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パパドラ その2 - (2007/01/22 (月) 17:41:20) の編集履歴(バックアップ)



「う~ん、この辺りにいるはずなんだけどなぁ・・・」
しずかと別れた後、出木杉は102番道路に来ていた。
出木杉はここであるポケモンを捕まえようとしていた。
「う~ん、ハスボーにポチエナにケムッソ・・・
あいつはどこにいるんだろう・・・」
そのとき、草むらから野生のラルトスが飛び出してきた。
「ラル・・・」
「いたぞ、あいつだ!ミズゴロウ、あいつを捕まえるんだ!」

数分後、出木杉はなんなくラルトスを捕まえることができた。
「ラルトスを育てて、サーナイトに進化させれば戦力になるぞ。」
出木杉は102番道路を後にした。

──その頃ジャイアンは104番道路にいた。
「やっぱり、ゲームの世界を忠実に再現してるだけあって
まだトウカジムには挑戦できないみたいだな・・・仕方ない、このまま
トウカの森を通ってカナズミまで行くか。だけどドガース1匹でジムに
挑んでも負ける可能性が高いな・・・よし、戦力になるポケモンを
捕まえよう。」
そう言うとジャイアンは戦力になるポケモンを捜した。
しばらくすると、草むらからマリルが現れた。



「リル!」
「いたぞ、あいつだ!あいつを捕まえればカナズミジムのツツジとも
有利に戦える!ドガース、体当たりだ!」
ドガースはものすごい勢いでマリルに体当たりをした。
「ドガー!」
「リルル~!」
「よし、急所に当たったみたいだな。行け、モンスターボール!」
マリルを入れたモンスターボールは3回揺れ、しばらくすると揺れが
止まった。
「おっしゃー!マリル、ゲットだぜ!」

そのとき拍手の音が聞こえた。
「いやー、見事だったよ。ジャイアン。」
「スネ夫!」
「君のドガース、育ったかい?」
「ああ。バッチリだぜ!現実世界ではお前に勝てなかったけど、
こっちの世界だったらお前にだって勝てる!」
「へぇ~、本当にそう思うかい?だったら、1対1のバトルをしよう
じゃないか。」
「ああ!やってやるぜ!」
こうしてジャイアンとスネ夫のポケモンバトルが始まった。



(確かあいつの最初のポケモンはケーシィだったよな・・・
テレポートしか使えないんだから、相性が悪いドガースでも
勝てるはず・・・それにもし、スネ夫の奴がケーシィ以外の
ポケモンを捕まえてたとしても俺のドガースはレベルが
高いから勝てる!!)

「よし行け、ドガース!」
「ふっ、やはりドガースで来たか。行け、ケーシィ!」
ジャイアンとスネ夫、ドガースとケーシィがそれぞれ対峙しあう。
「お前、ケーシィ以外ポケモンを持ってないのか?」
「ああ。そうだけど何か?」
「テレポートしか覚えないそいつを使ったって、俺には勝てないぞ。」
「どうだかね・・・ケーシィ、サイコキネシスだ!」
「ば、馬鹿な!?ケーシィがサイコキネシスだと!?」
ケーシィのサイコキネシスを食らったドガースは
一撃で戦闘不能になってしまった。

「どうやら僕の勝ちだね。」
「な、何でだ・・・何でお前のケーシィ、サイコキネシスを・・・」
「フフ、確かにケーシィは『テレポート』しか覚えないけど、技マシンを
使えば話は別だ。世の中金さえあれば何でも買える。僕はある人から、
技マシンを買ったんだ。貧乏な君にはとうていできない芸当だろ?」
「何だと!」
「悪いけど、先を急いでるんだ。君と争ってる暇はない。
じゃあね、ブタゴリラ君。」
そう言うとスネ夫はその場を去った。
「く、くそぉ~・・・」



──その頃ドラえもんとのび助は102番道路で野生ポケモンを倒し、
自分のポケモンのレベルを上げていた。

「よし、ケムッソ!体当たりだ!」
「ケム!」
ケムッソの体当たりがハスボーにヒットし、ハスボーを倒す。
「やった!ケムッソのレベルが7に上がったぞ!」
のび助が喜んでいると、ケムッソの体が突如光輝き始めた。
「な、なんだこれは・・・」
「これは・・・進化だ。」
「進化?」
「ポケモンはある一定のレベルに達すると進化するんだ。進化することで、
ポケモンは更に強くなる。」
「そうなのか・・・あっ、ケムッソが紫色の蚕みたいなポケモンに
なっちゃった・・・」
ケムッソが進化したポケモンはマユルドだった。
「パパさんのケムッソはマユルドになったみたいだね。」
「どういうことだい?」
「ケムッソはレベル7になると、マユルドかカラサリスっていうポケモンの
どちらかに進化するんだ。どっちかに進化するかはランダムで決まるんだ。」
「へぇ~、そうなんだ。もしかしてキモリも進化したりするのかい?」



そのとき何処からか女の子の声が聞こえた。
「するわよ。」
声の主はしずかちゃんだった。
「しずかちゃん!」
「こんにちは、ドラちゃん。それにのび太さんのパパさん。」
「どうも・・・」
のび助がしずかに軽く会釈する。
「もしかして、しずかちゃんのアチャモはワカシャモに進化したの?」
「ええ。何なら見せてあげるわ。出てきて、ワカシャモ!」
「シャモ!」
しずかのモンスターボールからワカシャモが出てきた。
「へぇ~・・・中々カッコイイじゃないか。」
のび助はワカシャモを見て、感嘆する。
「僕の可愛いキモリはどんなポケモンに進化するんだろう・・・」
「パパさんのキモリはジュp・・・」
ドラえもんがキモリの進化系を言おうとしたとき、しずかが口を塞いだ。
「待って、ドラちゃん!先に進化を教えちゃったら、楽しみが減るんじゃない?」
「それもそうか・・・キモリの進化のことは黙っておこう・・・」
「僕のキモリはどんなポケモンに進化するのかなぁ・・・今から
楽しみだなぁ~・・・」
のび助はまだ見ぬキモリの進化系に思いを馳せていた。

この後悲劇が起こるとも知らずに・・・



現在の状況
のび助 キモリ♀LV11(はたく、にらみつける、吸い取る、電光石火)
    マユルド♂LV7(体当たり、糸をはく、毒針、固くなる)
所持金1万円700円
ドラえもん サンド♂LV13(ひっかく、丸くなる、砂かけ、高速スピン)
      ポチエナ♀LV8(体当たり、遠吠え、砂かけ)
所持金2000円
スネ夫 ケーシィ♂LV15(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷)
所持金98万9999円
ジャイアン ドガース♂LV17(毒ガス、体当たり、スモッグ、ダメ押し)
      マリル♂LV4(体当たり、丸くなる)
所持金4000円
しずか ワカシャモ♂LV16(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ)
    キャモメ♀LV12(泣き声、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
所持金3200円
出木杉 ミズゴロウ♂LV14(体当たり、泣き声、泥かけ、水鉄砲)
    ラルトス♂LV3(泣き声)
所持金3500円


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