「その43」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

その43 - (2007/01/15 (月) 23:27:30) のソース

ジャイアン「さあ行くぜ!進化したカイリキーのパワーを受けやがれ!」
ドラえもん「ペルシアン、防げ!」
ジャイアン「無駄だぜ!怪力だあ!」
防御を取っていたペルシアンをお構いなしにぶっ飛ばし、戦闘不能とさせた
進化したカイリキーのパワーは棲ざましいものだ
ドラえもん「奴のカイリキーに対抗するには相性が良いオニドリルだ!オニドリル・・・!?」
リザードンと空中戦を繰り広げていたオニドリルは既にやられ、フライドチキンと化していた
ジャイアン「頼みの綱のオニドリルはもう倒したぜ、さあどうする?」
ドラえもん「ならばこいつだ!サンドパン!」
次の戦闘にドラえもんはサンドパンを選んだ
ジャイアン「そいつもねじ伏せるんだカイリキー!行け!」
突撃を命じられたカイリキーはサンドパンに向かい猪突猛進の勢いで突っ込んで行った
ドラえもん「来たな・・・今だサンドパン、砂かけ!」
突如目に砂をかけられたカイリキーはその場でのた打ち回った
ドラえもん「今だ!切り裂く!」
ジャイアン「くそお!立てカイリキー!」
ドラえもん「止めだ、地震!」
切り裂く、地震を受けたカイリキーは堪らず倒れた
ドラえもん「単細胞と戦うのは楽だな・・・」
ジャイアン「何だと!馬鹿にしやがって許さねえ!あいつをスクラップにしろサイドン!」
ボールから飛び出したサイドンは地震を繰り出しサンドパンを怯ませた
ジャイアン「畜生!カイリキーがやられてなければこの隙に攻撃できたのに・・・」
のび太「カイリキーが欲しいのジャイアン?ならこいつが役に立つかも・・行け!」
ジャイアン「な・・カイリキーだと!?」
のび太の投げたボールからは何とカイリキーが飛び出したのだ

----

ポカンとするジャイアンにのび太がいつもの口調で言う
のび太「さあジャイアン、早くサンドパンに隙を作らせて、僕のカイリキーがその隙に突っ込むから」
ジャイアン「あ、ああ・・・サイドン!地震だ!」
サンドパンは揺れる足場に気を取られ隙を出した
のび太「今だ!突っ込めぇ!」
カイリキーがサンドパンへ向かい走り出した
ドラえもん「サンドパン!前から来るぞ!」
のび太「もう砂かけは間に合わないよ、メガトンパンチだ!」
カイリキーのメガトンパンチの威力にサンドパンは遠くに吹き飛ばされ倒された
ジャイアン「やった!サンドパンも倒したぜ・・・だがあのカイリキーは?」
そう考えた瞬間のび太のカイリキーの体はドロドロと溶け出した
ジャイアン「な、何だありゃ!?・・・メタモンか!」
のび太「うん、ジャイアンがカイリキーを出してる時に変身させておいたんだ」
ドラえもん「くっ!・・・ここまで追い詰められるとは、幹部様はまだか・・・」
ジャイアン「さあ!次は何だ!?」
ドラえもん「仕方ない!幹部様が来るまで粘ってくれ、ラッタ!」
のび太「多分あれがドラえもんの持ってる最後のポケモン、ラッタを倒せば勝ちだ!」
ドラえもん「幹部様・・お早く援軍を!・・・」
もう戦いの勝敗は時間の問題だろう、何故なら・・・
ドラえもんは来るはずのない冥土に旅立った出来杉の援軍を待って戦っているのだから・・・

----

同じくアンズと戦っているスネオ&しずかは、
しずか「ナッシー、催眠術よ」
アンズ「くそ!ゴルバットが眠ってしまった・・!」
しずか「チャンスね・・・卵爆弾よ!」
ナッシーから放たれる強力な卵爆弾にゴルバットは瀕死となった
アンズ(残り二匹・・・戦況は思わしくないな・・)
残り二匹の入ったボールを見つめ、戦いの流れが向こうにあると実感した
アンズ「まずはお前だ!アーボック、蛇にらみ!」
しずか「しまった!ナッシーがまひ状態に・・・」
まひ状態となったナッシーの後ろには恐怖で固まったスネオが少しばかり股間を濡らしていた
どうも蛇が苦手らしい、そんなスネオに関係なく戦いは進む
アンズ「攻めるぞ!ようかいえきだ!」
しずか「くっ・・・ナッシー!」
何とか耐えているがやられるのは時間の問題だ
この状態のナッシーを見てしずかは秘策を思いついた
しずか「ナッシー、玉投げ!」
アンズ「ふん、その程度の攻撃でアーボックがやられるか!止めだ・・・何!?」
突如アーボックの目の前にドードリオが現れ、ドリル嘴を食らわせた
アンズ「い、いつの間にドードリオを・・・拙者に気づかれずにポケモンを出すなど・・まさか!」
しずか「そうよ・・ナッシーの玉投げに紛れてボールを投げたわ、貴方は攻撃ばかり気にして気が付かなかったようだけど」
アンズ「不覚・・・敵の策を見落とすとは・・・」
悔しさに塗れるアンズは唇を噛み締めた

