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悩【にんげん】 ◆VF/wVzZgH.


ガチャリと、音を立ててドアが開く。
そこから現れたのは美樹さやかと、今正に傷が治りつつある──新しい服に着替えたらしい──脳噛ネウロであった。
まさに化け物級という例えが相応しい程の速度で治っていく彼を見て、大道克己はニヤリと口角を吊り上げる。

「ハッ、ある程度予想しちゃいたが、想像以上に化け物だな、アンタ」
「当たり前だ、貴様のような中途半端と同等に扱うな、我が輩は生まれつき魔界の住人、魔人だぞ」

克己の皮肉に一切怯まず返したその言葉に最初は“人間”であった"さやかと克己は眉を潜め、しかしそれに構うことなくネウロは真っ直ぐにこの場にいるもう一人の“化け物"の元へと歩を進める。

アンク、と言ったか。貴様がヤコの荷物を持っているな、寄越せ」
「フン、渡しても良いが、中身は大したもんじゃないぞ。それとも、案外お前も、こいつと同じようにお友達の遺品くらいは持ってたいって口だったか?」
「笑わせるな、御託は良い、さっさと寄越せ」

半ばふんだくる様にアンクからデイパックを受け取ったネウロはまさかこの用途でお前を頼ることになるとは、などとぼやきながら、ヤコの携帯を取り出した。

「携帯?そういえばここって電波通るのかな……っていうか何その髪の毛のストラップ!趣味悪!」

思わずさやかがそんな言葉を口走ってしまうのも無理はない。
その携帯についていたのは──何故かとても毛並みの良い──毛の束であったのだから。
一風変わった、などと説明づけるのも困難なほど、それは異様なストラップであった。

「ほう、やはりそれが普通の反応か。そういえばヤコ以外にお前を見せるのは初めてだな、“アカネ"?」
「……アカネ?誰?」
「何を言っている、目の前にいるだろう?」

さやかはキョロキョロと周りを見渡すがアカネなる人物は見当たらない。
克己とアンクはしかしもう勘づいているのか、意味深な笑みを浮かべていた。

「ちょっとネウロ、適当なこと言って私のこと惑わそうとしてるなら……ってえぇ!?」

周りの状況にいまいちついていけていなかったさやかが声を荒らげようとして、しかし目の前の光景に言葉を失う。
そこにあったのは、先程趣味が悪いと称した髪の毛が、怒り狂っているかの様に乱舞している姿だったのだから。
感情があるのだとすれば、先程のさやかの「趣味悪い」という発言に怒っているのだろうか、そう考えれば少し可愛いものである。

「だから言ったろう?“目の前にいる"と。さて、アカネ、怒るのも結構だがそれより今は貴様に聞きたいことがある」

乱舞するのを抑えて、髪の毛──ネウロ曰く「アカネ」──がネウロの次の言葉を待つ様に沈黙する。
その様子を見て、ネウロは携帯のメールフォームを開きながら、囁く様に言った。

──ヤコの死の瞬間の状況と、下手人の特徴を教えろ、と。

それを受けてプチプチと慣れた様子で──しかしアポロガイストに少し切られた分少しぎこちなく──携帯のボタンをプッシュしだすアカネを見て、克己は思わず感嘆の声を漏らす。

「ほう、腕がくっついたと思えば今度は生きてる髪の毛か、とことん常識破りだな」
「弥子から聞いて知ってはいたが……、ああまで自在に動けるとはなぁ」
「二人とも、驚かなさ過ぎでしょ……、髪の毛が動いてんだよ?」
「死体がこうして動いてるんだ、今更髪の毛が動いたところで驚きようが無いだろ」
「それはそうなんだけど……」

言われてしまえばその通りなのだが、しかしさやかには納得することが出来なかった。
特殊な技術や魔法によって死体が動くからといって、魔人の力で髪の毛が動くことはそうまで何ともないことなのだろうか。
不可思議がどんどん当たり前になっていくことへのモヤモヤを上手く消化する事も出来ぬまま悶々とするさやかだが、そんな時、ネウロがほうと声を上げた、かと思えばいきなりクツクツと笑い出した。

「どうした、何かわかったか?」
「クク、アンク、貴様確かワイルドタイガーにメダルを奪われた、といったな?」
「……あぁ、野郎、俺がグリードだからか、最初の会場の時とはまるで別人だったぜ」
「フン、仕方あるまい?実際、他人なのだから」
「ハァ?」

意味がわからない、といった顔をするアンクに、ネウロは画面を見せる。
そこには確かにワイルドタイガーのアーマーの特徴、及び“彼”の正体、怪物強盗サイの名と、彼の行った行為が如実に書かれていた。
──ネウロがアカネを弥子に持たせた理由に今回の様な、弥子が死んだ際に自身が下手人を特定し“お仕置き"する為というのがあるのかは定かではない。

だが結果として彼女は弥子殺害の瞬間において唯一の目撃者であり、用心深いサイを以てしてその存在を把握する事は叶わなかった。
あろうことか彼はこの髪の毛を単なる護身用にネウロが持たせた魔界道具だとでも思ったか、全く確認することなくアンクの下に向かってしまったのである。

──無論、悪戯好きでネウロに挑戦を挑み続ける彼の事である。アカネの存在に気づいた上で、ネウロに下手人は自分だと伝えるために敢えて証拠を残した可能性も、否定できないが。

