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ドラーモン作大長編 その7 - (2006/12/13 (水) 17:56:07) の編集履歴(バックアップ)


注:鬼畜出木杉

森の中
一人の女が走っていた。
特徴的な青い装束はアクア団のものだと分かるが、一般的な形と少し違う。
彼女はアクア団幹部、イズミ。
「まさか子供相手に遅れを取るとは……」
天気研究所で会った二人の子供。
彼らの連携に思わぬ敗北をしてしまい、こうして逃走している。
『次は必ず倒してやる』
イズミはそんな事を考えていた……そう、だから注意力も散漫だったのだ。
ふいにイズミの腰に何かが巻き付く。
「きゃぁっ!」
イズミはそのまま宙に持ち上げられる。
「こ、これは……つるのムチ……」
ホウエン地方ではお目にかからない珍しい技だ。
「野生の、ポケモンじゃ…ないわね」
「ご名答」
ぱちぱちと拍手の音がする。
暗闇から現われたのは10歳くらいの少年と、ムチを出しているモンジャラ。
「子供のいたずらは相手を見てからするものよ、私は……ああうっ!」
イズミの体を締め付ける力が増す。
「その子供に負けてこんなところを逃げ回ってるのは誰なんですか?」
少年が笑う。
「貴様……アクア団の幹部に対して……」
イズミが燃えるような目をして睨み付ける。
そんなイズミを冷ややかに見つめる少年の後ろから一人の少女が現われた。



注:鬼畜出木杉

「出木杉様、お呼びでしょうか」
「ああツツジ、待ってたよ。君も一緒にここにいてくれ」
『ツツジ?行方不明になったカナズミのジムリーダーがなぜ?』
イズミはツツジと出木杉という少年の関係がさっぱり分からず困惑する。

二時間後。

イズミをムチで拘束したまま、出木杉は何もせずにただ座っていた。
ツツジは出木杉の真意が分からず、ただ待っているだけだ。
「そろそろかな」
出木杉が宙に吊られているイズミを見上げる。
「出木杉様、いったい何が……」
ツツジは怪訝そうに質問する。
「このイズミって女は高飛車でプライドが高いんだ」
そう言って笑う出木杉の目は冷たい。
「そう、君と同じタイプなんだよ、ツツジ。こういうタイプには普通に言っても何も聞いてくれない」
そう言うと出木杉はどこからかステンレス製のボールを取り出した。
「だから話を聞いてくれるようにしないと」
出木杉の言葉と手に持つ容器の関係が分からずにツツジは首を傾げる。
「イズミさーん、元気ですかー!」
出木杉が上で縛られているイズミに声をかける。
「わ、わた……しを……、はな…せぇ…」
明らかにイズミの様子が変だ。
その様子を見てツツジも出木杉のやりたいことを理解した。
『出木杉様、容赦ないですわ……素敵……』



注:鬼畜出木杉

出木杉がモンジャラに命令し、イズミを出木杉の前に差し出す。
「苦しそうですね、イズミさん。何かご希望がありましたら遠慮なくおっしゃってください」
イズミは顔を紅潮させながら小さくつぶやく。
「……ィレ…」
「聞こえませんよ」
「…トイレに……」
出木杉がニヤリと笑い、ステンレスのボールを置いた。
「はい、トイレ」
イズミの目が憤怒で染まる。
「ボクの部下になってくれたら拘束を解いてあげるよ」
「そ、そんな取引……んんっ」
イズミの思考力はすっかり低下している。
とにかくこの場を切り抜けたいがために、つい口走ってしまった。
「部下にでも何でもなるからぁっ!」
「だぁめ」
出木杉がイズミのズボンと下着をまとめて勢い良くずり下げた。
「あっあぁぁぁっ!」
極限まで敏感になった部分が外気に触れ、ついに我慢していたものが放物線を描く。
「やぁぁっ、と、とまらないっ、んんんんんーーーっ!」
「はははは、ステンレスってすごい音出すよね」
自らを制御できずにいるイズミ、その目はすでにこの場を見ていない。
「『大人のくせに』こんなところでおしっこしちゃうなんて、だらしないなぁ」

イズミはアクア団本隊と再び合流した。
その心に新たな主人を抱いて……
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