ジャックと天空の巨人のオープニング (吹替版)

家の中で少年・ジャックがベッドで兵士の人形を持ちながら独り言を話していた。

ジャック「フィー、ファイ、フォー、ファム。空から巨人が下りてくる。動物たちは身をかくす。鳥の歌声、ぴたりとやんだ。急いで帰れ。扉を閉めろ。巨人の唸りが聞こえるぞ」

そんな中、ジャックの父親が息子の部屋へと入ってくる。

ジャックの父「ジャック。早く寝ろ」
ジャック「ごめん父さん。巨人に起こされた」
ジャックの父「ジャック…ただの雷だよ」
ジャック「巨人の足音だって、母さんが言ってた。見て」

ジャックはベッドの布団の下から革製の手帳を取り出す。

ジャックの父「どこで見つけた?」
ジャック「母さんの形見の中。続き、読んでくれる?」
ジャックの父「わかったよ。どこから読むんだ?」
ジャック「お坊さんが神さんを捜そうと魔法…」
ジャックの父「魔法の豆か。よし…思い出したぞ。魔法の豆から鞘の取り出し。神に会おうと蔓を伸ばした」

ジャックの父親が語り手としてそれを言う中で、お坊が種をまいて蔓を伸ばす場面となる。

ジャックの父「だが、天国に着いたと思いきや…恐ろしい運命が待ち受けていた…」

お坊らが大きな蔓をつたって登り天国となる場所へ行くと巨人と目をむきあう場面となり、次に巨人がお坊を掴み残りのお坊を突き落とす場面となる。

ジャックの父「はるか雲の上には、世にもおぞましい。巨人たちの住む国ガンチュアがあった。下界への梯子が出来たのをいいことに巨人は地上へと降りてきた」

巨人らが蔦を梯子として地上へと降りて城へ侵攻する場面となる。

ジャックの父「山と積まれた宝を見て巨人たちは泥棒の楽しさを知った」

巨人らが動物や金銀財宝などを強引に奪い城や村の人々など襲うを場面となる。

ジャックの父「だが巨人が最も気に入ったのは…ジューシーでおいしい人間の肉の味だ」

ジャックの父が語り手として続く形で変わってと母親・イザベルがその物語をベッドで寝ていた娘に話す場面となる。

イザベルの娘「気持ち悪い」
イザベル「怖い?イザベル?」
イザベルの娘「巨人は怖くないよ」
イザベル「そう?。巨人のボスも怖くない?。二つの頭をもった怪物よ」
イザベルの娘「ただのお話しでしょ?。続きを読んで」
イザベル「いいわ」

娘がそう言うとイザベルが語り手として物語の続きを読む。

イザベル「エリック王は修道士たちに命じた。闇の心で巨人たちを支配せよ。そこで彼らは巨人の心臓を溶かし魔法で類いまれなる王冠を作った」
イザベルの娘「エリック王の魔法の王冠」

修道士たちが巨人から摘出した心臓を魔法で溶かし王冠を作る場面となり、交代する形でジャックの父が語り手として話す。

ジャック「僕、ここが一番好き」
ジャックの父「王が冠を被るや否や。巨人たちは跪き言いなりになった。王は命じた。生まれた国へ戻れ。こうして巨人は天空の国へ閉じ込められた」

魔法の冠を被った王様が巨人らを服従しガンチュアへと戻す。

ジャックの父「王は巨人の国との架け橋を壊し…」
イザベルの母「王国には再び平和が戻った。後に残った魔法の品はエリック王が守り続けた。その王もやがてこの世を去り。王冠と豆も永久(とわ)の眠りに就いた」

兵士らが巨大な蔦を切り倒し壊す場面となり、次に王が魔法の豆を掴む場面となって、その王の葬式の場面となる。

ジャックの父「時が経ち、王の骨が塵とかすにつれ真実は風化し…」
ジャック「伝説になった。巨人が戻ってきたらどうなるの?」
ジャックの父「戻ってこないよ」
ジャック「もし来たら?」
ジャックの父「ジャック…そうだな。王様の騎士団が切り刻んでくれるさ」
ジャック「じゃあ僕も騎士団に入る」
ジャックの父「ジャック、勇敢だな。だが王の騎士団に入れるのは貴族だけだ。うちみたいな農業じゃ無理だよ。まあ、おとぎ話さ。巨人なんていない」

変わってイザベルの親子がその物語を話す場面となる。

イザベル「でも、エリック王はいたわ」
イザベルの母「そうね。その血を受け継がれてる、あなたに」
イザベル「お墓を見たことがある」
イザベルの母「地下墓地へといったの?ずいぶんと冒険してきたのね。イザベル」
イザベル「いけないことしちゃった?」
イザベルの母「いいえ。どんどん冒険をしなさい。いい女王になれるわ」
イザベル「どうして?」
イザベルの母「広い世の中を知るが大事。女王になったら、その力でより良い国をつくって。さぁ、お休み」

母はイザベルにキスをする。

イザベルの母「いい夢を見て、イザベル」

変わってジャックの親子もその物語の読み聞かせを終え、父は明かりとなる蝋燭を消す。

ジャック「それは付けといて」
ジャックの父「わかった。さぁ、寝ろ。明日は夜明け前の仕事」
ジャック「父さん、巨人は絶対にいない?」
ジャックの父「さあな」

ジャックの父親はそう言った後、扉を閉めて、ジャックは寝る中で物語の続きを静かに読む。

ジャック「天空から恨めしそうに地上の王国を眺めつつ、巨人は誓う。いつの日か再び、あそこに戻ってやるのだと。戦いを仕掛け。次こそは勝ち、エリックの一族を食ってやると…」

ジャックが読むと共に地上を眺めていた巨人が防具となる鎧を作る場面となり、次に映画のタイトルが映る。

JACK
THE
GIANT SLAYER

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最終更新:2021年08月19日 03:56