----

アンズ「最後まで追い詰められるとはな・・・頼む、マタドガス!」
しずか「ドードリオ、破壊光線よ!」
しかし破壊光線はマタドガスをすり抜けた
しずか「な、どういうこと!?」
アンズ「忍びの極意、影分身よ」
しずか「ドードリオ、もう一度攻撃を・・」
アンズ「破壊光線を撃ったそいつは反動で動けないのではないかな?このまま持久戦に持ち込む、どくどくだ!」
ドードリオが猛毒状態になる
しずか「くっ・・これだけの腕をロケット団で腐らせるなんて惜しいわね」
アンズ「ふっふっふ・・・腐らせるどころか存分に実力を振るえているよ」
しずか「何故ロケット団に尽くすの?聞けせてほしいわね・・」
アンズ「我が呪うほど憎い父を・・セキチクジムリーダーキョウを見返すためだ!」
しずか「貴方がキョウの娘!?」
のび太「!」
ドラえもんと刃を交えていたのび太がこの会話に耳を傾けた
キョウと約束したアンズを連れ戻すということを思い出したからだ
しずか「・・・何故父親を憎むの?」
アンズ「ふっ、冥土の土産に教えてやるか・・・」
戦闘状態のままアンズは理由を語りだした

----

アンズ「拙者が幼き頃父はジムの務めだなんだと言って家に帰らぬことが毎日だった、幼少時の拙者は随分孤独を味わったよ・・いつも家で一人だった」
悲しそうな目で過去話を語る
アンズ「いつか父は拙者を見てくれる、そう思ってあの頃は待ち続けたよ・・だが歳を重ねようやくそれが無駄と気付いた」
しずか「無駄?」
アンズ「父は初めから拙者など思ってもいなかったのだ、奴は拙者よりもジムが大事らしい・・・そうして決心した、ロケット団に入り奴を見返すと・・」
しずか「それで貴方は満足のな?それじゃあ何も変わってない・・解決してないわ!」
アンズ「いずれ拙者はジムを襲撃するつもりだ、そして奴を殺す!これで全て解決だ」
のび太「そんなの違う!」
アンズ達から僅かに離れた場所で戦っているのび太が話に口を挟んだ
のび太「キョウさんは・・・貴方の写真を見ながらこう言ってた、大事な一人娘だって!」
アンズ「う、嘘だ!大事なら何故あれ程の長期に渡り拙者を放っておいた!ジムがそんなに大事なのか!?」
力を入れて叫ぶアンズにのび太は静かに言う
のび太「貴方は解らなかったのかもしれない・・だけどキョウさんは・・・貴方のためにジムを大きくしようとしてるって言ってた・・」
アンズ「拙者のため・・・だと?」
のび太「キョウさんは貴方にジムリーダーの座を譲るために、セキチクジムを大きくして貴方がリーダーになるときには挑戦者が沢山来るよう有名にするために頑張っていたんだ・・」
アンズ「な、何だと・・・」
のび太「とても悲しんでた、もしもう一度戻ってきてくれるなら何でもするって・・」
もうアンズは言葉を口にしない、あまりの衝撃に体中が震えていた
のび太「あの日貴方が家を出なければ、キョウさんは・・貴方にリーダーの座を渡すつもりだったんですよ・・」
そこまで話を聞き、アンズが何か言おうとした瞬間それを遮るものが近づいてきた・・・
サカキ「だそうだぞ、アンズよ・・・ふふふふ、早とちりしなければジムリーダーになれたのに残念だったな・・・」
アンズ「サカキ様!?」
いつの間にかアンズの背後には不気味な笑いを伴ったサカキが立っていた・・・

----

のび太   ギャラドス(レベル45)、ライチュウ(レベル43) 、オコリザル(レベル40)、スリーパー(レベル40)、カビゴン(レベル41)、メタモン(レベル39)
ドラえもん ラッタ(レベル56)、ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル49)、サンドパン(レベル53)
ジャイアン リザードン(レベル57)、ウツボット(レベル48)、カイリキー(レベル44)、サイドン(レベル42)、ガルーラ(レベル37)
スネオ   カメックス(レベル57)、ゴローニャ(レベル45)、キュウコン(レベル45)、モルフォン(レベル41)、ストライク(レベル41)
しずか   フシギバナ(レベル69)、プクリン(レベル55)、ピクシー(レベル54) 、ドードリオ(レベル53)、ナッシー(レベル52)
出来杉  死亡?
記事メニュー
目安箱バナー