きのおとしもの ◆ROYAL9uibY
骨川スネ夫は走っている。
この殺し合いの場で最初に応対したのが殺人者だったとは。
恐怖に怯えていたとはいえ、スネ夫がここに連れてこられてからまだそんなに時間は経っていないはずである。
そんな短時間で殺人を犯すということは、『加藤勝』というあの人はきっと殺人鬼か殺し屋のどちらかだとスネ夫は思った。
後ろからは銃声が二度聞こえた。
自分に向けて撃たれたものに違いなかった。
だから、走った。
一心不乱に走り続けた。
どこまで走ればいいのかわからない。
とにかく逃げなくてはと、後ろも振り返らずに走り続けた。
この殺し合いの場で最初に応対したのが殺人者だったとは。
恐怖に怯えていたとはいえ、スネ夫がここに連れてこられてからまだそんなに時間は経っていないはずである。
そんな短時間で殺人を犯すということは、『加藤勝』というあの人はきっと殺人鬼か殺し屋のどちらかだとスネ夫は思った。
後ろからは銃声が二度聞こえた。
自分に向けて撃たれたものに違いなかった。
だから、走った。
一心不乱に走り続けた。
どこまで走ればいいのかわからない。
とにかく逃げなくてはと、後ろも振り返らずに走り続けた。
「はあ……はあ……」
心臓が早鐘を打つ。
激しい呼吸で喉も口も乾ききっている。
後ろを振り返ると、闇が広がるばかりだった。
追いかけて来る足音も、銃声も聞こえてはこない。
自分は助かったという安堵と、闇の中からぬっと追跡者が現れるかもしれないという恐怖が同時に襲った。
体力はとうに限界を超えていたが、恐怖の方が強かった。
早歩きよりも遅い足取りで、スネ夫は体を前へ前へと動かし続ける。
後ろから迫る、恐怖という名の闇から逃げるように。
激しい呼吸で喉も口も乾ききっている。
後ろを振り返ると、闇が広がるばかりだった。
追いかけて来る足音も、銃声も聞こえてはこない。
自分は助かったという安堵と、闇の中からぬっと追跡者が現れるかもしれないという恐怖が同時に襲った。
体力はとうに限界を超えていたが、恐怖の方が強かった。
早歩きよりも遅い足取りで、スネ夫は体を前へ前へと動かし続ける。
後ろから迫る、恐怖という名の闇から逃げるように。
どのくらい“走った”だろうか。
時々後ろを振り返りながら、今は雑木林の中を進んでいる。
後ろからは、やはり音は聞こえない。
そろそろ恐怖よりも安堵の方が大きくなってきた。
どこか隠れられる場所を見つけたらそこで休もう。
そう思いながら鬱蒼と茂った林の中を進んでいる。
そして、目の前に何か建物が見えてきた。
月明かりに照らされてはいるが、それが何なのかはわからない。
それでも、それが建物であることはわかる。
時々後ろを振り返りながら、今は雑木林の中を進んでいる。
後ろからは、やはり音は聞こえない。
そろそろ恐怖よりも安堵の方が大きくなってきた。
どこか隠れられる場所を見つけたらそこで休もう。
そう思いながら鬱蒼と茂った林の中を進んでいる。
そして、目の前に何か建物が見えてきた。
月明かりに照らされてはいるが、それが何なのかはわからない。
それでも、それが建物であることはわかる。
助かった。
スネ夫はそう思った。
あそこに行けば助かると、根拠のない希望がスネ夫を突き動かしていた。
林を抜け、その建造物が眼前となる。
木造の建物だ。
旅館かな、と思ったスネ夫の鼻に、異臭が届いた。
変な匂いだ。
アンモニア臭。
おしっこ?
あそこに行けば助かると、根拠のない希望がスネ夫を突き動かしていた。
林を抜け、その建造物が眼前となる。
木造の建物だ。
旅館かな、と思ったスネ夫の鼻に、異臭が届いた。
変な匂いだ。
アンモニア臭。
おしっこ?
思案するスネ夫の頭上に、気絶したストッキングが落ちてきたのはその時だった。
「うわっ!」
スネ夫が叫ぶ。
落ちてきた何かに押しつぶされて、仰向けに倒れている状態だ。
落ちてきた何かは少しだけ温かい。
そう、人肌程度の暖かさだ。
一体なんだろうと頭を動かしたスネ夫の目に飛び込んできたのは、年上の女性だった。
落ちてきた何かに押しつぶされて、仰向けに倒れている状態だ。
落ちてきた何かは少しだけ温かい。
そう、人肌程度の暖かさだ。
一体なんだろうと頭を動かしたスネ夫の目に飛び込んできたのは、年上の女性だった。
「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
今度は絶叫した。
先程、殺し合いに乗った参加者と会ったばかりだった。
スネ夫は必至にもがき、ストッキングの下から這い出した。
そこで、違和感に気付く。
普通、人間ならば何かしら動くものではないだろうか。
起き上ってスネ夫の上からどくとか、スネ夫を狙う襲撃者なら逃がさないように組み伏せるとか。
スネ夫に落下した女性は、スネ夫が這い出すまで、そして這い出した後も微動だにしない。
見れば、服は破けている。
まるで誰かに襲われたみたいだった。
その服の裂け目から肌や下着が見えたので、スネ夫は顔を赤くしながら目を逸らした。
そして、同時に怖くなった。
もしかして、この人は死んでいるんじゃないか?
