ガールズ&パンツァーの第1話

岩場を5輛の戦車が進んでいて、それを二人の少女が見ていた。

みほ「マチルダⅡ4輛、チャーチル1輛、前進中」
優花里「流石綺麗な隊列を組んでますね」
みほ「うん。あれだけ速度を合わせて、隊列を乱さないで動けるなんて凄い」
優花里「こちらの徹甲弾だと、正面装甲は抜けません」
みほ「そこは戦術と腕かな」
優花里「えへへ、はい!」


見ていた二人、西住みほと秋山優花里が自分達の戦車、Ⅳ号戦車D型に戻った。

みほ「麻子さん、起きて。エンジン音が響かないように注意しつつ、転回して下さい」
麻子「うん・・・・」

Ⅳ号が動き出し、仲間の戦車―――
金色にペイントされた38(t)戦車B/C型、
「バレー部復活!!」の文字が側面に書かれた八十九式中戦車甲型、
前部を赤色に、後部を青色にペイントし、六文銭・風林火山・新撰組の隊旗・白と赤の二色で書かれた旗の4本のを立てたⅢ号突撃砲F型、
ピンク色にペイントされたM3中戦車リーの4輛も動き出した。


みほ「敵は5輛が前進中です。先程の打ち合わせ通り、私達が囮になますので皆さんは例の峠で待機して下さい。これより、こそこそ作戦を決行します!」


M3の乗組員「「「「「「はーい!」」」」」


Ⅳ号には、みほと優花里の他に3人の少女、五十鈴華、武部沙織、冷泉麻子が乗っていた。
華「あの、私たちは?」
みほ「砲撃を続けて、相手を誘い込む予定なんだけど、上手くいくかな・・・?」
沙織「もし負けたらあんこう踊りだしね」
みほ「うっ・・・」
華「こちらは初めての試合ですし、精一杯やるだけです。うふ、頑張りましょう」
沙織「だね、やるしかないじゃん」
みほ「うん」
優花里「私はイギリス戦車が動いてる所を生で見られるだけで幸せです!」
沙織「本当に幸せそうだね・・・・」


チャーチルの前に砲撃が来て、チャーチルがⅣ号を発見した。

華「すみません・・・」
みほ「大丈夫、目的は撃破じゃないから」

チャーチル達が、砲撃を交えながらⅣ号を追う。

みほ「なるべくジグザグに走行して下さい。こっちは装甲が薄いからマトモに喰らったら終わりです!」
麻子「了解・・・・」

砲撃がみほへ向かい――――



夢だったのか、みほが自室のベットで寝ていた。

みほ「・・・やっぱりケーキはイチゴショートだよね・・・・」

机の上の目覚まし時計が鳴った。

みほが慌ててベットから降り、布団をたたみ、着替えようとした所で、
急に止まった。

みほ「あ!・・・・そっか、もう家じゃないんだ!」


戦車道、始めます!



みほがマンションの一室から出た。

みほ「あっ」
だが戻って、扉の鍵を閉めた。

みほは街の中を歩き、パン屋の前を通りかかった。
みほ「うーん、焼きたてのパンの臭い!」

みほ「こっちの方には無いな、サンクス」
みほが横にあるコンビニの方を見ながら歩いてたが、前にあった電柱にぶつかってしまった。

その電柱には、「前方注意」の標語と一緒にあんこうのキャラクターが描かれていた。
みほ「うさ可愛い・・・・」

生徒たち「ねー、今日ランチ何食べる?」
「何しようかなー」

みほは通っている「県立大洗女子学園」に来た。


クラスメイトたち「今日のランチ何かなー」
「パン買って、屋上で食べよ」

他のクラスメイトが教室から出て行く中、
みほはペンケースに文房具を入れようとして、ペンを落としてしまった。

みほは机の下に潜ってペンを拾ったが。その拍子に机にぶつかり、
定規と消しゴムが落ちてしまい、それに気づいて動いた拍子にまた机にぶつかり、
今度はペンケースが落ちてしまった。

