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一応金銀 その1 - (2006/12/21 (木) 22:57:57) の1つ前との変更点

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「ピカチュウ!そこだ、いけー!」 「やったー!サトシが勝ったよ」 のび太とドラえもんはポケモンのアニメを見ていた。 「ああ・・・僕もサトシみたいにポケモンの世界で冒険したいなー」 何事もなさそうにのび太は呟いた。 「ポケモンの世界で冒険・・・そうだ!」 ドラえもんが何か思いついたようだ。 「どうしたの?」 「のび太君、ポケモンの世界にいくことが出来るよ」 「本当?本当に行けるの?」 のび太は嬉しそうに期待を膨らませた。 「このリアルゲームプレイヤーを使って・・・と」 「何それ?」 のび太にとって初めて見る道具だった。 「この道具はね、ゲームソフトを実際に体感できるんだ!」 最後まで聞かないうちに、のび太は走り出した。 「のび太君、どこ行くの?」 「しずかちゃんを呼んでくる!」 そう言うと、扉も閉めずに玄関を飛び出した。 ---- 「しずかちゃーん!」 「あら、のび太さん」 「あのね、ポケモンの世界で冒険できるんだ!詳しい話しは後!とりあえず来て!」 早口でまくしたてるのび太。 「どうしたんだい?しずか君」 「あら、出来杉さん」 出来杉は、しずかの家に勉強しにきた所だった。 (しまった!僕の計画が!)のび太は焦り出した。 「あのね、のび太さんが実際にポケモンの世界に行けるって言うの。一緒にこない?」 「へぇ、面白そうだね!僕も行くよ!」 (あぁ・・・しずかちゃんと二人きりで旅をする僕の夢が・・・) しかし、のび太の不運は続いた。 「話しは聞かせてもらったぜ、のび太」 ジャイアンとスネオだ。 (もう二人きりどころじゃないや・・・) こうして、ドラえもん、のび太、しずか、スネオ、ジャイアン、出来杉 の6人がのび太の部屋に集まった。 ---- 「みんな揃ったことだし、早く行こうぜ!」 ジャイアンが、待ち切れなさそうに言い出した。 「そうだね・・・あっ!バージョンは金銀クリスタルでいいよね?」 金銀クリスタルは一番新しいシリーズだったので、反対する者はいなかった。 「それじゃ、ポケモンの世界へレッツゴー!」 「・・・ワカバタウンだ!遂に来たんだ!」 スネオが言う。 「うおおー!俺は行くぜ!じゃあな!」 と言った途端に走り出したのはジャイアン。 「ま、待って!ルールの説明がまだだよ!」 慌ててジャイアンを引きとめるドラえもん。 「ルールなんてあんのか?じゃあさっさと説明しろよな!」 ドラえもんは説明書みたいなものを読み出した。 「このゲームはポケットモンスター金銀クリスタルです。  最初にチャンピオンになった者が勝ちです。  それでは、冒険をお楽しみ下さい。  ※普通のゲームとは違い、キャラクターやシナリオに  決められたプログラミングはされておりません。  プレイヤーの行動次第では、シナリオが大きく変化する場合があります。」 「それじゃ、行っていいんだな!」 ジャイアンが駆け出そうとする。 「ま、まだだよ!最初のポケモンを貰わないと!」 こうして6人は、ウツギ研究所へ行った。 ---- 「やあ!待っていたよ!」 ウツギ博士が出てきた。 「ポケモン、下さい!」 「うん、ちょっと待っててね」 そう言うと、ウツギ博士は研究所の中へ入っていった。 それから10分が経った・・・ 「3匹しかないから、後3匹取り寄せてきたんだ」 「うおおー!早くくれよ!」 ここに来てからずっとこの調子のジャイアン。 「なんだか、ワクワクしてきたよ!」 「どんなポケモンになるのかしら」 「強いポケモンが来ますように・・・」 様々な思いが交錯する中、それぞれにモンスターボールが手渡された。 のび太   ピチュー ドラえもん トゲピー しずか   チコリータ スネオ   ヒノアラシ ジャイアン ワニノコ 出来杉   イーブイ 「ピチューか、よろしくね」 「トゲピーだ!可愛いなあ」 「チコリータは草タイプね・・・。最初のジムで苦戦しそうだわ」 「やった!ヒノアラシだ!僕欲しかったんだ♪」 「うおおおー!ワニか!かっこいいぜ」 「イーブイ・・・まぁいい方だな」 こうして6人の旅が始まった。 ---- <のび太> 「ピチューだけじゃ心配だから・・・何かポケモンを捕まえよう」 のび太にしてはいい判断である。 