「フム、怪盗サイ……、予想はしていたがなるほどあの子虫め、どうやら本当にきついお仕置きをせねばならない様だ……」

そして彼に対し、ネウロは、サディスティックな笑みを浮かべながら、心の奥で今まで感じたことない様な深い怒りを感じていた。
自身がこの地上で熱心に調教したボロ雑巾、桂木弥子
以前にも一度弥子を人質に取られた際それを殺した場合にどうなるか、などとサディスティックに笑っていたが、今はそれが実現してしまったのである。

その笑みにその時の様な愉悦は感じられず、それ以上の復讐の炎が燃えたぎる。
そんな彼に呼応するかの如く、手に持った携帯についている髪の毛、アカネも逆立つ。
彼女にとって弥子は大切な友達だった。

言葉も通じないのに遊んでくれた、トリートメントしてくれた、勉強を教えた──何気ないことだが、しかし確かに彼女の不思議な日常の中心に、弥子はいた。
それをどんな理由があったにしろ殺したサイへの怒りは、彼女を燃えさせるに十二分だった。

「怪盗サイ……か、とことん舐め腐りやがって……!」

そしてメダルを奪われたアンクもまた、怒りに燃える。
ワイルドタイガーの姿を驕っていた事など、アンクにとってはどうでもいいが、杏子を箱にして殺した際に奴は、俺は殺し合いに乗っていない、と言った。
それならば捨ておいてもよいとも思ったが、自身に直接手を出しメダルを持って行き、弥子をも殺した現状では話が違う。

奴がネウロに狙いを定めてそれを超えるために自身のメダルを使おうとしているというのなら、それを利用してやる。
ネウロと共に行動していれば、奴は変装など捨ておき戦闘を仕掛けてくるだろう、不意打ちを用いようが、それは確実に訪れる。
なればその時こそ自身を欺きメダルを奪った大罪のツケを払わせる時である。

再生能力が人間離れしているだかなんだか知らないが、所詮グリード態になった自分には遠く及ぶまい。
メダルを取り返し、この状況で好き勝手やったツケを払ってもらわねば、自身の気が済まぬ。
鳥の王たる彼もまた、今この状況では自身のために外道に怒りを燃やすのだった。

「怪盗サイ、許せない……!タイガーを、ヒーローを何だと思って……!」

そして、サイという存在を少しでも聞いていたさやかは、何よりそんな犯罪者がワイルドタイガーの名と姿を驕っているという状況に怒りを示していた。
最初の場で主催者に対しああまで真っ直ぐに敵意を示した英雄、ワイルドタイガー。
昔にテレビで見ていたヒーローそのものの様な彼の事を貶めようとする悪の存在が、さやかには許せなかったのだった。

「そうカッカするな、さやか。にしても怪盗サイか、少し興味深いな」

意識外から降ってきた様な声に、さやかはハッとする。
カツリ、と一歩進んで声の主、克己がニヤリと笑った。

「常人離れした回復力、身体能力、そして顔を変幻自在に変えられるその特異性……、NEVERにいれても良い程の飛び抜けた能力だ」
「はぁ?何言って──」
「あくまで“能力は"だ。美術品を盗む程度ならともかく、自身のルーツに近いものを感じた人間をミンチにして箱に詰める様なイカレ野郎、俺の仲間にはいらん」

今度はふざける様子も無く、克己は言い切った。
彼が仲間であるNEVERに求めるものは、死人であること、以上に自身が持っていない個性を持つ事である。
確かにサイの個性は強烈だが──サイ自身は自分が分からないからそれを探すための犯行だといいきっているらしいが、正直これ以上強烈な個性は中々無い──しかしそれは克己の求める個性ではない。

財団の男──加頭順──やヴィレッジのプロスペクトと同様に、憎むべき敵とすら言えるサイを、その能力は買っても彼の内面を評価する気にはなれなかったのであった。
それを受けてさやかも溜め息をつき、全くめんどくさい奴、などと思いながら口を開く。

「確かに、凄い能力だよね、文字通りの化け物。この力を手に入れてなかったら……こんな体になってなかったら、戦おうなんてとても思えな──」
「ほう、サイが化け物だと?」

背筋が凍る思いがした。
びくんと跳ねながら振り向けば、そこには目を見開き耳まで裂けているのではと思うような邪悪な笑みを浮かべたネウロがいた。
いつの間に、などと思いながらさやかはしかしネウロの言葉に疑問を投げかけていた。

「だって、化け物でしょ、どう考えても……。怪力も回復力も、変装能力もそうだけど、何より他の人間なんてどうとも思ってない様な身勝手な犯行……!化け物じゃなかったら説明がつかないでしょ?」
「フム、なるほど。サイに対する考えは最初の頃のヤコのそれに似ているな……、まぁいい。それよりも、奴はどうなろうと化け物ではない。礫器とした、人間だ」
「はぁ!?言うに事欠いてアンタ一体何を……!」

さやかは思わず声を荒らげる。
化け物ではない、というだけで納得が出来なかったが、それどころか、言うに事欠いて人間とは!
まるで理解できない、といった様子で彼女は怒りの表情を浮かべていた。

「フム、貴様は何か勘違いをしているようだ……。丁度いい機会だし、ついでに貴様に聞いておこう。
“貴様にとって、人間とは何だ?"」
「は……?」

理解が出来なかった。
いや、勿論質問されたことが何かは分かっている。
だがそれでも理解できない、そしてわからない。人間とは何かなど、人間の定義など。

問いに困惑し答えが見つからず模索するさやかを尻目に、ネウロはしかしその様子に満足げな表情を浮かべた。

「それだ、サヤカよ。人間とは自身が分からないこと、出来ない事に対して、必死に努力できる。強い向上心と、そしてそれを成し遂げられる強い意志を持っている。
それこそが我が輩の食料、謎を生み出す原料であり、魔人に無い、人間の利点だ」
「そんな、でもだからって……」
「……何度も言う様に、我が輩は魔人だ、魔界の住人だ。魔人は生まれついて身体能力や頭脳に大きな個体差が生じる。
故に努力を早々に諦め、上には敵わないと悲観し続ける人生を送る。だが人間は違う、個体差などたかが人生の千分の一、或いは万分の一にも満たぬ程度の努力でたやすく覆る。だから人間は面白いのだ」