さっきから微動だにしないのだから、そう思っても無理はない。
殺し合いの場という状況と、殺人鬼を見たことで、その思い付きに信憑性を付加してしまっている。
スネ夫は恐る恐る、女性の頭の方へ近づく。
頭にはタケコプターを付けている。
これで空を飛んでいて、そして落ちたのだろうか。
先程、殺し合いに乗った参加者と会ったばかりだった。
スネ夫は必至にもがき、ストッキングの下から這い出した。
そこで、違和感に気付く。
普通、人間ならば何かしら動くものではないだろうか。
起き上ってスネ夫の上からどくとか、スネ夫を狙う襲撃者なら逃がさないように組み伏せるとか。
スネ夫に落下した女性は、スネ夫が這い出すまで、そして這い出した後も微動だにしない。
見れば、服は破けている。
まるで誰かに襲われたみたいだった。
その服の裂け目から肌や下着が見えたので、スネ夫は顔を赤くしながら目を逸らした。
そして、同時に怖くなった。
もしかして、この人は死んでいるんじゃないか?
さっきから微動だにしないのだから、そう思っても無理はない。
殺し合いの場という状況と、殺人鬼を見たことで、その思い付きに信憑性を付加してしまっている。
スネ夫は恐る恐る、女性の頭の方へ近づく。
頭にはタケコプターを付けている。
これで空を飛んでいて、そして落ちたのだろうか。
「あの……大丈夫ですか?」
女性の綺麗な頬に手を当てる。温かい。
次に、鼻に手を近づけた。
息はあった。
次に、鼻に手を近づけた。
息はあった。
それを確認したスネ夫はほっとした。
「あのー……」
頭をゆすったり、叩いたりしてみるが、起きる様子はない。
女性の服が破けてしまっている理由もわからない。
スネ夫の心に不安が募る。
周囲を見渡すが、人の気配はない。
上を見る。暗くてよく見えない。
物音一つしない静寂が包みこんでいた。
女性の服が破けてしまっている理由もわからない。
スネ夫の心に不安が募る。
周囲を見渡すが、人の気配はない。
上を見る。暗くてよく見えない。
物音一つしない静寂が包みこんでいた。
「あの!」
「うーん……」
もう一度大きくゆすると、反応があった。
スネ夫は女性の意識が戻り安堵する。
女性は目を覚ますと、スネ夫へと視線を向けた。
スネ夫は女性の意識が戻り安堵する。
女性は目を覚ますと、スネ夫へと視線を向けた。
「あんた誰よ。っていうか、ここどこ?」
「えっと……ぼくは、骨川スネ夫です。歩いていたら、あなたが落ちてきたんです」
「落ちて……ああ、そうだっけ。私落ちたんだった」
頭が働いてきたストッキングがこれまでのことを思い出した。
パンティに襲われ、タケコプターを使い逃走し、そして遊んでいたらいきなりタケコプターが止まったのだ。
とんだ欠陥品を掴まされたものである。
パンティに襲われ、タケコプターを使い逃走し、そして遊んでいたらいきなりタケコプターが止まったのだ。
とんだ欠陥品を掴まされたものである。
「そうだ! は、早くあの建物に逃げましょう! 殺人鬼が追ってくるんです!」
「殺人鬼?」
スネ夫はこれまでのことを語り出した。
加藤勝という青年に出会った事。
その青年が人の手を持ち歩いていた事。
逃げた自分に向かって銃を発砲した事。
そして、もしかしたら今も自分を追っているかもしれないという事。
加藤勝という青年に出会った事。
その青年が人の手を持ち歩いていた事。
逃げた自分に向かって銃を発砲した事。
そして、もしかしたら今も自分を追っているかもしれないという事。
「ふぅん。殺人鬼ねぇ……」
「そうなんですよ! だから、早く隠れないと……!」
ストッキングはスネ夫の言葉を聞き考える。
本当にそのカトウマサルとか言うのが殺人をしたのかは分からないが、
人間の手首から先を持ち歩いている時点で異常者であることは確実だろう。
見かけたら問答無用で殺しても問題無い、と思う。
本当にそのカトウマサルとか言うのが殺人をしたのかは分からないが、
人間の手首から先を持ち歩いている時点で異常者であることは確実だろう。
見かけたら問答無用で殺しても問題無い、と思う。
問題はスネオだろうか。
周囲に建造物が一つしかないという、かなり目立つ所を隠れ場所に選ぶ辺り、かなり動揺していることがわかる。
いや、子供なので短絡的なだけかもしれない。
地図から考えて、目の前の建物は温泉旅館で間違いない。
地図に書かれているため、余計他の参加者を呼び寄せてしまう。
スネオが走ってきたという道を見てみるが、何かが近づいてくる様子はない。
ストッキングは少し考え、そして口を開いた。
周囲に建造物が一つしかないという、かなり目立つ所を隠れ場所に選ぶ辺り、かなり動揺していることがわかる。
いや、子供なので短絡的なだけかもしれない。
地図から考えて、目の前の建物は温泉旅館で間違いない。
地図に書かれているため、余計他の参加者を呼び寄せてしまう。
スネオが走ってきたという道を見てみるが、何かが近づいてくる様子はない。
ストッキングは少し考え、そして口を開いた。
「そうね、あそこに行くのも良いかもしれないわ」
下着が濡れて気持ち悪かったので、ストッキングは旅館で温泉に浸かって体を綺麗にしようという結論を出した。
