概要
おしとやかな雰囲気の少女。エゴイストに成り切れない悪役。
自身を吸血鬼カーミラの末裔と名乗っている。
引用
「さあシデロ、月と星の話をしましょう。暗闇と灯りの話をしましょう。
夜の帳が下りた後は、親愛なる者達の憩いの時なのだから」
プロフィール
本名 |
マリヤック・カルンシュタイン |
スペル |
Marillac・Karnstein |
年齢 |
189歳 |
性別 |
♀ |
身長 |
156cm |
体重 |
23kg |
種族 |
吸血鬼 |
趣味 |
カーミラの真似 |
特技 |
煌血術・翠銀、相手をイラつかせること |
宝物 |
カーミラ |
天敵 |
水、太陽、銀、シデロ |
将来の夢 |
カーミラの復活 |
好きな色 |
薄荷色 |
好きなもの |
ソフトクリーム、素敵な女の子、カーミラ |
嫌いなもの |
油っこいもの、偏屈な老人 |
二つ名
【翠銀】
【翡翠焔の吸血鬼】
所属
なし。
エヴェンハイムの夜を彷徨っている。
詳細
「Marillac(マリヤック)」は「Carmilla(カーミラ)」のアナグラム。
かつて愛した人の名を名乗っているだけで、本名は別にある。
性格
ミステリアスでおしとやかで掴みどころのないお嬢様の風体。
明らかに何事を企みながらも、その内容は決して悟らせない。
人を困らせるのと物を燃やすのが大好きな困ったちゃん。
レズビアン。
吸血鬼
後天性の吸血鬼。
14歳の時に“
魔銀”に噛まれたことで変貌。
200歳も近く、吸血鬼の中でも一際長寿と言え、その分力も強い。
習性
かわいい女の子と友人になり、蜜月の時を過ごす中で少しずつ喰らっていく。
思春期の少女の心の隙間に入り込むのが得意。
私に眼を付けられるなんてなんて可哀想な子、とか思いつつも食うものは食う。
小食。素敵な女の子以外はあんまり食べない。
生活
悩みの少ない生活が望み。
反吸血鬼団体に自ら取り入り、検体として血液を提供する代わりに見逃して貰っている。
能ある鷹は爪を隠すタイプだが、舐められた相手に容赦するほど優しくもない。
正体
本名ヴァネッサ・シェフィーナイルド。良家のお嬢さん。
ある日家を訪れたマリヤックという少女と友人になり、かけがえのない時間を過ごした。
しかしある夜、彼女は“
魔銀”の眷属にされ、吸血鬼の身となってしまう。
次に目覚めた時には、マリヤックの姿は忽然と消えていた。
ヴァネッサは、たった一人で、誰にも告げず、すぐさま彼女の行方を追った。
吸血鬼の身も、家族の愛情も、彼女への想いと比べればどうでもいいことだった。
いつしかヴァネッサは本名ではなく、彼女の名『マリヤック』を名乗り始める。
卑しい吸血鬼としての生に身をやつし、かつての己に別れを告げて。
ヴァネッサが吸血鬼として世を流離い始めてから8年の月日が経った頃、彼女はついにマリヤックの足取りを掴み、己が遅きに失したことを知る。
彼女の真の姿である女吸血鬼カーミラは、既にこの世にいないという事実と共に。
己の預かり知らぬところで、全ては終わりを迎えていた。
その頃には、ヴァネッサ・シェフィーナイルドを知る者は最早この世に一人もいなかった。
失意と絶望に呑まれたヴァネッサは、やがて彼女の模倣を始める。
伝え聞いたカーミラの所業と、共に過ごしたマリヤックの記憶を元に、
『理想の吸血鬼』としての偶像を作り上げ、それに従うよう振る舞い続ける。
ヴァネッサの心には、愛しいマリヤックへの憧憬が常にあった。
吸血鬼として振る舞う最中、彼女の情動は衰えることなく彼女を蝕み続けた。
自らを慕う幼気な少女を毒牙にかける度、彼女の良心が責め苛む。
家族に、友に、マリヤックに愛を育まれた彼女が、カーミラのような怪物になれる訳がないのだ。
冷淡な怪物であろうとする彼女は、沸き立つ自らの感情に翻弄されながらも怪物の真似を続けた。
既に自分が何をやりたいのか分からなくなっていた。