思わず熱く語るネウロに、さやかは言葉を継げない。
物理的に口を挟む瞬間が無いのではない。
ただ純粋に、ネウロの、魔人なる存在の語る“人間"について、何も自分が付け加える事も、批判する事も出来ないのである。

「故にサヤカよ、怪盗サイは人間であり──、そして同時にお前も、人間なのだ」
「な……、でも私は──」
「異論は認めぬぞ、サヤカ。一体何が人間でないというのだ、悪を倒さんと努力が出来、外道に怒る事が出来、他者の為に悲しむ事が出来る。どれも我が輩の見た、“人間”そのものだ」

言葉が、出なかった。
私が……人間?
そんな筈無い、だって……だって、こんな体なんだよ?

魂は小さい石ころになっちゃったし、痛みだって消しちゃえる。
こんな私が……人間?

俯き思考するさやかを構うことなく、ネウロはまたも笑う。
サディスティックないつもの笑みでなく──例えるなら小動物を見守る様な──どこか喜びのこもった、笑みを。

「悩め、サヤカよ。そうしてあのどうにも役に立たぬだろうと見限っていた我が奴隷は、我が輩が目を見張るほどに成長して見せた。
貴様はヤコともサイとも違うが……しかし確かに人間だ、我が輩が保証してやろう」
「そんな事……」
「悩め、そして自分で納得の出来る答えを見つけられる様、望む自分になれる様努力をするが良い。そうして努力し奮闘する姿、見ていて実に好ましい。
我が輩を驚かせてみろ、サヤカ。貴様は、人間は確かに、それができる可能性を秘めている」

我が輩からは以上だ、と言い残して、ネウロはそのままクルリと背を向けた。
さやかに色々言うだけ言っておいて後はほっぽらかしである、文句の一つでも言いたい気分だ。
だがそんな気持ちがすぐに消え失せるほど、ネウロに言われた言葉は衝撃であった。

人間とはなんぞやなどと、哲学めいた問いは、当たり前ながらさやかは一度も自身に問うた事が無かったのだ。
この体になった時点で、他の、“普通の”人間と異なった時点で、自身は人間ではないのだとそう漠然と思っていたのである。
だがネウロにああ言われた瞬間、その反論は露と消えてしまった。

魔法少女だとか元人間の死人だとかではなく、生まれついての、完全な“人ならざるもの”から見れば、自身もまだ人間だという。
自分は果たして未だ人間なのか。だが少しでも人間と異なってしまったと後ろめたい感情を抱いた時点で、自分は人間だと胸を張れないのではないだろうか。
いや或いはこうして悩み答えを模索する行為それこそがネウロの定義する“人間”ではないのか。

またも頭を痛める彼女だが、そんな彼女を横目に、ただひたすら二人のやりとりを見ていた克己は、思考する。

(よりよい自分になる為に、努力する事が出来るのが人間、か……)

先程のネウロの言葉の中に幾度と無く出てきた、努力という単語。
それを考えるなら、果たして自分は人間であると言えるのだろうか。
確かに自分は明日を目指して生きている。

しかしそれは自分でも分かっている程にただの足掻きであり、運命への無駄な抵抗だ。
明日新しい何かを探したいだとか自身の可能性を追い求めるだとかの努力は、当の昔に置いてきた。
それだけでなく、今も確実に、自分から大切な何かが消えていく気がするのだ。

この徐々に消え行く記憶が、自身の最後の足掻きすら奪った場合、自分は問うまでもなくただの化け物へと成り果てる。
段々と確実に心が化け物になっていく存在を、人間であると胸を張って言える筈も無かった。
だが、と克己はふと思う。

これを口に出せば、きっとさやかは言うのだろう──お袋の様に──お前は人間だ、と。
自分自身、まだ自分が化け物に成り果てたと言うつもりは無い、最後の瞬間まで、残った“人間”に縋らせてもらう。
だが、何故か思うのである。さやかと自分には、超えようの無い人間と化け物の壁があると。

(さやか、もし、もし俺が正真正銘化け物になったなら、その時はお前に──)

その思いは、未だ頭を痛める少女には、届かなかった。


さやか、克己の両者から少し離れた地点で、アンク、ネウロの二人は壁に背中を預けていた。
元々疲労の大きい二人だ、休める内は少しでも休んでおきたい気持ちが強いのだろう。
そんな中、アンクは笑い飛ばす様に口を開いた。

「ハッ、人間だどうだ……下らないな」
「そういえば貴様も生まれついての“化け物”だったか、アンク」
「フン、自分が化け物だろうと人間だろうと興味は無い」

アンクの言葉には嘘は含まれていない。
ただ、彼は命に興味があるだけなのだ、それさえあれば自分が人間だろうと魔人だろうと全く関係ないと、彼は考えているのである。

「そういえば、あの女に随分と入れ込んでる様だが……、魔女については教えなくていいのか?」
「……何故我が輩が知っていると?」
「杏子のソウルジェムを随分熱心に見てたんでなぁ」

