アットウィキロゴ
私立仁科学園まとめ@ ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

私立仁科学園まとめ@ ウィキ

幸せ撲滅運動監視編その一、みたいな?

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

幸せ撲滅運動監視編その一、みたいな?

     591 名前:幸せ撲滅運動監視編その一、みたいな? ◆G9YgWqpN7Y [sage] 投稿日:2009/07/24(金) 13:38:08


俺、小型省は最近一人の男の監視を指示された。

同級生であり、最近、台さんの指示により危険度C-からB-に格上げされた男。
ちなみに俺にはなぜ格上げされたのか理由がまだ分からない。
台さんに聞いても、

「監視を続ければわかるようになる」

との一言で終わらされてしまった。
台さんの言葉は絶対なのできっと今回もわかるようになるのだろう。
ともかくもうすぐ昼休み。尾行の準備を始めなければならない。

監視対象の男は特に特徴がないのが特徴な感じの男だ。
成績普通、運動普通。

「……普通っていいっすねぇ。
俺、ちゃんと授業受けてるのに前回も全教科赤点とっちまったっす。補習は地獄っす」

昼休みを告げるチャイムが鳴りハッと我に返る。
悲しくなったのでテストのことは考えることをやめる。

思考を戻すと、その特徴のない男の特徴といえば俺が知る限り一つ。

「美形だが変な女が幼馴染にいるってことっすねぇ」

一般にはクールな美少女として通るだろうがその実態はかなりの不思議ちゃん。(那賀さん調べ)
個人的にはかなりの好みではある。
何時も授業に出席していないが、学年では常にトップの成績を誇り、
また何故か体育には毎回参加しており何食わぬ顔で好成績を叩きだす。
また制服の上から分かる位スタイルが良く、冷ややかな目と泣きぼくろ、
そして左目を隠す髪が醸し出すアンニュイな雰囲気が堪らない、と思う。

しかしここは、【鉄の掟その十八】

  • フられたら学園の一番高い建物からひもなしバンジージャンプの刑

が怖くて声を掛けることはできないでいるが。

ともかくその男がその美少女のいる屋上に時々行くことをすでに把握している。
今日もその美少女が屋上にいることは分かっているし、(那賀さん調べ)
あの男もきっと行くに違いない。

「きっとそこで逢引きしてるに違いないっす。今度こそ尻尾を捕まえてやるっす。
そうすれば奴を、向田誠一郎を晴れてシメルことができるっす!」

「また、お前はなにをいってんだ」
「……く、貴様は向田誠一郎」


後ろから突然かけられた呆れた声を聞きながら振り返ると、
そこには監視対象である向田誠一郎が立っていた。

「しまったっす!監視対象に背後をとられるとは不覚っす!」
「それを本人に言うのがすでに間違ってるよな」
「またやってしまったっす!見つかったら尾行できないっす!」
「だからそれを本人に言うのは間違ってるよな」

それだけ言うと誠一郎は首を横に振る。その行動を見ながらなんとなく思う。
同級生の中で怖がらず俺に話しかける数少ない男。しかも今のような言動も本人の目の前でとる。
ふつうは怖がって近寄ろうともしないはずなのに。俺が逆上するとか考えないのだろうか?

その普通とは多分違う感性の原因は、

「やはりあの不思議ちゃんと付き合ってる時点で、濃い人間に耐性あるんっすねぇ」
「おい、ちょっと待て。なんだその言いがかり。濃い人間に対応するのきついんだぞ。
いや、それよりお前、自分のことを濃い人間だと認めてるのか?」
「当り前じゃないっすか。自分のことをそれなりにでも把握してないのはバカだけっす」
「……そうか」

なんか疲れた顔をしている。うん、ここはなにかやさしい言葉でも掛けるべきか。
いやいや、今は監視対象でもあるので無視した方がいいだろう。

「しかし、監視対象に見つかっちまったので今は撤退するっす。
貴様は不思議ちゃんといくらでもいちゃいちゃすればいいっす。
いつかきっと尻尾捕まえてシメテやるっす」
「いや、だから俺と天月はお前らに睨まれるような関係じゃないぞ」
「フン。台さんの眼力は本物っす。9割くらいの確率で」
「1割は外れるのか」
「言葉のあやっす。ではボンジュール!」

そう言って俺は監視対象から駆け足で離れた。
尾行に失敗した以上、監視開始は明日からに延期にせざるえない。


――監視の指令からもう一週間くらい伸びてるけど気にしないことにした。



前:無題04 次:入学式

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
人気記事ランキング
ウィキ募集バナー