参考:鍋島の野望、烈風伝実験場
采配について
「采配」は例えばWinPKのヘルプでは「部隊の守備力などに影響」となっているが、この表現は正確ではない。「采配は反撃及び、遠距離攻撃ができる攻撃(騎馬突撃含む)の防御に影響」と表現するのがより適当。
検証1
通常攻撃(足軽による直接攻撃)時のダメージについて
- 条件
- 攻撃側:戦闘100、足軽S、兵数1000
- 守備側:足軽S、兵数1000、采配のみ1と100に変更
- 結果
- 采配100の場合 守備側残り兵数860(概ね、以下同様)
- 采配1の場合 守備側残り兵数860
通常攻撃のダメージに采配は関係しない。
検証2
反撃時のダメージについて
- 条件
- 攻撃側:足軽S、兵数1000、采配のみ1と100に変更
- 守備側:戦闘100、足軽S、兵数1000
- つまり攻守が逆になっている以外は検証1と同じ
- 結果
- 采配100の場合 攻撃側残り兵数930
- 采配1の場合 攻撃側残り兵数860
つまり采配1では反撃時に攻撃1回分のダメージを受けることが分かる。
その他采配の値をいろいろ変更して検証の結果、''軽減できるダメージの割合(%)= 100-(采配値÷2)''であることが分かる。
なお騎馬突撃の場合は反撃ダメージは采配よりも戦闘が関係する模様。
検証3
弓攻撃を受けた場合について
- 条件
- 検証1と同じ
- 結果
- 采配100の場合 守備側残り兵数910~930
- 采配1の場合 守備側残り兵数760~830
つまり采配値の低い武将には弓攻撃の方がかえって有効な場合もある。
検証4
検証1では通常攻撃時のダメージに采配は影響しないことが分かったが、では何が影響するのか
- 条件
- 攻撃側:戦闘100、足軽E、兵数1000
- 守備側:兵数1000、足軽と戦闘のみ変更
- 結果
- 足軽E、戦闘100の場合 守備側残り兵数814
- 足軽E、戦闘50の場合 守備側残り兵数765
- 足軽E、戦闘1の場合 守備側残り兵数739
- 足軽S、戦闘100の場合 守備側残り兵数964
- 足軽S、戦闘100の場合 守備側残り兵数931
- 足軽S、戦闘1の場合 守備側残り兵数817
つまり戦闘は直接攻撃時のダメージ、采配は反撃時及び間接攻撃時(騎突含む)のダメージ、適性は両方に影響する。
検証5
早馬回数について
- 采配1の場合 - 早馬回数3
- 采配106の場合 - 早馬回数10
また、
- 采配14の場合 - 早馬回数3
- 采配15の場合 - 早馬回数3
- 采配16の場合 - 早馬回数4
なので、
采配値 |
早馬回数 |
~15 |
3 |
16~30 |
4 |
31~45 |
5 |
46~60 |
6 |
61~75 |
7 |
76~90 |
8 |
91~105 |
9 |
106~ |
10 |
兵科適性について
「烈風伝マニアックス」の足軽ランキングでは戦闘68、足軽Aの武将が戦闘99、足軽Bの武将よりも上に、戦闘98、足軽Bの武将が戦闘65、足軽Aの武将よりも上になっている。
このことから兵科適性が1ランク違うごとに1.456倍の攻撃力の差が出るものと考えられる。この仮説を元に適性と戦闘のみを変化させて検証した結果は下の通り。
1.456倍仮説の検証結果 その1
適性 |
戦闘 |
敵残兵数 |
E |
100 |
768 |
D |
68 |
735 |
C |
47 |
757 |
B |
32 |
768 |
A |
22 |
735 |
S |
15 |
735 |
1.456倍仮説の検証結果その2
適性 |
戦闘 |
敵残兵数 |
B |
100 |
930 |
A |
68 |
926 |
S |
47 |
936 |
この検証からほぼ仮説は正しいものと思われる。
より具体的には兵科適性Sの武将は戦闘値が同じで兵科適性が異なる武将と比べて次の分だけ強いことになる。
- A-1.456倍
- B-2.120倍
- C-3.087倍
- D-4.494倍
- E-6.543倍
----- 追記 -----
兵科適性と攻撃力の関係は1ランク上がるごとに何倍という仕様ではなく、実際は各ランクごとに係数が決まっているようだ。
適性 |
係数 |
S |
13 |
A |
9 |
B |
6 |
C |
5 |
D |
3 |
E |
2 |
BとCでは1.2倍、CとDでは1.666…倍とばらつきはあるが、平均すれば1.46倍程度になるので仮説はほぼ正しいと言える。
最終更新:2025年05月24日 20:51