我らの一対だけは、やらせはせん…… 兄・オーギュスト
一対ってのはな、この世で一番美しいんだ 弟・ギュスターヴ
名前 |
デュアル兄弟(兄:オーギュスト、弟:ギュスターヴ) |
性別 |
双方とも男性 |
年齢 |
20代後半(推定) |
身長 |
約181cm |
体重 |
約83kg(二人分の頭と両腕の分、見た目より少し重い) |
出身 |
泥の街 |
所属 |
カノッサ機関およびスクラップズ |
【容姿】
一つの肉体を共有している双子。胴体一つに、二つの頭と四本の腕を持つ。
向かって右側の頭が兄のオーギュスト。病的に青白い肌にほっそりとした顔つき。落ちくぼんだ目に白く濁り切った瞳。長い白髪を後ろで一つに束ねている。
向かって左側の頭が弟のギュスターヴ。浅黒い肌に顎の突き出たがっしりした顔つき。つり上がった目に爛々と光る黒い瞳。短い黒髪をボサボサに乱している。
本来の腕の位置にある両腕が兄のもので、青白く細い。脇の下あたりから生える両腕が弟のもので、浅黒く筋肉質。
胴体は、180センチほどの身長に、スーツを着ている。スーツは中心から向かって右側が白、左側が黒にカラーリングされており、
ネクタイや革靴も同じように左右で色分けされている。
両側にある胸ポケットには、白地の側が黒い糸で、黒地の側が白い糸で、それぞれ「No.50」と刺繍されている。
四本の腕にはそれぞれ寸分違わず同じ位置に、腕を一周する形で接合手術の跡がある。
エルモ永久凍土の戦いで、
エルフェスにオーギュストの右腕を切断され
一対のバランスを保つために自分たちで残り三本を切断し、手術で繋げたことで生じた。
【能力】
兄が泥を、弟が砂を、身体から絞り出して操る能力。
双方とも、流体・刃物・鈍器など、複数の形態に変形させることができる。
泥のほうは質量が重く、威力は高いが動きが遅い。
砂のほうは質量が軽く、動作は早いが威力が低い。
威力の高い攻撃ほど、発動までにタイムラグがあり、その隙を付かれて泥や砂を発生させている身体部位を攻撃されると
能力の発動がキャンセルされてしまう、という弱点がある。
【性格】
兄・オーギュストは冷静で思慮があるが、神経質でネガティブな面がある。
弟・ギュスターヴは勇猛で体力があるが、粗暴で軽薄、思慮が浅い。
正反対の面が多いが、共に他人を傷つけることをなんとも思わない悪党である点は共通している。
長年共に悪事を働いてきており、よく言い合いをするが、兄弟仲は悪くはない。
また両名とも、光と影・大空と大地・コインの表裏・男と女・善と悪・生と死、などといった、
「一対で存在するもの」に対して美を感じ、興奮する変質的な性癖を持つ。
自分たちの肉体を最も近い一対として認識しており、身体の片側に傷を負えば反対側にも対称になるように同じ傷を付けるなど、
そのこだわりはもはや病的である。
【対人】
六罪王
カニバディールとは、機関加入以前からの知人であり、幾度となく組んで悪事を行ってきた共犯者。彼とは、互いに対等に接している。
機関員に対しては一定の敬意を払っている。
外部の者に対してはそれほど排他的でもないが、敵には容赦をしない。
【戦闘方法】
身体から絞り出した泥と砂を、状況に応じて変形させたり組み合わせたりして戦闘に用いる。主に、泥は鈍器、砂は刃物の形を取らせる。
遠距離では、砂を粒状にしたり刃物にしたりして飛ばし、相手をけん制したり、小さなダメージを積み重ねたり、といった戦法をとる。
砂での攻撃に交えて、泥を飛ばす、といったこともする。
近距離では、動作は遅いが一撃が重い泥による殴打と軽い砂による斬撃を組み合わせた戦法をとる。
流体で扱えば、泥は相手にまとわりついて一時的に動きを鈍らせ、砂は飛び散って相手の目をくらませる効果を発揮する。
チャージを行うことで、大量の泥と砂をそれぞれの口から吐き出して、進路にあるものを全て攻撃する濁流を作る大技を有する。
どの距離においても戦闘手段を持つオールラウンダーだが、基本的に決定力に欠ける。
【備考】
ナンバーズ、No.50を冠する。
出身は
泥の街。幼いころから、悪事を重ねて生きてきた、筋金入りの犯罪者。
一時期は、自分たちを見世物にして日銭を稼いだこともあるらしい。
頭と腕、足はそれぞれ別個の神経となっているが、胴体は感覚を共有しており、ここへのダメージは双方に通る。
最終更新:2019年09月11日 10:44