何故生きているのかも分からなくなっていた。
そこに佇んでいたのは、己が誰かも見失った哀れな吸血鬼、マリヤックに過ぎなかった。
見果てぬ夢
カーミラにもう一度会いたい。そのためなら何を犠牲にしても構わない。
そう心中で唱えていながらも、彼女は非情になり切れるほど残酷な娘ではなかった。
本心は、いい加減疲れ切って、カーミラに(愛しい誰かに)最期を看取ってほしがっている。
寂しさが怖すぎて一人で首をくくれない。
煌血・翠銀
「煌血……翠銀」
能力:着火。
血液を媒介に翠色の炎を発火させる。
対象にできる血液は視認できるものまで。
また、炎を凝固して固形にすることもできる。
固形の炎は何かに触れるとそこから解れて炎に戻る。固形を保つ事も可能。
血液を発火させる。燃え盛る炎は翡翠色に煌めいている。
生み出される炎は自然の炎と全く同質のものであり、木で燃え盛り、水で鎮火する。
相手の傷口に現れた血を発火させることもできる。
相手の体内に自身の血液が移動したなら、内部からの発火も出来る。
先端の熱された槍を用いて攻撃する。雨のように射出することや、直接つかんで振り回しもする。
槍は血液で構成されているため、翠焔で発火させることが出来る。
差し込んだ相手の内部で燃焼させることもできる。
自身の周囲、あるいは鉄の処女からなら何処へでも投射が可能。
対象を鉄枷で捕え、鎖に繋ぐ。
枷は熱を伝え、拷問具としての役割を持つ。
鎖に繋がれた鉄球を生成し、投擲する。
鉄球は単純な質量兵器として扱える他、弾けて爆弾にもできる。
相手の周囲に吊り篭を出現させ、相手を捕らえる。
籠は熱を持ち、相手の身体を焦がす。
鎖に繋がれたアイアンメイデンを鉄球のように振り回し、投げつけての攻撃を行う。
メイデンは翠焔で爆焔(爆破)が可能な他、内部に閉じ込めての焼殺も可能。
アイアンメイデン型の爆弾。
メイデンの内部には翠炎で造られた槍が詰まっており、爆破と同時に周囲へ炎の槍が拡散する。
炎の槍は穿ったものを融解させ、“薪”として翡翠の焔で包み込みながら炎を広げる。
万象が翡翠色に染まるまで、際限なく広がり続ける悪夢の炎。
エピソード
カーミラの面影を持つ少女、シデロに接近する。
最初は軽く遊んで終わりのつもりだったが、何時しか彼女に心から惹かれ、しかしシデロ本人がカーミラ復活の触媒となり得ることを知ってしまった。
やがて降霊術を会得したマリヤックは、シデロを触媒にカーミラを現世に召喚する。
しかしカーミラは死の間際、ローラに恋する乙女のまま甦り、マリヤックに眼もくれぬまま彷徨う。
クリスタ・ベルにカーミラを打ち取られた後、シデロに止めを刺すよう懇願するも聞き入れられず、
シデロによって未練を思い起こされ、失意の中で殺害される。
その後は灰を喰らったシデロと同化し、彼女の中で死にながら生き続けている。
「貴女なんて、死人に捉われたまま、無様に生き続ければいい。
死んでいった輩に。“先生”に。ハルヴァニィに。アドラに。私に。
一生想い出に焦がれたまま、もがき続ければいいんだわ」
関連人物
愛しのあの人。
ただ一人自分をわかってくれた人。
もう一度会いたいあの人。
愛人。仇敵。恋人。触媒。未練。嫌悪。憧憬。侮蔑。好き。嫌い。
殺されたい。絶対に殺されたくない。殺したくない。殺したい。
蒼い炎が素敵。でも本人はそんなに好きじゃない。
かわいくもないし気品もないヒス女。おまけに寒い。相性最悪。
爆発すればなんでもいいだけのおこちゃま。
邪魔だなあ。
何人のものに手だしてるわけ?
炎は浄化、という価値観は面白いけど、的は得ていないと思う。
出張先
β版にちょっとだけ登場。
ΩΩに参戦。
マリアンヌちゃんとマリマリマーダーコンビを組んだ。
台風みたいな殺戮者コンビと数戦して生き延びたので強い。
参照先
最終更新:2025年06月25日 23:02