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第一世界

概要

第一世界は、生物が誕生しない世界である。

この世界には生命の循環が存在せず、
生と死の概念は、外部から持ち込まれた存在にのみ適用される。

第一世界は通常の物理法則に従わず、
思考が即座に現実へ反映される性質を持つ。

物を思い描けばそれは形となり、
建造物を想像すれば、材料や工程を経ることなく完成する。

これらの存在は、
観測と認識によって維持されており、
それらを支える認識が薄れれば輪郭を失い、やがて消失する。

ただし、第一世界で思考によって形成された物体は、
他世界へ持ち出すことができない。



性質

第一世界は、

  • 固定された大地や建造物を持たない
  • 意志と想像によって姿を変える
  • 思考によって形成された物体は、観測と認識に依存して存在する

という特徴を持つ。

一方、時間は第二世界・第三世界と同じ速さで進む。
思考や認識によって空間や物体の在り方は変化するが、
それによって時間の流れが変化することはない。

なお、第八世界全体では、
第一・第二・第三世界の100倍の速さで時間が進む。
これらの世界での1年間は、第八世界では100年間に相当する。

第一世界そのものを
「世界」「装置」「概念的隔離層」
のいずれとして解釈すべきかについては、
統一した見解は存在しない。



外来者

第一世界には、稀に外の世界から迷い込む存在が確認されている。

侵入の原因は特定されておらず、

  • 空間的事故
  • 精神的共鳴
  • 位相の一時的な重なり

など、複数の仮説が唱えられている。

外来者の多くは、
第一世界を夢、幻覚、
あるいは一時的な精神体験として認識する。

帰還後、
具体的な記憶はほとんど残らず、
「何かを見た」「どこかにいた」
という感覚のみが残るとされる。



最奥部

第一世界の最奥部には、
他の領域とは明確に異なる
隔離された領域が存在する。

この領域には、
外界と接続する超巨大な門が設置されており、
第一世界の中でも特異な位置づけにある。

詳細については、
外の存在と第一世界の扉を参照。



管理体制

帝暦150年以前、
第一世界および最奥部の管理は
切り札によって行われていた。

帝暦150年以降、
管理権限は世界樹へと移行している。

この権限移行の理由や経緯、
切り札が第一世界から退いた真意については、
明確な記録は残されていない。



備考

  • 第一世界は通常の世界と異なり、観測者の存在を前提として成立している
  • 外界と直接接続している数少ない領域である
  • 第一世界の構造は現在も完全には解明されていない
最終更新:2026年09月15日 16:13