「あっ、あれは・・・ポッポだ!」 野生のポッポが現れた! 「いけっ!モンスターボール!」 しかし、元気なポッポはすぐにボールから出てしまう。 「あれ?なんで捕まらないんだ?」 あろうことか、のび太はポケモンの捕まえ方を知らないようだ。 力の限りにモンスターボールを投げ続けるが、捕まらない。 「はぁ・・・はぁ・・・もう疲れたや。休もう」 そうこうしてるうちに夜が来た。 「もう・・・動けないよ。助けてよドラえもーん」 その時、誰かの足音がした。 「さっきから君のこと見てたんだ。ポケモンの捕まえ方、教えようか?」 突然のことに唖然とするのび太。 「ぜ、是非教えて下さい!」 それからのび太は色々教わった。 弱らせてからボールを投げること、状態異常にすると捕まりやすいこと・・・ 「それじゃ、頑張ってね」 「あ、ありがとう!」 捕まえ方を知ったのび太は意気込んだが、夜なので中々ポケモンが出てこない。 「ん・・・あっ、あれは!」 野生のホーホーが現れた! 「よし、まずはピチュー!電気ショックだ!」 ホーホーの体力はギリギリ残った。 「いけっ!モンスターボール!」 ・・・のび太はホーホーを捕まえた。 「やったー!僕のポケモンだぞー!」 のび太は疲れも忘れて走り出すのだった。 ---- <ジャイアン> ジャイアンは、ヨシノシティを通り30番道路にきていた。 ワニノコも大分強くなったようだ。 とその時・・・。 「そこの君、勝負しようぜ」 「おう!受けて立つ!」 どうやら勝負を仕掛けられたらしい。 「いけ、ワニノコ!ひっかく攻撃!」 相手のコラッタが一発で倒れた。 「どんなもんだい!」 その後、ジャイアンはその辺のトレーナーを次々と倒していった。 <ドラえもん> ドラえもんは、攻撃技を使えないトゲピーに苦戦していた。 指を振るをしてみても、運まかせなので攻撃技が出ないときもある。 「はぁ・・・どうやって育てれば・・・ん!?」 ドラえもんの後ろにキャタピーがくっついていた。 「そうだ!キャタピーを捕まえよう」 キャタピーはドラえもんが気にいったのか、すぐにボールに入った。 <しずか> しずかは淡々とレベル上げをしていた。 その辺のトレーナーなら一撃で倒せるほどだった。 「そろそろ他のポケモンを捕まえなくちゃ・・・」 チコリータでは最初のジムで不利なので、他のポケモンを探し始めたのである。 「・・・あれはオタチだわ!」 野生のオタチが現れた! 「チコリータ、体当たり!」 オタチの体力は残り僅かだ。 「今よ、モンスターボール」 ・・・オタチを捕まえた。 そして、しずかは休むこともなくオタチのレベルを上げ始めた。 ---- <スネオ> 「フフン!絶対に僕が一番にチャンピオンになるんだ!」 スネオはもうキキョウシティに着いたらしい。 ゲームが上手いだけあって、進めるのがはやいようだ。 早速、フラッシュの秘伝マシンをとる為にマダツボミの塔に行った。 「ヒノアラシ、火の粉!」 坊主のマダツボミ達は次々と倒れていく。 「ハハッ!チョロいもんさ!余裕余裕~♪」 長老も難なく倒し、見事フラッシュをゲットした。 <出来杉> 「そなたの戦い方、素質を感じる。この秘伝マシンをどうぞ。」 「ありがとうございます」 スネオが塔を後にして間もなく、出来杉もフラッシュをゲットした。 そして、すぐにキキョウジムへ向かった。 「イーブイだけでも、何とか倒せそうだな・・・」 そう呟くと、出来杉はキキョウジムに入っていった。 「ジム戦、よろしくお願いします」 「チャレンジャーか、俺はハヤト。飛行タイプの使い手だ!」 出来杉vsハヤトのバトルが始まった。 「イーブイ、すなかけだ」 「チッ・・・命中率が下がってしまう。ピジョン、風起こし!」 風起こしはイーブイにヒットした。 「イーブイ!砂かけを続けろ!」 出来杉はピジョンの命中立をとことん下げた。 「くそ・・・!攻撃があたらない」 「今だ、イーブイ。連続で体当たり!」 ピジョンは倒れた。 出来杉はバッジを貰うと、次なる町、ヒワダタウンへ向かった。 ---- 現在の状況 のび太   ピチューLv7 ホーホーLv5 (バッジ0) ドラえもん トゲピーLv5 キャタピーLv3 (バッジ0) しずか   チコリータLv14 オタチLv12 (バッジ0) スネオ   ヒノアラシLv12 (バッジ0) ジャイアン ワニノコLv12 (バッジ0) 出来杉   イーブイLv14 (バッジ1)

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