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その25 - (2006/12/17 (日) 21:52:22) のソース

シオンタウン郊外
のび太「な、何とか逃げれたね・・」
スネオ「ああ、幹部のとの戦いでぼろぼろだけどね」
ジャイアン「へへへ、幹部にも仕返ししてやって気分が良いぜ!じゃあこの笛は俺が・・・な!」
笛に手をつけようとしたときシオンに集まる警察の姿が目に入った
ジャイアン「うわわわわ、警察怖いいいいい!!!」
そう叫ぶなり走って行ってしまった、どうやらすっかり警察恐怖症になったらしい
スネオ「何だあのゴリラ?まあ良いか、ほらポケモンの笛お前にやるよ」
のび太「ええ!僕が持っていって良いの?」
スネオ「僕は忙しいんだ、どうせお前は暇人なんだからあの居眠りポケモンを退かしてこい」
のび太「何だよ!僕が暇人だって?僕だっていろいろと・・・」
スネオ「良いから早く行け!ロコン!」
ロコンを出すとのび太の尻に火をつけてやった
のび太「あちちちち!水、水!」
スネオ「そら水だ!カメックス、水鉄砲」
水鉄砲を食らいのび太はびしょびしょになり泣きながら走って逃げた
スネオ「やっと行ったか・・・さて少しポケモンの育成でもするかな」
そう言うと近くの草むらに入り野性のポケモン相手に戦闘を繰り返すのだった
スネオ「僕のカメールもカメックスに進化した、今の実力ならあのゴリラも目じゃないや」
野生のポケモンを倒すと笑いながらスネオは言った
スネオ「ぼくがあいつ等の実力を抜くするのももうすぐだ!見ていろよゴミ虫ども!」
 
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のび太「まったくさっきは酷い目にあったよ・・・もうそろそろ着くかな」
のび太は居眠りポケモンの居る道路を目指し歩いていた
先ほどのスネオの仕打ちから逃げ走ってきたため案外時間は掛からず、程なく着いた
のび太「此処で良いんだな、これが居眠りポケモンか」
サイクリングロード前の通路には見上げる程巨大なカビゴンがいた
のび太「これを退かせば良いんだよね、じゃあ早速ポケモンの笛を・・・」
笛を吹いてみればジャイアンもビックリの酷い音が流れた、のび太の吹く笛音は酷いものだった
のび太「う~ん、良い音色だ」
自己鑑賞していると汚い音色でカビゴンは飛び起きた
のび太「起きたぞ!凄い道具だ!」
本当は綺麗な音色でポケモンを起こす道具なのに・・・
酷い起こされ方をしたカビゴンは怒り、のび太に襲い掛かってきた
のび太「うわあ!危ないじゃないか!」
カビゴンは容赦なくのび太に攻撃を仕掛ける
のび太「そんなに暴れるならこっちも手加減しないぞ!」
ぐうたらポケモン対ぐうたらトレーナーの対決が始まった
 
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のび太「マンキー!あのポケモンを倒せ!」
勢い良く飛び掛ったがマンキーだがカビゴンののしかかりを食らい一発KOとなった
のび太「す、凄い攻撃力だ、こんなに強いポケモンだったのか・・・待てよ?」
のび太(こんなに強いポケモンならわざわざ倒すより捕まえて僕のポケモンにすれば皆に勝てる!)
目的を捕獲に変更し、のび太の目は輝いた
のび太「さあ、捕まえさせてもらうよ!ピカチュウ、電光石火!」
ピカチュウの電光石火はカビゴンの脂肪に跳ね返された
のび太「全然効いてないみたい・・・弱い攻撃は効かないのか、なら次は・・・」
次の命令を出そうとした瞬間、カビゴンの頭突きが来た
のび太「危ない!こうそくいどうだ!」
素早い動きで攻撃を避けた
のび太「大きい図体だから動き回ってれば攻撃は当たらないはず、そして攻撃だ!10万ボルト!」
見事炸裂した、カビゴンの体力は3分の1程度減った
のび太「良いぞ~、もっと攻撃だ・・・え!?」
見るとカビゴンは眠りだし体力を回復している
のび太「せっかく減らした体力なのに・・糞!もう一回!」
何回も攻撃をするもそのダメージは眠るで回復され、同じことを何回も繰り返す羽目になった
 