先の弥子のデイパックを受け取った後一応他のものも目認はしていた。
その時確かに魔界の障気の詰まったビンと同じくらいにその赤い石の事も目に留めていた。
だがそれを含めてもデイパックを見たのは時間にして二秒。

その中で自分の目先を追えるとは──。

「なるほど、流石の鳥目、という奴か、だが貴様は勘違いしている。我が輩がサヤカにショックを与えない為に魔女化の事実を話さなかったと思っているな?」
「……」

沈黙。
肯定なのかはともかくネウロは続ける。

「我が輩は俗に言うドSだ、だが我が輩遊べる玩具は長く遊ぶ趣味でな、一気に負荷を掛けて玩具を壊す趣味は無い。
元々不安定なサヤカの心を適度に痛めつけ、それが治って前より強くなればまたギリギリの負荷をかける」
「ハッ、あいつの心はどこまで行っても魔女の真実には耐えられないと思うがな」
「なれば所詮そこまでだった、という事だ。我が輩とて壊れた玩具で遊ぶ趣味は無い。だが、人間としての在り方をああまで考えるのはサイ以来だ、実に興味深い」

またもどこか嬉しげに笑ったネウロは続ける。

「もちろん我が輩が無理に負荷をかけるまでもなくこの場では様々な負荷が心にかかるだろう、魔女化についても、案外早く知る事になるかもしれん、その時に奴の心が壊れても……我が輩の知ったところではないがな」

冷たい言葉、だがその表情には一体どうなるのかという様な期待が浮かんでいた。
期待していなかったが故に自然の流れに任せ結果長期的な成長を見せた弥子。
彼女の成長も目を見張るものがあったが、この場で流れに任せているわけにも行かない。

成長を望めると考えたさやかには、多少強引だろうが負荷をかけ、その進化が見たい。
そうネウロが考えてしまうほど、今のさやかは可能性に溢れていた。

「フン、まぁあの女がどうなろうと、俺には関係ない、それより──」

アンクが言うより早く、ネウロはデイパックより杏子のソウルジェムを取り出す。
その表情を見て、アンクはまたニヤリと笑って、しかし瞬時にそれを止めた。

「見て分かったとは思うが、このソウルジェムは少し黒ずんでる」
「フム、時間経過でほんの少しずつ黒ずんでいってる、と言いたいのだろう?」
「……フン、お前も中々の目をしてるらしい」

そう、そのソウルジェムは、ほんの少し、ほんの少しだが、杏子が死んだその時より、ネウロが確認したその時より、黒ずんでいる。
ネウロが先程目を奪われたのは、正にその少し黒ずむ瞬間を見てしまったからに他ならない。
そして、ソウルジェムが少しずつでも黒ずんでいくというのは何を意味するかといえば──。

「問題は、魔女がこの状況で現れるのか、だな」

そう一番大きな問題はそれである。
杏子の意識がソウルジェムの中で目覚め、この状況に絶望して行っているのか、或いはメダルの供給が無い故に時間経過で黒くなっているのかは分からないが──。
しかし現状確かにソウルジェムが黒ずんで行っているというのは事実であった。

そしてそれだけならともかく、ソウルジェムが完全に黒に染まったとき、現れる魔女が、この場でどう扱われるのか、それが頭を悩ます要因なのである。

「魔女が出現するのにもやはり相応のメダルが必要なのか、あるいは魔女だけは特別扱いで時間経過で無条件に出現するのか……」
「どっちにしろ、杏子は戦力になる。完全に黒に染まるその瞬間まで、これは割らないでおきたい。
……それに何より、試してみたい事もあるしな」
「フム、首輪無しで蘇生することが出来るのか、出来た場合メダルの制限等はどうなるのか、か」

そう、この場には、ネウロの様な特殊な状況を除いても、通常の生命活動に必要不可欠な部分、首を落としてもそのあとに蘇生する事の出来る存在が、それこそわんさかといる。
魔法少女もその一例だが……、何より、本体が一枚のコアであるとも言えるグリードもその一つなのだ。
もしも首輪を無くしてメダルシステムの呪縛から解き放たれるなら、出来る奴は望んでやるべきだといえる。

しかしそもそもの話、この場そのものにメダルシステムを使用しないと能力を行使できない様な制限がかかっていた場合はこの限りではない。
寧ろメダルが首輪から供給されず、常にメダル残数0の状況を強いられるのである。
これでは生き返り損である。

故に、杏子という身近にある存在を用いて、一度試してみたいのだ、首輪が無い場合に、参加者の扱いは一体どうなるのか。
制限がなくなりより強い味方になるならそれでよし、メダルシステムの弊害で何もできない一般人に成り下がるなら──。
首輪が再度調達できるまで、残念だがまたソウルジェムの中で眠っていてもらうしかあるまい。

冷酷な判断だが利己的に生きるグリードらしい判断である。
だが一方でこの作戦はハイリスクハイリターン、つまり当たればおいしい作戦とも言える。
杏子がこの場にいて選択の余地を与えたならば、きっと迷わずこの作戦を実行しただろうことを付記しておく。

それをも踏まえてアンクがこの作戦を考えたかは、本人に聞いても確かなところは出ないだろうが。

「だが、貴様も分かっての通り、サヤカは頼れまい?」

現状、一番身近にいる、強力な回復能力を持つ参加者である、さやか。
彼女の力を使って杏子を治すのは、メダルが足りないのはもちろん、本人の強い拒絶があった為に選択肢から外されていた。
それでも彼女がソウルジェムを割ろうと強く主張しないのは、アンクより聞いた杏子のこの場でのスタンスが、主張が、自身の想像しているものとあまりに異なっていたからである。