別にノーパンで行動しても良いが、やっぱり一度綺麗にしておきたい。
別にノーパンで行動しても良いが、やっぱり一度綺麗にしておきたい。
539 名前:きのおとしもの ◆ROYAL9uibY[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 00:53:24 ID:QvT35P.60 [4/5]
例えその殺人鬼が来たとしても、天使に変身すれば銃を持った人間だろうと逃げ切れる自信がある。
武器があれば反撃もできるのに、と思いながらストッキングは旅館に向かって歩き出す。
そうだ、その殺人鬼から奪っちゃえば良いのかも。
例えその殺人鬼が来たとしても、天使に変身すれば銃を持った人間だろうと逃げ切れる自信がある。
武器があれば反撃もできるのに、と思いながらストッキングは旅館に向かって歩き出す。
そうだ、その殺人鬼から奪っちゃえば良いのかも。
「ま、待ってくださいよ!」
ストッキングの後ろをスネ夫があわてて追いかけた。
「待たないわよ。さっさと付いてきなさい」
子供を連れていれば、他の参加者も自分を信用してくれるだろう。
そうなるととても動きやすい。
パンティには何故か自分が悪魔だってばれてるけど、知ってるのパンティだけだし、パンティが嘘をついてることにすれば問題ない。
私と喧嘩して、デタラメを言っている姉。
そして、その姉は怒りにまかせて一般人の右腕を切っちゃうような危険人物。
一般人を傷つけたのは事実だし、あんまり大袈裟過ぎてもガーターもここに居るので信憑性が低くなってしまう。
このくらいが丁度良い。
あれ? まさかガーターにまで悪魔だってばれてないわよね?
……まさかね。
そうなるととても動きやすい。
パンティには何故か自分が悪魔だってばれてるけど、知ってるのパンティだけだし、パンティが嘘をついてることにすれば問題ない。
私と喧嘩して、デタラメを言っている姉。
そして、その姉は怒りにまかせて一般人の右腕を切っちゃうような危険人物。
一般人を傷つけたのは事実だし、あんまり大袈裟過ぎてもガーターもここに居るので信憑性が低くなってしまう。
このくらいが丁度良い。
あれ? まさかガーターにまで悪魔だってばれてないわよね?
……まさかね。
「あ、そうだ」
ストッキングは思い出したように振り向いた。
「あんた、武器持ってる?」
【B-8 温泉旅館前/1日目・黎明】
【アナーキー・ストッキング@パンティ&ストッキングwithガーターベルト】
【状態】 健康。服ボロボロ。下着ぐっしょり
【装備】 タケコプター@ドラえもん
【持ち物】 支給品一式、不明支給品1~2(武器は無し)
【思考】
基本:パンティを殺す
1:ストッキングか剣が欲しい
2:温泉に入って体を洗う。パンツも洗う?
3:パンティの悪評を広める
4:綺麗になったらデパートにでも行って新しい服やストッキングを探す
【備考】
最終話、パンティを切り刻む前から参戦。
ストッキングは没収されています。
カトウマサルを危険人物と認識しました。
カトウマサルが銃を持っていると思っています。
【状態】 健康。服ボロボロ。下着ぐっしょり
【装備】 タケコプター@ドラえもん
【持ち物】 支給品一式、不明支給品1~2(武器は無し)
【思考】
基本:パンティを殺す
1:ストッキングか剣が欲しい
2:温泉に入って体を洗う。パンツも洗う?
3:パンティの悪評を広める
4:綺麗になったらデパートにでも行って新しい服やストッキングを探す
【備考】
最終話、パンティを切り刻む前から参戦。
ストッキングは没収されています。
カトウマサルを危険人物と認識しました。
カトウマサルが銃を持っていると思っています。
【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】 健康
【装備】 なし
【持ち物】 基本支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:死にたくない。
1:この人(ストッキング)に付いて行く。
2:あの建物(温泉旅館)に隠れる。
3:この人(ストッキング)に何があったのか訊きたい。
【備考】
加藤が人を殺したと思っています。
加藤が銃を持っていると思っています。
【状態】 健康
【装備】 なし
【持ち物】 基本支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:死にたくない。
1:この人(ストッキング)に付いて行く。
2:あの建物(温泉旅館)に隠れる。
3:この人(ストッキング)に何があったのか訊きたい。
【備考】
加藤が人を殺したと思っています。
加藤が銃を持っていると思っています。
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| 「パンティとストッキングが交差するとき、物語は始まる!」 feat. 坊主-T | アナーキー・ストッキング | |
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