みほ「あっ」

みほがペンケースを拾った時には、他のクラスメイトたちは教室かららいなくなっていた。

みほ「・・・・・」
沙織「へい彼女!一緒にお昼どう?」

みほ「わっ!」

沙織と華がまだ残っていた。

華「ほら沙織さん、西住さん驚いていらっしゃるじゃないですか」
沙織「あは、いきなりごめんね」
華「改めまして、よろしかったらお昼一緒にどうですか?」
みほ「わ、私とですか!?」

みほは、沙織と華と一緒に食堂に行った。

華「私たち、一度西住さんとお話してみたかったんです」
みほ「えっ、そうなんですか!」
沙織「何かいつもあわあわしてて面白いんだもん」
みほ「面白い・・・・」
沙織「うん」
華「はい」

沙織「あ、私はね」
みほ「武部沙織さん、6月22日生まれ」
沙織「え?」
みほ「五十鈴華さん、12月16日生まれ」
華「はい」
沙織「へー、誕生日まで覚えててくれたんだ」
みほ「うん、名簿見て。クラスの全員、いつ友達になっても大丈夫なように」
沙織「やっぱり西住さんて面白いよね。あ、そうだ。名前で呼んでいい?」
みほ「え?」
沙織「みほ、って」
みほ「凄い!友達みたい!」

食堂のおばちゃん「はいよ、鯖煮定食」

みほが喜びながら、鯖煮定食を受け取ったが、転びかけて、沙織と華に支えられた。

みほ「良かったー、友達が出来て。私、一人で大洗に引っ越してきたから」
沙織「そっか、ま、人生色々あるよね。泥沼の三角関係とか、告白する前に振られるとか、
五股かけられるとか!」
みほ「え―――と・・・」
華「じゃあご家族に不幸が?骨肉の争いですとか、遺産相続とか」
みほ「そういうワケでは・・・」
沙織「じゃあ、親の転勤とか?」
みほ「・・・・・・」
沙織・華「「・・・・・・」」
華「あ、冷める前に頂きましょう」
みほ「あ、うん」

暗い部屋で、3人の生徒が話していた。
?「それは一種の情報操作では無いでしょうか」
?「大丈夫大丈夫」
?「分かりました、直ちに取りかかります」


沙織「今日、帰りお茶していかない?」
みほ「え、お茶!女子高生みたい!」
華「女子高生ですって」

沙織「実は相談があってさー」
みほ「え?」
沙織「ちょっと悩んでて。私、罪な女でさー」
華「またその話ですか?」
沙織「最近、色んな男の人から声かけられまくりで。どうしたらいいかな」
みほ「色んな?」
沙織「いや、近所の人達なんだけど。毎朝、おはよう!とか、今日も元気だね!って」
華「ですから、それはただの挨拶では?」
沙織「でも絶対私のこと好きだもん!」
華「はいはい」
みほ「武部さん明るくて、親しみやすいもんね。だからみんな友達になりたくなるんじゃないかな」
沙織「あ・・・・」
みほ「誰とでもすぐ仲良くなれるなんて、凄いと思うよ。私、今日ね、武部さんが声かけてきてくれた、本当に嬉しかった!素敵な友達ができたーなって」

華「西住さんこそ素敵な方です」
みほ「えっ!?全然!私なんて全然!五十鈴さんこそ落ち着いてて、芯が強そうで、それに大人っぽくて・・凄く羨ましいな!」
華「そんな・・・いつも堅苦しいって言われてしまって・・・」
みほ「そうなの?私なんか、みんなに頼りないって前の学校じゃ叱られてばっかりだったもん。どうしたら五十鈴さんみたいになれんだろ?」
華「華道はずっとやっていたから、そのせいかしら」
みほ「えー凄い!私もやってみたかったの!女らしくて華やかでいいよねー」
「二人とも友達になってくれて、ありがとう」
沙織「えへ」
華「こちらこそ」