飄々と、何のことも無いように人の命を見捨てる彼女と同一人物と思えないほど、聞いた限りのこの場での杏子の行動は余りに見返りを求めておらず。
……まさに彼女が否定した、巴マミのような“正義の魔法少女"然した行動といえる。
そして彼女の最後も、アンクと弥子を逃がすために青年に変装したサイと戦い、敗北し箱詰めにして殺されるという、何とも酷たらしいものであったこと。

それが、サイに対し怒りを抱いていた現状、さやかに杏子への少しの同情を生んでいたのも、その一因である。
しかし、さやかは自分の見た彼女の冷酷さを、彼女に与えられた痛みを、彼女自身の憧れる先輩への侮辱を、断じて忘れるつもりは無い。
それにこの場での行動もアンク達をだまし、サイと組もうとしたところで交渉が決裂し、死んだだけなのかもしれないと現在も疑っているのである。

これらの理由から何時でも破壊できるソウルジェムを所持することは構わないが、杏子の回復は率先しては御免だ、という彼女のスタンスが成ったのであった。

「あぁ、杏子からあいつへは随分ご執心な様子だったが、さやかからはそうでも無かったらしい」
「……本当にそれだけだと思うか?」

だがここで疑問が浮かぶ。
アンクが杏子から聞いた話によれば、随分と杏子はさやかに入れ込んでおり、この場でも一番と言っていいほど心配していた。
無論、さやかも言っていたように双方のファーストコンタクトの印象が最悪だったとも、杏子は言っていたが、果たしてそれだけの理由で、双方の相手への考えが、ここまで異なるものだろうか。

「我が輩、何度も言うが人間ではないのでな、人間の感情の些細な機微はよくわからん。だが──」
「そんなお前を以てして、この二人の感情の行き違いは無視できない、と」

ネウロは何を言うでも無く沈黙で肯定する。
実際の所、アンクも、今までにもこの場に来てから幾つか違和感を感じる瞬間を経験している。
そもそも片割れの自分が未だ生きていることや、映司の攻撃的すぎる自分への態度。──これに関してはアンクとて唐突すぎたが故違和を感じたが、将来的にそうなる事には何も感じていないが──。

そして、他でもない現在会話しているネウロの話にも、アンクは少し違和感を覚えた。
中でも特に大きい差異は、弥子の話ではサイは未だ逃げ回り続け世間を騒がす怪物の筈が、ネウロの話ではシックスなる謎の人物にその身柄を拘束され、長いこと経つのだと言う事だ。
これや、さやかと杏子の感情の行き違い、これらを踏まえて導き出されるのは──。

「やはり、連れてこられている瞬間が異なっていると考えるのが普通か」

参加者毎に、連れてこられた時間軸に差が生じていると考えるのが、妥当だろう。

「そうだとすれば、真木の奴、厄介なことになってやがるな」
「あぁ、だが関係ない。奴が時間を自在に操れるとしても、そのどれの時間軸でも、我が輩は奴を砕くまで」

ふざける様子も無く言いきったネウロに、アンクは何が気に入らなかったか鼻で笑い飛ばす。
それを気にする様子も無しに、問題は山積みだな、としかしどこか楽しそうな表情を浮かべるネウロは言葉を続ける。

「取り敢えず、今の段階でこれに気づけたのは大きい。これの対策は後々じっくり考えるとして……」
「あぁ、今はともかく、行動、だな」

もう充分といわんばかりに壁から体を離した両者は、そのまま克己たちの元へ歩きだす。
今後の方針を、考える為に。


四人は、今後の方針について語り合っていた。
ネウロとしては障気を一旦吸えた為、メダル消費が落ち着き、腰を据えて話し合う時間が出来た今のうちに今後について大まかにでも決めておきたかったのだ。
何気なく自分の行きたい方向を話しつつ、ネウロはその裏で思考する。

(アンク……頭も回るが何よりも……、グリードであり多量のメダルを持っている、か)

彼が思考するのは先程も話していたアンクの事。
会話していて思ったが、彼はかなり頭が切れる。それこそネウロも油断ならぬ程に。
だが彼がそれ以上に思うのは、彼の体が結局メダルで構成されている、という事である。

(現状は裏切る理由もないから我が輩に楯突く意味はないと分かっているだろうが……しかしいつかは対処せねばならぬな)

ネウロが危惧しているのは、彼のスタンスである。
彼は対主催か、殺し合いに乗っているのか、と問うた際、こう答えた。
負けるつもりは無い、と。

先程確認して思ったが、間違いない、彼の首輪の赤に金の丸印がついているのは、リーダーの証だろう。
彼は自分の持っているメダルの詳細を語ろうとはしなかったが、恐らく現状赤系のメダルを一番多く持っているのはこのアンクであるという自分の推理は、間違っていないはずだ。
そしてここで彼のスタンスが問題となってくる。

現赤リーダーが負ける気はない、と言っているのだ。
リーダーでないなら死にたくない、程度の意味で済むが、自分の陣営について負けたくないなどと言うならば、積極的に殺し合いには乗らないだけで、先を見据えればゲームに乗る可能性を秘めているといえる。
もしもこの男が敵に回ったならば、その時は自分も頭脳面で裏をかかれぬ様油断は出来ない。

頭脳対決、という面で言えば、彼が地上に来てから最強の敵になりうる可能性が確かにあるのである。

(それに何より……、こいつの体は大量のセルとコアのメダルで出来ている。非常食、というわけには行かないだろうが、戦力増強の際に選択肢の一つとして捉えておく必要があるか)

