅したとは断定されていない

という特徴を持つ。
最終更新:2026年09月17日 23:07