みほ達がそうやって話している所に先程出ていた3人の生徒、
小柄でツインテールな生徒、角谷杏。
右目だけを覆う眼鏡をかけた生徒、河嶋桃。
ポニーテールの生徒、小山柚子が入ってきた。


クラスメイト「会長・・・?」

杏「やあ、西住ちゃん」

みほ「はい?あの・・・」
沙織「生徒会長、それに副会長と広報の人」

杏達はみほの所に来た。
桃「少々話がある」
みほ「はい・・・?」

杏「必修選択科目なんだけどさー、戦車道とってね。よろしく」

みほ「え、あの・・・この学校は戦車道の授業無かったはずじゃ・・・」
桃「今年から復活することになった」
みほ「私・・この学校は戦車道が無いと思って、わざわざ転校してきたんですけど・・・」
杏「いやー、運命だよねー」
みほ「必修選択科目って自由で選べるんじゃあ・・・」
杏「とにかくよろしく!」

杏達が去って行き、みほは虚ろな目で佇んでいた。

授業が始まっても、みほは虚ろな目のままだった。

教師「次の問題、西住さん」

沙織「みほ」
みほ「へ・・・」

教師「どうしたの?気分でも悪い?だったら保健室行きなさい」

みほが力無く保健室に向かった。

沙織「先生!私もちょっとお腹が!」
華「私も持病の癪が・・・・」



保険医「今日は気分が悪い人多いわねー、静かに休んでてね」

みほと華と沙織が3つのベッドに入った。

沙織「みほ」
華「大丈夫ですか?」
みほ「あ・・・」
沙織「いいよ寝てれば」
華「早退するなら鞄、持って参ります」
みほ「ありがとう・・・」
沙織「一体、生徒会長に何言われたのよ」
華「良かったら話してください」

みほ「今年度から、戦車道が復活するって・・・」
華「戦車道とは、乙女がたしなむ伝統的な武芸の?」
沙織「それとみほに、何の関係があるの?」
みほ「私に、戦車道選択するようにって・・・」
沙織「えー何で?」
みほ「えっと・・・それは・・・」
沙織「何かの嫌がらせ?分かった、生徒会の誰かが三角関係?恋愛のもつれ?」
みほ「ちが・・・」
華「是非戦車道を選択するよう問われるなんて・・・もしかしてみほさん、数々の激戦をくぐり抜けてきた戦の達人なんでしょうか!タイマン張ったり、暴走したり、カツアゲしたり」
みほ「でもなくて・・・」
沙織「じゃあ何?」
みほ「えと・・・・実は、私の家は代々戦車乗りの家系で・・・・」
華「まあ」
沙織「へー」
みほ「でもあまりいい思い出が無くて・・・私、戦車を避けてこの学校へ来たワケで・・・」
沙織「そっか・・・じゃあ無理にやらなくていいじゃん」
みほ「え?」
沙織「第一、今時戦車道なんて、女子高生のやる事じゃないよ」
華「生徒会にお断りになるなら、私達も付き合いますから」
みほ「ありがとう・・・・」

チャイムが鳴った。
華「授業終わってしまいました。折角くつろいでいましたのに」
沙織「後はホームルームだけだね」

その次に、桃のアナウンスが響いた。
桃「全校生徒に次ぐ。体育館に集合せよ、体育館に集合せよ」


生徒達は体育館に集まった。
みほ「えと、何が・・・」
沙織「さあ」
華「うちの生徒会のやる事ですから」
みほ「みんな慣れっこなんだ・・・・」

集まってる生徒の中には、冒頭で戦車に乗っていった子もいた。

桃「静かに。では、これより必修選択科目のオリエンテーションを開始する」

前のモニターに映像が流れ始め、柚子によるナレーションも始まった。

戦車道入門

柚子「戦車道。それは伝統的な文化であり、世界中で女子のたしなみとして受継がれてきました」
みほ「・・・・・っ」

柚子「礼節のある、しとやかで慎ましく、そして凜々しい婦女子を育成することを目的とした武芸でもあります。戦車道を学ぶことは、女子としての道を究めることでもあります。
鉄のように熱く強く、無限軌道のようにカタカタと愛らしい。そして大砲のように、情熱的で必殺命中」