そう、何よりも、彼の体を構成しているセルメダルと、コアメダル。
それを手にする事が出来れば、当たり前だが自身の戦力はこれ以上無く増大し、メダル切れの心配は、長い事せずに済むのである。
故に場合によっては卑怯と罵られようと彼はアンクを殺しメダルを補充する算段を立てていた。

現に、ネウロの首輪の中にあるコンドルメダル。
それはアンクのものであるとネウロは分かっているが、アンクに易々と渡すつもりは無い。
敵になりうるかもしれない存在の戦力を増やす様な愚策を、彼が簡単に取るわけも無かった。

(アンクよ、我が輩貴様にも進化の可能性を見いだしているのだ、あまりがっかりさせる様な結果には、ならない事を祈るぞ……)

そんな自分勝手な思考を重ねるネウロの横で。

(とでも、やはりネウロは考えているだろうな……、俺は一体どうするか……)

と、思考するのは克己である。
彼もまた、今のアンクの不安定なスタンスに頼って仲間だ何だとのたまうつもりは無い。
ネウロが自分と同じようにアンクのメダルを補給源として考えるだろう事まで、予想済みである。

問題は、自分はその状況が訪れた際、どうするか、である。
自身もさやかも、どちらかといえばメダルを食う性質(タチ)である。
このまま時間経過でメダルが切れ死ぬなどというのは勘弁願いたい。

だが、だからといって弥子の死に複雑な表情を見せていたアンクをただのメダルの塊として殺せるほど、克己は悪魔ではなかったのである。
理想としては、なるべく殺したくはない。
だがそれで自分が死ぬなどというのは論外だ、未だ自分は何も成し遂げていない、何も残せていない。

そんな現状で死ぬのだけは、克己は絶対に嫌だった。

(悪く思うなよ、アンク。グリードとしてこの場に呼ばれた以上、今のお前の体は魅力が多すぎる)

苦しいながら自分を納得させる様な考えを抱いた克己の正面で。

(……とでも、こいつらは考えてるんだろうが、そう簡単に殺されてたまるか)

思考するのはアンクである。
こいつらが、正確にはさやか以外の二者が自分をメダルの補給源として捉えているだろう事は容易に想像がつく。
だが、アンクとて生き延びてやり遂げたい事があるのだ。

こいつらにどんな事情があるにせよ、自分の身に比べれば最早比べるまでもなかった。

(それに、俺の体はちょっと特殊でな……、他と違って“俺”は“右手だけ”なんだぜ)

そう、それが今の状況でアンクの持ちうる最大の切り札。
ネウロは見たところ、人間の可能性をこれ以上無い程までに評価している。
なればそれを利用するまで。

自身の右手以外の体は、泉信吾というまるっきりの人間である。
無論、メダルが同化しつつある現状まるっきりとは言い切れないかもしれないが、それでもメダルの塊である自分などよりはよっぽど人間であり、ネウロの言う人間の定義に当てはまるだろう。

(もちろんこれはその時まで教えないがな……、色々考えてるのがお前らだけだと思わない事だ)

簡単に消えてたまるか。
その一心で周りの人間への殺意を見抜かれない様に三者が抱く中で。
彼女だけは、美樹さやかだけは、純粋に周りの人間を仲間と信じていた。

いや、正確に言えば、それを考えるより大事な事を考えているために、そこまで考えが回っていないのかもしれないが。

(私が人間……、でもそれでも今の私が、恭介に胸を張って人間として想いを伝えられる?)

相も変わらず彼女の悩みの種は先程のネウロの言葉であった。
自身を人間として認めると言い切ったネウロ。
その言葉に甘えたいのは山々だが、しかしそれで自分に納得が出来るかといえば、それは話が違うのである。

(それに佐倉杏子も……、私が戦ったあんたと、ここにいるあんたは別人だって言うの……?)

アンクが語った、佐倉杏子の活躍。
それを語る彼の顔はどこか不機嫌そうだったが、その話の中身に嘘は感じられなかった。
彼の言うように、自身が見た彼女とこの場にいる彼女が別人のような性格で、自身の尊敬する魔法少女である巴マミと同じように正義を信じているのなら、協力したい。

だが、それでも。
そのマミの死を嘲笑うような言葉を吐いた彼女を、さやかはすぐに許すことは出来ず。
例えそれが、姿と語った名前だけが同じの全くの別人だったとしても、彼女には、まだそこまで杏子のことを信頼できなかったのであった。

悩み、答えを探す努力こそ人間だとネウロは言った。だがさやかには、幾ら探してもこれらの疑問に対しての答えが見つかる気がしなかった。

(私は、私の答えは──)

彼女の中の日付は、未だ変わらず。
むしろやっと秒針が動き出した段階であった。


「フム、これで大体の事は話し終わったか、では行くぞ」

と、四者四様の思考を済ませ、表面上滞り無く進んだ会話が一段落し、彼らはすくと立ち上がった。
少し遅れてさやかが立ち上がりそれに続く。
答えが見つからずとも、少なくとも今ただ立ち止まっているわけには行かない。

少しでも、ちょっとずつでも、歩きださなくては。
と、そこで、かねてより気になっていた疑問が、ふとさやかの口をついた。

「ね、ねぇ、ネウロ」
「ム、何だサヤカよ」
「あのさ、あんたって魔人の素性で出来るだけ隠しておきたかったんじゃないの?何で私たちには最初からオープンなのさ」

今まで聞くタイミングも無かった上、それ以上の問題に悩んでいた為切り出せなかったその疑問を、今さやかはやっと口にしたのであった。

「フム、大した理由は無い。こうして首輪をつけられ我が輩の能力に制限を掛けられ、ヤコも死んだ現状だ。元の世界と違いのんびりと自分を偽るほどの暇が無くなったというだけの事」