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のび太「はぁはぁ・・ん?もしかしてさっきから同じこと繰り返してるだけじゃないか!」
低脳のび太君もやっと気がつきました、すで日が暮れだしたころに
隙を見せたピカチュウはカビゴンの頭突きを受け倒された
のび太「ピカチュウが!次はどうすれば・・・?」
弱いオツムで真剣に考えた
スリープでは力不足、マンキーにピカチュウは戦闘不能・・・となれば残るは一匹!
のび太「君に任せた!ギャラドス、かみつくだ!」
かみつくを受けたカビゴンは再び眠りだした
のびたは知っている、同じ昼寝を極めし者として・・
そう、眠るで寝た後は2ターン後に目を覚ますと
のび太「つまりこのターンで体力を削り次で捕獲する」
作戦は決行された
のび太「まずは体力を減らすんだ!噛み付く!」
噛み付くで体力を減らした、更に運がよく急所に当たり体力をギリギリまで減らすことができた
のび太「ラストだ!これで決める、モンスターボール!」
野球ド下手ののび太でも図体のでかいカビゴンにはボールを当てた、そして・・・
見事カビゴンを捕獲したのだ!
のび太「やったー!捕まえたぞ!」
長い戦闘の末遂に捕獲に成功し、のび太喜んだ
だがのび太は知らなかった、これから莫大な食料費に追われることを・・・
 
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この日はカビゴンを捕まえた後タマムシの民宿に泊まり一夜を過ごした
翌日、のび太に一つの問題が起きた
のび太「えええ!自転車?」
警備員「そうだよ、此処サイクリングロードは自転車がでなきゃ通れないよ」
のび太「そんなこと言っても自転車なんて・・・」
警備員「まあとにかく自転車買って出直しな」
仕方なくのび太はタマムシに戻った
のび太「どうしよう・・自転車なんて何処にあるのさ?」
トボトボと歩いていると人だかりが目に入った
のび太「何だろう?」
その人だかりに割り入ると身に覚えのある人物がいた
山男「あれ?君はイワヤマトンネルでの・・」
のび太「キモ山男さん!?」(おえー!)
久々のキモ顔を見て吐き気を催した
山男「奇遇だね、君もタマムシにいたなんて」
のび太「何で此処に居るんですか?あのトンネルで働いてるじゃなかったんですか?」
山男「あのトンネルは火事で燃えちゃったから働けないんだよ、今は都会で商売してるんだ」
のび太(そんな顔で場違いだろ)「そうなんですか・・ははは・・」
軽く話を流しこの場を去ろうとしたそのとき・・
のび太「自転車!?」
山男の売っているものに自転車があったのだ

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のび太「この自転車は!?」
山男「ああ、これはゴミ置き場に落ちてたから拾ってきたんだ」
のび太(そんなの売り物にするか普通?)
少々抵抗を覚えたがこれからの道を進むには仕方ない、ボロ自転車を買うことにした
のび太「じゃあこの自転車下さい、欲しかったんですよ」
山男「毎度有り!1万円だよ」
のび太「はぁ!?」
山男「一万円、さあ早く」
のび太(何処まで金に汚いんだこのオヤジ!顔も汚ねーが心も汚ねー!)
心で愚痴を述べ財布から金を出そうとしたが・・・
のび太「あれ?お金がない!何で・・あ、そうだ・・」
昨日カビゴンの餌代に金を使い込んでしまったのだ
のび太「あの~もう少し安くなりませんかね?」
山男「じゃあ9999円!」
のび太「安くする気ないじゃないですか!もう少しお願いしますよ」
山男「こっちも商売なんだから、そんなに安くは・・そうだ!」
のび太「?」

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