戦車の砲撃の音で、寝ていた麻子が起きたがすぐにまた寝た。


柚子「戦車道を学べば、必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれることでしょう。
健康的で優しくたくましいあなたは、多くの歓声に好意を持って受け入れられるはずです」

街を進む戦車の乗組員に、男達が歓声を送った。

沙織「わは!」

柚子「さあ、皆さんも戦車道を学び、心身ともに健やかで美しい女性になりましょう!」

沙織「わ―――・・・」
華「素敵ね・・・」

桃「実は、数年後に戦車道の世界大会が日本で開催されることになった。そのため、文科省から全国の高校大学に戦車道に力を入れるよう要請があったのだ」
杏「んで!うちの学校も戦車道を復活させるからねー。選択すると色々特典を与えようと思うんだ。副会長」

柚子「成績優秀者には、食堂の食券百枚。遅刻見逃し二百回、更に、通常授業の三倍の単位を与えます」

麻子「え!」

杏「と言うことでよろしくー!」

最後に、「戦車道」の項目が一番上に大きく書かれた履修科目の申込用紙が映された。

沙織「私やる!」
みほ「え?」
沙織「最近の男子は、強くて頼れる女の子が好きなんだって!それに戦車道やればモテモテなんでしょ!」
みほ「あ・・・・」
沙織「みほもやろうよ!家元でしょ?」
みほ「私は・・・やっぱり・・・」

華「そうですね。私、西住さんの気持ち、良く分かります。家も華道の家元なので」
みほ「そうだったんだ・・・」
華「でも、戦車道って素晴らしいじゃないですか」
みほ「え?」
華「私、実はずっと華道よりもアクティブなことがやりたかったんです」
みほ「あ・・・・」

華「私も戦車道、やります」
みほ「ええ!?」
華「西住さんもやりましょうよ。色々とご指導下さい」
みほ「えっと・・・」
沙織「みほがやれば、ぶっちぎりでトップの成績取れるよ!」


夜、みほはベッドの上で、申込用紙を見ていたが、
戦車が川の中へ沈んでいく記憶を思い返し――――
みほ「っ!」


翌日。
みほは、香道の項目に○を付けた申込用紙を沙織と華に見せていた。

みほ「ごめんね・・・私、やっぱり・・・どうしても戦車道をしたくなくて、ここまで来たの!」
沙織「分かった」
華「ご免なさいね、悩ませて」

沙織と華は自分達の申込用紙に、戦車道に付けていた○を消し、
香道に○を付けた。

みほ「え・・・」
沙織「私達も、みほのと一緒のにする」
みほ「そんな!2人は戦車道選んで!」
沙織「いいよ!だって一緒がいいじゃん」
華「それに私達が戦車道をやると、西住さん思い出したくないことを思い出すかもしれません」
みほ「わ・・・私は平気だから!」
華「お友達に辛い思いはさせたくないです」
沙織「私、好きになった彼氏のシュミに合わせる方だから、大丈夫!」


その後、みほ達は食堂に向かった。

生徒たち「選択どうしたー」
「迷ったんだけど、私戦車にしちゃった」
「うっそ、私もー」
「どうなんだろうねー、戦車」
「乙女のたしなみなんだって」
「男子戦車道って確かに聞いたことないよねー」
「男子と戦車って何かミスマッチ」

生徒たち「彼が私のミリタリールック、早く見たいってー」
「早く大砲っぽいの撃ってみたいー」
「ちゅどーん!」
「昔はあったんだって、戦車道」

沙織「・・・あ、帰り、さつもいもアイス食べに行く?」
華「大洗はさつまいもが名産なんです」
みほ「知ってる、干し芋とか有名だよね」
沙織「一部では乾燥いもって言うらしいよー」

