概要
第八世界は、終末が日常として固定化された世界である。
崩壊はすでに完了しており、
復興も救済も前提とされていない。
この世界は、常に「終わった後」を生き続けている。
形容するならば、
アポカリプスナウが永遠に続いている世界である。
政治体制
第八世界には複数の国家が存在する。
それぞれの国家は独立した体裁を持つが、
最終的には「
大王」と呼ばれる存在によって統括されている。
大王は王であり、管理者であり、
同時に「世界の限界を決定する者」でもある。
国家間の争いは存在するが、
それは体制の内部で許容された衝突に過ぎない。
世界構造
第八世界は、
無限に広がる六角形のブロックによって構成されている。
各都市・国家は、
この六角形ブロックの集合体として存在する。
世界の端は存在せず、
拡張は理論上いくらでも可能である。
しかし、拡張できるかどうかは別問題である。
人口と資源
各都市には人口上限と資源限界が設定されている。
その都市は「余剰」を抱えたと判断される。
余剰となった人間は、
流民として都市の外へ追放される。
流民制度
流民となった者たちは、
既存都市の保護を失う。
彼らに与えられるのは、
「新たな都市建設可能地を探す権利」だけである。
つまり、
- 見つけられなければ消える
- 見つけられれば国家を興せる
この二択しか存在しない。
流民制度は処罰ではなく、
第八世界における「循環装置」である。
都市の増殖と淘汰
第八世界では、
都市は増え続ける。
同時に、
都市は静かに消え続ける。
誰にも看取られず、
記録にも残らず、
六角形の空白として回収される都市も多い。
大王はそれを失敗とは呼ばない。
「必要な更新」とだけ定義する。
世界観的性質
第八世界には救済思想が存在しない。
努力は報われることもあるが、
保証は一切ない。
英雄は生まれるが、
英雄譚は長く残らない。
すべては続いているが、
どこにも向かっていない。
補足
第八世界は、
「滅びた世界」ではない。
滅び続けている世界である。
最終更新:2026年01月21日 19:45