我が輩には時間がないのだ、と小声で付け足してネウロは未だ治りきらない箇所の傷をさする。
現状のメダル総数の関係か、或いは自身の体そのものが地上に対応しきれなくなっているのか、──或いはヤコの命の炎だけでは、魔人の体には足りなかったのか。
どちらにせよ、ネウロに残された時間はあまりない。

主催を倒すまで持つかどうか……、持ったとして、その後また弥子の後続の探偵を探しその助手として活動するには、自身は有名になりすぎてしまったのもあり、もうそこまでの時間は残されていないのだ。
究極の謎が無くなるかもしれないのは非常に、非常に残念だが、しかしこの場で自分の素姓を隠してのんびりやっていれば即ち死に直結すると、そう判断したのである。

(覚悟しろ、真木よ、我が輩はこれから貴様を倒すのに全力をかける。魔人を、我が輩を本気にさせた罪、しかと思い知るが良い)

故に、全力だ。
この事件を最後に自分の魔力が枯れはてようと、信頼が出来ない人間に自身の正体がばれようと、真木が何の謎も持たないと分かったとしても。
最早関係ないのだ、彼は今、真木を倒す為だけに全力を尽くす。

それが、ネウロの、覚悟だった。

「そ、そうなんだ」

凄味のこもったその言葉に、さやかは思わず怯む。
しかし決して面白半分に言ったわけではない彼に対し、さやかは心強さを覚える。
本気になった魔人が、味方になった。これが心強くなくて何だというのか。

「質問はないな?……では、行くぞ」

濃くなりつつある闇に、一歩進む。
その闇は深く最早先は見えなくなりつつあり──。
しかし彼ら彼女らの歩く先には、確かな光明が差していた。



【一日目 真夜中】
【E-4 道路】


【アンク@仮面ライダーOOO】
【所属】赤・リーダー
【状態】ダメージ(中)、疲労(中)、覚悟、仮面ライダーへの嫌悪感
【首輪】130枚:0枚
【コア】タカ(感情A)、クジャク:1、コンドル:2、カンガルー:1(放送まで使用不可)
【装備】シュラウドマグナム+ボムメモリ@仮面ライダーW
【道具】基本支給品×5(その中からパン二つなし)、ケータッチ@仮面ライダーディケイド
    大量の缶詰@現実、地の石@仮面ライダーディケイド、T2ジョーカーメモリ@仮面ライダーW、不明支給品1~2
【思考・状況】
基本:映司と決着を付ける。その後、赤陣営を優勝させる。
 1.優勝はするつもりだが、殺し合いにはやや否定的。
 2.もう一人のアンクのメダルを回収する。
 3.すぐに命を投げ出す「仮面ライダー」が不愉快。
 4. サイへの殺意、次に会ったときは容赦しない。
 5.ネウロ、克己への警戒、簡単には殺されない。
 6. 杏子を復活させられる人材とメダルを準備したい。
【備考】
※本編第45話、他のグリード達にメダルを与えた直後からの参戦
※翔太郎とアストレアを殺害したのを映司と勘違いしています。
※コアメダルは全て「泉信吾の肉体」に取り込んでいます。
※ネウロ達の考えに薄々勘づいています。その時が来たら自分の右腕以外の体は実際は人間である事を示し覚悟を鈍らせようと考えています。
※映司関連の内容も話したはずですが、上記の翔太郎、アストレアについての考察、及びプトティラの暴走について話したのか、そもそもどのような関係だと話したのかは後続の方におまかせします。
※参加者毎に参戦時期の差異が生じることに気づきました。佐倉杏子と美樹さやか、桂木弥子と脳噛ネウロには確実に発生していると考えています。自身と映司に関してはどう考えているか不明です。

【大道克己@仮面ライダーW】
【所属】無
【状態】健康
【首輪】15枚:0枚
【コア】ワニ
【装備】T2エターナルメモリ+ロストドライバー+T2ユニコーンメモリ@仮面ライダーW、
【道具】基本支給品、NEVERのレザージャケット×?-3@仮面ライダーW 、カンドロイド数種@仮面ライダーオーズ
【思考・状況】
基本:主催を打倒し、出来る限り多くの参加者を解放する。
 1.さやかが欲しい。その為にも心身ともに鍛えてやる。
 2.T2を任せられる程にさやかが心身共に強くなったなら、ユニコーンのメモリを返してやる。
 3.T2ガイアメモリは不用意に人の手に渡す訳にはいかない。
 4.財団Xの男(加頭)とはいつか決着をつける
 5.園咲冴子はいつか潰す。
 6.人間……か。
 7.悪く思うなよ、アンク。俺も簡単にくたばるわけにはいかない。
【備考】
※参戦時期はRETURNS中、ユートピア・ドーパント撃破直後です。
※回復には酵素の代わりにメダルを消費します。
※『仮面ライダー』という名をライダーベルト(ガタック)の説明書から知りました。ただしエターナルが仮面ライダーかどうかは分かっていません。 また、『仮面ライダー』であるオーズやダブルのことをアンクから聞いたのか、また聞いていた場合それについてどう感じたのかは不明です。
※魔法少女、グリード、ネウロ関係に関する知識を得ました。
※さやかの事を気に掛けています。
加頭順の名前を知りません。ただ姿を見たり、声を聞けば分かります。
※制限については第81話の「Kの戦い/閉ざされる理想郷」に続く四連作を参照。
※アンクをメダル補給の為に殺す事に躊躇しています、がこの場において有効な戦術である事が否定しきれない為その時が来たら感情を殺すつもりです。
※アンク、ネウロが魔女について知っている事は知りません。