そこへ、桃による呼び出しの放送がかかった。
桃「普通1科2年A組、西住みほ。至急、生徒会室に来ること。以上」

みほ「どうしよう」
沙織「私たちも一緒に行くから!」
華「落ち着いてください」


生徒会室に来たみほ達に、桃がみほの申込用紙を突きつけた。
桃「これはどういうことだ」
杏「何で選択しないかなー」
桃「我が校、他に戦車経験者は皆無です」
柚子「終了です・・・我が校は終了です!」

沙織「勝手な事言わないでよ!」
華「そうです」
沙織「みほは戦車やらないから!」
華「西住さんのことは諦めてください!」

杏「んな事言ってると、あんた達この学校にいられなくしちゃうよー」

華「脅すなんて卑怯です!」
桃「脅しじゃない。会長はいつだって本気だ」
杏「そうそー」
柚子「今のうちに謝った方がいいと思うわよ、ね、ね」
沙織「酷い!」
華「横暴すぎます」
桃「横暴は生徒会に与えられた特権だ」


みほの脳裏に、進んでいく戦車の姿がよぎり―――
みほ(二人とも、本当は戦車道やりたいのに・・・私を庇ってくれて・・・私の、ために・・・)
みほの脳裏の戦車が、砲撃を放った。

みほ「・・・・あの!私!戦車道!やります!!」

沙織・華「「ええ―――っ!?」」

柚子「良かった!」
杏「んっ」
桃「ふっ」


その後、みほ達はアイスクリーム屋に来ていた。

華「本当に良かったんですの」
みほ「うん」
沙織「無理することないんからね」
みほ「大丈夫」
華「でも・・・」
みほ「私・・・嬉しかった。二人が私のために一生懸命・・・えへ、私、そんなの初めてだった・・・ずっと私の気持ちなんて誰も考えてくれなくて・・・お母さんもお姉ちゃんも、家元だから戦車やるのが当然って感じで・・・あの二人は才能あるからいいけど・・・」
「でも・・・駄目な私は、いつも・・・・」

沙織と華が、みほに自分達のアイスをすくったスプーンを出した。
沙織「私のさつまいもアイス、チョコチップ入り!」
華「私のはミント入りです」

みほ「美味しい!どっちも!」

沙織「みほのも食べさせてー」
華「これもいいですねー」
みほ「なくなっちゃうー」


翌日。

運動場には、みほ達の他にも
1年生の6人、
バレー部のユニフォームを着た4人、
歴史上の人物を模した一品を付けた4人が着ていた。

桃「思ったより集まりませんでしたね」
柚子「全部で18人です、私達を入れて21人」
杏「まー、何とかなるでしょ。結果オーライ」


華「いよいよ始まりますわね」
みほ「うん」
沙織「さらにモテモテになったらどうしよー!」
みほ「えへへ・・・」

みほ達から少し離れた後ろに、優花里がいた。
優花里「・・・・・」

桃「これより、戦車道の授業を開始する」
優花里「あの、戦車は!ティーガーですか!それとも・・・・」
杏「えーと、何だったけな」


開かれた倉庫の中には、錆び付き、ボロボロになったⅣ号戦車があった。

宇津木「何これ」
あや「ボロボロ」
あゆみ「あり得ない・・・・」


華「わびさびでよろしいんじゃないでしょうか」
沙織「これはただの鉄錆び」

みほはⅣ号の側に来て、触りだした。

みほ「装甲も転輪も大丈夫そう・・・これで行けるかも」

戦車道を始めだしたみほ達――――
彼女達を含めた、大洗女子学園と周囲の街の住民を乗せて、
大洗の学園艦は海を進んでいた。


(続く)

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最終更新:2019年12月09日 23:35