【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【所属】無
【状態】健康
【首輪】10枚:0枚
【コア】シャチ(放送まで使用不可)
【装備】ソウルジェム(さやか)@魔法少女まどか☆マギカ、NEVERのレザージャケット@仮面ライダーW、ライダーベルト(ガタック)@仮面ライダーディケイド
【道具】基本支給品、克己のハーモニカ@仮面ライダーW
【思考・状況】
基本:正義の魔法少女として悪を倒す。
 1.人間……って何なの?私は人間?それとも……?
 2.克己達と協力して悪を倒してゆく。
 3.克己やガタックゼクターが教えてくれた正義を忘れない。
 4.T2ガイアメモリは不用意に人の手に渡してはならない。
 5.財団Xの男(加頭)とはいつか決着をつける
 6.マミさんと共に戦いたい。まどかは遭遇次第保護。
 7.少なくとも、暁美ほむらとは戦わなければならない。佐倉杏子は……?
 8.怪盗サイへの強い怒り。ヒーローを何だと思って……!
 9. 佐倉杏子、あんたは一体……?
【備考】
※参戦時期はキュゥべえから魔法少女のからくりを聞いた直後です。
※ソウルジェムがこの場で濁るのか、また濁っている際はどの程度濁っているのかは不明です。
※回復にはソウルジェムの穢れの代わりにメダルを消費します。
※NEVER、グリード、ネウロ関係に関する知識を得ました。
※アンク、ネウロが魔女について知っている事は知りません。
※佐倉杏子の、アンクから伝え聞いたこの場での活躍と、自身の見た佐倉杏子の差異に困惑しています。

【脳噛ネウロ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【所属】黄
【状態】ダメージ(中)、疲労(大)、右肩に銃創(治りかけ)、右手の平に傷(治りかけ)、悲しみ? 本気、新品同然の服
【首輪】40枚:0枚
【コア】コンドル:1(放送まで使用不可)
【装備】魔界777ツ能力@魔人探偵脳噛ネウロ、魔帝7ツ兵器@魔人探偵脳噛ネウロ
【道具】基本支給品一式、弥子のデイパック
【思考・状況】
基本:真木の「謎」を味わい尽くす……がお仕置きの方が先だな。
 1.さやかに興味、悩め人間よ。
 2.怪盗サイに今度会ったときはお望みどおり“お仕置き”してやる。
 3.アンクをメダル補充の為殺す準備も必要……か。
 4. 佐倉杏子を復活させられる人材とメダルを準備したい。
【備考】
※DR戦後からの参戦。
ノブナガ、キュゥべえ、アンク、克己、さやかと情報交換をしました。魔法少女の真実を知っています。
※魔界777ツ能力、魔帝7ツ兵器は他人に支給されたもの以外は使用できます。しかし、魔界777ツ能力は一つにつき一度しか使用できません。
 現在「妖謡・魔」「激痛の翼」「透け透けの鎧」「醜い姿見」「禁断の退屈」を使用しました。
※制限に関しては第84話の「絞【ちっそく】」を参照。
※弥子のデイパックには以下の支給品が入っています。
 「基本支給品一式、桂木弥子の携帯電話+あかねちゃん@魔人探偵脳噛ネウロ、ソウルジェム(杏子)※黒ずみ進行度(中)@魔法少女まどか☆マギカ、 衛宮切嗣の試薬@Fate/Zero、赤い箱(佐倉杏子)」
 なお、現在あかねちゃんは通常通り動いています。
※杏子のソウルジェムがほんの少しずつ濁っている模様です。進行のタイミングや、杏子の精神が目覚めて絶望しているのか、この場での制限か何かなのかは現状不明です。また、濁り切ったとき魔女が現れるのか、現れるとしてメダルが必要なのかは不明です。
※魔界の障気の詰まった瓶@魔人探偵脳噛ネウロは空になったので捨てました。また、その障気を吸った為体の維持コストもリセットされました。
※体の維持が少しずつ困難になってきています。メダルの枚数の為なのか、最早メダル関係無しに体が限界なのか、弥子の命の炎ではネウロの体にパワー不足が生じているのかは不明です。
※現状魔人としての素姓を隠すつもりはありません。能力がばれようが何だろうが、この殺し合いを潰す為の努力は惜しみません。
※コンドルメダルはアンクだけでなくここにいる全員に秘匿中です。
※アンクが赤陣営リーダーだと睨んでいます。
※服装は民家からパクッ……借りて返さないものに着替えました。
※参加者毎に参戦時期の差異が生じることに気づきました。佐倉杏子と美樹さやか、桂木弥子と自身には確実に発生していると考えています。アンクから聞いた映司の情報によってはノブナガと映司にはそれ以上のものが発生していると気付いているかもしれません。

【全体備考】
ワイルドタイガーに変装し弥子を殺害したのがサイだと知りました。
今後どこに向かうのかは後続の方にお任せします。二手に別れるのか、四人で行動するのかも不明です。



130:明日のパンツと再起と差し伸べる手(前編) 投下順 132:電脳亡霊のメッセンジャー
時系列順
121:死【ろすと】 アンク 140:sing my song for you~青空の破片
大道克己
美樹さやか
脳噛ネウロ


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最終更新:2015年03月21日 12:08